第19話 第2のユニコーン見つかるその5

「やっぱり、ボクのコト・・・。うわーん!」


ダイヤモンドは目からポロポロと涙を流しながら、二階の自分の部屋にかけていってしまった。


「ふうー!私も部屋でリュートでも弾くとしますか」


サイラスは、地下の自分の部屋に向かおうとして椅子をひいて立ち上がった時、なずなが隣の部屋から顔を出して手招きする。


サイラスが隣の部屋に入ってドアを閉めると(なずなの家は全室防音になっている)


「電話はね、ユニコーン同士だから、ダイヤモンドに来てもらって子ユニコーンが話すようにしてほしいってことだったの。もちろん、ダイヤモンドのことだからほいほいいくだろうけどね。もし、その女の子ユニコーンにヒミツがあって絶対話したくない場合は、ダイヤモンドは負けて泣きそうな気がするのよ」 

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