第7話 なずなの1の旅 ダイヤモンドと中世で

「ダイヤモンド着いたよ」


「ところでどこ?」


「それが、私にもわからないの」


「外に出ても大丈夫?」


「危険表示が1だから大丈夫じゃないかな?何か武器持って行って」


「なずなは行かないの?なずなと一緒じゃないとやだ」


「ちょっと様子を見てから行こうと思ったけど…

わかった。一緒に行こう」


なずなはナイフをナイフさしにさして腰にまいた。


「さあ、行くよ」


シュー


タイムマシンのドアが開いた。


「うわぁ、これはビックリした」


中世ふうの鎧を着た男がいた。


「どういう仕掛けになっているのかね?」


「自動ドアよ」


「じ、ど、う、とは?」


「自動は、自動」


らちがあかないのでなずなは会話を他の話題に変えた。


「ここはどこですか?」


「ここはとな、ここはアーティクル国とナズナスタン国の国境だ。そんなことも知らないのか」

男は一本の木を指した。


「あれが今のところの国境線。両国は今、戦争中だ。もうじき、両国から使者がきて戦闘が始まる。

しかし、この不思議なものが現れたので、両国の仲介人、私、エーリエン国のディランが調査にきた。

この不思議なものは退かせないのかね?」

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