第4話 子ユニコーンとその4

「…ということはここで待っててもダメってことだね。…ううんと、私と一緒に暮らす?」


「なずなと?」


「私は一人暮らしだし、自宅には部屋が余ってるし、君くらい一人増えても困らないからおいでよ」


「うんとね。おねしょしても怒らない?」


「怒らない」


「じゃ、一緒に暮らす」


「では、お家へ出発!」


なずなはリターンレバーを引いた。

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