魔道具を自作する少年ファルコが、緊張いっぱいの入学式から始まる学園生活。優しい兄姉との絆、鋭い教授との駆け引き、そして隠し続けなければならない秘密――その三つが絶妙に絡み合い、読んでいて飽きません。
ユーモラスなやり取りの奥に、家族を失った過去と「取り戻したい」という切実な願いが滲んでいて、思わず目頭が熱くなる場面も。丁寧に積み重ねられた設定と温かな兄弟愛を描く文章表現が心地よく、ファルコたちの秘密の作戦がこの先どう動いていくのか、続きがとても気になります。
こんな人におすすめ
魔法学園ものが好きな方、兄弟・家族の絆を描く物語に惹かれる方、少しずつ明かされる謎とほっこりする日常が同居する作品を読みたい方。