第16話 卓の上へへの応援コメント
完結おめでとうございます。
異世界転生で現代の金融知識を使い、華麗に無双する物語――と思いきや、シャルロットが結果を出すために重ねたのは、現場へ足を運び、人との信用をつなぎ、帳簿を洗い直し、専門家と協力するという、愚直で確かな仕事でした。
商いの譲渡、担保価値、資金繰り、機会損失、事業再生。難しい題材が丁寧に描かれ、ファンタジーを楽しみながら、金融の教養書や実務事例を読んでいるような面白さがありました。
同期のカトリーヌとの関係も大好きです。ライバルであり師であり、やがて互いに学び、出し抜き合える相棒になる。最後にロッティとカティと呼び合い、同じ卓へ向かう姿がとても素敵でした。
そして第一話で、あと金貨十枚届かず登商試験を去ったマティルド。六年後、二十軒もの店を育てた彼女の「二十一軒目の話」へ戻ってくる結びに、物語が美しく一周したのを感じました。
銀商が拾えなかった人と商いを、銀商を出た二人が自分たちの卓で選ぶ。爵位と昇進を手にしたその日に、さらに先の出世ではなく、自分たちで責任を背負う道を選んだシャルロットとカトリーヌ。その新しい商いを、もっと見ていたくなる最終話でした。
素晴らしい物語をありがとうございました。
財務白関様、完結お疲れさまでした。
作者からの返信
最後まで読んでくださり、そしてこんなに丁寧な感想まで、本当にありがとうございます!
「銀行は晴れの日に傘を貸して、雨が降ると取り上げる」とよく言われますが、この物語では、そうではない金融のあり方も描きたいと思っていました。苦しくなった会社からただ回収するのではなく、帳簿を見て、人を見て、残せる事業や仕事を探し、そのために金融ができることを考える。そこまで汲み取っていただけたことが、とても嬉しいです。
カトリーヌとの関係や、最後にマティルドへ戻るところも大切にしていたので、美しく一周したと感じていただけたのも嬉しかったです。
そして最後に二人が組織を出て、自分たちで責任を背負う道を選んだことには、私自身の経験も少し重ねています。私も最終的には組織を離れ、独立する道を選びました。だからこそ、シャルロットが「卓の外」から眺めるのではなく、自分自身で卓に乗る結末にしたかったのだと思います。
ここまで深く読んでいただけたことが、何よりのご褒美です。こちらこそ、最後まで本当にありがとうございました!!
第16話 卓の上へへの応援コメント
完結おめでとうございます!
全十六話、濃密で全く飽きさせることのない、むしろもっと読んでいたかったなと思える作品でした。
卓の上に乗ることを選んだんですね。三章で動いたシャルロットさんの心が、銀商から解き放たれて自由に羽ばたき始めたように感じました。
あの三枚の羊皮紙、やはりカトリーヌさんがお持ちだったんですね。初対面では全く相容れない二人だと思っていたのですが、いくつもの修羅場を乗り越え、頼もしい相棒、戦友になりましたね。大きな窓のある部屋で大いに数字を動かし、人を動かしていってほしいと思います。
最後に冒頭で登場したマティルドさんとの再会に胸が熱くなりました!あの時は冷ややかなすれ違いでしたが、これからは違いますね。
素敵な作品でした。楽しい時間をありがとうございました。
作者からの返信
第1話から毎日追いかけてくださり、本当にありがとうございました!
そして素敵なレビューまでいただき、心から嬉しかったです。最後まで書いてよかった、と改めて思えました。
シャルロットが最後に「卓の上」へ乗ることを選んだこと、そしてカトリーヌとの関係を戦友のように感じていただけたことも嬉しいです。最初はまるで違う二人でしたが、競い、学び、何度も一緒に修羅場を越えたからこその結末になりました。
三枚の羊皮紙も、最後のマティルドとの再会も、ここまで読んでくださった方に届いてほしかった場面です。冒頭では冷たくすれ違った二人が、最後には同じ卓につながっていく。その変化を感じてもらえて何よりでした。
十六話という短い物語でしたが、毎日読んで、考えて、言葉を届けてくださったことが本当に励みになりました。こちらこそ、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
第15話 唯一の買い手への応援コメント
目の前に黒字が見込まれる選択肢があるのに、それを選べないもどかしさがありますね。組織の意志が壁となって立ちはだかる様に、圧倒されてしまいます。
全力で走って、試行錯誤して、六割。成果としては悪くないことなのでしょう。でも、シャルロットさんが、カトリーヌさんが、それに納得できるのか否か、気になるところです。
消えた三枚の羊皮紙の行方気になりますね。
作者からの返信
第15話も読んでくださり、ありがとうございます!
黒字になる道が見えているのに、組織や立場の事情で選べない。今回は「正しい答えが分かれば解決するわけではない」という、組織の中のもどかしさをかなり強く出した回でした。
そして「六割」をどう見るか。数字だけなら決して小さな成果ではありませんが、あれだけ走り回った二人にとって、それで終わりにできる数字なのか。そのあたりも大事なところとして描いています。
三枚の羊皮紙。シャルロットは片づけられたと思っていますが、さて本当にそれだけなのか。最後まで見届けていただければ嬉しいです!
第15話 唯一の買い手への応援コメント
最善の案が分かっていても、組織や宮廷、取引先それぞれの事情が絡んで選べないところに、経営再建の厳しさを感じました。
そして最後、屑籠から三枚の羊皮紙がなくなっていたのが少し気になります。誰かがあの比較表を見て、今後の流れが変わるきっかけになったりするのかな、とちょっと期待しています。
作者からの返信
第15話も読んでくださり、ありがとうございます!
今回はまさに、「最善策が分かっていても、そのまま実行できるとは限らない」という経営再建の難しさを描きたかった回でした。数字だけでない、しがらみがいっぱい。そこを感じ取っていただけて嬉しいです。
そして、最後の三枚の羊皮紙にも目を留めていただきありがとうございます。シャルロット自身は片づけられたと思っていますが、本当にそうなのか。
あの三枚がこのまま消えて終わるのかどうか、次話を楽しみにしていただけると嬉しいです!
第14話 他銀商の顧客への応援コメント
船が売れて仕事も残ったのに、それでも資金も信用も足りず、さらに経営そのものを任せられる人まで必要になる。
経営再建って、一つ問題を解決して終わりではないんですね。
数字を追うほど厳しさが見えてきました。
作者からの返信
第14話まで読んでくださり、ありがとうございます。
また、素敵なレビューもありがとうございました!!
まさに今回描きたかったのが、「一つ解決したから再建成功」ではないところでした。船が売れ、仕事が残っても、資金繰り、信用、そして経営を担う人の問題が次々に出てくる。数字を追えば追うほど、会社を立て直す難しさが見えてきます。
少し複雑な話が続いていますが、ここまで丁寧に追っていただけて本当に嬉しいです。
二人がこの絡み合った問題をどうほどいていくのか、もう少しお付き合いいただければ嬉しいです!
第14話 他銀商の顧客への応援コメント
一難去ってまた一難。最後の二行に漂流する船のような寂寥感がありますね。槌の音が聞こえてくるようでした。
今まで銀商第一で走り続けて来たシャルロットさん。様々な人々の思想に触れ、己の生き方に疑問を覚え始めている様子。それもいずれ答えが出るのでしょうか。
事業の行方と併せ、見守っていきたいと思います。
作者からの返信
第14話も読んでくださり、ありがとうございます!!
最後の二行に「漂流する船のような寂寥感」と感じていただけたのが、とても嬉しいです。
そしておっしゃる通り、シャルロット自身にも少しずつ変化が出てきています。これまでは「銀商で数字を作り、上へ行く」が揺るがない目標でしたが、いろいろな立場の人間と関わるうちに、それだけでよいのかと考え始めています。
事業再生の行方とともに、シャルロットが最後にどんな答えを出すのかも見届けていただければ嬉しいです。
第13話 五千枚の船渠への応援コメント
もがけばもがくほど身動きのできなくなる状況、手に汗握る展開でした。
たこ焼きを始めとして、今まで出て来たアイテムやエピソードが、後々になって生きてくるストーリー展開、素晴らしいです。常に世の中へアンテナを張っていないと気付けない光明でしたね。
ここから二人がどう斬り込んでいくか楽しみです!
作者からの返信
第13話も読んでくださり、ありがとうございます!!
今回は事業再生の話がかなり複雑になってしまったので、なるべく分かりやすく書いたつもりではあるのですが、それでも読み解きながら追っていただいて本当にありがたいです。
追い込まれた先で、以前のたこ焼きや市場の話が別の形でつながっていく展開を楽しんでいただけて嬉しいです。シャルロットたちも、数字だけでなく世の中の変化や小さな違和感を拾いながら突破口を探しています。
ここから二人がどう再生の形を作っていくのか、引き続き見守っていただければ嬉しいです。
第13話 五千枚の船渠への応援コメント
五千枚の担保価値が消え、頼みの輸送船まで注文を取り消される八方塞がりの展開に、どうなることかと思いました。
そこから突破口を開いたのが、まさかの冷えたたこ焼き!
魚を運びたい市場と、買い手を失った二隻がここでつながるとは。
前話のたこ焼きが、こんな形で再生への糸口になるのが面白かったです😊
作者からの返信
第13話も読んでくださり、ありがとうございます!!
担保価値が崩れ、輸送船の注文まで消えるので、今回はかなり八方塞がりのところまで追い込みました。それでも読み進めていただけて嬉しいです。
突破口が「冷えたたこ焼き」という、ずいぶん小さなものなのもこの回の肝でした。市場には魚を運ぶ手段が足りず、造船会には買い手を失った船がある。一見関係のない二つがつながった瞬間です。
小さな点が後から線になる展開を、これからも楽しんでいただけたら嬉しいです!
第12話 牢獄への応援コメント
栄転と思いきや、窓のない「牢獄」で二年。華やかな融資の裏側で、戻らない金貨を一枚でも多く取り戻す仕事の厳しさが伝わってきました。
ベルリーヴを救ったのではなく、金貨八百枚で「二か月を買っただけ」というシャルロットの言葉が重いです。
そんな中、イザベルの構想がたこ焼きとして実っていたのが嬉しい! このたこ焼きが、造船会の再生にもつながっていくといいのですが。
作者からの返信
第12話も読んでくださり、ありがとうございます!
ここから少し金融や事業再生の話が難しくなっていくので、それでも丁寧に読み込んでいただけて本当に嬉しいです。
「八百枚で二か月を買っただけ」という言葉は、まだ何も解決していない厳しさを込めたところなので、拾っていただけて嬉しいです。
そして、イザベルの構想がたこ焼きになっていることにも気づいていただきありがとうございます。以前の小さな縁が、思わぬところでまたつながっていく。そこも楽しんでいただければ幸いです!
第12話 牢獄への応援コメント
栄転という華々しい単語とは反対に、ひたすら地道な作業。
「銀商に華やかな仕事などありませんことよ」というカトリーヌさんのセリフが重いです。本来は、こういった仕事の積み重ねなのでしょうね。
そしてまたもや難しいお仕事のご様子。時間の余裕もなく、どの道を選んでも問題が山積みの厳しい状況。この難題を二人がどう突破していくのか楽しみにしております。
逆さまの印章は、実際にあるのでしょうか?静かな意思表示、インパクトがありますね!
作者からの返信
第12話も読んでくださり、まことにありがとうございます!
栄転して本部へ来たのに、待っていたのは地道な確認作業ばかり。「銀商に華やかな仕事などありませんことよ」は、まさにこの回を表す台詞だと思っています。
今回は、時間も資金も足りない中で、助けるのか畳ませるのかを決めなければならない難題です。二人がどう突破するのか、引き続き楽しんでいただければ嬉しいです。
逆さまの印章は、実際にあります。実行までに時間がないときなどに「印鑑をお願いします」と持っていくと「俺にめくら判を押せってか」と愚痴りながら押されるようです笑 あの独特の圧を作品にも入れてみました。
第11話 差配の値段への応援コメント
ユーグ代理の出向に、銀商で生き残り続ける厳しさを突きつけられました。
そこから今度は、シャルロットがカトリーヌに「やられましたわ」と言わせる鮮やかな逆転!
互いの手腕を学びながら競い合う二人が、やがて最強のバディとして大きな商いを動かしていくのでしょうか。
そして、シャルロット自身が「卓の上」へ引きずり上げられる未来も気になります!
作者からの返信
第11話まで追ってくださり、ありがとうございます。
ユーグ代理の退場は、派手な失敗をしたからではなく、長く働く中で少しずつ評価を落とし、ある日静かに席がなくなる怖さを描きたかったので、「生き残り続ける厳しさ」と受け取っていただけたのが嬉しいです。
その重い場面のあとで、今度はシャルロットがカトリーヌに「やられましたわ」と言わせる。ここまで教えられる側だったシャルロットが、学んだものに自分の営業を重ねて一矢報いるところは、二人の関係が一段進んだ場面でもあります。「最強のバディ」という見方も嬉しいです。競争相手なのか、仲間なのか、その境界が少しずつ曖昧になってきました。
そして「卓の上」という言葉にも気づいていただきありがとうございます。これまでは他人の商いを外から動かしてきたシャルロットですが、いつまでも安全な場所から差配していられるのか。その一文は、この先につながるものとして置いています。
二人がどこまで大きな商いへ踏み込んでいくのか、ぜひ続きも見届けてください!
第11話 差配の値段への応援コメント
取って取られて、教え教わり、シャルロットさんとカトリーヌさんのやり取りが回を追うごとに魅力を増していきますね。カトリーヌさんに負けっぱなしではないシャルロットさん、そうこなくちゃ、と笑ってしまいました。
数字を上げ続けなければ生き残れない、紙一重の立場にも切なさを感じます。華やかな活躍と静かなる退場の対比が、この世界の残酷さを際立たせていますね。考えさせられる一話でした。
作者からの返信
第11話までありがとうございます!
二人の関係を「取って取られて、教え教わり」と表現していただけたのが、とても嬉しいです。
カトリーヌから学んでばかりでは終わらず、今度はシャルロットが一枚上手をいく。どちらかが一方的に勝つのではなく、お互いのやり方を見て吸収しながら強くなっていく二人にしたいと思っています。「そうこなくちゃ」と笑っていただけたなら何よりです。
一方で、どれほど華々しい数字を作っても、それが次の期の安泰を約束してくれるわけではない。そのすぐ隣で、誰かの席が静かに空いていく。そこにこの世界の怖さを感じていただけたのも嬉しいです。
数字を作る高揚感と、いつ自分が消える側になるか分からない不安。その両方を抱えながらシャルロットがどこへ向かっていくのか、ここからも見届けていただければと思います。
第8話 金利という壁への応援コメント
財務白関 様、こんにちは。
カトリーヌが気になりました。表では笑って競い合いながら、見えないところでは人を動かしている。その距離感が不思議です。敵とか味方とか、そんな簡単な言葉では分けられないのでしょうか。仕事って数字の勝負に見えて、実は誰を信じ、誰に信じてもらえるかの積み重ねなのかも、と考えさせられました。
信用を失えば銀行は潰れるだけですからね、体験談です。
作者からの返信
こんにちは。第8話まで読んでくださり、今回もコメントをありがとうございます!
カトリーヌは、まさに敵とも味方とも言い切れない存在として描いています。シャルロットに勝とうとはするけれど、相手を潰したいわけではない。むしろ実力を認めているからこそ、必要な場面では手を貸す。けれど、その手助けが実は……。
そして「数字の勝負に見えて、実は誰を信じ、誰に信じてもらえるかの積み重ね」という読み方は、この回で描きたかった部分にかなり近いです。シャルロットが最後に救われたのも、金利や条件ではなく、それまでに棟梁や周囲との間に積み上げてきたものだったと思います。
最後の一文には重みがあります。銀行ほど「信用」という目に見えないものを商売の土台にしている組織もなかなかありません。その信用がこれから二人の関係や商いにどう効いてくるのかも、見守っていただければ嬉しいです。
第10話 籠ひとつの設計図への応援コメント
まさに現代のM&Aですね!
年間利益から価値を算出し、現地調査で粗利率を確かめ、買い手が生み出せる将来利益まで価格へ乗せる。
さらに複数の買い手を競わせ、成立率と値を高めるとは、カトリーヌがあまりにも優秀です。
顧客を曲、商員を指揮者にたとえた説明も鮮やかでした。
この手腕を間近で学んだシャルロットが、ここからどう巻き返すのか楽しみです☺️
作者からの返信
第10話もお読みくださり、細かなところまで拾っていただいてありがとうございます!
おっしゃるとおり、今回はかなり現代のM&Aを意識して描いています。帳簿上の利益だけで値段を決めるのではなく、実際に店へ足を運び、買い手が変わればどれだけ利益を伸ばせるのかまで考える。そして最後は複数の買い手を同じ卓につかせる。カトリーヌの強さを一気に見せる回でした。
「顧客は曲、商員は指揮者」というたとえも気に入っていただけて嬉しいです。専門家に仕事を投げて終わりではなく、顧客を一番知る担当者が全体を動かす。この考え方は、シャルロットにとってかなり大きな学びになっています。
ここまでは完全にカトリーヌ先生の授業ですが、シャルロットもただ教わって終わる性格ではありません。一次札入れですでに二千百枚。それでもまだ終わっていない商いの中で、彼女が何を考えるのか。
この二人らしい勝負の続きも、楽しんでいただければ嬉しいです。
第10話 籠ひとつの設計図への応援コメント
カトリーヌさんの整然とした事の運び方、底知れない心算に一気に引き込まれました。
カトリーヌさんは今回の指揮を請け負ったとはいえ、シャルロットさんの能力を知っていて詳細に手の内を明かしていますね。このことは、結果的に一人の有能な商員を育てることになるのでは?と思っています。
商いが賭博であるという話には大いに同意です。その渦に子を巻き込みたくないという思いも。このくだりがシャルロットさんにどういう影響を与えるのか、気になります。
すでに目標額に達しているのに、まだ策がある様子。この先の展開も楽しみにしております!
作者からの返信
第10話もお読みくださり、今回も深く読み込んだコメントをありがとうございます!
カトリーヌがシャルロットにここまで手の内を見せている、という点に注目していただけたのが嬉しいです。単に仕事を手伝うのではなく、「担当者は指揮者である」という考え方から、資料の集め方、専門部の使い方、買い手を競わせるところまで実地で見せています。確かにこれ、結果としてシャルロットを育てていますね。カトリーヌ自身がどこまでそれを意識しているのかも含めて、二人の関係は少しずつ変わってきています。
そして「事業経営は世界で最も大きな賭博」という子爵の言葉。成功も失敗も自分一人では終わらないからこそ、娘には背負わせたくない。この言葉をシャルロットが今はまだ「他人の賭けを外から差配する側」として聞いているところも、覚えておいていただけると嬉しいです。
それにしてもカトリーヌ、二千枚以上と言っておきながら一次札入れですでに二千百枚。それでも満足した顔をしていません。
まだ何を仕込んでいるのか。次の一手もぜひ楽しみにしていてください!
第9話 賽の河原への応援コメント
カトリーヌ! 良い子だと思っていたら、なんてしたたかな子なのでしょう! シャルロットの案件を救いながら、その先に必要となる建会の資金まで、最初から自分の商いとして見ていたとは。「あたしの四か月前の涙を返してほしい」に笑いました。私も一緒に、カトリーヌの算盤の上で感動していました!
生まれ持った縁の畑へ種を蒔くカトリーヌと、荒れ地を歩いて実りを刈るシャルロット。その違いが鮮やかでした。けれど、数字は零に戻っても、アメリで築いた信頼の根は残っていたのですね。
子爵の背中を安易に押さず、一度立ち止まらせて、自分の言葉で決断させるところにもシャルロットの経験を感じました。過去に繋いだ縁から始まる事業売却――大商いの予感に胸が躍ります!
作者からの返信
第9話もじっくり読んでくださり、こんなに細やかな感想までありがとうございます!
「私も一緒に、カトリーヌの算盤の上で感動していました!」は、まさにシャルロットと読者の方をまとめて乗せるための仕掛けだったので、見事に引っかかっていただけて嬉しいです。カトリーヌは良い子ではあるのですが、同時に相当なやり手銀商員でもあります。
そして「縁の畑」と「荒れ地」の対比も、とても的確に拾っていただきありがとうございます。二人は持っている武器がまったく違いますが、どちらも自分の手札で最大限の数字を作ろうとしている。その違いを楽しんでいただけたらと思っていました。
一方で、期が変われば数字は零に戻ってしまう。でも、人との関係まで零になるわけではない。南方アメリで積み上げたものが思わぬ形で次の商いにつながるところも、この回で描きたかった部分です。
子爵への対応についても、すぐ売却を勧めれば営業としては早いのですが、最後は本人に自分の言葉で決めてもらう。そのうえで「では、その商いを私に」と持っていくところに、シャルロットの経験と抜け目なさを込めました。
ここからは融資だけではない、さらに大きなお金が動く商いに入っていきます。ぜひこの先も見届けていただければ嬉しいです!
第9話 賽の河原への応援コメント
超えたかと思えば手のひらで踊らされて……二人のハイレベルな読み合いに、ただただ圧倒されます。
持って生まれた己の強みを生かし、先の先を見越したカトリーヌさんの布石、お見事です。
それらの結果を認めることができるシャルロットさんも、かっこいいと思いました。
次の道が開けましたね。シャルロットさんの次の一手、楽しみにしております!
作者からの返信
第9話までお読みくださり、今回も丁寧なコメントをありがとうございます。
シャルロットが大きな数字を作って勝ったと思った直後に、実はカトリーヌがさらに先を読んでいた。今回は二人の営業の違いと、カトリーヌの底知れなさを出したかったので、その読み合いを楽しんでいただけて嬉しいです。
生まれ持った縁をただ頼るのではなく、それをどう数字に変えるかまで考えているのがカトリーヌの強さですね。そしてシャルロットも、悔しがりながら相手の見事さは素直に認める。二人が少しずつ好敵手らしくなってきた回でもありました。
そして最後には、融資とはまた違う「事業売却」という新しい大商いへの入口が開きました。ここからシャルロットがどんな一手を打つのか、引き続き楽しんでいただけましたら嬉しいです。
今回も読んでくださり、ありがとうございます!
第8話 金利という壁への応援コメント
金利という正論の壁に、工夫を重ねても届かず、川辺で一人うずくまるシャルロットが切なかったです。だからこそ、棟梁が身体を張って案件を守り、その背中をカトリーヌがそっと押していたと分かった場面には胸が熱くなりました。カトリーヌ、評価が上がりました。
作者さまの実話と反対に、支部長の功績にわざと書き換えたシャルロット!
これはあらたな作戦の布石になりそうですね。
作者からの返信
第8話もお読みくださり、今回もじっくりと感想を寄せていただきありがとうございます!
カトリーヌの評価が上がったとのこと、嬉しく思います。表向きは相変わらず競い合っていますが、棟梁の背中を押したことで、二人の関係も少しずつ単純なライバルではなくなってきました。
そして支部長の功績にしてしまうところまで拾っていただきありがとうございます。実話とは見事に逆ですね。自分の手柄を取られるのではなく、自分から上司の手柄にして貸しを作る。泣いた直後でもそこまで考えてしまうあたり、シャルロットはやはり銀行員です。
この一件が次回どう転ぶのかも含めて、引き続き楽しんでいただけましたら嬉しいです!
第8話 金利という壁への応援コメント
金利、こればかりはおいそれと動かせるものではないですよね。今度こそ、手詰まりだと思いました。
棟梁の懇願、カトリーヌさんの後押し……どれもシャルロットさんが奮闘し、結果を出す姿を見せてきたから動かせたものだと思います。
「誇れん」と言い切った伯爵も、家名を背負い財を成してきた人物の人柄が窺えました。
最後の最後に支部長の説得で、と要求するシャルロットさん。ここで手を抜かないのはさすがでございます!
これからの活躍も楽しみにしております!
作者からの返信
第8話までお読みいただき、今回も細かなところまで見てくださってありがとうございます!
今回は、それまでのように知恵や工夫だけでは越えられない「金利」という壁を置きました。シャルロット自身が万策尽きたところから、棟梁やカトリーヌが動いて結果をひっくり返す展開なので、「これまでの奮闘があったからこそ」という読み方をしていただけたのがとても嬉しいです。
伯爵の「誇れん」という言葉にも触れていただきありがとうございます。損得だけなら安い金利を選べばいい。それでも最後は、家名を背負う者として何に金を払うのかを選ぶ人物として描きました。
そして、最後の「支部長に説得されたことにしてください」は、シャルロットの抜け目なさが一番出ているところかもしれません。自分が獲った数字であっても、上司に花を持たせられるところではきっちり持たせる。前世の銀行員として身についた処世術は、こういう場面でも健在です。
今回も最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。ここから先のシャルロットたちも、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです。
第2話 恥部を探せへの応援コメント
非常に頭の回る彼女だからこそ、提案できたのだと思います☆
読んでいて清々しい気持ちになりました。
ここからどうのし上がっていくのか楽しみです。
作者からの返信
第2話まで読んでくださり、コメントもありがとうございます!
今回は、目の前の赤字だけを見るのではなく、相手が本当に困っていることを探し、それを商いとして組み立て直すシャルロットの強みを出した回でした。
頭の回転の速さだけでなく、何度も足を運んで話を聞き、帳簿を見せてもらうところまで持っていく粘り強さも、彼女の武器だと思っています。
「清々しい気持ちになった」と言っていただけたのが、とても嬉しいです。
まだまだここは出発点です。ここから数字を積み上げながら、どこまで上へ行けるのか、引き続き楽しんでいただけましたら幸いです。
第7話 複合ビルへの応援コメント
枯れ井戸を掘ったら、水脈どころか目抜き通りの温泉が噴き出しましたね! 建築費を削るのではなく、賃料と家名を生む投資へ変える提案が鮮やかでした。「飼うつもりが、飼われたわ」も痛快です。
作者からの返信
第7話も読んでくださり、楽しいコメントまでありがとうございます!
「水脈どころか目抜き通りの温泉」、まさにそんな勢いでした。誰も見向きもしなかった小さな融資から、まさか王都の一等地にある大口案件までつながるとは、シャルロットにとっても大当たりの枯れ井戸でした。
今回の商館では、どう安く建てるかではなく、建物そのものに賃料と家名という価値を生ませることで、「費用」を「投資」にひっくり返すところを描きたかったので、そこを鮮やかと感じていただけて嬉しいです。
そして「飼うつもりが、飼われたわ」も気に入っていただけましたか。口封じのために小さな餌を与えたはずが、気づけば大きな数字を持っていかれている。シャルロットらしい営業の勝ち方になったと思います。
今回も最後まで楽しんでくださり、本当にありがとうございました!
このままスムーズに決まれば良いのですが……
第7話 複合ビルへの応援コメント
一見手詰まりと思いきや、思わぬ方向から新たな道を切り拓くシャルロットさんの手腕に、毎回ワクワクしております。
核心を突いてしまわず、相手の策に乗せられたように見せて大きな結果を出す。お見事です!ここで築いた信頼をもとに、邸宅の件に斬り込んでいくのでしょうか?
井戸はまだ枯れていませんね、我が道を行くシャルロットさん、応援してます!
作者からの返信
第7話まで追いかけてくださり、そして嬉しいコメントをありがとうございます!
手詰まりに見えたところから、誰も見向きもしなかった小さな融資をきっかけに伯爵家へたどり着く。まさに「枯れた井戸にもまだ水はある」という展開でした。
シャルロットも、アガートの件を真正面から突けば伯爵との関係はそこで終わると分かっています。だから知らない顔をして引き、伯爵から差し出された商館の話をありがたく受け取る。相手に口を封じられたようでいて、実際にはそれまで入れなかった大貴族との取引の入口を手にしているところが、彼女らしい営業かなと思っています。
「井戸はまだ枯れていませんね」という言葉、とても嬉しかったです。応援いただき、本当にありがとうございます!
ここからおもしろさが加速していきます!
第6話 枯れた井戸への応援コメント
「材料会議」に「一番搾り」。まだ会ってもいない相手からの数字まで商員から搾り出す隠語が、明るい響きに反してえぐいですね。
耕された畑を引き継ぐカトリーヌ。腐らず、小口の需要を一つずつ丁寧に拾うシャルロットの姿が彼女らしかったです。
枯れた井戸を掘り続け、とうとう見つけたヴァロワ伯爵家へ続く細い糸。果たしてこれは豊かな水脈なのか、それとも触れてはいけない秘密なのか。続きが楽しみです。
作者からの返信
第6話も丁寧に読んでくださり、コメントをありがとうございます!
「一番搾り」、名前だけなら麦ジュースみたいな爽やかさを感じるのに、やっていることはまったく爽やかではありません。まだ存在しない見込みまで数字にさせられるあたりに、銀行の怖さを詰め込みました。ウフフ。
カトリーヌが最初から耕された畑を持つ一方、シャルロットには何もない。それでも腐らず、誰も見向きもしない小口を拾い続ける姿を彼女らしいと感じていただけたのも嬉しいです。
そしてようやく見つけた、ヴァロワ伯爵家へつながる一本の細い糸。でもちょっとキナ臭いですね。果たして水脈となるか。
今回も細かなところまで拾っていただき、ありがとうございました!
第6話 枯れた井戸への応援コメント
新しい配属先もなかなか手強いですね!
早々に容赦のないノルマ、できないとは言わせない空気、銀行とはこんなに厳しいのかと、震え上がりました。
それでも地道にコツコツ活路を見出すシャルロットさんが、本当にすごい。ここからの巻き返し、楽しみです!
作者からの返信
第6話も読んでくださり、コメントをありがとうございます!
王都の大型支部に来た途端、いきなり材料会議で「ない数字まで作れ」と迫られる環境になりました。シャルロットにとっては前世の嫌な記憶がそのまま蘇るような場所ですね。書いていて頭痛が痛かったです……。
しかもカトリーヌには既存顧客が与えられる一方で、シャルロットはほぼゼロからの新規開拓。かなり不利なスタートですが、それでも誰も見向きもしない休眠先を一件ずつ掘り起こしていくのが、彼女らしいところだと思っています。
派手な一発逆転ではなく、小さな数字を拾い続けた先に何が見つかるのか。ここからの巻き返しも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました!
第5話 栄転とエールへの応援コメント
誰も期待していない、問題のある者が送られるだけの拠点というのは、やはりあるものなのですね。
ここに配属されたことで、上を向くことをやめてしまう人々に、ひとつの希望を与えられたシャルロットの功績は大きいと思います。
カトリーヌさん、登場時より少し人間味が増して、なんだか憎めない方に感じます。再会の時が楽しみですね!
もちろん、シャルロットさんの次の活躍も楽しみにしております!
作者からの返信
第5話までお読みいただき、今回も温かいコメントをありがとうございます。
誰も期待していない場所だからこそ、そこで結果を出したことで、シャルロット自身だけではなく周囲の人たちにも少しだけ変化が生まれた。そこを感じ取っていただけたのがとても嬉しいです。所長の言葉にも、もう一度上を目指してみようという気持ちを込めました。
そしてカトリーヌ、だいぶ人間味が出てきましたね。最初は隙のないライバルとして登場しましたが、再会すると意外と苦労もしていて(誰のせいでしょうかね)、シャルロットに振り回される側でもあったりします。憎めないと感じていただけたのは嬉しいです。
ここから舞台も大きく変わります。南方アメリで培ったものが新天地でどこまで通用するのか、引き続き見届けていただけましたら嬉しいです。
今回も読んでくださり、ありがとうございました!!
第5話 栄転とエールへの応援コメント
南方アメリ出張所が表彰され、所長の「もう、こんなところに戻ってくるなよ」がとても印象に残りました。
期待されていなかった場所で結果を残し、研修でも新しい営業の発想を得て、次はいよいよ大型支部へ。
新天地でシャルロットがどんな活躍を見せるのか楽しみです😊
作者からの返信
第5話まで読み進めてくださり、そして今回もコメントをありがとうございます。
「もう、こんなところに戻ってくるなよ」は、所長なりの最大限の送り出しの言葉として書いたので、そこを印象に残していただけて嬉しいです。モデルは私の指導担当…。
誰も期待していなかった出張所で結果を出したことが、シャルロット自身だけでなく、所長や周囲の商員たちにも少しずつ影響を与えていきました。最初の配属先として、南方アメリはとても大切な場所になったと思っています。
研修では、自分一人で数字を作るだけではなく、外部の取引先まで巻き込んで商いを組み立てるという新しい視点も手にしました。
そして次はいよいよ王都の大型支部です。これまでとは比べものにならない環境で、シャルロットがどう数字を作っていくのか、引き続き楽しんでいただければ嬉しいです。
第4話 攻防の営業への応援コメント
財務白関 様、こんばんわ。
新作を読みに伺いました。
昔の職場(メガバンクではありませんがw)を思い出しながら読ませていただきました。シャルロットさんの前のめりな仕事ぶり、頼もしさと少し怖さが同居していて面白いです。個人的には所長さんが気になります。振り回されつつ、だんだん彼女を頼り始めている感じでしょうか?
この先の関係も楽しみです!
作者からの返信
ご無沙汰しております! 新作まで読みに来てくださり、コメントもありがとうございます!
昔の職場を思い出しながら読んでいただけたとのこと、とても嬉しいです。シャルロットは仕事ができて頼もしい反面、本人の中では「これくらい普通でしょう」という基準がだいぶ壊れているので、周囲から見ると少し怖いところがあります。
所長に注目していただけたのも嬉しいです。最初は明らかに「とんでもない新人が来た」と困惑していますが、数字を作るだけでなく、危ない場面まで自力で切り抜ける姿を見て、少しずつ見方が変わってきています。
次話で所長の心情が語られますので楽しんでいただければ幸いです。
第4話までお付き合いいただき、ありがとうございました!
第4話 攻防の営業への応援コメント
帳簿上は黒字でも、娘婿への援助まで含めて一つの体として見ると、実質は赤字先。そこを不良債権候補になる前に、元金をきっちり回収して早めに切れたのが鮮やかでした。
南州信商は「顧客を奪った」と思っていそうなのに、実はリスクごと引き取ってもらっているのが何とも(笑)
今回も勉強になりました📚
作者からの返信
第4話もお読みいただき、コメントまでありがとうございます。
まさにそこです。帳簿だけ見れば黒字でも、実際のお金の流れを追っていくと、娘婿への援助まで含めて考えなければ本当の姿は見えてこない。そこを拾っていただけて嬉しいです。
しかも今回は、南州信商が喜んで借り換えてくれるので、赤嶺銀商としては貸した元金をきれいに回収したうえで、将来の火種まで引き取ってもらえるというありがたい展開になりました。
相手は勝ったつもりなのに、こちらも内心では感謝している。このちょっと意地の悪い構図は、私の実体験でもあります。
細かい金融の部分まで楽しんで読んでいただけて、とても励みになります! ありがとうございました。
第4話 攻防の営業への応援コメント
傾斜表、始めて聞きました!銀行の方は、そういう支払い方をするんですね。調べてみたらとても興味深かったです。
言った言わないの揉め事は避けたいものですね。その場の全てをしっかり記録として残しているシャルロットさん、さすがです。
未来を見据え、あえて切り捨てる。そのタイミングの見極めって大事ですね。情報収集は大事なのだなと感じました。
作者からの返信
第4話も読んでくださり、今回もコメントをありがとうございます!
傾斜表まで調べてくださったのですね。あのあたりは、シャルロットにとっては当たり前なのに、この世界の人から見ると妙な慣習という形で、銀行文化を出してみました。興味を持っていただけて嬉しいです。
面談記録については、おっしゃる通り「言った言わない」から自分と組織を守るためのものですね。私は特殊な色のインクのボールペンで署名をしてもらってそれを記録しておくなどの工夫までしておりました。
そして後半は、せっかく獲った顧客でも、将来危ないと見れば無理に引き留めない話でした。銀行は雨が降ったら傘を取り上げる的な話でもあり、シビアですね。。。
細かな部分まで読み取っていただけて、とてもありがたいです。今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
第3話 対焦土作戦への応援コメント
主亡き後、弱い立場に置かれがちな配偶者、彼女達が最も関心を示すもの。そこに焦点を絞って的確に攻めていく様はさすがです。
常にお客様の話に耳を傾け、アンテナを張っていないとできない仕事ですね。
新人歓迎会はその新人が手配するんですね!カルチャーショックでした!お酒の銘柄や向きまで気を配るくだりは、そういったひとつひとつの気遣いが、お客様との細やかなやりとりにつながるのかなと感じました。
剣舞は控え目にいきましょう!(笑)
作者からの返信
第3話も読んでくださり、今回も丁寧なコメントをありがとうございます。
相続という大きな問題も、結局は目の前のお客様が何を不安に思い、何を守りたいのかを聞くところから始まるんですよね。今回は、その小さな声を拾ったことが遺言信託という大きな商いにつながっていく流れを書きましたので、そこに注目していただけて嬉しいです。
新人歓迎会については、驚かれますよね。歓迎される側なのに準備もし、銘柄にも気を配り、翌日にはお礼までして回る。シャルロットにとっては、そうした細かな気遣いまで含めて営業なのだと思います。
そして剣舞は、完全に張り切りすぎました。
仕事では隙がないのに、こういうところで盛大にやらかすのもシャルロットらしさかなと思っています。
実際、誰かが新人芸で、脚を綺麗に剃り、スカートを履いて演武を披露したという噂が……?
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
第3話 対焦土作戦への応援コメント
金利を下げて対抗するんじゃなくて、遺言信託を作って戦う場所そのものを変えるなんて。
相続の事例を一件ずつ積み上げて、それ自体が簡単には真似できない強みになっていくのも、なるほど〜。今回も勉強になりました。
そして、そこまで大仕事をした後が新人歓迎会🌼
歓迎される新人が幹事をして、取引先の麦酒までチェックしてるの、銀行員たいへんすぎませんか🤣
最後は華麗な剣舞……からのドロワーズ!
「ホントに男って、しょーもな」が最初と最後で全然違う意味になって帰ってくるのも良きでした。
作者からの返信
第3話もお読みくださり、こんなに細かく拾ってコメントしていただいてありがとうございます。
今回はまさに、「値下げされたならこちらも値下げ」ではなく、そもそも別の勝負に持ち込む話を書きたかったので、遺言信託や、事例の蓄積そのものが強みになっていく部分まで面白がっていただけて嬉しいです。
そして、その直後に新人歓迎会です。新人は新人なので宴会の準備から麦酒の銘柄まで気を配らなければなりません。新人にとっては、こちらも立派な仕事の一部だったりします。
「ホントに男って、しょーもな」の使い方にも気づいていただけましたか。前半では帳簿に隠れた醜聞を見て、後半では自分のドロワーズを見て騒ぐ男たちを見て同じことを思う。ここは自分でも気に入っている締めなので、拾っていただけてとても嬉しかったです。
今回も読んでくださり、ありがとうございました!
第2話 恥部を探せへの応援コメント
シャルロットさん、御見事です……!
入り込む隙がないと思いきや、芋煮会(!)でするりと入り込み、畳み掛けるように話をまとめていく様は痛快でした。
私は金融業界には全くの無知なのですが、簡潔にわかりやすく説明していただけるので、楽しくついて行けてます!
ひとつの信用が、新たな枝葉を生みますね。快進撃、楽しみです!
作者からの返信
第2話までお読みいただき、さらに嬉しいコメントまでありがとうございます!
芋煮会から強引に入口を作って、そこから帳簿を見せてもらい、最後は商談そのものを組み替えていく。シャルロットらしい営業の進め方を痛快に感じていただけて、とても嬉しいです! シャルロットの中身は作者説もあるとかないとか……。
金融の話はどうしても難しくなりがちなので、知識がなくても物語として追えることはかなり意識して書いています。楽しくついて来られているとのお言葉に安心しました。
そしておっしゃる通り、この一件で得たものは数字だけではなく、エレーヌからの信用です。その信用が次の人へつながり、さらにその先へ広がっていくところから、シャルロットの営業が一段加速していきます。
快進撃の始まりを、ぜひ引き続き楽しんでいただければ嬉しいです!
第2話 恥部を探せへの応援コメント
かなり面白かったです♪
帳簿から赤字の本当の原因を見つけて、借り換えや根抵当権、船の貸し戻しまで一気につなげていく流れが気持ちよかったです。難しい金融の話なのに、商談の中で説明されるので思ったよりすんなり読めました。
そして最後、貴婦人会への招待で「ここから無双が始まるな?」となりました(笑)
芋煮会で門を突破するところも好きです。
作者からの返信
第2話まで読んでくださり、丁寧なコメントもありがとうございます。
今回は、帳簿の違和感から赤字の原因を突き止めて、借り換え、根抵当権、船の貸し戻しまで一つの商談にまとめていくところを、特に気持ちよく読めるよう意識して書きました。金融の仕組みを難しく感じずに読んでいただけたとのことで、とても嬉しいです!
そして、貴婦人会への招待に気づいていただけましたね。あそこでシャルロットが一人の顧客だけではなく、その先にある大きな商機を掴んだことで、南方アメリでの営業が一気に広がっていきます。
芋煮会も気に入っていただけて嬉しいです。何の縁もない相手の門をどうにかして開ける、あの図太さもシャルロットの大事な武器です。
ここからさらに銀行員らしい営業が加速していきますので、引き続き楽しんでいただけましたら幸いです!
編集済
第1話 登商試験への応援コメント
こんばんは!
新作と聞いてやって来ました(^^)
ダルジャン嬢はかなり根性のある様子ですね。しかも、場馴れしてる感がすごい!
これは前世で培ったものかと思われます。
カトリーヌはこちらに少々、敵対心かあるようですが、展開次第では盟友に……?
先も楽しみにしています☆
拙作へのお星様をありがとうございました。
作者からの返信
こんばんは!
新作まで足を運んでくださって、そしてコメントもありがとうございます!
ダルジャン嬢のあの妙な肝の据わり方は、まさに前世で揉まれ続けた賜物です笑
普通なら震えてしまいそうな場面でも、「あ、この感じ知ってる」となってしまうあたり、銀行員時代の経験が良くも悪くも染みついております。
そしてカトリーヌとの関係にも目を留めていただけて嬉しいです!
今のところは明らかにバチバチしておりますが、この二人がこの先ずっと単純な敵同士なのか、それとも別の関係になっていくのか……ぜひ見守っていただければと思います。
こちらこそ、いつも作品を楽しませていただいております!
改めまして、前作への星もありがとうございました!
第1話 登商試験への応援コメント
あらすじをお聞きしてから、始動をお待ちしておりました!
冒頭から情無用の、一瞬たりとも気が抜けない緊張感。令嬢二人の思想のぶつかり合い。バチバチですね!これが盛り上がらずにはいられましょうか!
数字を動かし、異世界を動かす乙女の戦、今からワクワクしております。
作者からの返信
お待ちいただいていたとのこと、そして早速第1話を読んでコメントまでくださり、ありがとうございます!
本作はかららんさんの作品にも影響を受けております笑
冒頭から遠慮なく「数字がすべて」の世界へ叩き込む形にしましたので、その緊張感を楽しんでいただけて嬉しいです。
同じ試験に臨みながら、家柄も武器も、商いに対する考え方も違うカトリーヌとシャルロット。ここから二人が何度もぶつかり、時には思いがけない形で交わっていくことになります。
「数字を動かし、異世界を動かす乙女の戦」という表現、とても素敵です!
まさにそこを目指して書いておりますので、これから規模が大きくなっていく彼女たちの商戦も、ぜひ楽しんでいただけましたら嬉しいです!
第1話 登商試験への応援コメント
西船橋から立川って、それだけでかなりの地獄ですね……。
総武線で横断して、そのあと青梅街道まで。
……いや、そうでなく(笑)
本部のカトリーヌと、辺境のシャルロット。
ここから始まる下剋上ですね!
数字でどこまで這い上がっていくのか、続きも楽しみにしております♪
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そして早速に星まで付けていただいて、本当にありがとうございます!
西船橋から立川、恐ろしいことにこれは実話なのです。。。
そしておっしゃる通り、本部スタートのカトリーヌと、辺境スタートのシャルロット。最初から持っているものが違う二人が、ここから「数字」を武器にどう競っていくのかは、本作の大きな軸の一つです。
下剋上の始まりを楽しんでいただけて嬉しいです!
ぜひこの先、シャルロットがどんな方法で数字を積み上げていくのか、見届けていただけましたら幸いです♪
第13話 五千枚の船渠への応援コメント
オーギュスト侯爵が気になりました。船って大きいだけで維持費も人手も桁違いなのでしょうね。立派な船を造れる技術が、逆に重荷になるのが何とも皮肉です。誇りを守るのも商売を守るのも正しい気がして、難しいですね。ところで船台にも「空いているだけで損」という考え方があるの、初めて知りました。
作者からの返信
第13話も読んでくださり、ありがとうございます!
オーギュストは、技術と誇りを守りたい職人である一方、それが経営では重荷にもなってしまう人物として描きました。「誇りを守るのも商売を守るのも正しい」という感想がまさに難しいところです。
船台の話も拾っていただけて嬉しいです。単に空いていること自体が損というより、大きな船が長く船台を塞ぐと、その間に別の仕事を受けられない。いわゆる機会損失ですね。売上の大きな仕事が、実は一番儲かる仕事とは限らない。
そのあたりも含めて、造船会の数字を追うほど問題が見えてくる回にしました。