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  • 第1話 私、バイト巫女。への応援コメント

    「今日の、2時に、私に話しかけた神主も、大晦日の神事を行なった神主も、……推薦が通ったって言ってくれた神主も。」
    この直前のコメディ感から一転して冷たい恐怖に突き落とされる落差の演出が素晴らしかったです!

  • 第1話 私、バイト巫女。への応援コメント

    かなり独特で面白かったです。前半は、岬と神主の関係を軽快なツッコミ込みで見せるコメディ寄りの始まりで、「バイト巫女の日常ものかな」と気楽に読めました。
    だからこそ後半、神主がすでに死んでいると分かってからの空気の変化がかなり効いています。「じゃあ、さっきまで話していた神主は誰?」という疑問がそのまま次への強い引きになっていました。

  • 第1話 私、バイト巫女。への応援コメント

    序盤の軽快なノリから、終盤で一気に空気がひっくり返る構成が印象的でした。

    岬と神主の関係がまず面白いですね。推薦を餌に巫女バイトへ駆り出されている岬と、かなり自由奔放そうな神主。その間に咲子さんまで入ってきて、神社という厳かな舞台なのに会話も地の文もずっと賑やかで、特に神主に対する容赦のないツッコミには何度も笑ってしまいました。「内装が、ないそう」みたいな細かな言葉遊びまで入っていて、語り手そのものが一人の登場人物のような存在感を持っているのも面白かったです。

    だからこそ、神主を起こそうとするところから少しずつ違和感が混ざっていく流れが効いていました。

    最初は「また神主が寝ている」という完全にコメディの延長なのに、血の色がおかしい、脈がない、呼吸もない、と岬が一つずつ確認していくにつれて、それまで笑わせていた文章がそのまま不穏さへ変わっていく。この落差がかなり怖いです。

    特にゾッとしたのは、単に「神主が死んでいた」で終わらないところでした。

    死亡したのが今日ではない可能性に岬が気づいた瞬間、

    「じゃあ、神主、は。あのときの神主は。誰なの?」

    となることで、それ以前に読んでいた出来事まで全部意味が変わってしまうんですよね。

    午前二時に岬へ仕事を頼んだ人物も、大晦日に神事をしていた人物も、本当に神主だったのか。それまで普通の出来事として流していた場面が、読者の頭の中で一斉に不気味なものへ塗り替えられる仕掛けが好きでした。

    さらに文机に残されていた

    「神、降りて、御霊、惑わし、地と血に禍をもたらさん」

    という一文も、最初は岬と語り手が厨二病扱いして笑わせているのに、神主の死が判明してから考えるとまるで意味が違って見えます。ギャグとして一度処理させておいて、後から重要そうな言葉として浮かび上がらせるのが巧いですね。

    そして最後の「みさき」の繰り返しが一番怖かったです。

    それまで散々こちらへ話しかけてきた陽気な語り手が、突然岬本人へ呼びかけ始める。その瞬間、「そもそもこの語り手は誰だったんだ?」という新しい疑問まで生まれました。

    「だいじょうぶ。わたしが、きましたから。」

    安心させるための言葉のはずなのに、ここでは全然安心できない。むしろ“何かが岬のところまで来てしまった”ように聞こえるのが、とても良い引きだと思います。

    タイトルにある「転生」や「神の力」が、この神主の死や謎の語り手とどう繋がっていくのか。笑えるバイト巫女の日常から始まったはずなのに、第一話の最後にはすっかり神そのものの正体が気になる物語になっていて、続きへの引力が強い導入でした。