今まで、ずっと?への応援コメント
読ませていただきました。今までのお話とはまた温度感が違って、ところどころくすっと笑いながらも二人の新しい距離感が見えてくるようなお話でした。まず卒業した後、本当に会っているのが良いです……学校でもなく、部室でもなく、ただ駅前で待ち合わせしている。「理由がなくても会う」が、もう実証されているんですよね……しかも凪、「見ている」人から「見ている」と伝える人になっていて可愛いです……
「好きだから」も、率直な言葉でありながらこの二人の間だとまた違って見えますね。本編では二人はずっと、何かしらの理由を付けていた。でも凪は「好きだから」だけでいいと言う。灯里もそれで十分だと言う。最も素直な愛情表現をお互いに受け入れられるようになっているのが素敵でした。本編のテーマが番外でもう一段進んでいて、ものすごく綺麗な構造だと思います。
特に綺麗だったのはやはり最後でしたね……灯里はこれからも理由を作る、凪はそれを知っている。でも、わざわざ取り上げない。灯里が「理由」という形で愛情表現すること自体を、凪は受け入れているんだな、と……本編では「理由がなくても会える」ところまで来て、番外ではさらに「理由がなくても好きと言える」ところまで来て、二人の距離がより深いものになっているな、と感じました。そして灯里は、理由を作らなくてもいいのに理由を作って甘えてくる。凪は、それが分かっていて付き合ってあげる。そんなふうにも見えました。いくら距離が縮まっても、やっぱりこの二人はこの二人だな、と……続きを読ませていただきます。
作者からの返信
「理由がなくても好きと言える」まで進んだ、という読み方すごく嬉しいです。
灯里が理由を作ること自体を、凪がもう分かったうえで受け入れてる感じはまさに書きたかったところでした。
距離が縮まっても結局この二人はこの二人、まで拾っていただけてありがとうございます!
いくよ。への応援コメント
読ませていただきました。「蝋燭」というモチーフがここで再び回収されるの、本当に綺麗でした。そこからの白い花の描写、本当にさり気ないながら二人の卒業を感じさせられて巧いです。式の場面も印象的でした。凪はいつも、今何が起きているかを正確に把握するような人。でも灯里がこちらを向いた瞬間、どこまで聞いていたのか、分からなくなった、になる。卒業式という人生の節目より、灯里が自分を見たことの方が、凪にとって強く残る。本当に凪らしいです。
そして連短歌、本当に素晴らしいです。蝋燭で始まり、そこから今までの二人の行為が表され、今日の卒業で終わっていて……文芸部というキャラクター設定だからこその表現、ものすごく綺麗でした。そして、やっぱり蝋燭ですね……灯里は「灯したい」。凪は「減らしたくない」。つまり蝋燭を使うことより、残しておくことを選んでいる。そして、「一生点かない」「それでいい」の受け答え、ものすごく意味深いです。普通なら蝋燭は「火を灯すためのもの」。けれど、この二人の蝋燭は灯さないからこそ残る。だから最後の、つないだ手は蝋燭よりも熱かった、が効く。蝋燭そのものは火をつけない。でも、二人が手を繋げば、それより熱い。つまり「蝋燭体温」という象徴を、二人自身の体温が超えてしまった、ということだな、と……ものすごく綺麗な二人の到達点だと思いました。
「会う」約束も、二人の間に「理由」が要らなくなったというのを踏まえるとすごく美しいです。確認しなくてもいいことが増えた、それが二人の「卒業」なんだろうな、と感じました。学校という場所は終わって、部室も終わって、三年間も終わった。でも二人は、「会う」という約束だけを、何の理由もなく持っている。「何をするか」は決まっていない。「どこへ行くか」も決まっていない。でも「誰と行くか」だけは決まっている。この二人の物語として、ものすごく綺麗な「卒業」でした。番外もあるようですので、ゆっくりと追わせていただきます。
作者からの返信
「蝋燭体温」を二人自身の体温が超えた、という読み方、めちゃくちゃ嬉しいです。
卒業式より灯里の視線が残るところも、「誰と行くか」だけは決まっているところも、まさに凪らしさとして書いた部分でした。
ここまで二人の積み重ねを丁寧に追ってくださって、本当にありがとうございます!
もっと。への応援コメント
読ませていただきました。これまでのお話を含めると、また一段と深く……というより、二人の関係そのものが、言葉で定義できないところまで来たお話でもあるように感じられました。「合意」と付け足すの、かなり重要ですね。これによって二人のキスが単なる「恋愛描写」ではなく、「二人が互いに選んだ行為」に変化する。この「合意」自体も理由の一つにはなり得ますが、今まで理由をつけて距離を近づけてきた二人を見てきましたから、自ら選んで相手に委ねるというのはものすごく特別な意味を持つように感じられました。
凪の視点の、語彙が消えて感覚だけが残るような書き方も綺麗でした。文章そのものが短くなる。以前の恋文で書いたことが、ここで身体的に証明されているように思いました。文学を読んでいた人間が、文学の比喩を自分の身体で知る構造が美しかったです。それから、『接吻定義』も、定義できないことを定義しようとしている時間そのものが楽しいんだろうな、と……そして、続きを書けないままノートを閉じるのもまた良いです。今回のお話は、言葉で定義しようとした結果、言葉の外側へ出てしまった二人、というふうに読めました。そして、その言葉の外側にいくとき、二人はまた何かしら定義付けてお互いを連れていくんだろうな、とも感じました。続きを読ませていただきます。
作者からの返信
「言葉で定義しようとした結果、言葉の外側へ出てしまった二人」という読み方、とても嬉しいです。
「合意」は今回かなり大事にした部分で、理由ではなく二人自身の選択として接吻を書きたかったところでした。
凪の語彙が消えて感覚だけになる変化も、これまでの文章との対比として仕込んでいます。
ここまで丁寧に積み重ねを拾っていただき、本当にありがとうございます!
それは、困る。への応援コメント
読ませていただきました。今までのお話とはまた違うような二人の距離の在り方が垣間見られる素敵なお話でした。凪はやはり率直というか、素直に自分の考えを伝えられる子なんだろうな、と改めて感じました。「でも、傘は持った方がいい」という言葉からも、凪は恋愛を現実の生活へ引き戻す一方で、灯里はそこにある感情を読んでいるように思えました。だから、二人で読むとそこにある恋文が立体的になる。今までのお話を振り返ってみても、凪と灯里のこの違いが一つ一つの行為に深みを与えていたんだろうな、とも思えました。
恋文の交換もかなり印象的でした。今までは造語を作ったり、距離を縮めるためにかなり灯里側から動いていたかのように見えます。けれど今回は、凪が自分から恋愛を「作る側」に回る。今までのお話の積み重ねがあるからこそ、ものすごく効きました。しかも、二人とも驚くくらいお互いをよく見ているんですよね。凪が灯里を読んで、灯里も凪を読む。二人とも「観察して、読む恋」をしているな、と感じました。凪はわりと言葉が短くて、灯里はわりとつらつらと言葉を差し出す。灯里は凪の短い言葉の「余白」を読んで、凪は灯里の長い言葉の「本音」を読んでいるように感じられました。「理由」のくだりも綺麗でした。特に、凪が赤鉛筆で「恋人ですから、」の部分を消す場面が本当に印象的で、同時に象徴的でした。凪が消したのは「恋人だから隣にいる」という因果関係。そして、灯里は「理由がなくなった」と言う……本当に美しい構成でした。ゆっくりになりますが、続きを読ませていただきます。
作者からの返信
ここまで丁寧に拾っていただけて嬉しいです。特に「短い言葉の余白」と「長い言葉の本音」という捉え方は、二人の違いをすごく綺麗に言語化していただいたなと思いました。
今回は、これまで灯里側から動くことの多かった関係を、凪が自分から一歩進める回でもあります。
「恋人ですから、」を消して理由をなくすところまで読んでいただけて、本当にありがとうございます。続きをゆっくり楽しんでいただければ幸いです!
入ったね。への応援コメント
読ませていただきました。今までのお話とはまた手触りが違いますね……蝋燭が温度、本が思考、傘が距離だとしたら、今回の写真は「外側」だな、と感じました。写真によって、二人の姿が「外側から発見するもの」になっているのがとても美しかったです。二人は今まで、お互いの距離を身体感覚で認識してきていた。でも、写真になった瞬間、それを第三者的に見るんですよね。「二人の距離」を客観視することになる。この構造が非常に綺麗でした。
しかも、これまでのお話を見ている限り、凪ってわりと率直に自分の気持ちを伝えるんですよね。一言一言に飾り気がない。それに対して、灯里はどこか言葉を包むようにして差し出す。そして、だからこそ凪の純粋な言葉が灯里に深く刺さっていくんだろうな、と感じました。それをまた包み込むかのようにして返す灯里も綺麗。簡単に言えばあまり素直じゃない、とも言えるかもしれませんが、灯里なりに素直に受けとっている結果がこういう言動になっているんだろうな、と……「入ったから」というのも、ものすごく綺麗です。単に「隣に立った」という話じゃないんですよね。「自分の隣に誰かが入る余地を残していた」→「もうその場所にいるから、余白は必要ない」という構造なんですよね。しかも「余白」は空白そのものではなく、そもそも「誰かを受け入れるための空間」として定義されている。だから、「入ったから」は「凪が写真に入った」だけではなく、「凪が灯里という存在の隣の場所に入った」のように読めました。これも二人の距離。そして、写真によってその距離を見る。もっと言えば、その距離を「他者が見れる」。二人が「二人」だけでなく、「二人のまま外へ出た」というように感じさせられる美しいお話でした。続きを読ませていただきます。
作者からの返信
「外側」「二人のまま外へ出た」という読み方、まさに今回やりたかったところです。
特に「入ったから」は、写真の構図と二人の関係を同じ言葉で重ねた箇所なので、そこまで拾っていただけて嬉しいです。
凪と灯里の言葉の渡し方の違いまで丁寧に読んでくださり、ありがとうございます!
だから。への応援コメント
読ませていただきました。今回は……完全に物理的距離感のお話ですね。前回、前々回とはまた違った二人の距離感が出力されていて、とても綺麗なお話でした。そして今回、この二人は「距離を調整する」→「自分自身が相手に近づく」を繰り返しているんじゃないかな、と思わせられました。凪が「寄って」と言う側だったのがさり気なく、それでいて重いですね……灯里も灯里で凪の言葉を受け止めるし、受け止めた上で行動に表す、というのが綺麗に描かれていました。そして、今回は「人目」が介入してくるのがすごく良かったです。「見られること」より「灯里が濡れること」のほうが嫌だった、というのはものすごく大きい。前回の本の時は「灯里が遠い」と感じることで自分の気持ちを自覚し、今回は人目を気にして離れた瞬間、灯里が濡れたから戻る。恋人としての身体的距離を、自分から選び直しているように感じられました。この「自分から」というのが良い……静かでいながら、深みのある一連でした。
そして、今回は『通傘半径』。さらに、灯里がどういう思考で造語を作っているのかも垣間見れて素敵でした。灯里にとって、四字の造語というのは「二人の間だけで共有できる言葉」なんだろうな、と改めて感じられました。しかも、それは行為の前から決めていることではなく、行為の後。二人の間に起こった出来事に名前をつけて、二人だけの語彙に昇華しているんですよね……これがまた二人特有の空気感でありながら、非常に美しかったです。そして、凪はその言葉を一つ一つ肯定していく。だから二人の距離感が噛み合って、少しずつ近づいていくんだろうな、と感じました。続きを読ませていただきます。
作者からの返信
丁寧に読んでいただき、ありがとうございます!
凪の「寄って」と、人目より灯里が濡れることを嫌がって戻るところは、今回かなり大事にした部分なので、拾っていただけて嬉しいです。
そして「二人の間だけで共有できる言葉」という表現、とても好きです。今回もありがとうございました!
ええ。への応援コメント
読ませていただきました。前回は蝋燭、今回は本で二人の距離感が交錯し、また違う手触りになっていて面白いお話でした。詩集の余白に残された関係そのものが、少しずつ恋愛の形になっていくのが美しかったです。そして、それを読む二人も「隣で読みたい」というところまで同じ道を辿っている。この本は、ただの小道具ではなくて「昔の誰か二人が残した恋愛の記録を現在の二人が追体験している本」となっているように感じられました。その構成が非常に美しいです。そして、今回は『頁間距離』。灯里は、恋愛感情を直接言う代わりに自分で概念を作って距離を正当化する癖があるんじゃないかな、と……だからこそ、「灯里が遠い」が静かでいて深い。これは単に灯里が遠かったから出たものではなくて、凪にとっても「一緒に本を読むためにそこにいなければならない人」なんだろうな、と感じられました。
それから、「隣にいる理由は、もういらない」。これは言葉通りでありながら、このお話の最も核心ですね。本はもう口実ではない。最初は、一緒にいるために本が必要だった。でもここで、「一緒にいたいから一緒にいる」ということが明確化される。この変化のプロセスに『頁間距離』が挟む。本当に綺麗な構成です。そして、前回の蝋燭が「二人の体温」だとしたら、今回の本は「二人の思考」だな、と感じました。「体温」は表面、「思考」は内面、二人の距離は少しずつ深いところに向かっているな、と感じられました。ゆっくりになりますが、続きを読ませていただきます。
作者からの返信
丁寧に読んでいただき、ありがとうございます!
「昔の誰か二人が残した恋愛の記録を、現在の二人が追体験している本」という読み方、まさにこの話でやりたかったことを綺麗に言葉にしていただいたように感じました。
本の余白に残された二人と、今それを読んでいる二人。その距離が少しずつ重なっていく構成なので、「隣で読みたい」まで拾っていただけたのがとても嬉しいです。
そして、「蝋燭が二人の体温、本が二人の思考」という捉え方がとても好きです。
前作から少しずつ、触れる距離だけではなく内側の距離まで近づいていくように書いているので、そこまで感じ取っていただけたのは作者冥利に尽きます。
灯里が概念を作って距離を正当化している、というところも鋭いです。
『頁間距離』も結局のところ、「隣にいるための理由」なんですよね。
だから最後には、その理由そのものがいらなくなる。凪にとっては。
今回も細かなところまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
続きも、お時間のあるときにゆっくり読んでいただけましたら嬉しいです。
一生になさいませ。への応援コメント
読ませていただきました。繊細で柔い情景描写が非常に巧みな、素敵な文章でした。蝋燭を通して、恋愛の構造を乗せていくのがとても綺麗です。それが相まって、儚く、そして灯火が静かに揺れるような恋愛描写になっているのが美しく感じました。灯里の所作や言動の一つ一つが、最初から最後まで一貫して凪を逃がす気がないように感じられました。さらに、言葉の定義を書き換えることで、凪との距離そのものを詰めてくるようにも思えました。
『蝋燭体温』という造語からの「二人でいる時の温度」という展開も素敵です。灯里の言葉だったものが、いつの間にか凪自身の言葉になっているようにすら感じられました。そして、句の「灯りを『分ける』」にあたたかさを感じました。その句自体が「二人でいる時の温度」に繋がっているように思います。最後の描写も綺麗ですね。普通なら蝋燭は火がついて初めて灯りになりますが、この二人にとっての「灯り」は逆の意味を持つように読み取れます。火がなくても、二人の間にはすでに灯りがあるのではないでしょうか。
一貫して美しい文章でした。二人の恋模様が仄かに、穏やかに、それでいてどこか劇的な風に描かれていて、素敵でした。続きを読ませていただきます。
作者からの返信
丁寧に読んでいただき、ありがとうございます!
「灯里が最初から最後まで凪を逃がす気がない」という読み方、まさに書いていたところを綺麗に拾っていただけて、とても嬉しいです。言葉の定義を少しずつ書き換えながら、同時に二人の距離まで詰めていく、という構造は意識していました。
特に最後の「火がなくても、二人の間にはすでに灯りがある」という解釈が素敵でした。『蝋燭体温』という言葉が灯里だけのものではなく、少しずつ凪の側にも移っていくところまで読んでいただけたのも嬉しいです。
細かな所作や言葉にかなり色々仕込んでいる作品なので、ここまで丁寧に拾っていただけると書いた甲斐があります。
続きまで読んでいただけるとのこと、ありがとうございます!
一生になさいませ。への応援コメント
後出しコメント失礼します。言い訳しますと、仕事の昼休憩終わってしまって、コメントできず……。
気を取り直しまして、レビューだとネタバレが怖くてできなかった感想を。好きです、このふたり。自分は敬語キャラに弱いのでお嬢様がぐっと来たのですが、お相手も良い味がでている。タイトル回収をした直後、少しずつ描写が長くなっているところはドキドキしました。最後の最後に、「文芸部に求めないで」を言うのが逆になってるのも良いです。長々と書きましたが……良き物語をありがとうございました。
作者からの返信
ありがとうございます!
凪と灯里を気に入っていただけたのが、とても嬉しいです。
セリフが逆になっているところは「私と灯里の境目まで静かに消えてゆく。」の演出のつもりだったので、上手く行ったようで良かった……。
実はこの二人、これで終わりではありません。
また二人でわちゃわちゃできるお話を、現在こっそり準備中です。
なお、すでに公開している別の短編にも、しれっとゲスト出演しています。
たぶん本人たちは、出演料を要求してくると思います。
また二人に会っていただければ嬉しいです!
いつからでしょうね。への応援コメント
読ませていただきました。「恋愛の始まり」というより「相手を理解し始めた瞬間」のお話ですね……現在の描写からそこに着地する構成が綺麗でした。まず、現在の二人から始まるのが効いていますね……しかも物理的にはもう高校生活は終わったのに、二人の記憶はまだ学校に置いてきたままなんですよね。そしてその中で二人が一緒に卒業アルバムを見る。これによって、「付き合っている現在の二人」→「まだ付き合っていなかった頃の二人」へ自然に時間を遡れるんですよね。
お互い最初は苦手だった、というのも良いです。二人とも、最初から特別だったわけではない。むしろ、凪から見れば灯里は「話が長くて、何でも説明すれば伝わると思っている人」で、灯里から見れば凪は「理屈っぽくて、愛想がなくて、何でも削ればよいと思っている方」なんですよね。でもこれは、現在の二人にもちゃんと残っている気がします。だから二人が変わったというより、相手の欠点だと思っていた部分まで含めて、その人として理解できるようになった、というように感じられます。
そこからの回想への転換が美しいです。「説明が多いと思う」から始まる凪の批評って、一見するとかなり冷たい。でも凪は実際には「必要なものまで消したら話がなくなる」としている。つまり凪は「削ること」が目的ではなくて、「必要なものを残すために削っている」。これが灯里には最初分からなかったんでしょうね。
そして今回、一番だったのは「上手く説明できません」かもしれないですね。灯里が初めて、「説明できないけど、残したい」と言う。ここまでの灯里って、「説明すれば伝わる」側だった。そして凪も「私も残したい」と言う。さらに、「説明したら、その一文に意味を足すことになると思う」と返す。つまり二人は初めて、説明できないものを説明しないまま共有するんですよね。理由を散々付けて距離を測っていた二人が、理由を取らなくなったという今の二人の恋愛に繋がっていく根幹だと思いました。続きを読ませていただきます。