第三十一曲 祝詞と巫女神楽(後編)への応援コメント
澪と凛が並んで舞う姿を前に、夕まで泣いている。
そうか。
あの庵に命を吹き込んだ澪から、夕へ。
そして今度は、夕がその命を支えてここへ返したのだな。
「いいのだ。ここにいて」
誰かに許されたのではない。
ようやく夕自身が、そう思えた。
……この娘には、それが何より大きい。
しかも最後には、十年ぶりに舞えた澪が玄の肩へ額を預け、「当たり前が、本当に帰ってきました」ときた。
まったく。
失ったものを元通りにする奇跡ではなく、皆で繋いできた命の先に、もう一度日常が芽吹くとは。
新年の寿ぎとして、これ以上のものがあるか。
作者からの返信
夕は「ある日突然、日常が奪われる恐怖」を身をもって知っていますからね。十年舞えずに耐えた澪が、他人事ではなかったのかもしれません。夕が自分で「ここにいていい」と思えるようになるまで、長かった…!魔女さまにそこまで見届けてもらえて、白瑞山の一家も幸せです。
第三十曲 南天と烏帽子への応援コメント
夕が「あねさま」と呼ばれ、禅円は父の背を追い越し、それでもなお、その背から生き方を受け取る。
よい年越しだ。
守られる側だった者たちが、いつの間にか誰かを守り、次の家族を迎える側へ回っている。
そして元旦。
頭芋が二つ並んだ時点で、私はもう察したぞ。
そこへ千早を纏わせ、並んだ二人を眺めて「そのまま祝言を挙げられそう」などと――澪よ、実に良い仕事をする。
挙句、禅円は「よく見せて」と夕を引き寄せ、南天に触れ、白粉の香りまで確かめる始末。
視えぬ男が何をそこまで見ようとしているのだ。
……などと笑いたいところだが。
難を転ずる赤い実を髪に挿し、かつて母が纏った千早を着て、家族の中に立つ夕を「覚えておきたい」と願ったのだな。
ならば存分に覚えておけ。
今のお前たちは、なかなかに美しい。
二日酔いでクオリティを担保できているか……。
作者からの返信
頭芋の習わし、地域によってはあるみたいですね。言霊の國では菊芋(野生)にしてみました。察していただけて嬉しいです。
第一部の四人組は男女比3:1、臨時メンバーも老婆だったので、女性組のやりとりが筆者としても新鮮です。澪の粋な計らいは、第一部の出立の朝を思い出しながらの執筆でした。
禅の「視たい」は、お察しの通り、眼以外の五感を総動員して覚えておきたいの意なのでしょう。
>視えぬ男が何をそこまで見ようとしているのだ。
……などと笑いたいところだが。
いや、自分で書いておいて何ですが、心中お察しします。母がいなくなった瞬間に距離詰めてますからね禅は(笑)意中の人を無自覚に翻弄するところはおそらく澪譲りです。
魔女さまも二日酔いになるのですね…!お疲れのところ読みに来ていただきありがとうございます。ごゆったりと日曜日をお過ごしくださいね。
第五章 山に生きるもの(後編)への応援コメント
焔さんにからかわれながら、あれこれ葛藤する玄さんがとてもかわいらしくて、癖になります😂
澪さんが書いた札は、玄さんが使うとまるで魔法のような力を発揮するんですね。すごくかっこいいです✨ 焔さんが作った最高の墨の力も合わさっているのかなと思いました😳
小鹿をかばって傷ついた右腕は、澪さんにとって筆を持つための大切な腕で、もしかすると命より大切なのかもしれませんね🥲
玄さんの迷いと澪さんの決意がすごく伝わってきました。澪さんの気持ちを察する焔さんにも、何か命より大切だと感じるものがあるのかもしれないですね。
そして何より、澪さんが感じたような、命をいただくことの重さや温かさは、普段の生活ではつい忘れがちなので、こういったお話で時々思い出すことは、とても大切だなと感じます。
そういった意味でも、とてもいいお話でした。
素晴らしかったです✨
作者からの返信
花車さま
ありがとうございます!
作中でもかなりの時間、文字数、熱量を注いだエピソードなので、こんなに丁寧に読んでいただけて作者冥利に尽きます。
この時期、情けない話ですが、澪に感情移入しすぎて、だばだば泣きながら執筆していた記憶があります(笑)
「命に向き合う」ことは作品の中でも大きなテーマのひとつなので、深く感じ取っていただけて嬉しく思います。
第二十七曲 月白の決意(後編)への応援コメント
「こちら側に来て良い頃合い」
重い言葉だな。
守られる子であった禅円が、父と師だけが抱えてきた二十年前の業を、今度は己の意思で引き受ける側へ座る。しかもそこで突きつけられたのが、都の火事と、夕のあの傷へ繋がる真実とは。
……なるほど。あの錆びた気配は、ここへ来るのか。
夕が必死に生き直している今だからこそ、禅円は真実を彼女へ背負わせない。その怒りまで己の内へ呑み込み、「できることを、すべて」と立ち上がる。
父のようにはなれぬ。
武人にもなれぬ。
それでよい。
玄が傷を負って命を守ったように、禅円には禅円のやり方がある。あの月白の眼に、かつて澪が宿していたものを見る父の姿には、さすがに黙らされた。
受け継ぐとは、同じ道を歩くことではないのだな。
さて禅円。
その優しさを、今度はどこまで強さへ変えてみせる?
作者からの返信
玄が意図的に自分と違う道を歩ませようとして、多感な十代前半を柊先生に弟子入りという形で託したのかもしれません。
二人の全く異なる道を行く、父と恩師。
そして澪の宿す命の揺らめき。
玄と同じ阿修羅を心に棲わせながらも、澪と同じ命の揺らめきを宿し、知性と優しさで突き進む禅円です。
第二十六曲 言霊の杜(後編)への応援コメント
季節の入り乱れた杜。燃える木々。そして、夕を呼ぶ言霊の海。
あれほど草木の声を聞いてきた娘が、ただの薬師で終わるはずもなかったか。
しかも、ここへ来て廃寺まで繋がるとはな。
婆様が結界を張り、澪が草木で満たし、そこで夕が命の庭を育てた。その薬草が澪の悲しみを少しずつ吸い上げていたなど――まったく、過ぎ去った景色を後から別の意味で見せ直してくれる。
「これで、すべてが繋がった」
こちらの台詞でもあるぞ。
誰か一人の奇跡ではない。昔に残されたものを別の誰かが受け取り、知らぬうちにまた次の命を救っていた。その巡りが、実に美しい。
……などと浸っていたところへ婆様。
子が宿るだの、凛が将来誰に惹かれるだの、先々まで楽しそうに覗くでない。
夕が布団へ潜ったではないか。
まあ、この郷に来てからというもの、あの娘が皆に遠慮なく慈しまれているのは悪くない。
むしろ、もっとやれ。
作者からの返信
>「これで、すべてが繋がった」
こちらの台詞でもあるぞ。
誰か一人の奇跡ではない。
嬉しいことを言ってくださいますね!ありがとうございます。
「因果応報。…己の行いは、必ず己に返ってくる」
第一話の玄さんの言葉を借りるならばそうかもしれません。誰かへ、誰かへ、次の誰かへ…最後は自分へ帰ってきたのかもしれません。
「あの場所」が草だらけになった為に老婆が引っ越し、「あの場所」が救った夕が、結果的に澪を救い、息子の禅円を毒から救い、恋など知らぬはずの息子がお嫁さんまで連れて帰ってくる思わぬ因果となりました。
もっとやれと言っていただいたので、多分もっとやります(笑)
第二十五曲 夜更けの密談への応援コメント
布団が二つ。
しかも隙間なく、ぴっちりと。
……凛よ。恐ろしい娘だな。何ひとつ知らぬまま、兄と姉を最も逃げ場のない場所へ追い込むとは。
だが夕がそこで怯えるのではなく、「ほっとした」と眠りに落ちたのには参った。
家族に迎えられ、隣には禅円がいる。
ただそれだけで力が抜けるほど、ようやく安心できたのだな。
その裏で大人どもが布団二枚を巡って右往左往しているのは、まあ、存分に笑わせてもらったが。
……などと油断させておいて、柊。
酔って若者をからかう好々爺を演じ、人払いが済んだ途端に二十年前の軍師へ戻るか。
なるほど。
夜更けの「密談」とは、随分と物騒なものを隠していたらしい。
いや、近況ノートに書こうと思ってしまったほど(((
なんだか邪魔してしまったようで申し訳ない気持ちになっておりました(((
作者からの返信
>大人どもが右往左往
禅円と夕が二部の主役のはずなのに、実際にはこちらのほうがたいへんな熱量でした(笑)夜更けの密談との落差に向けて、どこまで引っ掻き回すかの匙加減が楽しかった筆者です。
時々親世代がこうして出てくる帰省編。読者さまがちょうど楽しめるラインを探り探りしつつ、禅円と夕さんも深掘りできればなと思っています。
お邪魔だなんてとんでもない。
実際には互いにもっと前から考えを温めていたはずです!こちらこそ水を差してしまったら申し訳ない。
私は郵便魔女の住まう國と言霊の國、どこかで異界の扉が繋がっているのかもしれないと思って嬉しくなりました。伏線がうまく繋がった時のような喜びがありました。
第二十四曲 おかえりなさい(後編)への応援コメント
「おかえりなさい」とは、随分と欲張りな題をつけたものだ。
澪へ届いた薬。柊と両親の縁。父の古傷、母の病、神仏の境目さえ曖昧なあの郷。そして、禅円という男を形作ってきたもの。
ここまで何気なく置かれていた欠片が、二十年前の「死なぬ」という誓いへ繋がった瞬間――なるほど、そういうことだったのかと唸らされた。
かつて死の淵で互いを生かした二人が、今度は息子とその伴侶へ「生きろ」と願う。
因果とは、円を描いて同じ場所へ戻るものではないらしい。
受け取ったものを抱えて、少し先へ進むのだな。
そして夕よ。
禅円の隣だけが、お前の居場所ではなかった。
「自慢の娘が、二人になった」
……これはいかんな。
長く独りで生き延びてきた女に、そんな言葉を渡すものではない。
泣いてしまうだろう。
おかえり、夕。
どうやら随分と前から、皆がお前を待っていたらしい。
私はいってらっしゃいでやりましたけど、なるほど。
言いたいこと、理解できたと思っているのですが、いかがでしょう(((
作者からの返信
はい、完璧すぎるほどにご理解いただいております……!嬉しすぎるコメントです。
以前「あの瞬間」にコメントいただいた魔女さまなら、きっと食いついてくださると思っていました。あの日の禅円のものごとのとらえ方、世界の感じ方は、あの頃から既に禅円だったので、もしよければ探してみてください。
第二十三曲 都落ちと帰郷への応援コメント
庵へ頭を下げ、「もう戻らなくていい」と歩き出す夕。
よい別れだ。
命を繋いだ隠れ家を捨てるのではない。そこで生き延びたからこそ、今度は自分の足で外へ出られる。その隣には、錫杖を鳴らしながら歩く男までいる。
そして柊よ。実に抜け目がない。
追手を撒き、身分を隠し、ついでに養女の話まで整えておくとは。しかも夕と妙に息が合っている。禅円が唐辛子の刑を恐れて黙り込むのも無理はあるまい。
そうして辿り着いた霧の彼方。
「あにさま!」の声に迎えられ、「大切な人を連れて帰ってきた」と告げる禅円には、さすがに少し目を細めた。
……が。
法師の故郷で、待っていたのが鳥居だと?
おい、禅円。
まだ何を隠している?
作者からの返信
「名前を呼んだら唐辛子一口」は、
「暑いって言ったら罰金」
「カタカナ外来語話したら罰金」ぐらいの地味な罰ゲームのつもりで入れました(笑)
禅円、素直すぎる自分が負けるの分かってるんです。この二人は皮肉屋で口が立ちますから…
さて、「故郷の鳥居」の真相は、ぜひ次の更新をお楽しみに。魔女さまがおっしゃる「一度きりの魔法」になるかもしれませんので。
第二十二曲 剃髪への応援コメント
師に抗い、「彼女の是は彼女のものだ」と道を塞がせなかった禅円。
よくぞ、そこまで育った。
命を捧げる覚悟だけなら、あの男はとうにできていた。だが今度は、愛する者の人生まで己の覚悟で決めぬと踏み止まった。その姿を見て、夕の方から「是」が返ってくるのだから――柊よ、これは確かに負けを認めるしかあるまい。
熊笹の盃で交わす、不格好な三々九度も実にこの二人らしい。
……などと感慨に浸っていた翌日。
髪を梳いてやった返礼に、今度は剃髪されて膝から崩れ落ちるとは何事だ、禅円。
般若心経を唱えようが、滝行だと思い込もうが無駄だ。夕には後頭部まで真っ赤なのを見抜かれたうえ、「かわいいひと」とまで思われているぞ。
命懸けの問答には勝てても、惚れた女の指先には勝てぬか。
……まあ、それでよい。
婚家挨拶の前に煩悩を削ぐどころか、随分と立派に育ててしまったようだがな。
作者からの返信
大変だった日に読みに来ていただき、ありがとうございます!よりによってまとめて読んでくださったのが、禅円の「らしさ」のベクトルが別方向の2話だったのですね(笑)私も「おいおい」と突っ込みながらの執筆でした。
どちらも含めての禅円なので、これからもよろしくお願いします。
第二十曲 櫛名田姫と寝待月への応援コメント
毒に蝕まれながら禅円を救い、その呼吸が戻るまで己の身など顧みぬ。
夕よ。山姥を名乗るには、随分と情が深すぎるではないか。
そして禅円も、命を奪われかけながら、懐の櫛と彼女の居場所だけは守り抜いた。「生きる」と答え、西へ向かった足跡に、もはや迷いなど残っていないだろう?
十六夜には間に合わなかった?
愚かなことを。
死の淵から戻り、その手で櫛を届け、明日も、その次の月も髪を梳くと誓ったのだ。たった一夜の遅れなど、永く連なる約束の前では塵にも等しい。
見えぬことを、あれほど恨んだ男が、指先で月の形を知り、夕の髪を知っていく。
ならばもう十分だ。その月を、今度こそ。
作者からの返信
応援ありがとうございます。
ようやく禅円が庵に帰ってこれました。
今だから言いたい…
「死亡フラグを立てすぎた男」だと。
第一部・第一章「霧が出たら帰ってくるんだよ」「はぁい」よりも大きなフラグを立てた朝に、櫛を買いに行ってしまった、我らの愛すべき禅円です。魔女さまの毎夜の激励により、ようやく禅円がプロポーズに漕ぎ着けました。
第十九曲 二十年ぶりの訪問者への応援コメント
二十年前の廃寺へ、今度は愛弟子を背負って辿り着くとは。
因果というものは、随分と遠回りを好むらしい。
血に染まることも、毒へ触れることも厭わず、禅円を生かすためならば恩師さえ外へ追い出す夕。その震える背を見て、柊が迷わず大切な弟子を託したのも見事だった。
庵は再び外界を拒み、その内にいる者を守る。
かつて、たった一人の優しき巫女を通した境界が、今度は禅円を夕のもとへ帰したのだ。
ならば、その命まで奪うことは許さぬ。
この男にはまだ、十六夜へ帰る約束が残っている。
……上手に言葉にできません!
作者からの返信
>……上手に言葉にできません!
いや、むしろめちゃくちゃありがとうございます。拙筆からそこまで読み深めていただけたとは…。
柊をはじめて再登場させたときに書きたかった場面のひとつを、ようやく書くことができました。
第十七曲 雨夜尊は雪夜に消える(後編)への応援コメント
夕の寝息が隣にある。それだけで世界を塗り替えられた男が、十六夜に戻ると約束する。
恋唄など要らぬ? どの口が言う。
禅円が奏でた建国の唄は、とうに国のためのものではない。忘れられ、置き去りにされ、それでも生き直そうとする一人の娘へ捧げた、紛れもない恋唄だ。
毒も、甘い香りも、雪の上に振り下ろされる暴力も、禅円から名声も矜持も剥ぎ取っていく。その果てに残ったのは、夕のもとへ帰りたい、約束を違えたくないという、ただの禅だった。
死ぬことが恐ろしくなったか。
それでよい。ようやく己の命を惜しむ理由を得たのだから。
雪を踏んで近づくその足音よ。何者でも構わぬ。
この男を、十六夜の約束まで必ず連れ戻せ。
作者からの返信
恋唄など要らぬと、
どの口が言えたものか。
↑演奏前と後の熱量があまりに違うので、禅円本人も思わず自分で言っちゃってましたね(笑)。
戒律、生き方、恋愛観。人の数だけあると思いますが、禅円の中では少なくとも「自覚したばかりの一途で真剣な思い」と「商売道具としての男女」「不特定多数とのお相手」は切り離して、自分からはできる限り遠ざけたかったのでしょうね。遊郭を歩いた時の嫌悪感や、色目を使われることがどうしても嫌だったのでしょう。
2日前に夕を品定めして連れ去ろうとした男たちと対峙したので余計に。
魔女さまのご指摘通り、「ただの禅に戻る」結末が、皮肉にも暴力の末に待っていました。
第十六曲 山姥の錦への応援コメント
山姥は泣かぬ。
ならば、禅円へ縋りついて泣いた夕は、初めからただの傷ついた娘だったのだ。
忘れてほしいと差し出された過去に触れ、焼けた髪も、傷痕も、彼女から受け取った温もりも、すべて覚えていると言い切る。
よく言った、禅円。
死んだことにしなければ生きられなかった女へ、今ここに生きていると返す。その腕の中で、何度でも忘れ、何度でも生き直せと。
夕よ、もう独りで山姥を演じ続ける必要はない。
お前を決して忘れぬ男が、とうとう見つけたのだから。
作者からの返信
>禅円へ縋りついて泣いた夕は、初めからただの傷ついた娘だったのだ。
コメントありがとうございます。さすがのご慧眼です。
禅円の「私ならば忘れない」がここでも登場です。「初めから傷ついていた」の「初め」がどれくらい初めからだったのか、おそらく禅円は過去の彼女の行動から、すべて気付いてしまったものと思われます。
第十五曲 師走に駆ける法師への応援コメント
あの悲鳴を聞いた瞬間、禅円は法師であるより先に、一人の男になった。
見えぬことを嘲られようが、殴られようが知ったことか。守るべき者から離れさせられるのなら、唐辛子でも拳でも錫杖でも、使えるものすべてを振るえばよい。
「その人は、穢してよい人ではない」
よく言った。
だが禅円よ、お前はまだ分かっていない。
父から授かった錫杖を、初めて迷わず振るえた相手。二日も約束を違えて駆けつけ、己の戒律すら焼き切るほど怒れる相手。
それを「守るべき者」と呼ぶのだ。
ようやく見つけたのではないか?
私は感想を書いているだけですので、0から1を生み出した千代川様のお力にぶら下がっているだけです(((
作者からの返信
いつもありがとうございます。
読んでくださる方があっての言霊の國です。毎晩駆けつけてくださり感謝です。
視力ゼロで男2人がかりにどうやって勝つのだと考えての執筆でした。
・咄嗟の機転と泥臭さ
・六尺の体格
・実は護身術はできる
でも最終的にはおっしゃる通り、「戒律を焼き切るほどの怒り」に突き動かされた形です…。
第十四曲 白い息と温石への応援コメント
帰れと拒まれたなら、扉を壊して救うこともできただろう。
だが禅円は、開けなかった。
木戸の向こうへ踏み込まず、ただ背を預け、夕の呼吸が戻るまで唄い続ける。その優しさは、触れることより遥かに難しい。
そして夕も、怯えながら薬を渡し、彼のために温めておいた温石まで差し出す。
会えない。触れられない。それでも、互いを案じる温もりだけは、閉ざされた木戸を越えてしまった。
決して手に入らぬなどと、随分と臆病なことを考えるではないか。
禅円よ。
お前が懐に抱いているものは、ただの石ではないぞ。
作者からの返信
>お前が懐に抱いているものは、ただの石ではないぞ。
キレッキレの編集部からの煽り文がきた…!コミカライズされたら枠外に載っているコメントだ…!ありがとうございます。
もはや魔女さまのコメントありきになりつつありませんか本作。いつもありがとうございます。
第十三曲 ほむらよほむらへの応援コメント
都を焼く炎を前に、禅円が灯したのは、さらに大きな火。
恐怖に伏していた者たちが声を重ね、桶を取り、手から手へ水を渡していく。「ほむらよ、ほむら」と唄ううちに、炎へ呑まれかけた夜そのものが、人の命のうねりへ変わっていく。
見事ではないか。
しかも、禅円たちが渡した灯は消えず、救われた者が今度は誰かの傷へ薬を塗っている。こうして火は奪うものではなく、次の者を生かすものになったのだ。
……だというのに、最後に現れた焦げた言霊。
都よ。せっかく灯ったものへ、また随分と禍々しい影を落としてくれるではないか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
言葉が力をもつ世界観ですが、ただの「バフの呪文」や「禅円の奇跡・チート」で終わらせたくなくて。
当時の庶民の、汗と泥にまみれた仕事唄(田植え、木挽き、酒造り等)の側面が伝わったらいいなと思って書きました。
恐ろしい炎は消えねばならぬが、希望の灯は消してはならぬ。が伝わり、禍々しい伏線も感じ取っていただけて感謝です!
第十二曲 菫と蟻(後編)への応援コメント
菫と蟻の話を聞いただけで、見知らぬ誰かへの嫉妬を勝手に育て、相手が草木だと知った途端に安堵する。
禅円よ、あまりにも分かりやすすぎるだろう。
だが、夕が誰にも明かせなかった声を語ったとき、迷いも疑いもなく信じたのは見事だった。己に視えぬものを、存在しないと切り捨てぬ。その真っ直ぐさが、夕の孤独をひとつほどいたのだ。
菫を運ぶ蟻は、もう知らぬふりなどできまい。
その美しさを知ってしまったのだから。
作者からの返信
Mary.Sueさま
>禅円よ、あまりにも分かりやすすぎるだろう。
期待通りの切れ味鋭いコメントをありがとうございます。
「毎月十六夜の約束」ではなく、「毎夜戌の刻のコメント」を密かに待つ分かりやすい筆者です。
禅円は私の息子同然なので、私に似て分かりやすい子になってしまった恐れがあります…(笑)
冗談はさておき、禅円の愚直なまでの真っ直ぐさが良くも悪くも爆発している回です。自爆と呼んでも過言ではないかもしれません。
もう戻れないところまで来てしまったので、明日からも禅円を叱咤激励してやってください…
第十一曲 謎々遊びと十六夜月への応援コメント
名声や安定よりも、家族や大切な縁、ありのままの自分を選んだ禅円に、ほっとしました。「雨夜尊」ではなく、禅円のままでいてくれたことがうれしい。
そんな彼が夕の前では、薬湯の謎に首をひねり、照れを見抜かれて咽せてしまう。世間から神のように崇められる人が、ここではただの不器用な男に戻れるのが愛おしかったです。
少し欠けた十六夜を見上げながら交わされた言葉も、二人の傷へそっと触れたようでした。甘さの奥に苦みの残る、静かな夜でした。
それはそれとして、魔女コメで応援欄荒らしてすみません。
少しおとなしめにします。
作者からの返信
あれ?魔女さまが反省していらっしゃる…。毎晩20時台に神コメントをくださる赤ペン先生ぐらいに楽しみにしていましたよ私は(笑)
あれぐらい外野に言われないと(言われても)禅円は気づかないと思いますので…。
「ちょっと欠けててもいい」「ちょっと苦いのがいい」が、第二部のテーマですので、感じ取っていただけて、私ガッツポーズです。背伸びしないそのままの禅円を楽しんでいただけて何よりです。
第十曲 蓮の実と薄荷への応援コメント
薄荷の手拭いを首筋へ当てられただけで、顔を覆って動けなくなる禅円。
実に分かりやすい男だ。
夕も夕で、薬を調えるだけでは飽き足らず、飲み物を冷まし、暑気払いまで用意して待っている。これを単なる薬師の親切で済ませられると思っているなら、随分と都合のよい目をしている。
そして、禅円が自分のためには決して使わぬ銭を、妹への土産として返す夕。
母の心の臓だけでなく、妹の心にまで栄養が要ると言える。その情の深さを、山姥などと呼んで誤魔化せるものか。
妹の髪飾りを二人で選びながら、禅円はまだ、隣にいる女の髪の長さすら知らない。
ならば、これから知ればよい。
声も、香りも、指先も。視えぬからこそ、ひとつ残らず覚えてしまえ。
作者からの返信
いつも見守っていただきありがとうございます。
視えないところに不意打ちの冷却攻撃と思ったら、いい匂いの二段攻撃を喰らった禅円でした。夕さんの警戒心がちょっとずつ解けるにつれて、ここにきて免疫がなさすぎることが露呈しましたね。もっと言ってやってください。
第二部はバトルがない分、禅円の感覚の研ぎ澄まし+人間関係の実験中です。「指一本たりとも」と取り決めてしまった男が、一体いつ動くのやら、焦れっとしながらお待ちください。
第九曲 祭囃子(後編)への応援コメント
祭りの濁流に呑まれ、自分すら見失いかけた男が、最も小さな泣き声だけは拾う。
まったく、禅円という男はこれだから困る。
己の目では見えぬ姫君を、琵琶と言霊で都中に見つけさせ、母のもとへ帰してしまった。ただの迷い子探しの唄だと?笑わせるな。人から人へ渡り、離れた者を結び直したのなら、それは立派な奇跡だ。
それほどのことをしておきながら、夕に恋文を読まれ、旋毛まで赤くなるのだから実に愉快だった。
「だいすき またね」
よい言葉ではないか。その優しい真実は、誰にも面白おかしく弄ばせるな。懐の最も深いところで、大切に守っておけ。
作者からの返信
Mary.Sue
今日だけはいつもの「ありがとうございます」ではなく
「おつかれさまでした」を伝えさせてください。これからも遊びに行かせてくださいね。
人混みの濁流の中に、これでもかといわんばかりに禅円らしさを詰め込んでみました。
聴覚や嗅覚をはじめとした感覚の鋭さと記憶力、そして周囲の評価には無自覚で鈍いところ。
「無自覚チート」なんて言葉の流れもありますが、禅円の場合はすべてが「視えないなりの藻掻きと副産物」なので、奇跡だ立派だと世間に認知されても、しっくりこないのかもしれないですね。このへんの葛藤を、季節のうつろいと共にお伝えできたらと思っています。
最後、伝言ゲームみたいに尾ひれがついてしまいましたが、一番助けたかったあの子(と、夕さん)にだけは真心がちゃんと伝わりました。
第十八章 置き去りの部屋への応援コメント
コメントを失礼します。
柊の文官としての魅力が自然に際立ってましたね。
破壊された神仏を前にした澪の怒りと悲しみは、相当のものでしょう。
物語においても大切な場面だと感じました。
信念はとても大事なものですよね。
美しい描写には毎度感心しております。
引き続き楽しませていただきますね。
作者からの返信
コメントいつもありがとうございます。励みになっております。
旅の仲間4人中、柊先生は遅めの登場でしたが、この人をメインに据えてみるといつもいい仕事をしてくれます。
無垢な澪の唯一の怒りは、他者の「当たり前」が踏みにじられてしまうこと。違いを悪と踏みにじられる世界では生きていたくない。
昔ながらの世界観で執筆していますが、ここだけは千年後の世界線でもそう叫びたいなと思うのです。深いコメントをいただき感謝いたします。
第八曲 山法師と萱草への応援コメント
来ないと決めつけながら、木戸を閉めきれずに待つ夕。約束を違えまいと、己はずぶ濡れになりながら萱草だけは無傷で抱えてくる禅円。
まったく、どちらも愚かで、実に愛しい。
自分のための薬を渡されて驚く禅円も、掌の香りを言い当てられて声を上ずらせる夕も、本人たちだけが何も分かっていない。
「私ならば忘れない」
視えぬ男が、夕焼け色の花も、それと同じ色を纏う女も、誰より深く覚えてしまうのだ。
これでまだ何も始まっていないなどと、誰が信じるものか。
作者からの返信
Mary.Sueさま
>これでまだ何も始まっていないなどと、誰が信じるものか。
ありがとうございます。よくぞ言ってくださいました。
「お前たち、早く始まれよ…!」と
執筆しながら何度思ったか分かりません。すべては私のさじ加減ですが(笑)玄さんの一人相撲だった前作とはまた違うもどかしさです。
本人たちだけが互いに何も始まっていないと思っています。
今後とも一緒に焦れていただけると励みになります。
第一章 命の黒への応援コメント
おっ!まじですか!?これ、琵琶法師の話になるんですね?今、めっちゃ、興味あるところなんですわ。
それは、近いうちに分かると思います。
こちらの作品、ゆっくりになるとは思いますが、読んでいきたいと思います。
作者からの返信
青山 翠雲さま
ああああっ…!マラソンの短歌の青山さま…!読みに来てくださり、ありがとうございます。
しかもまさかの琵琶法師推しなのですね。もしや次回作に琵琶法師の気配が…?
琵琶法師は二部から登場ですので、もしも早く琵琶法師に会いたい場合、目次から二部の「月白の法師と夕日の薬師」編に飛んでいただくとよいかもしれません。二部からでもお楽しみいただけます(詳しくは目次)
どちらにも登場する「白瑞山」、まさに青山さまのお名前のような美しいお山を想像して執筆しております。
ゆっくりお楽しみいただきたいので、どちらでも、お好みの大会からエントリーなさってくださいね。
第十七章 水鏡の社への応援コメント
コメント失礼します。
山頂の神社の丁寧な描写から存在感を感じました。
母が神社にとらわれているという事実と、余命のことは切実ですね。
そして迷いを捨てて母を救う気持ちを固めた澪。
今後、物事が良い方向へ進むことを願いたいところです。
素敵な挿絵も楽しませていただきました。
応援しておりますね。
作者からの返信
照春さま
コメントをありがとうございます。
最終決戦の地と母の存在だけは早めに決めていたのですが、辿り着くまでにかなり原稿を費やし、長い旅路となってしまいました。
澪たちの長い旅路にお付き合いいただきありがとうございます。挿し絵も一緒に楽しんでいただけて嬉しく思います。
第五章 山に生きるもの(前編)への応援コメント
修験僧さんに何という無慈悲な修行を😂
ニマニマが治るまで私も読経してますね🤣
作者からの返信
花車さん
私も「高山病って当時の文明レベルでどうやって治すの…?」といくつか候補を調べてみたら、この猟師が一番持っていそうなものが麝香だった…という偶然の産物でした。玄さん、本当にすみません。合掌。
第六曲 恩師(後編)への応援コメント
柊先生の前でだけ「禅円」ではなく「禅」に戻る。その時間が、たまらなく愛おしかったです。
かつて知識を与えてくれた師を、今度は禅が鍼と按摩で休ませる。二人の間にある気遣いが、形を変えながら今も続いているようでした。
薬師の秘密を隠しきれず、叱られた少年の顔に戻る姿には思わず笑ってしまいます。だからこそ、火事の話に禅の手が止まった瞬間、すっと空気が冷えました。
帰りの錫杖は軽やかなのに、胸の奥には火種が残っている。さて、どうなるんでしょう?
作者からの返信
Mary.Sueさま
ありがとうございます。
私もこの章はとても筆が乗りました。柊先生は私にとっても旧知の仲なので(笑)、多分この人ならこう言う、禅円はこう返す…と台詞がぽんぽん出ます。
まだ書き始めたばかりの禅円が二部で独り立ちするために、筆者の壁打ちの壁になってくれたような章でした。
救うべき民の前では19歳という年齢以上に頑張ろうとするのに、恩師の前で見せている姿の方が割と素に近いのかもしれません。
第五曲 山姥と薬師如来(後編)への応援コメント
母の足に触れた禅円の掌から、止まっていた暮らしが少しずつ動き出す。その気配が、静かに沁みました。
妹の笑い声も、厨に立つ母の姿も、禅円にとっては取り戻したかった日常そのものだったのだと思います。
そして、その喜びを自分だけのものにせず、御救い小屋へ持っていく。薬を受け取った男の「もう一度生きろと言われた気がする」という言葉に、救いとは治すことだけではないのだと感じました。
夕から禅円へ。禅円から、名も知らない誰かへ。
掌から掌へ渡っていくものが、確かに命を支えていました。
作者からの返信
Mary.Sueさま
ありがとうございます。
医療が発達していない時代を想定して書いています(病気だ!祈祷しよう!ぐらいの発想の時代)
禅円は念仏を唱える側の人間でありながら、盲目、按摩、鍼の経験で、祈りじゃ病気は治らないと知っている。
きちんと病に立ち向かう方法を教えてくれる夕さんは、「自分に力を授けてくれる人」だったのでしょうね。ここからどんどん禅円の「足掻き」が始まりますので、引き続きお楽しみください。
かく言う私も医療に関しては門外漢。執筆にあたり、某有名漢方のホームページにお世話になりまくる日々です(笑)
第一章 命の黒への応援コメント
はじめまして!
冒頭の、日本の原風景をそのまま文章の中に閉じ込めたような、美しい情景に引き込まれました。
そこで暮らす心優しい澪さん、温かく見守る養父の宮司さま、無邪気な子どもたちとの交流。
穏やかな日常の物語かと思いきや、突如として澪さんを襲う怪異。
急激な展開に、ドキドキしてしまいました!
かつて味わった神隠しの恐怖がよみがえる霧の中で、それでも子どもたちを必死に捜し続ける澪さん。
その心情を思うと、胸が締めつけられました。
そして、自ら傷を負いながら澪さんを守り、最後には彼女を安心させるために嘘までついたお坊さま。
あれが本当のお別れだとは思いたくありません。
どうか、また登場してくれることを願っています。
ゆっくりになってしまうと思いますが、続きも楽しませていただきます!
作者からの返信
単糖類さま
情景描写が丁寧な単糖類さまに褒めていただき身に余る思いです!
ついつい筆が乗り、第一章に八千字オーバーは今考えると狂気の沙汰でした(笑)章末まで読み抜き、深い読みをしていただき本当にありがとうございます。
二章からはボリュームダウンしますので、(笑)お時間の許す時にふらっと遊びにきてくださいね。私もプラシネちゃんに会いに行きます。
第二曲 物の怪退治(後編)への応援コメント
千代川 七 様
禅円は目が視えないのに、ずいぶん多くのものを見つける人なんですね。
もう駄目だと言われた命の脈も、物の怪と恐れられた場所にいる娘の心音も、誰かが決めた姿ではなく、そこに本当にあるものを拾っていく。
だからこそ、皆には岩に見えた場所へ、禅円だけが入れたのでしょうか。
助けようと差し出した薬を、今度は彼女が「毒になりかねない」と返す。救う側と救われる側が、そこで静かに入れ替わるのがよかったです。
目の視えない法師と、人から姿を隠す薬師。ようやく出会うべき二人が出会ったのだなと思いました。
ところで、話が変わるんですが、私の暴走をご覧いただいたようで……。
ああいう書き方で問題なければ一筆書かせていただけませんか?
作者からの返信
Mary.Sueさま
わああああ…!一部完結に引き続き、勿体ないお言葉をありがとうございます…!
二部は「五感の視覚情報抜きで、どこまで書き切り、伝えるか」縛りを己に課すことにしました。禅円がどこまで見つけるかは私の筆次第なので、毎日実験のような日々で言霊を紡いでおります。
勿論、見えにくさを抱えていらっしゃる方からしたら、「自分たちはそんな捉え方じゃないよ」という、私の拙い点も多々あるかと思います。こればかりは勉強と想像でしか補えないのでがんばりどころです。
他の人に分からないものが見えているといえば、Maryさまの郵便魔女シリーズの「風路」!禅円も魔女さんたちに負けない魅力的なお坊さんにしていきます。
あの近況ノートを見て、「言霊の暴走」ではなく「神憑り」だと憧れておりました。えっ、私、ご指名していただいてもいいのですか…!?ぜひお願いいたします!ありがとうございます!
第一部 あとがきへの応援コメント
千代川 七 様
まずはお疲れさまでした。そして、素敵な物語をありがとうございます。
母が最後に「みお」と呼んだ瞬間、ようやく届いたのだと思いました。けれど、その声を受け取れた喜びのすぐあとに、看取るしかない別れが来る。
その残酷さに、胸が張り裂けそうでした。
ずっと求めていた声を、やっと聞けた。もう二度と聞けないと分かっているからこそ、母を抱きしめ続ける澪の姿が、いつまでも胸に残ります。
その痛みを抱えたまま終章へ進み、春の朝、玄の膝に幼子が収まり、朝餉の湯気の向こうに澪がいる光景を見たとき、ようやく息をつけました。
二人が生きて、同じ場所へ帰り、愛する子を育てている。そこまで辿り着けたことが、ただ嬉しかったです。
そして「かかさま、かみさまいっぱい」で、胸がいっぱいいっぱいになりました。
窒息、とはこういうときに使うんですね。
澪は生きている。母になり、愛され、そのお腹にはもうひとつの命がある。
あれほど苦しかった旅の先に、こんな朝が待っていた。そのことに救われました。
改めてにはなってしまいますが、完結おめでとうございます。最後まで読ませてくださって、ありがとうございました。
作者からの返信
Mary.Sueさま
ありがとうございます…!リンやクラリスたち、芯の強い女の子たちに強い憧れを抱いておりましたので、Maryさまからのメッセージ、夢のように嬉しく思います!
実を言うと終章を先に書き終え、どうやったらこの幸せな結末に辿り着くか…と、半ば自分へのご褒美のニンジンのようにぶら下げての執筆でした。そうでないと最終決戦が辛くて辛くて。
特に澪が母に縋り付くシーンは自分が泣きながらの執筆でした。「胸が張り裂けそう」とコメントいただき、想いがとどいて良かった…!と感激です。
言霊二部の準備が一段落ついたら、Maryさまの「追放郵便魔女を一気読みする」というご褒美をぶら下げて頑張ります。「同じ世界観で違う主人公」の大先輩からのコメント、本当にありがとうございました!
第一部 あとがきへの応援コメント
こんにちは。はじめまして。大変興味深く拝読させていただきました。というのも、表面上共通点や対になる設定の多い物語を、帝を神の子孫とする一神教の側から書いているからです。メインの登場人物の一人に捨て子の巫女がいます。(群像劇です。)法名に玄の字が含まれる聖職者が組織を離れた後は玄だけを名乗ります。(老人なので玄翁と呼ばれますが。そして登場はものすごく後になります。)柊と呼ばれる人物が言及されます。(これも出てくるまでかなりかかります。)他にも、おそらくアニミズム側ではなく一神教側が自軍として描かれるために、きれいに対になっている(と私は思っているのですが)点がいくつもあってその一つに、年配の男性しか見たことのなかった捨て子の巫女が初めて成人男性と遭遇した時の反応があります。今第七節で、第二十節目にその場面があります。(作品は完成していますが切り方は迷っているので前後するかもです。)その場面は7月27日ごろ公開すると思います。私には非常に興味深かったので、もしかしてこの方にもそうかもしれないと思い、書かせていただきました。長文失礼いたしました。
作者からの返信
稗餅粟さま
はじめまして。連続でのご読了、本当にありがとうございます!鳴り止まない通知に胸が熱くなりました。
コメントをいただき、さっそく作品を拝読いたしました。巫女や日の神様など、共通の概念もあれば、中華風のお名前や一神教など異なる点もあり、おおっと興味深くなりました。
「言霊の國」を通じて、「これは善、これは悪」ではなく、「人によって思想が違っていていいのに、どうして駄目だと言われてしまうの?」という作中唯一の澪の怒りが伝えられたらいいなと思い執筆しました。昨今の世界情勢に向けた筆者の願いでもあります。偶像崇拝の有無も、一神か多神かも、全部まるっと受け止められる言霊の國でありたいなと思っています。
自分の作品を通じて、そんなに深い創作の裏側を共有していただけて嬉しいです。7月27日公開の回、その奇跡を確認させていただくために、ぜひ拝読させていただきますね。素敵なご報告をありがとうございます!
第九章 呼び声(後編)への応援コメント
コメント失礼します。
澪の過去と出生の秘密が明かされ、強く引き込まれました。
玄が澪を信じて寄り添い続ける姿に、深い愛情と優しさを感じました。
そのような描写が実に素晴らしいですね。
澪が再び声を取り戻し、最初に「玄さま」と呼ぶ場面もとても印象的です。
切なさの中にも希望が感じられる美しい回でした。
引き続き楽しませていただきますね。
作者からの返信
照春さま
嬉しいお言葉ありがとうございます…!素敵なレビューもいただき、ずっとお礼がしたいと思っておりました。筆者が言いたいことを余すことなく言ってくださって感激です!!こんなに深く読み込んでいただける方に見ていただけるなんて。画面に向かって首がもげるほど頷きました。
思い入れが深い場面のひとつなので嬉しく思います。引き続き、お楽しみいただけますと幸いです。
第三章 都へ(後編)への応援コメント
僧侶でありながら人を斬ってしまったことが、玄さまの心に深い影を落としていたんですね😢
仏門が敵視され、「僧侶なら何をしてもいい」というところまでいってしまうのは、仏門と社の間によほど深い亀裂があるのだと感じました。
それにしても、玄さまの傷を怖がることなく手当てしてくれる澪さんが、なんとも頼もしかったです🥲✨
自分の価値すら見失っていた玄さまが、「生きていてよかった」と感じられたことは、本当に素敵な心の変化ですね✨
澪さんの思いが、彼の傷だけでなく心まで癒していく様子に、とても心を動かされました💗
作者からの返信
花車さま
ひき続きのコメント!
そしてめちゃくちゃ解釈していただき嬉しい限りです。ありがとうございます!
「日本のような、日本でないどこか」「平安〜室町ぐらいの文明」という認識で執筆しました。
僧兵は武士ぐらい強く、のちに弾圧された。仏法を守るための戦いはよしとした…ようです。
玄さんは葛藤を抱えながらも戦い、結果、お寺を離れて一人で旅をすることを選んだものと思われます。花車さまの「心に深い影を落とした」コメントに玄さんも救われていると思います。
第一章 命の黒への応援コメント
コメント失礼いたします。
先日は拙作にお越しいただきありがとうございました😊
月並みな表現ですが、1話で世界観に引き込まれました🥰 定型文ではなく本当にっ。
描写の美しさ、巫女さんの清らかさ、お坊様のかっこよさにもうドキドキです💕すごいっ。
イラストもイメージどおりで素敵でした。
またお邪魔いたします。
作者からの返信
嬉しいコメントをありがとうございます。恋愛描写の素敵な方にお褒めいただき、何よりの励みです!
僧侶の「焦れ」が、ここからじわじわ戒律と煩悩の間を焼いていきますので(笑)、またぜひ覗いてみてください。
AIイラストも、気に入った場面にはなるべく添えるようにしましたので、一緒にお楽しみいただけると幸いです。
第2.5章 呼び名(読み切りその2)への応援コメント
玄真と言われた時の、玄様の迫力に押されました……
なにやら、重く過酷な過去があったご様子……
一つ一つの描写がとても細やかで、幻想的な情景が鮮明に思い浮かびます!
澪ちゃんの書いたお札は、不思議な力があるのですね。
これからの展開が気になります!
作者からの返信
悠里さま
さすがの鋭いご明察!ありがとうございます。3章を読むと判明いたしますので、お時間の許すときにゆっくりいらしてくださいね。
第一章 命の黒への応援コメント
コメントを失礼します。
初めて千代川七さまの作品を拝読しましたが、文章が美しく、あらすじにも惹かれるものを感じました。
静けさのある文体と、厚みのある内容、世界観がとても素敵です。
ゆっくり楽しませていただきますね。
わたくしのところへお越しくださいましてありがとうございます。
心より応援しております。
作者からの返信
照春さま
茶目っ気たっぷりの犬さんの物語に惹かれ、ついつい足跡を残しました。世界観づくりの素敵な方にコメントいただき光栄です。私も「折れ線グラフのマーキング」の如くちょくちょく読みにいきますね(笑)
一話ずつ、場面や心情が変化していきますので、どうぞいつでもゆっくり「言霊」の世界をお楽しみください。
第2.5章 呼び名(読み切りその1)への応援コメント
霧に子どもたちが消えて、澪が一人で震えているところから、もう目を離せなくなりました。修験僧が現れて彼女を庇うくだりは、こちらの息も詰まるくらいの緊迫感で。
そして致命傷を負ってなお「清き心」の札を乞う場面——正直、不意打ちでした。
まだ二章までしか読めていませんが、この先も澪と玄の旅を、応援しております。
作者からの返信
らいまる次元さま
嬉しいお声をありがとうございます。
執筆するたびに筆者の予想すら裏切って手を離れていく、我が子のような感覚のある二人です。応援していただき、何よりの励みです。
らいまる次元さまの作品もゆっくり拝読させていただいております。素敵な作品の紡ぎ手の方にコメントいただけたのだと、心から嬉しくなりました。
第九章 呼び声(前編)への応援コメント
読んでいて胸が締め付けられるようでした。
強い人だからこそ折れ方も静かで、余計に心に残ります。
それぞれ少し荒っぽかったり冷静だったりしながらも、ちゃんと二人を見て動いているのも堪りませんね。
続きを楽しみにしています。
作者からの返信
ありがとうございます。
主人公は澪ではあるのですが、本作前半は玄の視点で語られることが多いので、丁寧に読み解いていただけて嬉しく思います。
後編でどう心が動くかお見せしたいので、心を込めて更新いたしますね。
第三十二曲 私は忘れないへの応援コメント
忘れたいと願った萱草の香りが、今度は「忘れない」ためのものになるか。
……随分と遠くまで来たものだな、夕。
都へ戻ると告げられてなお、「それでこそあなただ」と送り出そうとする。だが心まで物分かりよくはなれぬ。夜ごと血に染まる禅円を見て、それでも枷になりたくないと黙ろうとするとは。
馬鹿者め。
「言わぬことこそ枷だ」
よく言った。
救うために離れる男と、失うことを恐れながら待つ女。どちらかだけが耐えて成り立つ約束など、あまりに脆い。
だから忘れるな。
血に濡れた夜も、震えた声も、互いの鼓動も。
傷を消せぬのなら、その上から何度でも「生きている」を刻めばよい。
朔月の夜に交わしたものまで、今度こそ二人とも忘れるでないぞ。
最後の一文に載る余韻を栄養として生きる魔女には、とっても素晴らしいご褒美でした(((
作者からの返信
>最後の一文に載る余韻を栄養
「朔月の夜に交わしたもの」が何だったのかは、読む人の数だけ正解があると思いますので、読者さまに委ねたいと思いますが、魔女さまの栄養になれて光栄です。そのお言葉が私のご褒美です。