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  • 第七話 月館の奥方様への応援コメント

    ああ、なんとも幸せな大団円ですね! 身分違いの恋に悩み、職人として生きる道も諦めまいと決意した椿が、今では月館家の奥方として、愛する人の隣で堂々と金継ぎを続けている。その姿だけで胸がいっぱいになります。しかも、何年経っても椿の囁きに頬を赤らめる慧之進が可愛いです(笑)。

    「何しろ、旦那様との縁すら継いでしまった、わっちですからね」という台詞も、この物語を締めくくるにふさわしい名台詞ですね。そして最後、亡き両親に幸せを報告する椿のそばで、形見の印籠がコトリと鳴る……。これまで数々の器に宿った想いを救ってきた椿自身が、最後には温かな想いに包まれるという結末が、本当に素敵でした。

  • 第六話 見合い話への応援コメント

    なんと、あれほど身分の壁に苦しんできた二人が、ついにお見合いの席で再会するとは……! しかも、相手が椿だと知った瞬間、普段は冷静な慧之進が「拙者の妻になってください!」と叫んでしまうのが、もう最高に可愛いですね(笑)。これまで積み重ねてきた想いが、あの一言にすべて溢れ出したようでした。

    そして、松風家の屋敷で菊夜の三味線が二人を祝福するという演出も素敵です。かつて椿たちが救った人々との縁が、今度は二人の幸せを支えているんですね。最後、ようやく互いに想いを伝え合い、そっと唇を重ねる場面には、ここまで見守ってきた読者として胸がいっぱいになりました。

  • 第五話 武家の娘への応援コメント

    「内藤の娘となりましても、継ぎの仕事は続けさせていただきたい」と、最初に自分の譲れないものを伝える椿が格好いいですね。岐仙がすかさず、職人仕事に理解のある旗本当主の話を持ち出すところも痛快で、このお坊さんの周到さには思わず笑ってしまいました(笑)。

    そして、職人として身につけた伝法な振る舞いを「鎧」だったと気付き、その下に母から教わった礼儀が息づいていたと知るくだりが、とても好きです。茶席で相手の言葉にひるまず、作法だけでなく「もてなす心」を示す椿も実に彼女らしい。これまで金継ぎで培ってきた、人や物に真摯に向き合う姿勢が、新しい世界でも椿を支えているのが素敵でした。

  • 第四話 職人の矜持への応援コメント

    「おとっつぁんは、わっちが職人になることを、喜んでくれたんじゃない、わっちが幸せでいることを、喜んでくれたんだ!」という気付きに、胸が熱くなりました。これまで椿を支えてきた父の教えが、今度は彼女自身の人生を選ぶ力になるのが素敵ですね。

    そして、「どうして、どちらかを選ぶんだ?」からの「わっちは、両方欲しい」が実に椿らしくて格好いい! 壊れた器も人の想いも繋いできた彼女が、今度は恋と職人としての誇りを両方継ごうとする。まさに『恋を継ぐもの』という巻の題にふさわしい決意だと感じました。

  • 第三話 岐仙の誘いへの応援コメント

    椿は仕事に、慧之進は城勤めに、それぞれ懸命に打ち込んでいるのに、ふとした瞬間には相手を想ってしまう。そのすれ違いが切ないですね。特に、月を見上げて椿の髪を思い浮かべる慧之進の姿が印象的で、兄の祐之進も二人の縁を願っていたとわかる場面には温かさを感じました。

    そして、ついに岐仙が動きましたね! 母の形見の印籠から椿の出自が明らかになり、内藤宗敬が「私の養女となってくれないか?」と頭を下げる展開には胸が熱くなりました。椿が職人として積み重ねてきた仕事が人を救い、その縁が今度は彼女自身の幸せへと繋がっていくのが素敵です。

  • 第二話 登城への応援コメント

    慧之進が天文方で優秀すぎるあまり、かえって椿に会う時間を失ってしまうというのが、なんとも彼らしいですね。縁談を促されて思い浮かべるのが、真剣に筆を走らせる椿の姿だというのも素敵ですし、離れていても彼女の働きに報いようと、公儀を通じて名誉ある仕事へ繋げているところに愛情を感じました。

    そして、ついに「丸に下り藤」の印籠がここで繋がるとは……! 内藤宗敬が椿に見覚えを感じていた理由も明らかになり、母・楓の悲しい過去が、今度は椿の未来を開く手掛かりになるのが胸に響きます。最後の岐仙の「謀りごとをたくらむ顔」が実に頼もしくて、このお坊さん、やはりただ者ではありませんね(笑)。

  • 第一話 武家当主への応援コメント

    ようやく互いの想いが明らかになったところで、慧之進が月館家の当主になるとは……。これまで二人を近づけてきた慧之進の誠実さや、兄を支えたいという気持ちが、今度は二人の間に距離を生んでしまうのが切ないですね。父の筆を失った椿に、月館家に伝わる古い筆を贈る場面も、他人行儀な言葉の奥に変わらぬ想いが感じられて胸に響きました。

    そして何より、最後の握手が忘れられません。言葉では「お元気で」と別れを告げながら、痛いほど強く握られた手と、互いの涙が本心を語っている。あれほど自然に並んで歩いていた二人が、今はただ遠ざかる背中を見送るしかないという結末に、胸が締め付けられました。

  • 第七話 恨みの果てへの応援コメント

    今回は、胸が締め付けられる決着でしたね……。人を救おうと炎へ飛び込もうとする慧之進も、そんな彼を「貴方様が大切です」と必死に引き止める椿も、どちらの想いも切実で、簡単には割り切れない結末が心に残りました。椿に触れていたことで慧之進にも恨みの声が少し聴こえたという描写には、二人が痛みまで分かち合ったような深さを感じます。

    そして、重苦しい事件の後に待っていた、まさかの恋の進展! 「月館慧之進は、椿さんに、惚れており……ます」と本人の口からついに聞けたのが嬉しいですね。狸寝入りの椿まで岐仙に見抜かれて「わっちも……、お慕い申しているよ」と答えるくだり、二人の両片想いを見守ってきた身には、なんとも幸せな締めくくりでした。

  • 第六話 恨みの連鎖への応援コメント

    父の形見の筆が割れてしまっても、「これが無くても、わっちはモノの声をちゃんと聴ける職人になりますから」と言い切る椿が、実に格好いいですね。ほんのわずかに涙を浮かべているからこそ、その決意がいっそう胸に響きます。そんな椿に寺の大切な筆を惜しげもなく貸す岐仙の優しさも、温かくて好きです。

    一方、慧之進が老中家の下働きの女性から情報を引き出す場面には、彼の調査役としての手腕がよく表れていますね。そして、ようやく香炉の声を聴き取れたと思った矢先に、肝心の香炉が消えてしまうとは……! 恨みを晴らそうとする死者たちの思いが、いよいよ抑えきれなくなってきたようで、緊迫感のある引きでした。

  • 第五話 香炉の声への応援コメント

    なんと、香炉には一人ではなく、何人もの犠牲者の恨みが宿っていたとは……! 第一話で名前の出たお鶴、第二話の神社裏で亡くなった豊がここで繋がり、さらに香炉を修復に出した伊助まで殺されていたと判明する展開には引き込まれました。しかも「下り藤」と「上り藤」の違いが、事件の核心に迫る手掛かりになっているのが巧みですね。

    そして、椿の父の形見である筆がついに割れてしまう場面には、胸が締め付けられました。それほど多くの恨みを受け止めた椿を慧之進が抱きとめ、皆が息を詰める中、本人は「ふぁーあ、よく寝た」と目覚める。この椿らしい一言で場の空気が一変する締めくくり、好きです(笑)。

  • 第四話 継ぎの跡への応援コメント

    なんと、空飛ぶ香炉の修復を手がけたのが、椿の兄弟子だったとは……! 職人だからこそ塗料のわずかな違いから仕事の出所を見抜けるという展開が面白いですね。久しぶりに訪れた工房で、若い徒弟たちが「椿おじょうさん!」と嬉しそうに迎えてくれる場面も、彼女がかつてそこで大切にされていたことが伝わってきて好きです。

    そして、香炉に刻まれていたのが「下り藤」の家紋とは、これは驚きました。椿の母の形見の印籠にあった紋と繋がってくるとは……! 兄弟子から巧みに情報を引き出す慧之進の頼もしさも印象的で、謎が深まる一方、祐之進の身を案じながら今一緒に歩ける幸せを大切にしようとする椿の心情が切ないですね。

  • 第三話 恋と炎の欠片への応援コメント

    馬上から慧之進が手を伸ばし、椿を一気に引き上げる場面が格好いいですね! 火事場を駆け抜ける緊迫感の中で、慧之進にしがみつきながら「下心もなにもないんだから」と自分に言い聞かせる椿が可愛くて、思わず頬が緩みました(笑)。

    そして、逃げる香炉に短刀を命中させ、ついに怪異の欠片を手に入れる展開も鮮やかです。最後にはまた椿の無鉄砲さを叱りながらも、優しい眼差しを向ける慧之進。夜明け前の誰もいない江戸の町を二人で歩く締めくくりが、激しい追跡劇の後だけに、しっとりと心に残りました。

  • 第二話 炎再びへの応援コメント

    なんと、夜空を香炉が飛んでいくとは……! 火の気のない場所で起きる連続火災に加えて、どちらの現場にも過去の死が関わっていそうなところが不気味ですね。椿と慧之進の言葉を信じ、定治や信吉がそれぞれの立場から協力を申し出る展開には、これまで二人が築いてきた信頼の積み重ねを感じました。

    一方で、椿を心配してまた駆けつけてしまう慧之進と、それをにやにや見守るお里さんたちの場面が微笑ましいです。それだけに、最後の祐之進の容態悪化という知らせが胸に迫ります。前巻から気にかかっていた兄の身体に何が起きているのか、椿の胸を冷やす不安がこちらにも伝わってきました。

  • 火事と聞いて椿の家が心配になり、思わず駆けつけてしまう慧之進。前巻ではまだ自分の気持ちを持て余していた彼が、今回は「あなたにもしものことがあったら……」と口にして抱きしめてしまうのですから、二人の関係も随分進みましたね。しかも、信吉に声をかけられても、最初は抱き合っていることへの注意だと思ってしまうくだり、このギャグ好きです(笑)。

    一方で、火元が無人の空き家で、しかも隣家の方がよく焼けているという謎の出し方も印象的でした。かつて住んでいた娘・お鶴の悲しい最期と、椿が感じ取った説明のつかない気配が重なり、甘い恋模様から一転して怪異の気配が漂う幕開けですね。

  • 第七話 五組の皿への応援コメント

    なんと、皿を割ったのは幼い小太郎自身で、雪はその罪を被って屋敷を去っていたとは……。何十年も悔恨を抱えて生きてきた倫太郎が、雪の「立派になられたのですね」という言葉でようやく救われる場面には、胸が熱くなりました。雪自身も、あれほど案じていた「あのこ」の成長を確かめたことで安らかに旅立てるという、二人の想いが同時に報われる結末が美しいですね。

    そして、五枚の皿がすべて杉浦家に戻り、椿の金継ぎによって長く大切にされる後日談も好きです。器の傷だけでなく、人の心に残った傷まで繕ってきた椿の仕事が、今度は彼女自身の新たな二つ名へと繋がっていく余韻が素敵でした。

  • 第六話 巡り合う皿への応援コメント

    なんと、苦労して探していた四枚目の皿を、岐仙が自分から持ってくるとは……! この巡り合わせには思わず笑ってしまいましたし、四枚揃ったところでユキが「杉浦小太郎」という名前を思い出し、さらに五枚目の存在へと謎が広がっていくのも面白いですね。

    そして今回は、岐仙の恋の世話焼きぶりが実に愉快でした(笑)。椿を見つめる慧之進の熱い眼差しをしっかり見抜いたうえで、「拙僧がいるとお邪魔でしたかな?」とからかうところが好きです。そんな慧之進が、椿の「信じてるよ」という言葉に赤面する姿も可愛らしく、二人の距離が少しずつ縮まっているのを感じました。

  • 第五話 想いの皿への応援コメント

    なんと、ここで岐仙が二人の仲を取り持つために本格的に動き出すとは……! 椿が身分差を理由に諦めていた恋に、養女という具体的な道筋を示してくれるのが嬉しいですね。しかも、序盤から気になっていた母の形見の印籠と「丸に下り藤」の紋が、ここで再び意味を持ち始めるとは、思わず膝を打ちました。

    一方で、椿が一人で黙々と金継ぎを仕上げる場面も印象的でした。傷痕に沿って金色の光が渓流のように走る描写が美しく、恋に悩みながらも職人としての腕を磨き続ける椿の姿が、しっかりと物語の芯にあるのを感じます。

  • 第四話 江戸中を巡りへの応援コメント

    「これは私が椿さんの為に、汗をかきたくてやることです」という慧之進の台詞が、今回は何より胸に残りました。旗本という立場に甘えず、自ら江戸中を駆け回って椿の力になろうとする姿が格好いいですし、それを見送る定治の「付ける薬のない病」という呟きも粋ですね(笑)。

    そして、椿から借りた手拭いで顔を拭った途端、首筋を赤くする慧之進が可愛い! 椿は彼の汗の匂いに胸を高鳴らせ、慧之進は彼女の手拭いに動揺する――互いに相手を強く意識しているのが、こんな何気ないやり取りから伝わってくるのが素敵です。

  • 第三話 隠居の皿への応援コメント

    二枚の皿を近づけた途端、一方が自ら動いて欠けてしまうという怪異が面白いですね。しかも、椿がその皿を継ぐことでユキの記憶が少しずつ戻ってくるとは……散り散りになった皿を集めることが、そのまま一人の女性の心を取り戻すことに繋がっているのが素敵です。

    そして今回は、慧之進の「何故、自分はこんなに必死に椿さんの為に何かをして差し上げたいと思うのか……」という台詞が何とも微笑ましい! 思わず本音を口にして、自分で驚いてしまう慧之進が可愛いですし、その後ろ姿をいつまでも見送る椿の姿も切ないですね。二人の気持ちがこれほど近いのに、まだ言葉にならないところがたまりません。

  • 第二話 織部の行方への応援コメント

    一枚の皿から始まった謎が、明神様の市を経て、別々の買い手へと広がっていくのが面白いですね。店主のわずかな記憶を丁寧に拾い、定治の知識も借りながら相模屋へ辿り着く流れには、これまでの怪異事件とはまた違った、人探しの楽しさがあります。

    そして何より、人混みの中で「はぐれるといけませんから」と自然に椿の手を取る慧之進がいいですね。恋心を諦めようとしていた椿が、今は一緒に過ごせる時間を大切にしようと思うようになったのも印象的で、手の温もりが胸まで届く描写に、彼女の切なくも幸せな気持ちが伝わってきました。

  • 第一話 火消しの皿への応援コメント

    前巻で自分の恋心を知った椿に続き、今回は慧之進の内面がじっくり描かれているのが嬉しいですね。椿の仕事姿に剣技とは異なる「何かを生み出す美しさ」を見いだし、思わず見惚れてしまうところに、彼が椿の職人としての姿をどれほど大切に思っているかが表れていて素敵です。

    そして、椿が忘れようとしている相手から「お願いだ、一緒に行かせて欲しい」と強く求められる、このすれ違いが切ない! 慧之進自身も思わず声を強めたことに驚いている様子が可愛らしく、恋心を自覚した椿と、まだ自分の気持ちに名前をつけられない慧之進の対比が印象的でした。

  • 第七話 剣閃への応援コメント

    なんと、菊蔵が遺した「惚れる」の意味を、慧之進の剣閃の美しさに見惚れた瞬間に悟るとは……! これまで物に宿る他人の想いを聴いてきた椿が、妖刀の声も邦重の声も遠ざかる中で、ようやく自分自身の恋心を知るという描写が素敵ですね。

    そして慧之進が、力で押し切るのではなく相手の限界を見極め、鮮やかな刀捌きで勝利するのも格好いいです。けれど、恋を知った喜びより先に身分差の苦しさが押し寄せ、「こんな想いするなら、惚れるなんて知らなくてよかったよ」と呟く椿には胸が締め付けられました。最後に父の筆を握って職人としての道へ気持ちを向けようとする姿も、いかにも椿らしくて切ないですね。

    作者からの返信

    椿はついに人に惚れるということを理解し、そしてそれゆえの苦しみを感じるようになりました。
    身分差恋愛という本人の意思だけでは到底越えられない壁を前に、椿は職人としての壁を越えようとしていきます。
    この時点では恋は椿が先に落ちた非対称の恋愛になっています。

  • 第六話 間合いへの応援コメント

    黒い殺気を放つ妖刀と、それを押し返す仮打ちの刀の白い光。二振りの対決がついに始まり、まさに「双刀の悔恨」という巻題が目の前に現れたような、迫力ある場面でした。

    特に好きなのは、椿が必死に祈る中、防戦一方に見える慧之進が「大丈夫ですよ、椿さん」と笑いかけるところです。あれほどの猛攻を受けながら見せる余裕が格好いいですし、椿にはまだわからない彼の勝算がありそうで、剣士としての慧之進の底知れなさを感じます。そして、父の筆を握る椿の祈りが刀の白い光を強めているという描写も、二人が文字どおり力を合わせて戦っているようで胸が熱くなりました。

    作者からの返信

    いよいよ、決戦の時になります。
    江戸時代を書くなら、チャンバラはどうしても入れておきたかったのです。

    慧之進さん、何気に優秀です。文武両道です。
    実は本人は月館家の人間として、霊力がない事がコンプレックスで幼少の頃から出来る努力を必死にやって、勉学も剣も両方とも人間として努力で伸ばせることは頑張ってきた人なんです。
    心配する椿の想いが慧之進を守ってくれるといいですね。

  • 第五話 刃を追うへの応援コメント

    妖刀に取り憑かれた狭川を追う場面ですが、血痕や寿司売りの屋台から相手の状態を推理していく慧之進が、今回も実に頼もしいですね。特に、椿が感じ取る刀匠の念の強弱を手掛かりに、二振りの刀が互いに惹かれ合っている可能性へ辿り着く流れが面白いです。

    そして、捜査のために何気なく椿の手を引く慧之進と、その温もりにすっかり心を奪われてしまう椿の対比が可愛い! これまでは二人揃って赤くなっていたのに、今回は慧之進だけが仕事に夢中というのも、椿の恋心がいよいよ深まっていることを感じさせます。

    作者からの返信

    椿が主役ではありますが、バディものとしての性格もあるお話です。慧之進は智慧で解決する。私自身本格ミステリ的なものまでは荷が重いですが、精一杯慧之進の活躍シーンを考えてみました。

    ここで二人の恋の熱量は椿に天秤が傾いていきます。
    この結果が、3話の最後につながってまいります。

  • 第一話 妖刀への応援コメント

    始まりの文を読むだけで、どんな喧騒の中でページを開いてもこの世界に戻ってこれます。
    頭の中で響くこの音の響きが好きで、毎回楽しみにしています。

    作者からの返信

    いつも読んでいただきありがとうございます。
    各巻はじまりの口上は、私の好きな江戸時代、時代劇の世界へ誘う案内板のようなものだと思っております。

  • 第四話 結界を挟んでへの応援コメント

    椿が慧之進の危機に思わず飛び出し、その椿を今度は慧之進が抱きかかえて救う場面、互いを守りたいという想いが行動に表れていて胸が熱くなりました。抱きかかえられた時のときめきだけでなく、腕が離れた途端に寂しさを覚える椿の描写も、恋心がずいぶん深まってきたことを感じさせますね。
    そして「使い手と刀と揃ってこそ」という慧之進の言葉が格好いい! 刀匠の悔恨を受け止め、彼の打ったもう一振りとともに妖刀を止めようとする展開は、まさに「双刀の悔恨」という巻題にふさわしい盛り上がりです。邦重との誓いの握手が、正気に戻った椿との思いがけない握手になってしまうところも、この二人らしくて好きです(笑)。

    作者からの返信

    慧之進のかっこいいところを書きたいのがこの妖刀の会となります。
    二人の恋心をゆっくり溜めて盛り上げて参ります。
    2本の妖刀をこの二人がどのように解決していくのか、先も読んでいただけると嬉しいです。

  • 第三話 兄、参るへの応援コメント

    ついに祐之進登場! 九字を切って狭川を止め、そのまま岐仙と結界を支えながら弟を戦わせるという、月館兄弟の役割分担が実に格好いいですね。それでいて初対面の椿に「弟はいつも貴女の話ばかり」と暴露してしまう兄上、この緊迫した場面での一服の可笑しさが好きです(笑)。

    そして今回は椿の恋心が、かなりはっきりしたところまで来ましたね。戦う慧之進から目が離せず、その胸の高鳴りによって「物の声」が遠ざかっても不安ではない――物の想いを聴いてきた椿が、自分自身の想いに近づいていくような描写がとても印象的でした。

    作者からの返信

    兄の祐之進、活躍のシーンがきました。長男で後継ぎであるために普段はお城に登っておりますが、月館家の血を濃くついで、幕府で一番の陰陽術の使い手となります。
    そして彼は弟大好きなのです。

    椿の想いはこのお話の中でどんどん明確になっていきます。
    三の巻でお話全体は折り返しになりますが、その中で今回は特に椿の恋心をはっきりさせるためのお話にもなっています。

  • 第二話 刀の声への応援コメント

    前話の「キル」という声が、早くも現実の惨事になってしまいましたね。あれほど鞘を抜くなと念を押されていた狭川が自ら刀を抜き、同心を斬って逐電する展開は、妖刀の恐ろしさを一気に実感させる強烈な一幕でした。

    一方で、追い返されても狭川と争わず引き、事件が起きれば定治を責めず「あたまをあげてください」と言える慧之進がいいですね。怪異への知識だけでなく、こういう場面での落ち着きにも彼の育ちと人柄がよく出ていると思います。

    作者からの返信

    まず二人の犠牲者を出した妖刀事件が更なる血を求めていきます。

    慧之進には、怪異と対抗するのに頭脳しかありません。まさに人の身の力のみで、これまでも対抗してきました。
    月館の一族は元々異能の血ゆえにこの役割を幕府から受けてきましたが、慧之進は霊力が低く能動的に特殊なことができないのを、智慧だけでここまで対処してきました。
    以外と苦労人なのです。
    人間もかなりできてますよね。人間何回目でしょうか。

  • 第一話 妖刀への応援コメント

    三の巻はいきなり「妖刀」という、これまで以上に直接的な危険を感じさせる怪異で引き込まれますね。問いかけてもただ「キル」を繰り返す刀の声は、これまで人の未練や情愛を伝えてきた器や撥とはまるで違っていて、その異質さが怖いです。

    そんな危険な現場でも、慧之進に頼まれると怖さを押して「やってみる」と答える椿に、二人で事件を解いてきた積み重ねを感じました。そして儀式の真っ最中に乗り込んできた狭川平左衛門――怪異だけでも厄介なのに、人間側にも一筋縄ではいかなそうな人物が現れる締めがいいですね。

    作者からの返信

    三の巻は、時代劇にはチャンバラを入れたいよという簡単な発想から始まりました。
    その為の付喪神として今回は人の無念ではなく妖刀という執念のものをつくりました。
    その為、異質な感情を表現したく、カナで喋る妖刀という心が身発展の付喪神になっております。

    椿と慧之進の気持ちも事件の中で進んでまいります。

    狭川がこれにどう絡んでいくのかは続きを是非お楽しみに。

  • 第七話 ほつれの果て への応援コメント

    「忍ぶ恋ってのもあるのさ」という菊蔵の言葉が、この巻だけでなく椿と慧之進の物語そのものにも重なっていて、胸に残りました。恋心を告げるのではなく、菊夜の未来を祝福して名を託す菊蔵の姿が切なくも格好よく、だからこそ菊次の「恋に狂った」結末との対比も鮮やかですね。

    そして「知りたかったら、横のお侍さんのこと、思いっきり考えてご覧」という置き土産、この台詞好きです。そこまで言われても慧之進を見ながら「やっぱりわかんないな」で終わる椿が実に可愛い(笑)。最後に金継ぎの撥が菊夜へ受け継がれ、やがて江戸一番の奏者とともに歴史を刻む締めも、第一の巻と響き合う美しい幕引きでした。

    作者からの返信

    菊次も狂う前に少しだけ話せていれば、最初はもっと悪辣な殺人犯として考え始めたのですが、どうしても書けず、恋に狂う男になりました。
    それに併せて菊蔵師匠もただ不幸な男ではなくなり、師としての粋を体現できる人物になっていったので、これはこれでよかったなとこの二話を書き終えてから思いました。

    菊蔵師匠の最後の言葉は、しっかりと椿の心の中に残ることになります。もう一度語られるシーンも出てきますので、続きも楽しんでいただければ嬉しいです。

  • 第六話 調べの向こうへの応援コメント

    菊蔵が弟子一人ひとりに言葉を遺していく場面、師匠として彼らをどれほどよく見ていたのかが伝わってきて、とても温かいですね。そして菊次への「新しい家を立てるようお願いしていた」という言葉はあまりにも切ない……。恐怖に強張っていた菊次が、真実を知って崩れ落ちる姿には胸が締め付けられました。

    また、そこで慧之進が罪を暴き立てず、「師匠には安心して逝ってもらいましょう」と囁くのが実に格好いいです。真相を追う鋭さだけでなく、菊蔵の最期の想いまで守ろうとする優しさが、彼という人物によく似合っています。

    作者からの返信

    人は嫉妬に狂う。
    当初のプロットより、菊次が自分の罪と向き合うのに、このシーンが必要だと思い、大幅に話を拡げたものです。

    慧之進の機転と優しさ、それを一緒にいた同心も拾ってくれる。
    優しい世界になっています。

    結果的に、殺人事件の趣向が、一話に続き人情噺に寄ってしまったのですが、自分の作品だからなぁとそこは諦めました。

  • 第七話 月館の奥方様への応援コメント

    完結お疲れ様でした&おめでとうございます!✨🎉✨
    ウオンオンッ……よかった、六の巻の始まりでどうなるかと思いましたが、本当に良いお話でござんした……★(うつった?)
    コメントでのネタバレは避けつつ、とかく和風情緒に溢れた恋愛物語、新鮮かつ興味深く、また面白かったです。読ませて頂き、ありがとうございました――!🌟
    嗚呼、楽しかった…✨📖✨ฅ(˘ω˘*ฅ)良き物語との出会いは宝ネ…🌠

    作者からの返信

    最後まで、読んでいただき本当にありがとうございました。

    自分的にも時代小説とキャラ文芸の狭間で、表現に悩みながら書き終えることが出来て、良い経験になりました。

    楽しいと言ってもらうのが、何よりの力になりますね。
    和風キャラ文芸は今後もチャレンジしていきたいです。

    あらためて読了感謝します。

  • 第七話 名を呼ぶへの応援コメント

    「おしゃな、いや、お佐奈。ちゃんと俺は名前を呼べるようになったぞ。どうだ、立派になったろ?」

    嗚呼、ここ好きです……💕

    しかも「どうだ、立派になったろ?」って……✨️

    これはじんときますね🥲

    佐奈さんが待ち続けていた月日まで、この一言で報われますね☺️

    作者からの返信

    ここの台詞、わたしも大好きなのです。
    アイデア時点では事件解決みたいな方向で考えていたのが、どんどん人情話が増えてしまいました。

    言葉を聞いて、安心して成仏していった佐奈様は、平穏なあの世にいかれたと思います。

  • 慧之進、この慌てよう🥰
    「椿さんも最後まで確認されたいのでは……」って理由をつけていますが、もう少し椿と一緒にいたい気持ちも見えてしまいますね☺️

    そして椿もまんざらでもなさそうなのがまた良いです。
    一気に近づくのではなく、二人の間にあるこのふんわりした距離感、すごく好きです😆

    作者からの返信

    どちらも初心なので、少年少女の恋のような、ゆっくりとした恋をしています。

  • 第五話 名を尋ねてへの応援コメント

    今回も楽しく拝読しました!

    「あんたの想い、わっちに聴かせておくれ」

    ここ、すごく好きです☺️

    付喪神の声を聞けること自体も面白いんですが、この言葉から伝わってくるのは能力よりも椿自身の優しさですね。

    職人としての意地や頑固さはおとっつぁん譲り。
    でも、相手の想いにそっと耳を傾けようとするところは、また別の「椿らしさ」なのかなと感じました。

    ますます椿を応援したくなりますね!

    作者からの返信

    応援したくなるヒロインというテーマでの募集のコンテストへの応募作品としてつくりました。
    そのため、つい応援したくなるような、好意的に見てもらえる性格になるように気をつけて椿のキャラづけには大変きをつかいました。
    応援したくなると言われるのはとても嬉しいです。

  • 第七話 恨みの果てへの応援コメント

    おぉ、恨みつらみの恐ろしさ、自業自得の結末とはいえ苦悶の最期……🔥💀🔥
    今回の椿さんは心労も大変でしたが……今回の巻で驚きの展開に!💞<ヒューッ!
    慧之進さんの想いを知って、椿さんは果たしてどうするのか……身分差恋愛、果たして成るかっ……!? ニヨニヨしつつ読んでしまいそうですね……?
    ニヨニヨニヨΣฅ(˘ω˘*ฅ)アッそういえば筆どうするんだろう…!🖌

    作者からの返信

    最後は少し悩みつつでしたが、どうにも出来ないものもあると考えれば、助けられなかったと思われないように、丁寧に葬りさりました😅

    いよいよ次回は最終章。事件ではなく二人の恋の結末が描かれますので、最後までお楽しみくださいませ。

  • 第四話 声を辿るへの応援コメント

    今回も楽しく拝読しました!

    「声が聞こえました」
    そして、付喪神の声を聞ける椿。

    ありそうで意外とあまり見かけない特殊能力(?)で面白いですね!
    こういう不思議な力が出てきても、金継ぎや江戸の空気がしっかりしているので、時代小説としての読み応えが崩れないのも素敵です。

    そして、

    「何故か頬を紅潮させた慧之進の様子を見て、椿は訝しく思いながら――」

    ああ、もどかしいッ😅

    付喪神の声は聞こえるのに、慧之進さんの気持ちは聞こえないんですね(笑)
    この二人の距離感、やっぱり好きです!

    作者からの返信

    能力だけで解決しない、慧之進の智慧と併せて、話を進める形にしたかったので、便利過ぎないように気をつけて描写しました。

    まだ一話ですので、恋の方はゆっくり進めつつ、各話はのお話はきっちり終わらせて参ります。

  • 第三話 器の声への応援コメント

    今回も楽しく拝読いたしました!

    「名人でなければ」と言われた器を、自分みたいな小娘に任せるのを躊躇するのも当然だ、と椿自身が考えているところ……刺さりますね。

    「女だから」で職人の意地を捨てる椿じゃあない。
    でも同時に、おとっつぁんがどれだけ凄い職人だったかは、娘の椿が誰より知っているのが!
    この複雑な気持ち、すごく好きです💕

    そして父の筆から「やってみな」と声がしたように感じるところもいい!
    父を越えたい椿なのに、今もおとっつぁんに背中を押されている。この父娘の関係、なんとも言えませんね✨️

    そして、

    「こうして、椿と慧之進は器のことで、新しい縁を繋ぐことになった」

    ここも好きです😆
    時代小説としての雰囲気はしっかり残しながら、器をきっかけに、ビミョーな距離の恋愛まで始まりそうで……!

    このじわじわ感、かなり好きです☺️

    作者からの返信

    レーベル的に時代物に偏りすぎるのも良くない、雰囲気を伝えつつ、読みやすいものというのを目指してみました。

    ただ読み慣れてない人には難しい、時代物好きな人にはもっと振り切っても良かったのにと言われる中途半端なものになった気もして、難しいと感じています。

  • 第二話 月館のお役目への応援コメント

    今回も楽しく拝読いたしました!

    兄弟子の言うことにも商売としては一理あるんですが…
    それでも「それは商人の理屈」と返す椿。
    ここに職人としての意地というか、実に「らしい」意地を感じました🪨
    率直に好きです💕

    そして慧之進とのファーストインプレッションがいいですね!

    「この器がどれほどの手を経てきたか——」
    「なるほど、この人はわっちに聞いてほしいのか」

    ……微妙にズレてる!😅

    このちょっと噛み合わないところから二人が始まるのが、なんとも面白いです。
    これからどんな関係になっていくのか楽しみです!

    作者からの返信

    まず職人であるが最初に来るのが椿だと、兄弟子のエピソードは構築した記憶があります。

    そしてやっと慧之進との出会い。
    今回読者選考がないので、落ち着いた展開に出来ています。

  • 楽しく拝読いたしました!

    時代小説としての描き方がとても丁寧ですね。椿さんの年齢や外見も説明しすぎず、早い段階で自然にイメージできるようになっている点に親しみが持てます。

    特に「鼻の頭の粘土」がすごく椿さんらしくていいですね😁
    あの一場面だけで、職人として真剣に仕事へ向き合っている姿と、どこかフランクな可愛らしさが一緒に伝わってきました。
    私の頭の中にも、早々と「自分なりの椿さん」が浮かんできました。

    江戸の長屋や人々の空気も自然に感じられて、時代の中へすっと入っていける第一話でした。

    この先は恋愛の要素もだんだん色濃くなってきそうですね。
    椿さんと若侍がどう関わっていくのか、楽しみです!

    作者からの返信

    基本的に濫読家なもので、時代小説も読む範疇に入っているのと、落語や講談なども好きで寄席に見に行く人種で、中華・和風ロマンスというジャンルへのコンテスト応募作に、ついつい好きな要素が入っていったという作品になります。

    応援したくなるヒロインをというレーベルの要望をうけたコンテストで、椿のキャラ造形は、仕事に打ち込み、可愛げもあるようにと、現代の女性から見ても魅力的になるように工夫してキャラづけをして参りました。

    最終的には恋愛物語として書いていますが、途中は、芸能の世界、チャンバラ、火消しなど、江戸の町の雰囲気を一般の読者にも味わってほしいなと思ってお話をちりばめました。
    読んでくださってありがとうございます。

  • 第七話 月館の奥方様への応援コメント

    椿ちゃんが自由にやりたいことをやれる人生を得られたことに嬉しく思います。
    これからも椿ちゃんの活躍と慧之進さまのツッコミ・後処理を楽しみにしております。
    夫婦としてはかなり完結している気がしますが、夫婦となった二人が新たな怪異にたちむかう話も聞いてみたいと思う次第で戻ざいます。

    作者からの返信

    感想とレビュー、どうもありがとうございます。
    この最後の章は紛れもなく時代小説ではなく恋愛ものだよなと思ってます。

    出来たら、椿、慧之進、祐之進の3人バディものとしての、月館家あやかし綺譚といった書籍化の続編が書けるといいなぁと思っております。

  • 第五話 もつれ糸への応援コメント

    今回は、散らばっていた手掛かりが慧之進の調べによって一本の糸にまとまっていくのが気持ちいいですね。泥藍香、売られた三味線、そして互いの証言を図面上で照合して菊次を浮かび上がらせる――腕力ではなく、丹念な調査と智慧で怪異の裏にある人の企みを解いていく慧之進が格好いいです。

    そして、菊夜が助かりそうだと真っ先に椿へ知らせに来るところがまた優しい。「やったね」と両手を握ってから、二人揃って真っ赤になって手を離す締めも可愛いですね。事件のもつれ糸がほどけていく一方で、こちらの恋の糸はどんどん絡まっていくようで微笑ましいです。

    作者からの返信

    慧之進は、対怪異を代々司る月館の家の人間としては、直接の怪異との対処能力が低いので、せめて努力で埋めることのできる智慧だけはと、努力してきた人間なんです。

    誠実で、不器用な男として、好意的に受け止められると嬉しいですね。ときめく小説大賞をターゲットにした時点で、まず女性に受けるヒーローであってほしかったのです。

  • 道具の声を聞いてその声の主を探しに行く、その声に寄り添っていく、というのは非常に心の温まる話ですね。
    しかもその声を聞く代償も思いの強さで変わる、他者がそこを補うこともできるという点は今後の展開が楽しみです。

    作者からの返信

    椿の力も、継ぎの腕も成長していきますが、それを支える周りの人たち、そして何より慧之進との恋の展開を書くお話です。
    気に入っていただけると嬉しいです。

  • 第四話 糸を張るへの応援コメント

    今回は慧之進の「怪異を解く若侍」としての、地に足のついた調査力が格好いいですね。伽羅の香りというわずかな手掛かりから、養生所、蘭方医、薬種問屋へと一つずつ糸を手繰って「泥藍香」に辿り着く流れに、彼の生真面目さと智慧がよく表れています。

    そして何より、前話では椿が慧之進を思い浮かべ、今回は慧之進が「なぜ自分はここまで」と考えた途端に椿の姿を思い浮かべる――なんと綺麗な両片想いでしょう。本人はすぐ忘れて歩き出してしまうのも慧之進らしくて、この無自覚な二人が可愛いです。

    作者からの返信

    作品全体の主人公はあくまで椿ではありますが、男女バディものとして、慧之進も主人公格で活躍させたくて、モノの声だけでは解決できない、智恵で活躍するキャラとして、創造してみました。

    事件を解決しながら、二人の恋を描くのがこの物語の主題ですので、ジャンルも恋愛のあくまでも恋愛小説としての全体を描いています。

  • 第三話 深まる調べへの応援コメント

    今回は事件の捜査が進む一方で、椿の心の変化がとても愛らしく描かれていました。菊夜に撥をそっと握らせる場面には、物の声だけでなく、人の心にも寄り添おうとする椿らしい優しさがよく表れています。

    そして終盤が実に微笑ましいですね。菊蔵の恋慕の想いを理解しようとしているうちに、ふと慧之進の顔が浮かび、自分でも理由がわからず頬を染めてしまう椿。その初恋が少しずつ形になっていく過程がとても自然で、読んでいて思わず頬が緩みました。また、手を握られただけで真っ赤になりながら「任せてください」と応える慧之進も、本当にこの二人らしくて好きです。

    作者からの返信

    事件は、どんどん進みますが、その中で椿の恋心も少しづつ育っていきます。
    声を聞けるのが椿だからこそ、解決することもあると思っています。

    二人とも恋については初心なので、どちらもどうしていいのかまだよくわかっていません。
    このお話は時代小説ではなく、ジャンルはあくまでも恋愛なので、こんな感じでゆっくりと両片想いの期間が続いてまいります。

  • 第二話 織部の行方への応援コメント

    フフフフ……椿さんが恋心を秘めると決断してからの、このジレジレ感は……たまりませぬね……✨ 恋愛モノの……非常に楽しい時期……!
    壁|ョ*˘ω˘)ニヤニヤニヤニヤ(出てこんかい)

    作者からの返信

    ジレジレ好きなんですよ。
    椿さんの気持ちはわかりました。では慧之進は?
    ってところをこのお話ではご覧いただければと思います。

  • 第二話 家元の館への応援コメント

    事件が本格的に動き始める一話でしたが、やはり印象に残ったのは椿の優しさです。「無実の人なのなら、助けてあげたいじゃない?」という一言には、怪異を解くだけではなく、人の心まで救いたいという彼女らしさがよく表れています。その言葉に慧之進の表情がふっと和らぐ場面も、とても自然で温かいですね。

    そして、岐仙が二人を見送りながら「お似合いの二人」と独りごちるくだりには思わず頬が緩みました。本人たちはまだ気づいていないのに、周囲には少しずつ見え始めているという距離感が、この両片想いのじれったい魅力をいっそう引き立てています。事件のほうも、失われた三味線や伽羅の香りなど、謎が丁寧に積み重ねられていて、これからの聞き込みが楽しみになる引きでした。

    作者からの返信

    椿の心がいつも前進するきっかけになるように、自分ならば応援したい主人公にしたいと思ってキャラを組み立ててみました。

    岐仙は、二人のことを気に入ってますので、なんとかしてやりたいと人生の先輩として思っています。
    二人の両片想いはなかなか進みませんが、その代わり個々のお話は進んでいきますので、よろしくお願いします。

  • 第一話 撥の傷への応援コメント

    新たな事件は、目撃者も凶器も揃っているのに、撥の声だけが「菊夜ではない」と告げる導入が実に鮮やかですね。菊蔵の中に弟子への慈愛と恋慕が入り混じっていることも、芸事の世界に潜む複雑な人間模様を感じさせます。

    また、その恋慕の感情を受け取った椿が、慧之進に抱き留められた温かさと無意識に重ねる場面が印象的でした。怪異の謎とともに、椿自身がまだ知らない想いも少しずつ輪郭を持ち始めていて、胸がくすぐられます。

    作者からの返信

    ネタ的には殺人事件ですが、被害者の声を聞ける時点でミステリにはならないですね。
    弟子たちを思う師匠の気持ちが表現できていれば良いのですが。

    ときめく小説大賞ですので、恋の行方もきちんと各話で描いていきます。ただ二人とも恋を知らない人なので、なかなか先は長そうです。

  • 第七話 名を呼ぶへの応援コメント

    第一の事件の結末にふさわしい、とてもあたたかな幕引きでした。実高が「おしゃな」という幼い頃の呼び名をきっかけに記憶を取り戻していく場面は、積み重なっていた想いが一気にほどけるようで胸を打たれます。そして「ありがとうございます」という最後の声が椿だけでなく皆に届いたことで、サナの未練が本当に救われたのだと感じられ、静かな感動が残りました。

    また、金継ぎされた器が都築家に残り、後に名器となるという締めも、この作品らしく美しいですね。傷を隠すのではなく、美しく継いで未来へ受け継ぐというテーマが、物語そのものの結末にも表れていて、とても心地よい余韻でした。事件を終えたあとの椿と慧之進が、何度も目を合わせて笑い合う姿も実に初々しく、この二人の歩みをこれからも見守りたくなります。

    作者からの返信

    怪異事件解決という方向性でプロットを立て始めたのですが、気がついたら人情噺に落ち着いてしまいました。
    自分の子供が幼い頃にそんな風に周りを呼んでいたことを思い出して、そこから思考を繋げていってみました。
    最後の語り形式は、未来の話まで視点を気にせず書けるので、良いやり方になったと思います。
    基本的には連作短編の形式になってますが、二人の関係はこの作品が長編となるための根幹ですので、そちらも見守っていただけると嬉しいです。

  • 第七話 剣閃への応援コメント

    三の巻まで完結、お疲れ様です~!
    アクションが入ってくると、躍動感が増して燃えますね……🔥 刀、やはり刀はロマン……★ 細かな剣戟描写もしっかりしていて、とても楽しかったです……!
    椿さん、しっかり想いを自覚して可愛さを見せつつ、己を窘めて仕事に打ち込む模様……だからこそ、ここから先、この恋愛模様がどうなってゆくか気になりますね……!?
    慧之進さん…✨ฅ(˘ω˘*ฅ)男を見せるんだ…!(ヒューッ!)

    ※どうでもいい補足と追記
    レビュー書こうとしたらタイトルのところでうっかりエンター連打してしまって、タイトルのみの変な感じの投稿になってしまいました……(((´ω`;)))
    編集して本文修正しましたが、何だか申し訳ないです……((TωT;)))ヒーン!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    お話はここでちょうど折り返し、江戸時代ならやっぱりチャンバラでしょと、ここでこういう話も織り交ぜてみました。
    ついに自分の気持ちに気づいた椿。慧之進はまだ無自覚だけど惹かれていっている。
    二人は、果たしてどうなるのか、続きをぜひお楽しみに。

  • 第四話 結界を挟んでへの応援コメント

    剣戟キター!( *˙ω˙*)و<燃ゆるー!🔥
    しかし勢いとはいえ慧之進さん、椿さんの手を握る形になっちゃったりと、さりげないラブコメ展開にもニヤニヤしてしまいますね……★(ヘッヘッヘ…)

    作者からの返信

    江戸のラブコメは、どうなんでしょうね?
    と思いつつ、ニマニマして見守ってください。

  • 今回は、慧之進の実直な優しさがじんわりと沁みる一話でした。椿を気遣って何度も頭を下げる姿も、五日間ひたすら手掛かりを探し続ける姿も、誠実な人柄がよく表れていますし、それを静かに見守る兄との関係も温かくて素敵ですね。

    一方で、武家屋敷へ向かう道中の椿の胸の痛みが印象的でした。身分の違いを初めて現実として意識する切なさがある一方、「私はあなたにいて欲しい」という慧之進の言葉が、その不安をそっと和らげる流れがとても美しかったです。恋心がまだ言葉にならない段階だからこその、繊細な心の動きに惹かれました。

    作者からの返信

    真面目な弟、それを応援する兄、二人の関係を丁寧に表現してみたかったお話でした。生み出したキャラを素敵と言ってもらうのは作者冥利に尽きます。ありがとうございます。

    身分違いの恋は、この作品全体を通したテーマになりますので、まず一の巻でこういうお話になりました。

  • 第五話 名を尋ねてへの応援コメント

    今回は、怪異を解く場面と、椿と慧之進の初々しい距離感が見事に重なった一話でした。器との対話では、椿がただ「声を聴く」のではなく、その想いを自らの身体を通して語るような描写が印象的で、サナの「ただ一度、名を呼んでほしい」という願いが胸に深く沁みます。

    そして終盤は思わず頬が緩みました。意識を失った椿を必死に支える慧之進も、抱き留められたことに動揺する椿も、本当に不器用で愛らしいですね。岐仙が絶妙なところで茶々を入れるおかげで場がふっと和らぎ、二人のじれったさがいっそう際立っていました。

    作者からの返信

    岐仙さんのフォローで、余裕を持って声を聴けるようになった椿と、その言葉を通して、声を聴くことになる慧之進。二人揃って、事件の解決に挑んでいきます。
    サナの想いをどう解決していくのか、ぜひ続きで確認してほしいと思います。

    二人は、本当に恋愛慣れしていないので、なかなか距離を詰めることができません。恋はゆっくりと、事件はしっかりと進めていく方向で書いております。

  • 第七話 ほつれの果て への応援コメント

    喋り方も相まって『横のお侍さんのこと、思いっきり考えてご覧』の粋なこと……良き情緒ですね……!✨
    とはいえ二人の恋はまだまだ発展途上、ここからどう発展していくのか、目が離せませぬ……★
    フフフこれは…✨ฅ(˘ω˘*ฅ)✨トキメキますねぇ…!(ヒューッ!)

    作者からの返信

    ときめいてください。
    ときめく小説大賞ですのでね。

  • 第四話 糸を張るへの応援コメント

    椿さんと慧之進さん、互いのことを意識し合って、少しずつ心の距離が近づいている感じしますね……フフフ和む二人……★
    (*ΦωΦ)フフフ…(アヤシイ)

    作者からの返信

    ゆっくり、ゆっくりですね。
    両片想いものでもありますし。

  • 第四話 声を辿るへの応援コメント

    今回は、椿の力が「物の声を聴く」という形ではっきり物語に組み込まれ、怪異譚としての輪郭がぐっと鮮明になりました。器に宿った乳母の想いを、椿が慈しむように慧之進へ託す場面には、この作品らしい優しさが感じられます。

    また、慧之進が椿の笑顔に思わず頬を染めてしまうくだりは、とても微笑ましかったです。まだ本人たちも自覚していない距離感だからこその初々しさがあり、自然と応援したくなります。そして岐仙が椿の母を知っていたという事実も、椿の過去へ静かに光を当てる一幕として印象に残りました。

    作者からの返信

    怪異譚ではありますが、人情噺でもあります。
    椿も想う気持ち、それを助けたい慧之進。
    そんな二人の想いを書き連ねていっています。

    そして二人とも恋をまだ知りません。
    両片想いの焦ったさをうまく書けていれば良いのですが。

  • 第三話 深まる調べへの応援コメント

    慧之進さんはなかなか初心で可愛らしいですね🥰
    椿も自覚薄めで、ほのぼのとしたふたりですね🥰

    作者からの返信

    まだまだ二人とも、自分の気持ちに気づいてませんね。
    このままどう気持ちが膨らんでいくのか、追いかけてみてください。

  • 第七話 名を呼ぶへの応援コメント

    物に宿る人の想いを聞き、それを繋ぐ。
    とても優しく、素敵なお話ですね。

    お佐奈さんが立派に育った坊っちゃんの姿を見ることができて良かったです😭✨

    作者からの返信

    怪異のお話が気づいたら人情噺になってしまっていました。
    まぁ、好きなのでしょうがないのですが。
    この後も事件、事件で未練に寄り添っていく椿を見守ってあげてください。

  • 第三話 器の声への応援コメント

    今回は、椿と慧之進の「縁」が静かに結ばれていく様子が、とても心地よく描かれていました。毎日律儀に通い、ただ邪魔をせず見守る慧之進の不器用な誠実さが実に彼らしく、椿がその視線に不思議な温かさを覚えるくだりには思わず頬が緩みます。

    そして最後、ついに椿の力が明かされる締めが見事でした。「一目、お目にかかりたい……そして名を呼んで欲しい」という器の声は切実で、金継ぎが単なる修復ではなく、人の想いを受け止める営みなのだと一気に物語の核心へ導いてくれます。

    作者からの返信

    やっと二人の関係が始まりました。
    今はまだお互いに、自分の気持ちにすら気づかないまま、相手を見ています。

    そして、メインとなる器の声までやっと辿り着きました。
    モノの声を聴くことで事件を前に進めていってくれます。
    なんとか最後に滑り込ませましたが、今後もこの力で活躍していきますので、お楽しみに。

  • 第二話 月館のお役目への応援コメント

    椿の「わっちは、おとっつぁんを越えたいんだ」という一言が、とても力強く響きました。縁談や兄弟子の誘いを断る場面も、ただ意地を張っているのではなく、職人としての矜持から来る決意だと伝わってきます。

    一方で、慧之進が初登場して物語の空気がぐっと広がりましたね。怪異を解く役目を背負いながらも、礼節を忘れない実直さが短い描写だけでよく伝わってきます。二人が「器」を介して出会う導線も、この作品らしい美しさを感じました。

    作者からの返信

    まず職人としてが立つように、言葉や表現を気をつけて書いてみています。

    その上で、和風ロマンスですので、恋の相手であり、バディ的な存在でもある慧之進の登場も大事なシーンと思い丁寧に書きました。

  • 導入から椿という人物の輪郭が、とても自然に立ち上がってくる第一話でした。鼻の頭の粘土という愛らしい描写と、金継ぎに向き合う職人としての真剣さが同居していて、一気に彼女が好きになります。
    また、「継ぎは傷じゃねえ」という亡き父の言葉は、この作品全体を貫く芯になりそうな一節で、とても印象に残りました。
    そして未来を先に見せる語りも効いていますね。寺で手を取り合う椿と若侍の場面が静かな余韻を残し、「ここへ至るまで」を見届けたくなる幕開けでした。

    作者からの返信

    今作は、ときめく小説大賞メディアワークス文庫向けで、応援したくなるヒロインがテーマで書いております。
    一気に椿のことを好きになると言われたのは、それが1話からできたのだなと、嬉しくなりました。
    頑固な職人の父の言葉を自分のものにして、職人としての芯と、惹かれていく自分の心とを、葛藤していく椿を見届けていっていただけると嬉しいです。
    応援コメントありがとうございました。

  • 第五話 名を尋ねてへの応援コメント

    Xでオススメしていただきありがとうございます。
    レビューを書かせていただきますね。

    作者からの返信

    感想とレビューありがとうございました。
    江戸の恋愛ものとして描き始めたら、人情噺によっていってしまったのは、私の嗜好ゆえですね。
    二人はこれからどんどん惹かれあっていきますので、どうかお楽しみに。

  • 第七話 名を呼ぶへの応援コメント

    一の巻まで読み終えて――お疲れ様でした、大変おもしろかったですー!✨
    物に宿る想い、付喪神……和風情緒として共感しやすく、今回の結末には温かさがあって非常に尊きですね、ハフゥ……★(?)
    巻の始まりと〆の語り部的な挨拶もまた、和風情緒を引き立てる良き表現。
    さりげに慧之進さんの椿さんへの想いも随所に仄めかされて、ロマンスも非常に楽しみですね……?💞
    続きも楽しみです!✨📖ฅ(˘ω˘*ฅ)良き物語との出会いに…感謝★(ヒューッ!)

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます。
    お仕事中ものではなく、時代でもなく、和風ロマンスとなるように、事件の裏に、恋が主題に居続けるように二人の恋をゆっくり書いていきます。
    二人の恋を見届けていただけると嬉しいです。

  • 第二話 月館のお役目への応援コメント

    おぉ、何とも丁寧で良き和風情緒、この空気感、たまらなく好きです……!
    「嫁ぐ」が風潮たるこの時代において、確と自分の意思で歩く芯の強さ、椿さん良いですね……!?
    そう、即ち…✨ฅ(˘ω˘*ฅ)✨一人称「わっち」にハマります…★(ふぇ、フェチなのかい…!?)

    作者からの返信

    一人称は、考えてこうなりました。
    生き方を応援したくなるヒロインになっていれば良いなと思って書いてます。

  • 中盤で挿入される、寺の本堂での若侍との「涙の別れ」のシーン。
    身分違いゆえの切ない恋、そしてタイトルにある「怪異を解く」という要素が、今後どのように椿の人生と絡んでいくのか、これからの興味を強く牽引する見事な構成でした。

    作者からの返信

    コメント、それにレビューも、ありがとうございます。
    期待に応えられるよう、この後も頑張って連載続けて参ります。、