そして、望んだとおりになったへの応援コメント
他者から貰った感想に名前をつけるのは、酷く傲慢で身勝手であり。しかしながら、感情の置き方としては妥当で可愛らしくもあり、ともすれば、価値を得たいと欲するのは依存迄には満たない、満たされたくない創作者の孤独感がじっとり描写されていて、はぁ〜と息が落ちました。
誰だって自分の形に見合った評価をされたいと願うのは当然であって、責められる行いでもなく。
かといって宝物庫のように絢爛な装いを想像してしまえば、ぬいぐるみ程度に収められてしまった時の落胆は大きい。閼伽井さんが梅ヒジキさんのコメントを消していく過程がお辛いです。
梅ヒジキさんが違った温度で閼伽井さんに声をかけられたら、別れを伴わない成長もあったかも知れませんね。と、思いつつ。閼伽井さんにブロックされた後の梅ヒジキさんの方に感情が入ってしまい心がしっちゃかめっちゃか混ぜ込みワカメでした。
しろーも感想を書いて作者様に望んだ形で届いているか毎回不安になりますが、どう入った形に成ろうとも誠実に向き合い続けたいと思いました。
作者からの返信
しろっこにーさん……!
読んでいただけて嬉しいです!
閼伽井は傲慢なキャラクターなのですが、その根本にあるのは、おっしゃる通り「孤独感」なのだと思います。
投稿告知に相互の創作仲間から返ってきたコメントが、作品に触れたものではなく「健筆ですね」だけなあたり、閼伽井は、創作仲間だと思っている相手にも、実はあまり作品そのものまでは読んでもらえていなかったのかもしれません。
梅ヒジキさんだけは、ちゃんと読んでいたのに……。
でも梅ヒジキさんがいると、彼は「孤独」すら失ってしまうので、そこに縋り付くようにコメントを消し、梅ヒジキさんを遠ざけました。もうそうするしか自分を保てなかったのかなと思います。
思い描いていた宝物庫と、実際に差し出されたぬいぐるみ(この比喩、めちゃくちゃしっくりきました!)
その落差を、閼伽井はどうしても受け止めきれなかったのかもしれませんね。
ブロックされたことを知った後の梅ヒジキさん、絶対ショックですよね……。ただ好きで読んで、言葉を送っていただけだったからこそ、余計に何が悪かったのかわからず傷ついてしまいそうで、私も考えると心がしっちゃかめっちゃか混ぜ込みワカメです…。
私も人に感想を書くのがいつも不安です。怖いに近いかも…難しいですよね。
好意がまっすぐ届くよう、誠実に向き合って考えていきたいです。
私自身は、今回しろっこにーさんからのコメント、本当に本当に嬉しかったです!ありがとうございました。
そして、望んだとおりになったへの応援コメント
Xからお邪魔してます。
物書きさんみんなに読んでいただきたいお話ですね。
閼伽井さんが、梅ひじきさんのSNSを初めて覗い時の高揚、
その後、コンテストの特賞者を同時に追っていたと知った時のなんとも言えない気持ち。
ああ、ああ
と私も声が出てしまいそうでした……
それだけ作品への思いが強かったんだろうな、と……
皆さんそれぞれ、渾身の思いと時間をかけて書き上げてらっしゃる小説。
これからも心して読ませて頂こうと背筋が伸びました。
ありがとうございます。
作者からの返信
Xから読みに来てくださったとのこと、ありがとうございます。
「ああ、ああ」のところに触れていただけて、とっても嬉しいです…!
理屈っぽく自分を納得させようとしてきた閼伽井が、あそこで一度、言葉を失ってしまう感じを書きたかったので…それを受け取っていただけたようで胸がいっぱいになりました。
コメントを消す、ブロックする場面は「それは良くない」と作者の私自身が思いながら書いていたのですが、でも閼伽井の気持ちも読んだ人に伝わるように、腑に落ちていただけるように悩んだ部分でもありました。なので、こんなふうに読んでいただけて、閼伽井と一緒に声が出そうでしたと言っていただけて、本当に嬉しかったです。
また、「渾身の思いと時間をかけて書き上げている小説」というお言葉に、私自身も背筋が伸びる思いがしました。私も読む側として、読み終えた熱のまま感想を書いてしまうことが多々あり…、私自身はいただくコメントは本当になんでも嬉しいタイプなのですが、その向こうにある書き手の時間や思いを忘れずにいたいなと改めて思いました。
素敵なコメントをありがとうございました。
そして、望んだとおりになったへの応援コメント
非常に胸を打たれました。
作者の意図と、読者が受け取る熱量との間に生まれる静かな『乖離』。
特に梅ヒジキさんのコメントを削除したり、
SNSをブロックする
という場面で見られた、読者の解釈を受け止める側の孤独な立ち姿に、作家としての凄みを感じました。
私自身、執筆をする中で、
『読者さんによって解釈が多様に変わることそのものに価値がある』と常々考えています。
だからこそ、
本作が描く『孤独』の深さと、
そこに同時に存在する『解釈の豊かさ』の両面には、
深く考えさせられるものがありました。
素晴らしい作品をありがとうございます。
作者からの返信
コメントありがとうございます…!
「作者の意図と、読者が受け取る熱量との間に生まれる静かな乖離」、そう受け取っていただけて本当にありがたいです。
読者さんによって解釈が多様に変わることそのものに価値がある、というお考えも、本当に素敵だと思いました。人によって読み方は違いますもんね。そして、どう受け取ったかを伝えてもらうことは、やはり書き手としてたいへんありがたいことである、と改めて気づかされたような心地です。
閼伽井もそんなふうに受け取れたらよかったのだと思うのですが……余裕がないタイミングだったこともあり、自分の孤独や渇望のほうに呑まれてしまったのかもしれません。
コメントを削除し、SNSをブロックする場面は、とても嫌な場面ではありますが、そこに作家としての孤独や立ち姿を見ていただいたとのことも嬉しく思います。自分で痛みを積み上げるような形で、閼伽井は孤高の人になっちゃいましたが、彼はきっと後悔まではしないでしょうから……
深く読んでくださり、本当にありがとうございました。
そして、望んだとおりになったへの応援コメント
コメント失礼します。
月並みな言葉ですが、刺さりました。
かつて私がコメントのやり取りをしていたとある相互さんのことを思い出して、涙が出そうになりました。
その方もやはり、読まれずに悩んでおられました。
そして最後に、筆を折られました。
こんな感想をすみません。
思い出してしまって、書き込まずにはいられませんでした。
ありがとうございました。
作者からの返信
読んでいただき、コメントまで本当にありがとうございます。
「刺さりました」、とても嬉しいです…!
読まれない・自分はここにいないのではないか、というような孤独感や、投稿サイトを何度も更新してしまう落ち着かない指先には、私自身もまったく覚えがないわけではなく……ときにそれが、ひどく辛く感じてしまうこともあって、自分でも少し持て余してしまいます。
だからこそ、筆を折られた方のことを思い出されたというお話が、とても切実に響きました。
私も以前、拝読していた作品の更新が止まり、SNSなどで作者さんがそうした辛さから筆を折られたのだと知ったことがありました。
何かできればと思っても、いち読者の力では及ばないこともあって……そのもどかしさをよく覚えています。でもそれほど真剣に、骨身を削るようにして作品に向き合われていたのだとも思いました。
作品は、ただ書かれた文字だけではなく、その人の時間や痛みや願いのようなものも含んでいるのかもしれません。
こんなふうに読んでくださり、書き込まずにはいられなかったと言葉を残してくださったこと、本当にありがたく思います。
そして、望んだとおりになったへの応援コメント
Xのリツイートから、読ませて頂きました。
重い。
主人公の気持ちが、まるで我が事のように分かってしまうのがさらに重い。
「梅ひじき」さんの無邪気な善意も理解できるせいか、読んでいてかなり考え込んでしまいました。
読後、若い頃に聞いた
「明けない夜はない、必ず朝は来る。厄介なのは、人の一生より長く続く夜はザラにあるということだ」
「土砂降りの日も、雲の上は青い空。ただ、陽の光は雲の下には届かない。雲の上に行けないなら、雨が止むのをじっと待つしかない」
という言葉を思い出しました。
作者からの返信
Xのリツイートから読んでくださったとのこと、ありがとうございます!
梅ヒジキさんの好意は確かなのですが、書き手としては主人公の気持ちにも覚えがないわけではないというか、まったく知らない感情とも言えないというか…。でもラストはやっぱり良くない行為だったと思うので、読後は嫌な気持ちになっちゃうかもと思いながら書いていました。
どちらか一方だけが悪い、というより、創作のまわりにある孤独や飢えのようなものが、かなり嫌な形で噛み合ってしまったのかもしれません。
思い出してくださった言葉、とても印象的でした…!
諦念にも似ているけれど、希望もある言葉ですね。閼伽井はきっと今、ただ楽しく書くだけの時期を抜けて、より孤独や飢えがはっきりとしてしまってる時期になっているのかなと思います。でも、書き続けていくうちに、いつかそれとは違う地点に到達する、または楽しく書くことに立ち返ることができれば、別の形の景色や充足に触れることもあるのかもしれません。
こんなふうに深く読んでくださり、とっても嬉しいです。ありがとうございました。
そして、望んだとおりになったへの応援コメント
不幸な事故でしたね……というには、あまりに痛すぎてどうにかなりそうなままこのコメントを書いています。
どちらの感覚もなんとなく想像できる(ここに梅ヒジキさんの心情は書かれていませんが、決してズレた感想を投げるだけの人でもないように感じました)ので、もう少し閼伽井さんともSNSなどで交流できていれば、また違った結果になっていたのかもと思わずにはいられませんでした。
このコメント自体が梅ヒジキさんにならなければいいなと思いつつ……でも投稿する側としては、梅ヒジキさん的な存在、めちゃくちゃ求めてしまいますね。
作者からの返信
読んでくださり、ありがとうございます!
「不幸な事故」まさにそんな感じだと思います。
梅ヒジキさんは、閼伽井にとって「少しずれたコメントをする人」なのですが、決して悪意や雑さから来るものではなく、本当に好意で読んで、言葉を届けてくれていた人だったと思います。
書き手の一人としては、梅ヒジキさんのような存在はありがたいなと思う反面、
受け取る側(閼伽井)が思い詰めていたタイミングだったことと、彼が真面目に全部正面から受け止めてしまうタイプだったため(人の感想を軽くは受け流せなくて)、その好意すら手に余ってしまったのかもしれません。事故ですよね…
「このコメント自体が梅ヒジキさんにならなければ」とのこと、いえいえそんなことは……!内容ゆえか、みなさんこわごわとコメントをくださるのですが、私は自分のものから広げて読んでいただけるのがむしろ嬉しいので…本当にありがとうございます。
SNSで交流する閼伽井と梅ヒジキさんを想像してみると、ちょっと可愛くて楽しくなりました。
そこでもずれは生じそうですが、ひょっとすると、そういうのも含めて「(自分の作品の巧拙や梅ヒジキさんの読解力の話ではなく)こういう人なんだな」と閼伽井は受け入れられたかもしれませんね。
そして、望んだとおりになったへの応援コメント
からももさんは、わたしの作品に、すごく的確な感想を返してくださっていて、毎回震えていたので、まさかこういう方向からの掌編を書かれるなんてっ!!!と衝撃でした。
でも、くみ取れる方だからこその視点なのかも、とそれこそ「あとからじわじわ」きました。今後の作品も楽しみにしています。
作者からの返信
ほんとですか?!いつも解釈違いだったらごめんなさい、とドキドキしながら感想をお送りしていたので…
(でも読み終えたあとの熱や、怒涛の展開を一人では抱えられず…ついいつも好き勝手書いてしまってました)
閼伽井と梅ヒジキさん的なことになっていなかったのなら、本当に良かったです。ほっとしました。
お読みいただき、ありがとうございます!
「夢の岸辺」、完結されたと知り、続きを読むのが楽しみなような、終わってしまうのがさみしいような気持ちでいます。また心の準備ができましたら、お邪魔しますね👀
そして、望んだとおりになったへの応援コメント
エックスに流れてきて、読ませていただきました。創作に対するスタンスや、育ってきた背景(言葉への解釈の差みたいな)が違いすぎる人たちが出会ってしまうと不幸ですよね…。私は梅ヒジキに推されたい
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます…!Xのほうでもふたりの名前に触れていただき、とても嬉しかったです。
スタンスが違う、本当にそうだと思います。受け取る側の閼伽井が思い詰めやすい・焦燥に駆られているのもあって、梅ヒジキさんの好意をそのまま受け取ることが難しかったのも本当に不幸でした。
私も梅ヒジキさんに推されたい…!本来ならかなりありがたい読者さんですよね。
編集済
そして、望んだとおりになったへの応援コメント
間違った努力をしているのに気づいていないのか、気づいて目を逸らしてるのか、どちらにも受け取れるのがこの作品の魅力だなと思いました。
男の期待と、喜びと、苦しみと、諦念が、乱高下していく。
男の創作物に、さまざまな角度から、丁寧にNOが突きつけられていく。
梅ヒジキの、想定と違う読み方。
コンテストで『求められている作品』を研究したはずなのに、ズレたものを作ってしまうセンスのなさ。
梅ヒジキは受賞作も好きで、梅ヒジキの感想がズレていたのではなく、閼伽井の書き方や技術力が稚拙だったという現実。
彼は自分の現実から目をそらし、梅ヒジキを拒絶して、自分の殻のなかに逃げてしまった。
ありのまま書いたものを認めてほしい、というのは、子供が親にするものだと思っています。
幼児性からの脱却ができていない。
ありのままの自分で戦える才能がないのですから、そのコンフォートゾーンから踏み出さなければなにも変わらない。
技術力を磨くには、まず自分がどの程度下手なのかを客観視しなければなりません。
現実と理想のギャップを埋めるのが、技術力を磨くということだからです。
閼伽井はそのスタート地点にすら立っていない。自分の下手さを直視するのが怖いから。
だから「コンテストで求められる作品」を正しく理解できず、作品として出力できない。
梅ヒジキはこの世界の「客観視」の象徴だと思ってます。
それを拒絶した彼は、二度と日の目を見ず、闇に沈んでいくのだろうなと思いました。
からももさんが、私の好きな作品にレビューされているのを読んで、本当に的確で、愛があるなぁと、いつも尊敬しています。
私の作品も深い部分までくみ取ってくださっていました。
からももさんに絶大な信頼がある状態で読み始めたので、このような作品を読者がどんな読み方をされるか予想しているのだろうなと、読みながら器の大きさを感じていました。
この作品を読んで、自分の創作スタンスや、閼伽井への嫌悪感を深く考え、自分のなかでたくさんの発見がありました。
読めて本当によかったです。ありがとうございます。
作者からの返信
コメントとても嬉しいです!
丁寧に読んでくださり、創作スタンスにまで重ねて考えてくださったこと、ありがたく拝読しました。
「間違った努力をしているのに気づいていないのか、気づいて目を逸らしているのか、どちらにも受け取れる」と言っていただけたの、嬉しかったです。
閼伽井がどんな作品を書いていたのか、どんな努力をしていたのか、どこでどう届かなかったのかについては、作中ではあまり断定しすぎないようにしていました。ただ、彼が自分の痛みやプライドの殻の中へ逃げ込んでしまったことは、たしかなのだと思います。
梅ヒジキさんを「客観視」の象徴として読んでくださったところにも、はっとしました。
彼女の読みが本当に的外れだったのか、それとも閼伽井が好意を好意として受け取る力を失っていたのか。そこが揺れるように読んでいただけていたのなら、とても嬉しいです。
レビューについてまで触れてくださり、ありがとうございます。私自身、誰かへのコメントやレビューは、解釈違いになってやしないかと毎回すごくドキドキハラハラしながら書いています。
でも、身のうちに留められないような読後の熱や余韻、とにかく「好きでした」という気持ちが伝わるといいなと思っていたので……太田さまの作品へ寄せた言葉にも、その気持ちが少しでも届いていたなら嬉しいです!こんなふうに言っていただけて、とても光栄です。
とても印象深くコメントを読ませていただきました。ありがとうございました。