2026年6月20日 12:57
壇ノ浦の花びらへの応援コメント
これは悲しい譚ですね。逃げる者、追う者、そして見送る者…。一番、辛さの比重が大きく後々まで引き摺って行く。建礼門院の悲劇は勿論のこと、それを観ていた者も居た訳で、まさに 諸行無常 の無情を目の当たりにします。壇ノ浦三部作、誠にお見事でした!
作者からの返信
小野塚さん、ありがとうございます。最後まで丁寧に読んでくださって、こちらこそ嬉しいです。桜の花弁を見送る視点と、帝を見送る視点が交差する、というところ、まさにそこを書きたかったんです。あの子が三つか四つの頃に花びらを追わずにただ見ていた、その同じ目で、八歳になって今度は海に向かって同じことをしている。書いてる途中で気づいたんですけど、追うとか追わないとかじゃなくて、あの子はずっとそちらを向いている人だったんだと思います。それしかできなかったし、それで全部だったんだと思います。喧騒が空白の静寂を創り出す、というのもおっしゃる通りで、矢が飛んで人が落ちてっていう音の中で、二位の尼さまの声だけが別の速さで届く、あそこを書きたくて他は全部それのために書いたようなところがあります。何故追うのか、何故逃げるのか、というところ、これは三部作通してずっと考えてたことで、答えは出せませんでした。出せないまま、波だけが来ては戻るところで終わらせるしかなかった。それが今の僕に書けることの全部でした。見事な三部作と言っていただけて、書いてよかったです。ありがとうございました。
2026年6月1日 10:51
選ぶことの出来ない人生。その壮絶な運命を考えさせられました。
お読みいただきありがとうございました。実は『壇ノ浦の阿修羅』、『壇ノ浦のの槍』、『壇ノ浦のの花びら』は宮本さんの『金打』に触発されたのがきっかけでした。歴史的なものを題材にしたその制約の中でいかに物語を紡ぐか。本当はコメディを書きたかったのですが、実はその分野は書くのが苦手で、このようなシリアスな物語になりました。いつか榊涼介『偽書幕末伝』みたいな楽しい物語を書きたいです。
壇ノ浦の花びらへの応援コメント
これは悲しい譚ですね。逃げる者、追う者、
そして見送る者…。一番、辛さの比重が大きく
後々まで引き摺って行く。
建礼門院の悲劇は勿論のこと、それを観ていた
者も居た訳で、まさに 諸行無常 の無情を
目の当たりにします。
壇ノ浦三部作、誠にお見事でした!
作者からの返信
小野塚さん、ありがとうございます。最後まで丁寧に読んでくださって、こちらこそ嬉しいです。
桜の花弁を見送る視点と、帝を見送る視点が交差する、というところ、まさにそこを書きたかったんです。あの子が三つか四つの頃に花びらを追わずにただ見ていた、その同じ目で、八歳になって今度は海に向かって同じことをしている。書いてる途中で気づいたんですけど、追うとか追わないとかじゃなくて、あの子はずっとそちらを向いている人だったんだと思います。それしかできなかったし、それで全部だったんだと思います。
喧騒が空白の静寂を創り出す、というのもおっしゃる通りで、矢が飛んで人が落ちてっていう音の中で、二位の尼さまの声だけが別の速さで届く、あそこを書きたくて他は全部それのために書いたようなところがあります。
何故追うのか、何故逃げるのか、というところ、これは三部作通してずっと考えてたことで、答えは出せませんでした。出せないまま、波だけが来ては戻るところで終わらせるしかなかった。それが今の僕に書けることの全部でした。
見事な三部作と言っていただけて、書いてよかったです。ありがとうございました。