10 - 二度目の厳しい叱責にてへの応援コメント
あれだけ【洗脳】の使用を叱っていたトルネルが、最後にはクサカの「清濁併せ呑む」をそのまま返してヴァイオレットをスパイにしようとするの、なんとも強烈な皮肉ですね。融通の利かない堅物に見えていた彼が、一度腹を決めるとむしろ大胆なところまで踏み込むのが面白いです。
そしてヴァイオレットが十六歳で、スキルが【磁力操作】だったことにも納得しました。盾も剣も「金属だから操れた」と分かって、これまでの戦闘描写が綺麗に一本に繋がりましたね。
作者からの返信
ここまでの読了ありがとうございます
トルネルは杓子定規かつけっこう気が短い人間だと思ってるので、味方側の人間からああいう言い方されたら“勢いで食ってかかる”ほうだと思ったんですね
作者的にも想定外のアグレッシブさでしたが、でも結果的には物語が動くきっかけになってくれました
ヴァイオレットの細かいデータも作者的にはやっと出せた部分です
この基本設定に矛盾が発生しないよう描写を重ねていけたと思っているのでやりきった感もひとしおでした
09 - 古く暗い水路の傍らにてへの応援コメント
ここでついに【洗脳】が現在の事件の中で発動するの、待ってましたという感じですね。しかも第6話で明かされた「相手の感情を言い当てる」という条件が、言葉の通じない小娘の「苛立ち」を読み取ることで突破口になるのが気持ちいいです。
更生の呪いも「悪意がなければ使える」という形で抜け道ではなく自然に機能していて、封じられていた主人公の能力が“人を助けるため”に復活する場面なのが印象的でした。
作者からの返信
ここまでの読了ありがとうございます
そうです、いよいよというかようやく本作の基本的なギミックが登場しました
この探り探り演出がやりたくてクサカの能力の詳細を決めた感じですね
白状してしまいますと、更生の呪いというギミックもこれをやるために出来たようなモノでして
まず「洗脳を人を救うために使わせたい」という部分が根幹にあって、そこから周辺情報や設定を組み上げた感じなんですよ
なので、もしかしたらまだ抜け道やら想定外の穴があるかも知れません
08 - やや遅れた歩哨任務にてへの応援コメント
イルヴァ、気さくで理解のある人かと思いきや、笑顔のまま有無を言わせない圧を出してくるのがいいですね。この一面だけで一気にキャラクターが立った感じがします。
そしてクサカとスンドグレーンが軽口そのものを「敵への警戒アピール」として使っているのも面白いです。すっかり息の合った二人の前に、よりにもよってあの英語小娘が再登場する締めも綺麗ですね。
作者からの返信
ここまでの読了ありがとうございます
イルヴァは「今まで現場指揮という役割の都合であまり出てこれなかった分、キャラとして立たせるにはどうすれば良いだろう?」と考えた末にああなりました
現場指揮官を任せられるような人なら人当たりの良さと威圧感兼ね備えてても不自然にはならないと思って
クサカ&スンドグレーンの作戦はあくまで“素人感”を大事にしました
立案がクサカなのもそうですし、隣がスンドグレーンなら一番こうしそうな感じがあるなぁと……
あと、クサカとスンドグレーンの息が合いすぎて、最初相棒役にしようとしていたトルネルの影が薄くなり出してしまい焦り始めたのもこのへんです
07 - 捜査本部の呼び出しにてへの応援コメント
クサカとスンドグレーンが並んでトルネルに詰められながら、息を合わせて理論武装していくのが楽しいですね。いつの間にかこの二人、かなり自然に「同じ側」に立つようになっているのが微笑ましいです。
そしてイルヴァの「罪は償った後でしょ?」という接し方は、これまで刑事局内で前科者扱いされ続けてきたクサカとの対比もあって印象的でした。新設騎士団も動き始め、捜査ものとしてチームが形になっていく感じがいいですね。
作者からの返信
ここまでの読了ありがとうございます
この辺りはまさに、協力する内にこれまでの異物感や嫌悪感がうやむやになっていくのを意識して書いていました。ドタバタするうちに変わっていくとしたら、その境界線はどのあたりでどう描写していけばいいのか(これでいいのか)考えながらの執筆でしたね
イルヴァの接し方はトルネル・スンドグレーンとバランスを取るつもりでもこうなっています。もちろん『男性向けジャンルの女性同僚キャラ』というメタな意図もあるにはあるのですが、個人的にはもっと意味がありまして
騎士側でも個人間で“贖罪への意識”に違いがあるのは考えてみれば当然で、そういう個人差というか人間味を書きたかったんですよ
こういう部分が積み重なってチームになっていくのを形にできればなぁと思っています
06 - 追憶・回想の忌々しい部屋にてへの応援コメント
ここでクサカに【洗脳】が与えられた経緯が明かされるの、かなり強烈ですね。人生を洗脳によって壊された人間に、よりにもよって「相手の心を理解して洗脳する」力を与えるメフィストフェレスの悪趣味さが徹底していて、クサカが今も「あの悪魔」と呼ぶのもよく分かります。
その一方で、そんな相手に「ラスボスはアンタだろ?」と言い返す十九歳のクサカが格好いいです。現在のひねくれた軽口の奥にある反骨心が、この頃からずっと変わっていないんですね。
作者からの返信
ここまで読了ありがとうございます!
いよいよ出てきたメフィストフェレスですが、他の方へのコメント返信でも書いております通り、こいつの『悪辣さ』をどう表現するかに全神経を集中して書いた話が今回の6話です
ラスボスをここで登場させる時点で、その難しさも分かるんですよ
“いかにインパクトを残すか”も大事ですし、生ぬるい悪さだと説得力も出ませんから
そこで「最初はちょっと変なヤツくらいの印象だけど、後々からめっちゃ嫌なヤツだとわかる」というふうに演出することにしました
それと、クサカの語り口調とも対になる感じの砕けた口調を目指してます
この頃のクサカの表現にも苦労しました
まだ騎士たち(≒警察)に捕まっていない状態ですから、未だいうほどスレてないはずなんですよね(半生は過酷そのものでしたが)
それぐらいの若さで反抗的な態度とか反骨心とかをセリフににじませるのが大変でした
でも上手く仕上がってくれたと思ってます!
05 - えぐれ潰えた爆心地にてへの応援コメント
ここでついに「自爆」が実際に描かれるの、かなり重いですね。怯えきった転移者が「焼かれたくない」と取り乱した直後、その恐怖そのものみたいな炎に呑まれていく流れが胸に残ります。
一方で、クサカとスンドグレーンがどう考えても助からない爆発から生還し、しかも鉄板らしきものまで残っているのが実に意味深です。最後にクサカが思い出した「あの悪魔」まで含めて、転移者の自爆そのものにもまだ隠された事情がありそうですね。
作者からの返信
ここまで読了ありがとうございます
はい、いよいよです、さんざん勿体ぶって来た「自爆」の描写がここでようやく入ってきます
出し渋ったぶん大分描写を重く出来たかなという自信はありますが、むしろ重くし過ぎたかと内心ヒヤヒヤしてますね。でもここを重くするためにクサカの一人称視点で軽くしようとしたと言っても過言ではないくらい始めからこうする予定でした
さて、ここで二人が生き残った理由とか意味深な鉄板とか謎は残ります
仰る通り「あの悪魔」の存在ももちろん関わってきますが、それらの真相が明かされるのはいつになるでしょうか
楽しみにしていただければ幸いです
04 - 駆けつけた現場の隅にてへの応援コメント
クサカが現場の「妙に静かすぎる」という違和感から、襲撃そのものが予定通りではなかった可能性へ辿り着くのがいいですね。元犯罪者という立場ながら、こういう観察と勘の鋭さが捜査でちゃんと武器になっているのが面白いです。
それにしても、前回までずっと「不信感騎士(仮)」だった相手の名前を、この緊迫した状況でようやく聞くくだりは妙に可笑しかったです(笑)。最後に現れたボロボロの転移者が、クサカの推測を裏付ける存在なのか気になります。
作者からの返信
ここまで読了ありがとうございます
クサカは能力的にも気質的にもアクションには向かない主人公なので、こういうところから相手に迫る「知恵者」なキャラを目指しました
主人公が体を動かす方向に持っていくだけじゃないのもサスペンス小説という媒体ですし
それとスンドグレーンの名前をようやく聞き出すくだりはようやく持ってこれたギャグシーンみたいな気持ちで出しました
今ごろ持ってきたら笑えるのもそうですし、「他にも聞き出すタイミングここしかない!」って捩じ込んだのもあって
ここから話がどう流れていくのか、お楽しみ下されば幸いです
03 - 即席断頭台の刃の下にてへの応援コメント
盾をまるで猟犬のように自在に飛ばして操る小娘、かなり鮮烈な登場ですね。クサカが二度も危ういところを救われて、それまで「不信感騎士(仮)」だった相手を急に頼もしく感じ始める流れも好きです。
そして「It's time」の一言から進入口そのものが崩れる展開は不穏さが強いですね。最後に出てくる“タイムリミット”という言葉まで含めて、転移者たちが抱える危険が少しずつ輪郭を見せてきた感じがします。
作者からの返信
前話に引き続き感想ありがとうございます
ここでの小娘ちゃんは“初めて出てくる敵役”ということで印象的になるよう特に気をつけて描写したつもりでした。やっぱり敵対者にも魅力は求められると思うので
逆に“初めて頼り甲斐を見せる不信感騎士(仮)”もその対になるよう描写した感じです
それと、こちらが組織で動いているということは相手も組織で動くということで、そこを強調したくてこの展開になりました
明らかに相手も作戦で動いている感じが出せていると嬉しいのですが……
02 - 影が潜む入り口の前にてへの応援コメント
クサカが刑事局の中で露骨に警戒されつつも、それを受け流して普通に会話へ入っていける図太さがいいですね。特に不信感騎士(仮)とのやり取りは、緊張感のある任務なのに妙に生活感のある笑いがあって好きです(笑)。
そして最後、第四進入口の暗闇から現れる女の描写で一気に空気が変わるのが印象的でした。ここまでの軽口から、いよいよ盗賊団と直接接触しそうなところへ滑らかに繋がっています。
作者からの返信
前話に引き続き感想ありがとうございます
クサカは前科者であり人生モロに色々あった人なので、どうしてもある程度以上は神経図太くなるんじゃないかと思ったんですよね。もちろんこれが現実的にどうなのかは分からないのですが、作劇的には良い感じに肝の据わった主人公っぽくなってくれました
不信感騎士(仮)もそんな相手に掛け合いができて、なおかつトルネルと上手く人間関係が築けそうなキャラということでこんな感じに……
そしたら敵襲のシーンで殉職フラグになりそうになって焦りました
01 - 転げ落ちた人生の先にてへの応援コメント
クサカとトルネル、お互い心底コンビを組みたくないのに上から強制的に組まされている関係がいいですね。この遠慮なく嫌味を投げ合える掛け合い、早くも二人の味になっています。
そして「犯罪にしか使い道がなさそうな【洗脳】を持つ元犯罪者」が、転移者犯罪を追う側に回されるという構図が面白いです。冒頭の暴動へどう繋がっていくのか、事件の危険度もしっかり感じられる第一話でした。
作者からの返信
感想コメントありがとうございます
今作は「異世界転移者の犯罪に立ち向かう話にしよう」ってテーマ自体は事前に決めていたので、上の都合で無理やり組まされる組織人の哀愁みたいなものを入れてみました
自分は刑事ドラマ・刑事小説が好きなもので、馴染みのあるテーマを使いたかったというのもあるんですよ
第1話はWebでも本でも小説の大事なファクターなので、ここをしっかり描けていると言ってくださるのは嬉しいです!
29 - 予想済みの急な宣誓にてへの応援コメント
ヴァイオレットの無邪気な強さがかっこいい!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
このあたりはヴァイオレットもテンション上がってます
ほんとコミュニケーションに飢えてたんですね
07 - 捜査本部の呼び出しにてへの応援コメント
7話まで拝読しました!
まず、「チート能力を持った転移者の増加が、転移先で問題となっている」という、一般的な異世界転生・転移もののお約束ともいえる部分を突き詰めて、社会問題にまで落とし込んだ着眼点が面白いです。また、それをストーリーに組み込むのがお上手! クサカの語り口が軽妙なことにより、重くなりがちな説明や空気感が、サクサク読みやすいものになっていて、素敵だと思います!
この後も、読ませていただきますね!
作者からの返信
読了ありがとうございます!
実は前々から“異世界で問題になるくらい暴れてるんなら社会全体から目の敵にされても文句言えないよね?”と思っていたんですよ
そうなるとそりゃ公的な機関とか制度も作られるだろうし、そうなれば社会自体がこう変わるだろうから……と行き当たりばったりなシミュレーションゲームみたいにあれこれ考えながら書いてました
主人公クサカの口調も読んでもらうための工夫なのですが、これはこのシリーズだけではなくWeb連載シリーズ全体がこういうノリな気がします
ってのもですね、元々がこういう語り口調で喋るおっさんキャラが個人的に非常に好きでして
いっそナレーションを全部これにしようと思って1人称視点をこの口調でお送りしています
継続して読んで戴けるとのことで嬉しいです!
完結まで書いていく活力になります
06 - 追憶・回想の忌々しい部屋にてへの応援コメント
6話まで読ませていただきました。
各話でもコメントさせていただいたので、ここでは一区切りとして全体の感想を。
まず、6話まで希望された理由はよく分かりました。
序盤ではクサカさんの落語調の語りが強く印象に残りますが、読み進めるにつれて、転移者犯罪を扱う刑事もの、バディもの、能力バトル、そして転移者という存在そのものを巡るサスペンスへと、少しずつ作品の顔が増えていきます。
特に面白かったのが、転移者を取り巻く社会インフラや制度です。
数万人規模・多国籍の転移者が現れた結果として通訳魔術が発達し、転移者の知識が現地技術へ流入する。
一方で、現地魔術より高出力なスキルを犯罪へ使う者もいるため、専用の捜査組織や再犯防止の呪いが必要になる。
単に「チート能力を持った転移者がたくさんいる世界」で終わらず、その存在によって社会側の仕組みまで変化しているのがとても面白かったです。
そして、特に上手いと感じたのが第6話に回想を置いた配置です。
クサカさんがなぜ【洗脳】というスキルを持っているのか。転移者はそもそも誰に、何のために送り込まれているのか。
そうした疑問を最初から説明するのではなく、5話まで現在の事件を追わせ、実際に転移者の「自爆」まで見せてから、その原点へ戻る。
こちらが「そもそも転移者って何なんだ?」と知りたくなったところで回想へ入るので、設定説明のための回想ではなく、読者が答えを取りに行く回として機能していました。
これをもっと早い段階で置いていたら、クサカさんの過去や世界設定の説明として重く感じたかもしれません。
第6話だからこそ効いている配置だと思います。
……さて、辛口希望とのことなので。
ええ、盛りすぎですwww
異世界転移、異能、犯罪捜査、社会制度、バディ、能力バトル、地下組織、サスペンス、自爆、トラウマ、悪魔、そして落語調。
序盤から一皿に載っているものがとにかく多いです。
ただし困ったことに、6話まで読むと「あれもこれもちゃんと後で効いてくるんだな」と分かるので、単純に「余分だから削った方がいい」とも思いませんでした。
例えるなら、かなり満足度の高いデカ盛りです。
デカ盛りを求める読者へ向けるなら、今のままで武器になると思います。
ただ、そこまで一度に食べ切れない読者も取り込みたいのであれば、具材そのものを削るより、いっそ一皿を何皿かに分けてしまう方が合っている気がしました。
「ここで一度箸を置いても大丈夫」という区切りを増やす。
テイクアウト用のパックを用意するようなイメージです。
第1話への返信で「これでも減らしたほう」と伺いましたが……恐ろしいことに納得しましたwww
入口自体は問題なく通過しています。
最初は寄席に座ってクサカさんの噺を聞いていたはずが、気付けば転移者という社会問題そのものを追いかけていました。
6話まで希望された理由も、読んで納得です。
よき作品に出会えて感謝です!
作者からの返信
嬉しい感想をいただけて感激しております。
特にWeb小説の世界では『軽めの読み物』が賛美されるのは目に見えていて、
このように要素詰め込みまくり倒してる作品に「削らなくても良い」とおっしゃってくれたのは素直に嬉しい。
自分は書籍小説の畑からWebに飛び込んだ人間なので何よりの励みになります!
文章の長さについても納得しました。
1話ずつの長さが3000字以上になってるのはネット知識からなんですね、
「3000文字以下は短過ぎて読む気にならない」
なんて言われてるのを見てそれで実験的な気持ちでやってたんですよ。
今からでも2000字前後に縮めるべきなのか、とりあえず完走まではしてみるか……。
あとここでお断りさせて戴くんですが。
これから各話につけていただいた各コメントにも返事していくと思います。
なにぶんこれだけ設定を持っている作品なので、解説するのが楽しくてw
またコメント欄を見た他の読者さんにとっての「読み物」になればいいなと思ってる部分もあります。
ですからこれから余計な返信通知が行くことにご容赦願いたいです。
何はともあれ、批評ありがとうございました!
05 - えぐれ潰えた爆心地にてへの応援コメント
第5話、かなり良かったです。
ここまで積み上げてきた転移者の「自爆」という設定が、単なる危険な能力の暴発ではなく、精神状態や社会的な立場まで含めた問題として見えてきました。
しかも、事件現場の違和感、助かった理由の謎、転移者の異常な怯え方と、次に気になる要素が自然に重なっていく。
クサカさんの軽妙な語り口はそのままなのに、ここではしっかりサスペンスとして引っ張られました。
この作品、ここまで読んでこそ見えてくる部分がありますね。
作者からの返信
読了ありがとうございます
数話分もの情報の集大成として評価していただき感無量です
多くの人が手軽に読めるものを求める中でこう言ってくださるのは有り難いです
ここまで積み上げて来れば要素の小出しも苦ではない!
と、嬉々として伏線を撒いております
あとクサカの語り口調はここまで誤魔化すために軽妙なノリにしました
こうすれば生ジャガイモもフライドポテトくらいの軽さになるかなって……
揚げ物って不思議ですよね、カロリー増えてんのに口当たりは軽い
そんな感じの文章を目指しました
03 - 即席断頭台の刃の下にてへの応援コメント
読み進めていて特に面白く感じたのが、転移者を取り巻く社会インフラや制度の作り込みです。
数万人規模で各国から転移者が現れるため、当然ながら言語の問題が発生し、それに対応する形で通訳用の呪符が発達する。転移者の知識によって現地の技術も発展する一方、彼らのスキルは現地魔術より出力が高く、犯罪へ転じた場合は通常の治安組織では対処しづらい。そのため専用の部署や騎士団、再犯防止の呪いなどが必要になる。
特に第3話で出てきた「公的なサポートを受けていない転移者」という存在が印象的でした。
同じ転移者でも、制度の内側にいる者と外側にいる者では、言語ひとつ取っても置かれる状況が違う。
単なる“チート能力者が大量にいる世界”ではなく、大量転移そのものが社会問題としてシステムに組み込まれているのが面白いです。
しかも、こうした設定を設定資料として説明するのではなく、クサカさんの軽妙な語りや現場で起きる出来事を通して少しずつ見せてくるので、世界観が話の中で生きているように感じました。
作者からの返信
読了ありがとうございます、嬉しい着眼点です!
自分は今作で初めて異世界モノを書いているのですが、
今まで書いていなかった理由ってのが実はこの部分なんですよ
『こんだけ異世界モノが溢れてて、なんで異世界側はインフラ整えないんだ?』
って違和感すごくて手が出なかったんです
……いや、異世界も作品の数だけあるからただの言いがかりなのはそう
分かってるんです、分かってはいるんです
なので自分の作品設定で使いました、ええ
社会制度に組み込まれるならまとまった数の転移者がいるハズ!
そんだけ転移者がいれば社会常識も幾らか変化してるハズ!!
そもそも犯罪率だって変わってくるハズ!!!
と、「ハズ(確信なし)」で世界を作っていきました
おかげでめでたく非テンプレ作品扱いですが
それでもこだわった部分が誉められて狂喜乱舞しております
02 - 影が潜む入り口の前にてへの応援コメント
第1話でクサカの軽妙な語りが非常に強く印象づいたぶん、第2話前半の設定・作戦説明はほんの少し重く感じました。
一方、第四進入口でのやり取りから再び語りと掛け合いの調子が戻ると、一気に読みやすくなりました。
もう寄席に来た客の気分ですw
作者からの返信
読了ありがとうございます
申し訳ない、解説パートを挟むとどうしても長くなってしまって……
とはいえ全く挟まないと今度はどうしてもセリフが重くなり……
で、「やりすぎは良くない」と解説は前半だけにして後半は掛け合いに戻りました
寄席といえば噺家、噺家さんといえば喋くりのプロ!
良い掛け合いが書けた、と悦に浸っております
01 - 転げ落ちた人生の先にてへの応援コメント
Xより失礼いたします。
……これは良い寄席ですねw
物語を追うというより、クサカさんの軽妙な語りに付き合っているうちに、世界観や事情が自然と入ってきました。
第1話はなかなかの文字数ですが、「長い」より「もう少しこの噺を聞いていたい」が勝ちます。
入り口、問題なく通過です。
次の一席へ参ります。
作者からの返信
ありがとうございます!
第1話、色んな人に感想を聞き回っては文を足したり削ったりしてました
余分な文章削ったほうが大きかったかな?
つまりこれでも減らしたほうなんですよ、恐ろしいことに
次もご覧いただけるようで感激です
どうかお楽しみいただければ……
01 - 転げ落ちた人生の先にてへの応援コメント
企画参加ありがとうございます。
元浮浪者で前科持ち、しかも悪用厳禁の「洗脳」スキルと更生の呪いを背負わされたクズ気味の主人公。カッコいい英雄像とは真逆の「だークソっ」「めんどくせぇ」という愚痴や、現代日本の知識(防弾ガラスや建築士の勉強など)をリアルに活かしている設定がとても地に足がついていますね。
個人的には結構好きですね。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
ものすごく個人的な趣味の話なのですが、完全無欠な英雄よりかはちょっとカッコ悪さのある人間の方が好きなんです。
「いやクサカの場合それどころじゃないだろ!」とツッコミが飛んできそうですが、これも個人的な考えの話で『社会の底を見た人間こそ人間的魅力が出る』のではないかと思っていたりして。
要するに自分の趣味が多分に含まれている主人公像がクサカなわけです。
最初から露骨にカッコ良くて立派な主人公より、ちょっとダメなやつが立ち上がる話の方が好きなんですね(まぁだから1話の離脱率がこんだけ高いんでしょうが)。
09 - 古く暗い水路の傍らにてへの応援コメント
(ここには、妙な仕掛けを入れず、私の本音を書きます)
物語のキリが良さそうな主人公の能力『洗脳』発動シーンまで拝読いたしました。
「#RTした人の小説を読みに行く」企画を(逆パターンで)私もやったことがあり、短期間に90作読ませていただく機会がありました。
そこで出会った作品と比較しても、テラ・ぺた・エクサ先生の作品はレベルが飛び抜けて上手いです。
読者がイメージを飲み込みやすい比喩表現から、ルビの振り方ひとつまで実に計算し尽くされていると感じました。
続きもまた読ませていただきます。
今回は『読みに行く』企画を開いて頂きありがとうございました。
作者からの返信
大変率直なお褒めの言葉をいただきありがとうございます!
作者当人はつい変に“捻った”言葉を使いたがるようなタイプの人間でして、
だからこそ小説の上では「そういう部分が出ないように言葉を使う」のをテーマにして執筆しているんです
ですからそのように評価して下さるのは身に余るような有り難みがあります
特に比喩表現やルビでつい変なことを口走りがちなので……w
ファルシのルシがコクーンをパージみたいな文章にならないように気をつけます
重ね重ねありがとうございました
03 - 即席断頭台の刃の下にてへの応援コメント
結構やばい状況のようですが騎士が心配ですw
作者からの返信
実はこの辺り、思いつきで災難を降りかからせてたら本当になかなかの状況になりました……w
でも不信感騎士(仮)は意外と動ける人です!
06 - 追憶・回想の忌々しい部屋にてへの応援コメント
相手の心を理解すると洗脳が掛けられるって言う設定はすごくいいですね。
キャラの深堀りにつながりますし。
作者からの返信
お褒めいただきありがとうございます!
“感情を言い当てる”というギミックは「これでキャラ同士の会話を増やしつつ適度に頭を使えそう」と思って登場させました
6話を書きながら即興で思いついたネタだったのですが気に入っています