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  • 文芸部へのご参加、ありがとうございます。
    何と言っても『アナタの歌はスナック菓子のように温かくて』というタイトル、そして冒頭の一行の比喩表現の瑞々しさに、一瞬で心を掴まれました。「スナック菓子」という誰もが知っているあの親しみやすいサクサクとした温もりを、歌声や言葉の質感に重ね合わせるセンス。自分には到底真似できない圧倒的な言語表現に、冒頭から目を大きくしました。

    ■ 全体を読んでの感想
    「年齢=彼女いない歴」だと思っていたお兄さんからの突然の結婚宣言、さらに「相手は男だよ」という告白に対する妹の心の揺れ動きが、水溜まりを踏んで足がじわっと濡れるリアルな五感の描写と重なって、とてもユーモアたっぷりに伝わってきます。
    カラオケ店で二人のバイブルである『ホール・ニュー・ワールド』を大熱唱するシーンは、楽しさと同時に「もうこんな風に二人で歌う機会はなくなってしまうのかな」という妹の切ない独白が胸に染みます。だからこそ、ラストでお兄さんが「実家住みする予定」だと明かした瞬間の、盛大なズッコケ感と安心感が最高です!お兄さんのマイペースなキャラクターが愛らしく、読後感に炭酸飲料のような爽やかな余韻が残る素晴らしい日常ドラマでした。

    ■ 今回のテーマ「文芸部(自由形・技法の組み合わせ)」について
    本作では、これまでに文芸部で取り組んできた「比喩」をはじめ、「対照法」や「換喩」などのエッセンスが、兄妹の小気味よい関係性を描くために最高の形で散りばめられていました。

    ・【タイトルにも輝く、五感を刺激する『比喩』の妙】
    お兄さんの声を「スナック菓子みたいな微かな温もり」「バイオリンの音色みたいに伸び伸びとして」と表現する、一見相反するような比喩の組み合わせが絶妙です。この言葉のチョイスがあるからこそ、お兄さんの「軽くて、でも確かに特別で上手い歌声」という独自の質感が、読者の耳の奥にまでダイレクトに響いてくるようでした。

    ・【妹の切ない思いとお兄さんの対比による『対照法』】
    結婚して遠くに行ってしまうのだろうという妹の「切ない思い込み(静)」と、そんな感傷を置いてきぼりにしてスナック菓子を指につまみながら「実家住みする予定」と言い放つお兄さんの「あっけらかんとしたマイペースさ(動)」。この二人のコントラスト(対照法)がラストで鮮やかに交錯することで、物語のコミカルなテンポ感と、家族の絆の温かさがより一層際立っていました。

    ■ 最後に
    今回の自由なテーマに合わせて、まさに「言葉の温度」を大切にしながら、兄妹の絆を優しくユーモラスに描き出した、心がぽかぽかと温まる素敵な作品をありがとうございました。
    また部室にて、あなたの紡ぐ、日常の何気ないきらめきを鮮烈な比喩で切り取った物語に出会えるのを心より楽しみにしております。

  • この兄妹の関係性が好きです!
    「歌が上手い兄さんがもう一人増えるってこと」というセリフ、とても好きです……!

    このあとどうなるのかが気になりますね。
    もう一人の兄さんとの対面とか、その関係性がどうなるのかとか。
    やっぱりカラオケでわいわいするのかなぁ……💭

    なんだか穏やかな気持ちになりました。

    作者からの返信

    応援コメント、さらにレビューコメントまでありがとうございます!!
    そして返信が遅れてしまいすみませんでした!

    さてさて、“兄妹”お好きなんですね!(私もですよニヤニヤ)

    私は一人っ子なので、こんな兄さん居たらなぁとか思いながら書いたのがこの作品でした。

    この後の家族の形……。うわぁ〜。
    気になるな。(書いた本人が何言ってんだ)
    ほんわかな気持ちになっていただけたようで、こちらとしては嬉しい限りです。

    改めて、応援コメント、レビューコメントを本当にありがとうございました!