第1話 展翅針への応援コメント
冒頭で「主人公が今どこにいて、どんな窮屈な思いをしているのか」が曖昧なため、せっかくの美しい文章が浮いた感じになっている。冒頭数行で、読者を物語世界へ引きずり込んで、持ち味の耽美で歪んだ世界観を活かしてください。
主人公が「なぜ腰が浮ついているのか」の理由を、電車の揺れ同調させてみるのもいいかもしれない。地下鉄がカーブに差し掛かったときの重力や一瞬だけ車内が暗くなる瞬間などを利用して、主人公の背徳的興奮を五感描写すると、緊迫感が跳ね上がるのではと考える。とりあえず冒頭の紋切型の表現を、実際に地下鉄に乗っているときに感じた一番嫌な音や気になる音を書き出して、かんがえてみてはどうでしょうか。
作者からの返信
ありがとうございます。
冒頭の「美しいけれど浮いて見える」という指摘、かなり腑に落ちました。
特に、地下鉄の揺れや暗転、耳障りな走行音と主人公の高揚感を同調させるという視点は、自分にはなかったのでとても参考になりました。
「嫌な音を書き出してみる」というアドバイスも印象的でした。実際の感覚から描写を組み立てた方が、この作品の歪さや生々しさも出せそうだと感じています。
丁寧に読んでくださってありがとうございました。
第1話 展翅針への応援コメント
これ批評、辛口でないとだめなんすかね?
まず感想から述べさせていただきます。
短いワンシーンを、濃密に切り取っている点に、驚かされました。
内容としては、電車に乗っている数分間で主人公が色々と考えながら次の駅で降りる少女に話しかけて、その返答に驚かされるという短いものですが、
それを2800文字にまで膨らませたこと。そして、それを負担なく読ませきるという年齢から逸脱した文体の洗練度、情景を浮かばせる力に脱帽しました。
それでは、ここから批評というよりも、もっとこうしたら魅力が伝わるのでは?という私目線のエゴを述べさせていただきます。
文章を削るという点においては、まだあまり慣れていらっしゃらないのかなとお見ました。
例えば、言語化した主人公の思考の中に、動作にしたほうが動きが生まれ、かつ読者が自然と意味を補完できる余地があるように思った箇所がいくつかありました。
原文の例
僕はピアスが大好きだ。高校が禁止していなければ今すぐにでも開けに行くくらいには。本来傷付けられることが悪とされる神聖な肌に穴を空けて神の造形物を身勝手に改造する、その背徳的な行為にどうしようもなく惹かれる。
このあとに、
原文寄せ、思考+行動Ver
だからだろう。そういう人はあまり見ないほうがいいはずなのに、視線が吸い寄せられる。見てると思われるのは嫌だから視線をそらそうとする。けれど、どうしようもなく視線がチラチラと彼女を伺う。
動きだけVer
気づけば視線は彼女を追っていて、そらしてもまたすぐ彼女に吸い寄せられて。
みたいな、思考+動作でたまには、動きだけで感情をにじませる手法を取り入れたら更に魅力が伝わるのでは?と思いました。
これは、文章云々ではありませんが 行間の空白、改行 余白の使い方に関しては、もう少し、画面としての見やすさを重視してもいいかもしれません。
ですがとても引き込まれる物語で、落ち着いてしっかり反芻しながら読ませていただきました。
今後とも応援しています!!\(^o^)/
作者からの返信
いやはや、このコメントに感心がつきませんでした。長文の中に動きを入れて読者に読み取らせる、こんな少しの違いで読みやすさがガラッと変わりました。
読みやすさ、そして間の使い方、とても勉強になりました!ありがとうございます
編集済
第1話 展翅針への応援コメント
こんばんは、はじめまして。
辛口じゃないとダメでしょうかw
私は、素敵なお話だと思いました。
彼女が蝶の標本に喩えられているのがとても好きです。
電車の中で会っただけなのにそんな想像を細かい描写つきでしてしまう男子高校生も好きですw
特に良いと思ったのは、しっかりした理由が付与されている彼のピアス好きが、ラストシーンの説得力を増強させていることです。
なかなかできないことですよ、こういうの。
辛口希望とのことなのでものすごく細かいことを言わせていただくと、『~蝶は意図も簡単に人に懐いていた。』は『懐いた。』もしくは『懐いてしまった。』にすると、更に文章の座りが良くなるかなと思いました。
また、段落の最初にダッシュもしくは三点リーダーがくる場合の字下げは不要、「?」「!」のあとには1文字分スペースを入れる、というのが一般的な認識なので、そのあたりを気を付けるといいかもしれません。
やはり体裁は整えておくにこしたことはないので。
でも、全体的にとても素敵で、他の応援コメントにもうんうんとうなずいておりました。
これで書き始めたばかりですか?
末恐ろしいですw
作者からの返信
ありがとうございます! ……の場合字下げはいらなかったんですね!とても勉強になります
編集済
第1話 展翅針への応援コメント
こんにちは。企画からやってきました。
彼女を蝶と、最後には『虫籠と展翅針を用意しとこう。』と彼女に惹かれる僕を表現しており感動しました。
辛口コメントとのことですが、
『彼女の肩を極力最小限の力で優しく叩く。』
この場面は、彼女が蝶であることを強く表現しても良いかと思いました。
応援しています。
作者からの返信
『彼女の肩を極力最小限の力で優しく叩く。』
の場面についてのご指摘もありがとうございます。
たしかに、蝶としての繊細さや儚さを、あそこでもっと強く滲ませた方が全体の統一感が出そうやなと感じました。書いている側だと見落としてしまう部分なので、とても参考になります。
応援、本当に励みになります。頑張ります!