らむねへの応援コメント
こんにちは。お世話になっております薮坂です。この度は企画へのご参加、ありがとうございます! それではさっそくですが感想を!
やや古風ながらも抜群に読みやすい筆致がまず素晴らしいと感じました。この辺りの塩梅って実に難しくて、古風に振り切りすぎると読みにくくなりますし、かと言って読みやすさ(現代仮名遣い)を取るとせっかくの設定が意味をなさなくなってしまいますよね。
ただ本作はそこがしっかりとしていて、春香がおそらく現代出身のキャラクタゆえに、とてもよいバランスに仕上がっていると思いました。
お話の中身ですが、これはラムネの誕生秘話にタイムスリップしたであろう現代人が関わっていた、というお話だと思いました。あのプロットでここまでお話を深く広げていけるのはまさに才能であると感じます。
実は私、ラムネ大好きなんです。味といい瓶のカタチといい、とても物語向きだと思いませんか? 次回の夏開催が仮にあれば、ラムネを採用したいくらいラムネ好きなのです。
ですので、ラムネの祖である藤瀬半兵衛がちらりと出てくるこの演出には思わず素晴らしいなぁと感じました。繰り返しになりますが、あのプロットからここまで物語を広げられるのがすごくてですね、無理にプロットに合わせようとしていないからこそ、本作はとても自然に読めるんだと思うのです。
やや古風な筆致なのに、高いリーダビリティを兼ね備えいるのは、ここから来てるんじゃないかなぁ、と思いました。プロットに寄せに行っているのじゃあなくて、しっかりとした本筋があるからこその読みやすさ。本当に素晴らしいと感じました!
改めてになりますが、この度は企画へのご参加、誠にありがとうございました!
作者からの返信
薮坂さま
この度は素敵な企画をありがとうございます!
お題をかなり自由に解釈してしまいましたが、お読みいただき、さらにこんなに丁寧なご感想までいただけて、本当に嬉しいです。
文体のバランスについて触れていただけたのが、まずとてもありがたかったです。
時代物の雰囲気は出したいけれど、読みにくくはしたくない……と思いながら書いていたので、そこを汲み取っていただけて、とてもほっとしました。
お題の余白がとても魅力的だったからこそ、楽しく広げることができました。
ラムネ好きの薮坂さまに、この形で届いたのもなんだかとても嬉しいです。
同じお題から、参加作ごとにまったく違う物語が生まれていて、読む側としてもとても楽しい企画でした。
私自身も、気づけば二作も書いてしまいました!
改めまして、素敵な企画と、温かく深いご感想を本当にありがとうございました!
らむねへの応援コメント
企画から拝読いたしました。
同じお題から、時代劇かつ時間遡行の設定が生まれるとは。アイデアに脱帽しました。
しかも、半兵衛さんは本当にいらっしゃるんですね。
文章も時代劇風の文体ですが、堅苦しすぎず読みやすい文章で、アイデアに負けてない素晴らしい文章だと思います。
なぜ、春香は時代をさかのぼってまでレモネードを残そうとしたのか、余白の残る物語の締め方も素敵でした!
作者からの返信
泡沫 希生さま
企画からお読みくださり、さらに素敵なレビューまでありがとうございます!
お題からどう広げようか考えていたら、なぜか幕末長崎とラムネの話になりました。
半兵衛さんは実在の人物ではあるものの、分からないことも多い方なので、お名前だけお借りいたしました。
時代劇風の文体は、雰囲気は出したいけれど読みにくくはしたくない……と思っていたので、「堅苦しすぎず読みやすい」と言っていただけて、とてもほっとしました。
余白まで素敵と言っていただけたのも本当に嬉しいです。
応援コメントもレビューも、とても励みになりました。
本当にありがとうございます!
らむねへの応援コメント
まさかの、歴史、時間遡行もの!
一本取られた感じがします!
そういえば颯太って結構昔からありそうな名前ですよね。
時を越えた恋愛、逢瀬……やっぱり切ないですね。
春香はどうしてレモネードを残したかったのか。その心情を慮ると妄想が止まりませんね!
素敵な物語でした!
作者からの返信
島アルテ様
お読みいただき、そしてコメントありがとうございます!
「一本取られた」と言っていただけて、とても嬉しいです。
颯太という名前、たしかに響きとしては今風なのですが、漢字自体は昔からありそうで、ぎりぎり居てもおかしくない……かもしれない、くらいの感覚で使っております。
春香がどうしてレモネードを残したかったのか。
そこに思いを馳せていただけたことが、何より嬉しいです。
彼女にとっては、ただの飲み物ではなく、未来のどこかへ繋がる小さな証のようなものだったのかもしれません。
時を越えた逢瀬の切なさまで受け取っていただき、本当にありがとうございました!
らむねへの応援コメント
レモン水をレモネードと呼び、ラムネの未来を予言する、姿の変わらない女性。
神秘的です。時の理の外にいるようで世界の何かに縛られている様子の春香。
探る颯太とかわす春香の会話が近づけない距離感を思わせます。「また会えるか」に答えなかった春香は、どこへ消えたのか。余韻に残された「らむね」が切ないです。
作者からの返信
しらすけ様
お読みいただき、そしてとても丁寧なご感想をありがとうございます!
神秘的だなんて、光栄です!
春香の「時の理の外にいるようで、世界の何かに縛られている」という読み取りが、まさにこちらの描きたかった空気に近くて、とても嬉しくなりました。
二人の近づきそうで近づけない距離感を、会話の中で感じ取っていただけて光栄です。
「また会えるか」に答えなかった春香がどこへ消えたのか。
その行き先も含めて、余韻として想像していただけましたら嬉しいです。
最後の余韻まで丁寧に掬っていただき、本当にありがとうございました!
らむねへの応援コメント
恥ずかしながら本格的な時代小説を読んだことは少ないのですが、そのような雰囲気に、思わず颯太がだいぶご年配のイメージに引き寄せられました。文章が醸し出す雰囲気ってすごいもんですよね。
それに時代のズレを感じさせる春香のセリフ回し。異国の様相が混じり、独特な空気を醸し出していただろう港町を想像させられました。お見事です。
良い作品をありがとうございました。
あー、ラムネのみたくなってきた!
作者からの返信
ムロ☆キング様
お読みいただき、そしてコメントありがとうございます!
一応この颯太は二十歳くらいのイメージなのですが、たしかに口調の力でだいぶ印象が引っぱられますね……!
文章って面白いなあとあらためて思います。
今作は歴史小説のふりをしたSFみたいなところもありますが、雰囲気や空気ごと楽しんでいただけたならとても嬉しいです!
ラムネもぜひ飲んであげてください🍋
お読みいただき、本当にありがとうございました!
らむねへの応援コメント
どこか未来から来たのかと思わせる春香さん
そしてレモネード、ラムネを巡る不思議な会話
とらえどころのない会話劇の中でラムネというワードが効いてますね
なぜかわからないけどレモネード、ラムネと聞くと心浮き立つ気がします
観光地などで店先にラムネがあると欲しくなる
あれは何故なんでしょうね
今度ラムネを飲む機会があれば絶対この物語を思い出すと思います
作者からの返信
凛花様
お読みいただき、そして素敵なコメントをありがとうございます!
春香のとらえどころのなさや、ラムネという言葉の響きを味わっていただけて、とても嬉しいです。
「レモネード」「ラムネ」と聞くと、なぜか心が浮き立つ感じ、すごくわかります。あの言葉には、味だけでなく、どこか懐かしさや旅情のようなものまで入っている気がします。
この物語を、いつかラムネを飲む時に思い出していただけるなら、書き手としてこんなに幸せなことはありません。
素敵なレビューまで、本当にありがとうございました!
らむねへの応援コメント
時代を隔てた異質な気配の中で、「らむね」という言葉がふと転がる瞬間に、はっとさせられました。春香の存在がどこか時の外側にあるように描かれつつ、レモネードというささやかなものを未来へ残そうとする意志が静かに胸に響きます。別れの場面で多くを語らず、それでも「決まりだから」と言い切る潔さと寂しさが印象的で、最後に残る酸味がそのまま余韻になっているのが美しいですね。桜の咲く前の気配とともに、時を越える小さな文化の種が確かに手渡された感触のある一編でした。
作者からの返信
板野かも様
お読みいただき、そして丁寧なご感想をありがとうございます!✨
時を越える小さな文化の種だなんて、なんと素敵なお言葉でしょう。
「らむね」という言葉の転がる瞬間や、春の気配、その余韻まで深く受け取っていただけてとても嬉しいです。
甘さと酸っぱさ、その両方を感じ取っていただけて光栄です。
お読みいただき本当にありがとうございました!
らむねへの応援コメント
あらまあ、これ、生きてる時代が違う人同士の刹那的な邂逅の物語ではないですか。
春香さんが半兵衛殿と接触するのを颯太殿が手助けした、そのおかげで今我々はこうして何も知らずにシュワシュワと飲めるわけですな。
それにしても颯太殿、その頃にしてはかなりハイカラな名前、父上殿の御身分と母上殿のセンスが顕れておりますな。
春香殿にとって颯太殿はただレモン水を半兵衛殿に紹介するためだけの存在だったのか……それともそれ以上の感情がおありだったか。
颯太殿、もう二度とは会えないであろう春香殿に対する思いが、薄紅の残るレモン水に凝縮されて……一度くらいは許されましょう。
やべ。レモネード飲みたくなってきた。
作者からの返信
如月芳美様
お読みいただき、そして素敵なコメントをありがとうございます!✨
時代を越えた刹那の邂逅として受け取っていただけて、とても嬉しいです。
半兵衛殿へと繋がる小さな縁が、今の当たり前に続いているのかもしれませんね。
颯太の名前は確かに幕末にしてはハイカラすぎますね……!
もしかしたら、その名前をつけたのも……なんて、少しだけ想像してしまいました。
二人の気持ちにも思いを馳せていただけて嬉しいです。
私もなんだかピンクレモネードが飲みたくなってきました🍋🍹✨
お読みいただき本当にありがとうございました!
らむねへの応援コメント
藤瀬半兵衛という方がレモン水として販売したのが、事始めなのですね。知りませんでした。颯太という名の通詞もいたのでしょうか。
ちゃっかりと間接ちゅーをする颯太殿、やるな。題名通りの切なくも甘酸っぱい、時空を越えた純愛でございました!
作者からの返信
紫瞳鸛様
お読みいただき、そして素敵なコメントをありがとうございます!✨
藤瀬半兵衛については、慶応元年に長崎で「レモン水」を売り出したと伝わる人物としてかってに名前だけお借りしました。
颯太という通詞については創作ですが、あの時代の長崎には、和語や唐話、阿蘭陀語を渡り歩くように生きた人々が本当にいたのだろうなと想像しながら書きました。
そして、ちゃっかり間接ちゅーをする颯太殿……笑
時空越えの純愛、とても素敵に受け取っていただけて幸せです。
このたびは本当にありがとうございました!
らむねへの応援コメント
まさかの、「レモネード」が日本に定着する前の物語が読めるとは……! 春香がなぜらむねの展開に力を入れているのかは謎ですが、そのためだけに時空を超えてきた可能性を考えると少しほっこりします。確かにカタカナで「ラムネ」と書くよりも、ひらがなで「らむね」と書いたほうが子どもが飲む飲み物感が出て可愛らしいですね。そして、そのくだりを自然にやるには「レモネード」がまだない時代設定にする必要がある、と。舞台設定とテーマ設定がしっくり来ていて、可愛くもしっとりとしたお話でした。本作から醸し出される空気感がとても好きです。
指摘OKということでしたので、以下「私が直すとしたらここかな?」と思った箇所を記載いたします。
<指摘箇所>
春香が遠くに行かねばならないと言ったあとのくだりで、
阿蘭陀→上海→天竺 の順で颯太は問うていますが、長崎からの物理的距離を考えると阿蘭陀のほうが上海より遠いので、この二つは逆のほうが自然ではないかと思いました。他の部分で三言語を話すくだりでは「和語と唐話と阿蘭陀語」というふうに日本→唐→阿蘭陀の順で並べているので、ここもそろえたほうがより統一感が出そうだと感じた次第です。
作者からの返信
水涸 木犀さま
お読みくださり、そして丁寧なご感想とご指摘までありがとうございます!
「らむね」のひらがなの可愛らしさや、この時代設定との噛み合わせまで汲み取っていただけて、とても嬉しいです。
春香がなぜそこまでレモン水にこだわったのかは、もしかするとそれがバタフライ効果で……という部分も含め、あえて余白にしたところでしたので、そこに想像を広げていただけたのも光栄です。
ご指摘の箇所、確かにおっしゃる通りですね……!
こういうものを列挙する時は、順番にも気をつけるよう心がけます。
ご指摘、とてもありがたいです。
細やかに読んでくださり、本当にありがとうございました!