第3話 ベータの記憶への応援コメント
ベータの描写が、人というより「情報の揺らぎ」のようにも感じられて、鏡のシーンはどこか『アメリ』のような不思議な余韻がありました。
作者からの返信
tokky様。お読みいただき、ありがとうございます。
ベータを「人というより情報の揺らぎ」と読み取ってくださったこと、作中の彼女自身がまだ気づいていない何かに触れていただけたようで、とてもうれしいです。
第2話 逆さに開く傘への応援コメント
吉野まひとと申します
味わい深い物語ですね
作者からの返信
吉野まひと様。コメントありがとうございます。
「味わい深い」というお言葉、この物語の空気感を受け取ってくださったようでとても嬉しく思います。
第3話 ベータの記憶への応援コメント
三話目まで拝読。SCP財団の「官僚文書の乾いたプロトコルで怪異を相対化する」質感(あれはもうブラックユーモア以外の何者でもなく高い中毒性がある)ではなく、異常現象を入口にした関係性の物語で逆にしっとりとした質感の物語でした。なるほど二次創作ではないというのはこういう意味でしたか。
作者からの返信
アオノソラ様。三話目までお読みくださりありがとうございます。
SCP財団への敬意を持ちながら、似ていながらも別の方向の物語にしたかったのです。
「関係性の物語」と汲み取っていただけたこと、とても嬉しく存じます。
第8話 珈琲の温度への応援コメント
読みました。面白い。
全体として「怪異管理事務所」ものとして良質な構造で、SCP財団的な書式と日本の私小説的な内省が、うまく同居してます。クスィーの報告書末尾に毎回ポエティックな一文を入れるリズムも、気持ちよく機能してる。
特に刺さったのは第三話。ベータ視点回にして、彼女が木箱を開けて「何も失わなかった」と言うのに、その後の記憶が「霞がかかったよう」になっている、というねじれ。ここが一番怖かった。本人が気づかない形で、すでに何かを奪われている、というのが静かに効いてる。
第四話の「咳の音」も好きです。発生源が「ない」という調査結果を「共に在る」という倫理的判断で処理する、あの着地の仕方。存在を封じるでも駆逐するでもなく、「気にしない」を選ぶ、というのがこのシリーズのトーンを象徴してる気がする。
気になった点も正直に言います。
ベータの謎の提示が少し過剰に積まれてきた感じがある。金色の瞳、失われた記憶、ラムダの「どこから来たのか」、一〇年前の名簿のページ。一話ごとに一つずつ追加されていて、読者としてはそろそろ何か一つ回収してほしいという気持ちが出始めてる。謎は多いより、一個深い方が強い。
あとクスィー自身の欲望や弱さがまだ薄い。倫理的判断が全部、正しい方向に決まっていく。ラムダへの対応も、ベータへの配慮も。それはそれで読んでいて気持ちいいんですが、「この人は何を怖れているのか」「何を欲しがっているのか」がもう少し見えてくると、さらに立体的になると思う。
続きが気になるのは確かです。
作者からの返信
八雲 海様。とても丁寧に読んでくださって、ありがとうございます。
第三話の「気づかぬうちに奪われている」怖さと、第四話の「共に在る」という選択。作品の芯にしている部分を拾っていただけて、とてもうれしいです。
ベータの謎が一話ごとに増えていく件、「多いより一個深い方が強い」というご指摘、確かにと感じております。回収の設計は考えているので、焦らせすぎないよう気をつけます。
クスィーの欲望や弱さの薄さも、これから少しずつ滲ませていくつもりです。
続きが気になると言っていただけたこと、何よりの励みです。
不定期とはなりますが、続きも楽しみにしていただけますと幸いです。