第4話への応援コメント
すごいものを読んでしまいました。
主人公のどうしようもない「女々しさ」がリアルすぎて、同族嫌悪に近い痛みを覚えます。
理恵の部屋の雑然とした感じと、今川の家の手入れされた庭の対比。どちらにも居場所がないのに、結局は小夜の「待っている」という呪縛に絡め取られていく。
最後に「俺はどうかしてるな」としか言えなかった主人公の姿が、ずっと頭から離れません。
作者からの返信
結葉さん、応援コメントありがとうございます。
今日は、続きをアップできそうにありませんが、結末まで楽しんでいただけるような小説にしたいと思います。
『新選組・誠の残響』を読ませていただきました。
これは女性にはなかなか書けない迫力・筆致で、最後まで一挙に読ませていただきました。
第8話への応援コメント
『筒井筒の女』、最後まで一気に読み耽りました。
やはり、この作品は「ものすごい」の一言に尽きます。
以前、冒頭の「たくましい手」からラストの「ジャングルジム」までの比喩の無駄のなさに言及しましたが、全編を読み終えて、その構成の緻密さに改めて戦慄しました。
特に圧倒されたのは、後半の「虫」と「花」のメタファーの逆転です。
主人公が自らを「火に投じられる虫」と自覚しながら、抗う力もなく小夜の元へ吸い寄せられていく様は、まさに谷崎的な耽美と、志賀直哉的な冷徹な写実が結晶したような緊張感がありました。
白眉はやはり、ラストの庭のシーンです。
あんなに物言わぬ、泣かないはずの小夜が、泥にまみれて「虫が花を食ってる」と狂乱する姿。
そこで彼女が流した一筋の涙は、純愛の証などではなく、獲物を完全に仕留めた者の凄絶な情念のように感じられました。
「ふりわけがみもかたすぎぬ」
この古典的な一節が、再会の喜びではなく、一生逃れられない「檻」の鍵が閉まる音として響く。
これほどまでに美しく、そして残酷な「純文学」に出会えたことに感謝します。
作者からの返信
結葉さま
いつも心温まる応援ありがとうございます。
結葉さまの確かな批評眼を読ませていただき、なるほどこんな風に意図したこと、意図せずして表現されていたことを、私自身読者の目で実感させていただきました。
復職して、しばらくは忙しくなるやもしれませんが、これからの創作に向けて、励みになります。
ありがとうございました。