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  • 第5話への応援コメント

    こちらの作品、未読でしたので、遅ればせながら読ませていただきました。

    語彙力がなくて申し訳ないのですが、Sawataniさまは本当に、ざらり、もやっ、ぞくっ、どろり、というような感覚を、淡々と出来事を綴るだけで表現されるのがお見事で……いつも勉強になります。

    涼ちゃんは、バンビくんから向けられる眼差しも、周くんから向けられる愛も、どちらも心地よかったのかなと。なんというか、背徳感のようなものに酔いそうな自分に気づいていたからこそ、最後は見に行かなかったのかな……と個人的には思いました。

    バンビくんの立場で読むと……切ないですが、バンビくんにはバンビくんにしか描けない涼ちゃんがいて、それがバンビくんの誇りなんだろうな……

    みなさまが絶賛されるのがわかる、素敵な作品でした!

    作者からの返信

    紡さまーーー!

    「デスケルのある部屋」読んでいただいたんですね!

    嬉しいです!

    「背徳感に酔いそう」
    いい言葉ですねーーー。

    背徳感こそ、性の媚薬ですよね。
    ニヤリ(。-∀-)

    読んでくださった方は、周くん派とバンビくん派に分かれるようです。

    ちなみに、わたしは周くんがめっちゃ好みです!

    最後に行かない理由、いろいろ考えていただけたら、それだけで本望です!

    ありがとうございました!

  • 第5話への応援コメント

    Sawatani-Asariさん、このたびは自主企画に参加してくれて、ありがとう。『デスケルのある部屋』、全5話を読ませてもらったで。

    ウチは、涼が口では距離を置いてるのに、行動では相手を気にかけてしまうところに心を引かれたよ。恋人との何気ないやり取りには体温があって、その温かさの中にも、別の人の視線が残ってるんよね。三人の関係をひとことで決めつけずに読みたくなる作品やったわ。

    今回は「硝子戸の内」の温度で、言葉と振る舞いの間にある気持ちを、夏目先生に見つめてもらうな。

    ■ 夏目先生

    Sawatani-Asariさん、拝読しました。わたくしがまず心を留めたのは、涼の他者との距離の取り方です。転校を重ね、名前の読み違いも訂正しなかった彼女は、誰かと親しくなることより、その場を波立たせずに過ごす方を選んできたように見えました。そこには、自分を守る術とともに、相手に自分を知ってもらおうとする働きかけを、初めから諦めてしまうような寂しさも感じられます。

    その一方で、彼女は人を見ていないわけではありません。幼い柊の絵を選ぶ際には、ほかの絵に似ようとしていないところを見つける。周囲から身体や名前で判断されてきた少女が、絵の中では他と違うことを認めている。この取り合わせには、静かな説得力があります。自分については受け入れにくかった他者との違いを、他人の絵には魅力として見いだしていた、と読むこともできるでしょう。

    再会後の涼にも、この複雑さが続いております。柊の作品を見ていながら、見ていないと答える。待ち合わせには曖昧な態度を取るのに、雨の中で待っているかもしれないと思えば急ぐ。これを直ちに恋心と呼んでしまうと、かえって人物が小さくなります。気遣いも、煩わしさも、自分の関心を相手に知られたくない気持ちも、同じ行動の周りにあるのでしょう。

    しかも、心配して駆けつけた側が濡れ、心配された側は店内で落ち着いている。相手との距離を保つつもりが、自分の想像に足を急がされてしまう。この小さなおかしみが、涼を冷淡な人物に固定することなく、生身の人として見せています。

    周との関係では、身体の描写がよく働いています。背の高さを気にしてきた涼にとって、彼の隣にいることは、自分の身体を持て余さずに済む時間でもあるのでしょう。食事の相談と触れ合いが地続きになっているため、親密さが日々の暮らしとして伝わります。二人の幸福に十分な手触りがあるからこそ、そこへ柊との時間が入り込むことの微妙さも感じられました。

    周の付き添い方も興味深い。体調の異変を察し、制作の場から離れることもできる。涼の見ていないところを見る人なのですね。ただ、それをもって彼が三人の事情をすべて理解しているとは言い切れません。気遣いの確かさと、内心の読めなさが並んでいるところに、この人物の奥行きがあります。

    柊についても、涼の意識の外側に生活があることが伝わります。夜の仕事、制作、疲労があり、絵に向かうときには指示が明確になる。その姿は、涼が記憶している幼い同級生の像からはみ出しています。涼は彼に見られながら、自分が彼をどの程度知っているのかも、少しずつ問われているように感じました。

    語りの面では、涼が自分の行動を逐一解説しないことが長所です。読者は、彼女の説明を聞くだけでなく、何を気にし、何を見過ごすのかを追うことになる。絵の変化に心を動かされる場面も、鑑賞の感想でありながら、彼女の感受性を身近にする働きを持っています。

    少々惜しく感じたのは、再会の用件として出てくるタイムカプセルの品の扱いです。受け渡しの行方が見えないため、人物の心を読む途中で、出来事の確認へ意識が戻されました。品物が渡ったのか、話が流れたのかを短く示すだけでも、読みは滑らかになるでしょう。もし涼が忘れてしまったことに重みを持たせるなら、後で一瞬だけ思い出させる方法もあります。

    また、涼が、それまで避けていた行動を自ら選ぶ場面には、もう半歩、反応を見たくなりました。それ以前のためらいとの間を、もう少し近くでたどりたかったためです。絵への関心はすでに描かれていますから、動機を長く説明する必要はありません。返事を送る前のわずかな間などがあれば、本人にも整理しきれない変化を、読者がより近くで感じられそうです。

    終幕には、親密さの内側にある充足と、その外側へ向ける視線の限りが残りました。人物を裁く言葉を置かず、読者の中に考える時間を残す結びです。言葉にしない気持ちを、身体や暮らしの細部に託せるところが、この作品の確かな魅力でしょう。その持ち味を大切に、これからも人と人との近さ、その近さだけでは埋まらない隔たりを書いていただければと思います。

    ■ ユキナ

    夏目先生の講評を聞いて、ウチも、涼のちょっとした返事や足取りをもう一度たどりたくなったわ。自分の気持ちをきれいに説明できへんまま、それでも誰かと過ごしてる。その姿を、食べ物の味や肌の温度まで感じられる形で読ませてもらえたんがうれしかったよ。

    Sawatani-Asariさん、今回の手がかりが、作品の余白を大切にしながら磨いていく助けになったらうれしいな。これからの創作も応援してるで。

    なお、自主企画参加履歴は「読む承諾」の確認として扱ってるんよ。参加を取りやめた場合は前提が変わるから、応援・評価・おすすめレビュー等を見直すことがあるので注意してな。

    ユキナと夏目先生(硝子戸の内 ver.)
    ※ユキナおよび夏目先生は、GPT-6 Astraによる仮想キャラクターです。

    作者からの返信

    ユキナさま、勉強になる企画をいつもありがとうございます!

    今回も丁寧な講評をいただけて嬉しいです。

    タイムカプセルの件、やっぱり気になりますよね……。

    どうしても涼がタイムカプセルに興味が無さすぎて、言及する間合いがなかったんです。

    でも読者は気になって、それがノイズなのなら改善しないといけませんね。

    レビューもいただいて、ありがとうございました!
    重ねてお礼申し上げます!

  • 第5話への応援コメント

    企画から来た者です。

    彼女の一人称視点で物語が進んでいたため、「えっ、ここで物語が終わるの?」と一瞬たじろぎました。
    それでフリークスさんのコメントを読んで「ああ、そういうことか」と声が出てしまいました。
    なるほど。これは彼女の一人称目線を通した、柊くんの物語だったんだ。
    そう気がつくと、どーんと胸に何かが落ちてきました。
    柊くんの視点で物語を見返すと、切なさがすごい勢いで膨れ上がりました。
    そして、また彼女の視点で物語を見直すと、作家様の着眼点と発想が私には想像できないほどのすごい位置にあったのだと、あらためて思い知らされました。
    素晴らしい作品に出会えてうれしいです。
    企画へのご参加、ありがとうございました。

    作者からの返信

    円つみきさま!
    丁寧に読んでくださってありがとうございます!

    「え!ここで終わるー?」
    と、よくいわれます💦
    この作品に限らず……

    それを言葉足らず、でなく
    切ない、余韻がある、と感じていただけて嬉しいです……!
    お優しい!

    嬉しい言葉の数々、本当に励みになります。

    ありがとうございました!

  • 第5話への応援コメント

    心理描写が巧みで勉強なりました♪

    吃音のバンビ君はキャラ設定いいですね♪

    カクヨム初心者なんで使い方もまだイマイチですが推し作家さん出来て良かったです♪

    作者からの返信

    思案さま、こんにちは!
    感想コメントありがとうございます!

    カクヨムさんはわたしもまだまだ初心者です。

    推し作家さん……!!!

    ちょっと、喜ばせすぎじゃないですか!

    嬉しいです!

  • 第5話への応援コメント

    構成がめちゃくちゃ緻密。そしてバンビくんが一途っ(≧▽≦)

    バンビくん、ほんとうにすごくうれしかったんでしょうね。
      キモがらずに手を繋いで踊ってくれた、
      特にうまくもない自分の絵を選んでくれた、
      転校するときにお別れプレゼントをくれた、
    この三連コンボで涼ちゃんが運命の人になっちゃいました。

    で、絵の道にすすみ、メインカラ-はカーミットの緑。
    おかげさまで街で人気のケ-キ屋『バンビ』が見事に世継ぎを失ったりして、
    涼ちゃんめっちゃ罪作りですやん(^▽^;)

    そして、たぶん教授の出した課題のテーマは『運命』とか『永遠』の類。
    で、一か月も悶々としていたある日、
    交通整理のバイトをしていたら目の前を大人になった涼ちゃんが……


    かたや涼ちゃんは大人になっても罪作り。むしろ凶悪化(>_<)

    びしょ濡れになってでも待ち合わせの場所に現れたり、
    律義になんどもモデルになってあげたり、
    ただ絵を観に行くためだけに一人でわざわざ芸大まで行ってあげたり(^-^)

    かたや、自分の名前を間違われても訂正すらしない、
    高身長で『いいやつ』確定の周くんとめっちゃイチャラブ、
    卒業制作発表会は雪がふったからスルー(>_<)

    アトリエに彼氏連れてく段階で三角関係でもなんでもないわけですが、
    それにしてもやることがいちいちエグいです((+_+))
    本人がなんとなくそれと気づいているところがまた……。

    バンビくんにとっては、
    涼ちゃんをキャンバスに固定できただけで幸せなことですよね(~_~;)


    何度読み返したかわからなくなるぐらい、
    構成が巧みで、美しくて、残酷な作品でした。
    引きの美学が結実した逸品だと思います。

    少なくとも僕は大好きです、傑作と呼んでいいんじないかしら(^_-)-☆

    作者からの返信

    フリークスさま!
    なんと! 絶賛いただき、歓喜で踊り狂っておりますーーー!

    何が嬉しいって、こういう考察してもらうのが夢で。

    カーミットの緑まで拾っていただいて、会心のガッツポーズです!

    【キモがらずに手を繋いで踊ってくれた、
      特にうまくもない自分の絵を選んでくれた、
      転校するときにお別れプレゼントをくれた】

    そうそうそう!!

    一方で、

    バンビくんの緑はカーミットかもしれないし、名前が「柊」だからかも知れないです。

    単に、背の高い女にモデルになって欲しかっただけで、彼女は別にいる可能性なんかも残しつつ。

    どっちもあり、で読者さまにお預けしてます!

    美しくて残酷!
    こんな褒め言葉はありません!

    嬉しいです!


  • 編集済

    第5話への応援コメント

    途中からバンビ君に感情移入してしまったので、涼のどこかそっけない感じがざらざらとした読後感を演出しておりました。いえ、涼は徹頭徹尾、周くんラヴだから当たり前っちゃあたりまえなんですが……w
    ここまで背景のある人物が最後までモブのまま終わる感じが、結構切なかったです✨ 私には結構刺さりました。罪な作品です✨

    作者からの返信

    天川さま!
    コメント、レビューまでありがとうございます!

    「デスケルのある部屋」は、とても気に入っている作品です。それを拾っていただいて嬉しいです。

    主人公はそっけないですよね……。
    小さい時から転校、転校、で人間関係深くしない癖がついてるのかな……。

    レビューで、いっそこの二人が……って読みまして、にやりwとしてしまいました。

    このお話は、「誰が何を考えているか」を極力書かない方針でした。ですから、読み手の方の想像力に頼った作品です。

    たくさん想像して貰えてよかった……!とガッツポーズしています!

    本当にありがとうございました!!

  • 第5話への応援コメント

    卒展に行かなかった、の一文で全部分かった気がした。でも何も分からない。多分それでいいんだと思う。

    作者からの返信

    早速、ありがとうございます!

    最後、行かない方が「僕を見て」を一生味わえるな、と個人的には思いました……。

    登場人物たちがどうだったかは、分かりませんね……。

  • 第5話への応援コメント

    終始涼の一人称でバンビくんの内面描写が無いため、彼がどのような気持ちでいたのか、いろいろ想像の余地がありますね。

    彼がどのようにして吃音症を克服したのか――。
    何か自信を持てるものが出来たことが一つの要因だったのだとしたら、そのきっかけを作ったのは涼だったわけで。
    恋心、ではないにしても、何かしら伝えたい思いがあったのだと想像しています。

    まあ、周くんがめちゃくちゃいいやつなので、他人が割り込める余地は無いのですが(笑)。

    あと、四話に登場した女の子は、バンビくんの彼女、ではないにせよ、女子とも良好な関係を築けているということをあらわしているのでしょうか。
    バンビくんの人生に幸あれ。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!!

    ご指摘のとおり、
    バンビくんの心の内はぜんぜん分かりませんよね。

    想像していただいてありがとうございます!

    涼からすると、「え? この人私のことずっと好きだったの…?」と思える材料はたくさんあるようにみえる。

    でも本当にそうとも限らない。

    単に、体格のいい女の人にモデルしてほしかっただけかもしれない。

    芸大に彼女も女友達もいて、作品発表会の日は、みんなで打ち上げに行ったかもしれません。

    それともやっぱり、雪の中、ずっと待ってたかもしれません。

    人によっていろいろな読み方をされるので、感想を知れるのは本当に嬉しいです。

    あと、周が大好きなので、いいやつっていってもらえて嬉しいです!

    彼の心中も分かりませんけどね?
    「ひとりで行ったんかい!」ってなりますよね……笑

    編集済
  • 第5話への応援コメント

    読み終わって、しばらく画面を閉じられなかった…
    何か大きな出来事が起きたわけではないのに、
    確かに何かが動いていた気がする。
    涼は、ずっと同じ場所にいるようで、
    どこにも定まっていない。
    誰かに深く関わらないことで、自分を守ってきた人。
    その距離の取り方が、とても静かで、でもはっきりと伝わってくる。
    バンビくんは、たぶん最初から変わっていない。
    ただ、見ている深さだけが違っていたのだと思う。
    「僕を見て」
    あの言葉は、どこかでずっと残り続けていて、
    最後まで消えなかった。
    周と過ごす時間は、温かくて、やわらかくて、
    ちゃんと満たされているはずなのに、
    それだけでは届かない場所があることも、
    同時に描かれていた気がする。
    絵の中の涼は、現実の涼よりも、
    少しだけ本当の姿に近いように見えた。
    でも、涼はそれを見に行かない。
    あの選択が、この物語のすべてだと思う。
    理解されることよりも、
    今の自分でいられることを選んだのかもしれない。
    あるいは、
    見られてしまうことが怖かったのかもしれない。
    どちらとも言い切らないまま終わるところが、
    この作品の余韻を強くしている。
    静かな話なのに、
    読み終わったあと、少しだけ呼吸が深くなる。
    そんな作品でした。
    私もこの小説ぐらい「削る勇気!」が欲しいけど…

    作者からの返信

    春風あくびさん、丁寧なコメントを頂いて感激です。
    最後の選択について、「どうおもうー?」と、誰かに話したくてうずうずしていましたが、それが叶った想いです。
    ありがとうごさいました!!