エスカレーターへの応援コメント
エスカレーターのくだる先、のぼる先には何があるのか……乗っている存在からおぼろげに推し量ることしかできないのが怖いです……。
いえ、果たしてそこに「果て」はあるのでしょうか?
「ゆきつく途中」に過ぎないはずのエスカレーターが、この空間の本質なのかも知れませんね。
作者からの返信
武江成緒様、恐怖をかき立てるレビューコメントをありがとうございます。また、コメント返信が遅れましたことをお詫びいたします。
エスカレーターは「人を運ぶ」というのが本質だと思いますので、辿り着く先をなくすとこういった異常な空間になるのかと。
ただ、そういった場所で人は人でいられるでしょうか。ご推察の通り、このエスカレーターは現象そのものに近いのでしょう。
エスカレーターへの応援コメント
恐ろしくもどこかシュールさも感じる異様な世界観に浸ろうとしていた中で、結末の一文に驚かされつつ、かなり心に来ました。
そうですよね、確かに主人公がすれ違い続ける存在と同じ『異形』ではない、と言う保証はどこにも書かれていませんでしたね……。
果てなきエスカレーターが続く空間の中、絶え間なく続くすれ違い。
怖くも、色々と思いを馳せる内容に感じました。
他の方も触れられていましたが、是非映像作品として見てみたい、とも思いました。
アイデアも含め、最後まで面白い短編、ありがとうございました。
作者からの返信
腹筋崩壊参謀様、ご感想ありがとうございます。
自分の場合は語り手の視点が多く、また容姿をあまり描写しません。今作ではその傾向がより際立ったのかなと思います。
映像化とは遠い夢ですが、主観で主人公と視点を共有すると臨場感が増すかもしれませんね。
エスカレーターへの応援コメント
オチで度肝を抜かれました……
語り手はどうして異形(?)になってしまったのか。上りと下り、それぞれどこへ向かっているのか。少年は無事にここから出られるのか。そもそもこのエスカレーターはなんなのか。疑問は尽きませんが、間違いなく愉快な結末は待っていないだろうな……と思わせる不穏さがとても魅力的なお話でしたね。
作者からの返信
桐山飛鳥様、ご感想をありがとうございます。コメント返信が遅れて申し訳ありません。
終わりがあるのが怖いのか、終わらないのが怖いのか。どちらにせよ、このエスカレーターは人にとって良い結果は招きません。劇的な悲劇に見舞われない代わり、淡々とこの静かな状況が続くのです。
お目を通してくださり、まことに感謝いたします。
エスカレーターへの応援コメント
ああ、なんという気の遠くなる、この感じ……
絶望とはまた違う、どう表現すればよいかわからない虚無感に苛まれました。
小さな男の子は大丈夫なのかと心配です。
ポジティブ?に見ればオバケ製造所のベルトコンベヤーかもしれないという考え方もありますが……まあ違うんだろうな。
主人公がどんな姿をしていたのか、そこも想像が広がりますね。
作者からの返信
猫小路葵様、恐怖をよく表現してくださったレビューコメントに大変感謝いたします。
今すぐに死んだり危害を加えたりすることはないのですね。ただ、降りることができない。人ではいられなくなってしまう。
あそこはそういう場所、としか表現できませんね。子どもが無事に脱出できれば良いのですが。
語り手の姿は、読者様のご想像に委ねております。その方が、きっと怖いと思いますので。
エスカレーターへの応援コメント
拝読いたしました。
断片的な描写と、ラストでひっくり返る視点が、とても印象に残ります。
日常のモチーフでありながら、ずっと下り続けるような終わりのなさや、ふわりと漂う不安が、読者の胸にそっと積もるようです。
短編として、心理描写も象徴性もぎゅっと詰まった、余韻のある作品だと感じました。
作者からの返信
餅兎春灯様、コメントに感謝いたします。
作中の雰囲気を良く伝えられたなら幸いです。エスカレーターは立ち止まっている限り、人を自動的に運び続けます。辿り着く場所がなければ、日常の中の異空間になり得るのではないかと考えました。
作品を評価してくださり光栄です。まことにありがとうございます。
エスカレーターへの応援コメント
いつまで経っても終わらない、という恐怖。謎の存在が下りに乗っていないのが幸いか、と思ったら……主人公は人間、という思い込みが覆されて一気に恐怖が加速しました。
そういえば小さい頃、下りのエスカレーターは怖かった(乗る瞬間に失敗すると落っこちそうで)なんてことを思い出しました。すっかり怖くなくなったものに、新たな恐怖を感じることになってしまいました。
驚くべき恐怖を、ありがとうございました!
作者からの返信
志草ねな様、素晴らしいレビューコメントをありがとうございます。返信が遅れましたことをお詫びします。
エスカレーターは循環している印象があるので、いつまでも終わらないという状況を連想しました。
生き物の根源的な恐怖か、遠くに階下が見えると少し足が竦んでしまいますね。自分の意志とは無関係に運ばれていく。何もあるはずはないのに、その先に恐ろしい出来事を予感してしまう。
こちらこそ作品に目を通してくださり、まことに感謝いたします。
エスカレーターへの応援コメント
二ノ前はじめさま
こんにちは。
東欧の地下鉄は、いざという時に地下シェルターにする目的があるとかないとかで、物凄く深くに敷設されています。エスカレータは、まさに、どこまでも降りていく感じがあります。でもなぜでしょうね、降りるほうはどこに向かうのか全く見えないイメージ、上るほうは明るくて周囲を存分に見渡せるようなイメージがあります。
1000文字でこの強烈な雰囲気を創り出せるのは、さすがですね。楽しませていただきました。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、こんにちは。ご感想に感謝いたします。
そうなのですね。地下シェルターとしての運用を想定しているなら恐ろしく長いエスカレーターなのでしょう。高所恐怖症の自分は乗れないかもしれません。
上る方は天井の照明が近づき、逆に下りは陰になるから、でしょうか。常に下を向いていることで印象も変わってくるのかもしれませんね。
評価してくださり、まことにありがとうございます。
エスカレーターへの応援コメント
短編なのに密度が高くて、世界観に引き込まれました。
終わらないエスカレーターに上りと下りがあって、主人公は下りに乗っているという事から、行き先のこととか上りと下りの意味に気を取られてしまって、主人公が一体何者なのか気が回ってないところに衝撃のラスト。
主人公は一体どんな姿だったんだろう…。自分が怖いと思うものをじっくり想像してしまいますね……。
作者からの返信
通院モグラ様、ご感想に感謝いたします。
上りと下りに意味があるかは定かではありません。仮に上方がいわゆる天国に向かっているのだとしても、乗っているのは肉塊だったりするので。
事細かに描写すると雰囲気が損なわれてしまうので、主人公の外見は読者様のご想像に委ねております。きっとそちらの方が、恐ろしい姿を思い浮かべてくれると思いますから。
編集済
エスカレーターへの応援コメント
コメント、失礼いたします。
最後の1文でホラー・ミステリー好きな脳が喜び、
2回目で文章好きな脳が痺れました。
「どうしてこのエスカレーターに乗っているのだろう」。
ヒントはあちこちにありながら、緻密に、1つも無駄なく構築された構造の上、最後の1文にたどりつけませんでした。
短編の可能性、勉強させていただきました。感謝いたします!。
返信お気遣いなく。どうぞご執筆に!。
作者からの返信
ナカメグミ様、評価してくださり恐縮です。こちらこそ気遣ってくださり感謝いたします。
結果として叙述トリックに近い構成になったかもしれません。計算とは程遠く、書いている最中は結末も定まっていませんでした。
いつもお目を通してくださり、本当にありがとうございます。
エスカレーターへの応援コメント
最初は「終わらないエスカレーター」という状況の不気味さに引き込まれ、
次第に現れる異形の存在たちでじわじわと不安が増幅していく構成が秀逸でした。
特にラストの一文、
「自分が人間の姿をしているとは限らないのか。」で一気に視点が反転して、
それまでの描写すべての意味が変わるのが本当に見事です。
説明しすぎず、ただ“気づかせる”ことで恐怖を成立させているのが最高でした。
作者からの返信
ナベッチ様、評価してくださり嬉しいです。
今まですれ違った異形たちも、元は人間の姿をしていたのかもしれません。意識も人のまま、変異したのを自覚できずにいる。
そういった者たちが乗るエスカレーターなのかもしれませんね。
エスカレーターへの応援コメント
リミナルスペースというジャンルが好きなんですけど、公的で無機質な情景に不気味が入り混じる描写がお見事です。見た目が異形でもその気になれば仲良くなれたりするのでしょうか🤔
作者からの返信
シューゲツ様、とても分かりやすく説明してくださったレビューコメントをありがとうございます。
そうですね、バックルームやリミナルスペースに強く影響を受けた作品だと思います。人通りが多いはずの場所で閑静だと異空間という印象が増しますね。
内心はどうあれ、会話ができていないので難しいかもしれません。すぐにすれ違ってしまいますしね。