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  • 第32話 @gagi賞 発表への応援コメント

     こんばんわ。

     私は今「ひいらぎさん、あったけぇな……」、と強く思っています。

     とっても嬉しいです。


     さて。第4回真白賞における私の行動が表彰されるならば少なくとももう一人、労われるべき人物がいると思いませんか?

     今回の私の感想はトータルで大体5万字くらいありました。
     各作品からの引用が文章量の半分ほどだと考えても、二万五千字です。

     この駄文の全てに目を通すという、頭がおかしくなるような苦行を体験した方が一人、今回はいました。

     私はその方に感謝の意を込めて、『真白さん、感想の検閲させてごめんなさい。最後まで相手してくれてありがとね賞』を贈ります。

    作者からの返信

    狂気!
    なんか今回たくさん読んだ気がしたのは気のせいではなかった。。。
    検閲行為はしてないですがw
    今後とも感想よろしくね!

  • 第31話 すまげん賞 発表への応援コメント

     私の第4回真白賞における行動に対して賞が贈られるならば。

     すまげんさんだって表彰されるべきだろう。

     と思います。


     なぜならば第4回真白賞における すまげんさんの行動は、私の奇行と比べて遥かに難度の高いものだったからだ。

     どのように難度が高かったのか。

     それは、すまげんさんは作品にコメントを書く上でいくつもの価値基準を考慮・配する必要があったという点だ。

     すまげんさんに比べれば、私なんて気楽なものだったんだ。

     やべー文章を書いちまっても、最悪真白さんが消してくれるんだから。

     でもすまげんさんは違う。

     すまげんさんは真白さんの企画ページにではなく、各作品のコメント欄に直接コメントを書いていたんだ。作者さんの目にすぐ入る。他の読者さんたちにだって、たくさん読まれる。

     うっかり作者さんの人格を非難するような言葉を書いてしまえば争いの元になるし。作品に対しての指摘は書き方を間違えれば作者さんを怒らせてしまうだろうし。だからと言って慎重になりすぎれば、媚びへつらいのおべっかばかりの空虚な文章になってしまうし。作者さんに対しては不快な思いをさせていなくたって、他の読者の方と敵対してしまうような事態だって起こしかねない。だからって全てを網羅しようとすればクソ長文章になって、コメントジャックしてしまうから、組み込める情報は限られる。

     様々な視点や価値尺度からの、バランス感覚の求められる行動。

     それをすまげんさんは一人でやり切ったんだ。

     下手すれば自分の人望を落としかねないリスクを負って一人で。

     僕はすごいなって思う。すまげんさんの今回の行動が。


     なので私が勝手に『すまげんさん、野良審査員の無茶ぶりに乗っかってくれてありがとね!賞』(仮)を、すまげんさんへ送ります。

     なお、この賞の名前は仮です。

     この文章を読んでくださった方がもっとかっこいい名前を考えて下されば、その名前になります。

     名前の決定権は すまげんさん にあります。提案権はありません。

     誰も正式な名前を提案してくれなかった場合には、賞の名前がこのクソダサネームになります。 

    作者からの返信

    すまげんさんのコメント力には、平素の鍛錬が感じられましたね。

  • 第29話 秋乃光賞 発表への応援コメント

     私の第4回真白賞における行動に対して賞が贈られるならば。

     秋乃さんだって表彰されるべきだろう。

     と思います。


     なぜならば秋乃さんは少なくともある一点において、私よりも圧倒的に偉大だからだ。

     何が偉大か。

     それは責任を自ら進み出て負い、そしてそれを果たしたということが偉大なんだ。

     秋乃さんは野良審査員の私と異なってゲスト審査員だった。

     秋乃さんは真白さんと企画参加者の全てに対して、全ての参加作品に感想を書くこと、参加作品の内から秋乃賞を選ぶことを約束して、それを公の元に告知した。

     秋乃さんは逃げの許されない立場に自ら身を置いて、その責務を全うしたんだ。

     私だったら無理だと思う。嫌だと思う。

     作品を読まなきゃ、感想を書かなきゃ。

     そのように追い立てられる日々を過ごすだなんて。考えられない。キツすぎ。

     けれども秋乃さんはやってのけたんだ。
     
     他者と約束をして、その内容を履行した。
     
     何? 「そんなの当たり前のことじゃないか」? だって?

     そう感じてしまったあなたは人間が出来過ぎている。

     少しばかり人間離れした生き方をした方が良い。

     
     とにかく。

     私はそんな秋乃さんがすごいなって思いました。

     なので私が勝手に『秋乃さんってたくさんゲスト審査員やっててすごい!賞』(仮)を、秋乃さんへ送ります。

     なお、この賞の名前は仮です。

     この文章を読んでくださった方がもっとかっこいい名前を考えて下されば、その名前になります。

     名前の決定権は秋乃さんにあります。提案権はありません。

     誰も正式な名前を提案してくれなかった場合には、賞の名前がこのクソダサネームになります。

    作者からの返信

    あきのっちは自分でも企画やってるから、やっぱり企画を自分でやっちゃうやつはなんかなんかだというのはありますねw

  • 第31話 すまげん賞 発表への応援コメント

    すまげんちゃんねるさま

    遅ればせながら、選考お疲れ様でしたー!

    そして、秋犬さま、すまげん賞おめでとうございます✨
    アクシスを家族の中に取り入れ、作品名として登場させる手法が、映像的でした。
    素敵な作品をありがとうございます。

  • 第32話 @gagi賞 発表への応援コメント

    コメント欄をお借りして、ひとことお伝えさせてください。

    『祝・First Penguin野良審査員賞』
    gagiさまへ、心からの敬意を込めて

    このたび、私、柊野有より、gagiさまへ『First Penguin野良審査員賞』をお贈りいたします。

    今回の「真白賞」において、gagiさまが「野良審査員」として展開された講評は、誰よりも熱く、作品への深い敬意に満ちたものでした。
    とりわけ、AXISという印象的な言葉を軸に、作品との距離を見つめ続けた姿が強く心に残っています。
    審査員という存在が増え、この企画は新たな広がりを見せたように思います。
    その中で、gagiさまの存在は確かに、この場の核心を動かしていたと感じています。
    ときに息切れしながらも、最後まで全ての書き手にエールを送り続けたその姿に、深い感銘を受けました。

    主催である真白さまへの感謝とともに、「併走」の軌跡を讃え、この賞をお贈りします。
    gagiさま、遅ればせながらおめでとうございます。
    紡がれた言葉の数々が、多くの書き手の背中を押す力となったと思います。
    ありがとうございます。

    柊野有

    (真白さま、この場を勝手にお借りしてすみません!)

    作者からの返信

    自走するコメント欄!
    自我を持ち始めた@gagi!
    カクヨム史上一番熱い暴走劇が始まった……!!

  • 第34話 おわりにへの応援コメント

    マシロン先生へ。

    前にも言った記憶が有るのですが、東大の文学部の名誉教授が、80歳過ぎて、三島由紀夫賞を貰った事が有ります。

    今から、5から6年程、前の話です。

    その東大の名誉教授は、それでも、喜んで受賞されたと聞いています。

    東大の名誉教授ですら、三島由紀夫賞を、貰って狂喜するのです。

    此の世に、三島由紀夫信者は多いのです。

    やはり、天才の才能を心から感じているのでしょう。
    逆に言えば、三島由紀夫先生の才能は、それだけ、凄いと思います。

    作者からの返信

    おでもほしい。
    この一生で一度の願いですね!

  • shoko(仮)さん、真白賞受賞おめでとうございます。
    じつはまだ拝見できていないのですが、お祝いのタイミングを外してしまってもあれなので湧いて出て参りました。
    拝見できていないとは申しつつも、回を重ねるごとにレベル(ハードル)の上がり続ける企画ですので、その受賞作は間違いなく素晴らしいものだと思います(そのあたりは選者さんへの信頼感ですね)。後ほど拝見できるのを楽しみにしております。


    他の審査員さんにはそれぞれの近況ページでお疲れ様&御礼コメントを残させて頂きましたが、gagiさんは近況を書かれていないようでしたのでこちらに。
    前にも書きましたが、「野良審査員」が最も熱量が高い時点でもう面白い。そしてその感想がまた適当なチャチャ入れや変にナナメ読みしたものでなく、真っ当で真正面で作者への敬意あふれるド誠実なのが本当に面白かったです。素晴らしい。
    それだけに大変な労力だったと思います。お疲れ様でした!


    最後に真白さん。
    審査委員長、たいへんお疲れ様でした……!

    作者からの返信

    審査員側は、自分の人生で初めてこんなに真剣に読者感想文を書いたのではないですか?w
    生身の人間がすぐ目の前にいる距離感だし、今回は感想も比較可能なオープン状態ですからね。
    この高揚感は……やってみないことにはわからないかと思いますw

  • 第31話 すまげん賞 発表への応援コメント

    秋犬さん、すまげん賞おめでとうございます!
    他の兄弟への劣等感が自分の軸としての役割を見出すことで解放されていく過程、ともすれば重くなりがちなテーマを(恐らく意図的に)軽いやりとりの中に組み込んだ構成がとても素晴らしかったと思います。

    作者からの返信

    ここに書くん?!w

  • 第29話 秋乃光賞 発表への応援コメント

    秋乃さんには直接コメントしてきました。
    で、真白さんへのお祝いはどこに書いたらいいんだい?ここか?ここなのか?

    おめでとうございます!

    作者からの返信

    おっと、あちらでツッコんだら、こちらでちゃんと対応してたw

    ありがとうございます!
    とりあえず、志乃亜サクはコメディかコメディじゃないかの見極めから指導ですね!

  • 第31話 すまげん賞 発表への応援コメント

    選考お疲れ様でした!
    そしてすまげん賞ありがとうございます⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
    取り急ぎご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました!

    作者からの返信

    ✨✨👏
    また遊びに来てくださいね!

  • 第31話 すまげん賞 発表への応援コメント

    わー。最終候補に残った、えへへ(照れています)
    残っただけでもすごい嬉しいです。

    作者からの返信

    ✨👏
    またのご参加お待ちしてます!

  • 感想の感想

    概ね好評貰えた歓喜ーーーーーーー!
    すまげんさんからはMOS(めちゃくちゃ面白い作品)認定も頂いてしまった。我が家の家宝にせねば。


    真白さんの感想については、
    >ギャル編からちょっとわかりづらかったです。
    が「やっぱりそこですよね……」と思いました。
    私自身もギャル編から執筆に疲れてきちゃって、自分でもよく分からなくなってきた感じでした。
    ギャル編は、「やっぱ青春としてはキラキラ女子には触れておかないと」と思い入れたものの、
    ・具体的に葉加瀬たちが、どんなピンチに遭い、どう解決するかというネタが切れてしまう
    ・ここで葉加瀬の弱みを見せるということは決めていたが、どういう運びで見せればいいのか分からない
    と、一番悩んだところでもあったので、「これ絶対なにか言われるよな……」と思いつつも、それら欠陥をどう直せばよいのか分からないので、しぶしぶそのまま作品を投稿してしまいました。

    小説って書けば書くほど、読み返せば読み返すほど、頭がフワフワして何も分からなくなってしまう……
    勢いだけで小説を書かないためには、そこをどうするかが今後の課題かなと思いました。
    どうすればいいの……?(迷宮入り)
    どなたか教えてくださいませんか?

    また、秋乃さんの「葉加瀬の性別が分かりづらかった」という意見は自分でも気づかなかった失態でした。
    男です! 一人称が「私」なのと、最初の文で「救いようのない男である」と書いただけで、そのあとは性別に触れる描写があまりなかったので、分かりづらくなってしまったのかな……3万文字もあるので……。

    そして、@gigaさん、各話ごとの感想を書いてくださりありがとうございます。
    先のお二方とは違った感想に触れられてためになりました。
    あと、実力があると言われたのは初めてなので感涙です!

    今回の作品は、文が拙いし、全体がゴチャゴチャになってしまったので、次回からは完成度をもっと重視していきたいと思います

    皆さま、感想を書いてくださり、誠にありがとうございました。お疲れさまです。

    作者からの返信

    すごく乱暴に言えば、カットすると大抵良くなりますwww
    そこで何を書きたいのか、だけシンプルに書いても案外大丈夫でして。。。
    作者と読者の乖離ですねw

    編集済
  • 真白賞を頂き、誠にありがとうございます。m(_ _)m
    受け止めきれないくらい嬉しいと思いました。
    今回の真白賞参加も貴重な感想を貰いましたので、それを活かしていきたいです。
    来年は受験なので約1年のブランクが開いてしまいますが、楽しかったので、また賞に参加させていただきたいと思います。
    最後に、感想を書いてくださった、@gigaさん、すまげんちゃんねるさん、秋乃光さん、そして真白透夜さんに感謝申し上げます。ありがとうございました!

    作者からの返信

    好きで長く書いてる方は確かにいますが、きちんと躍動感のある三万字はすごいです。
    たまには息抜きに遊びに来てくださいね。
    受験、頑張ってください!

  • 真白賞発表だ!
    受賞された方(応援コメントによるネタバレ配慮)、おめでとうございます!

    あと、(´・ω・`)忖度じゃあないですよ

    作者からの返信

    秋乃光さんには2周目の短評を強いておいて、自分は書いていないことを申し訳ないと思っていますw
    今回もお付き合いいただき、ありがとうございました✨


  • 編集済

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、shoko(仮)さんの『A.X.I.S.~アオハル・ダメ・息の根止めてやる・装置~』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、shoko(仮)さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。




     まず初めに自己開示。興味のねぇ自分語り。絶対に言うべきことじゃねんだけど。(二回目)
     私は基本、他人の書いた小説を読むと具合が悪くなります。短い作品なら大丈夫です。
     大丈夫なんだけど、シラけた気分で読むと全部の作品がつまらなく感じる。
     でも物語にノり気になって読むようにすれば、ちゃんと面白さを感じるよ。
     だからカクヨムで小説を読むときには、作品にノるように心がけて読んでる。
     読んでるんだけどさ。
     私は今回shoko(仮)さんの作品の文章、内容に全く興味を見出せなくて。
     頑張ってノろうと思って読んだけどさ。
     最後までシラけた気分のままだった。ごめんなさい。
     でもそれはshoko(仮)さんの作品がつまらないってわけではなくて。
     ただただ私の好みの問題っていうか。
     shoko(仮)の作品を面白く感じるための受容体が、私の体においては完全にイカレちまってるってだけだから。


    ――1話について
     『AXIS』は頭字語アクシスだと理解した。
     文体がラノベみたい。昔はこういう文章がとても好きだった。今は吐き気がする。でもそれはshoko(仮)さんの文章がへたってことじゃない。三島由紀夫の文章でも吐き気するし、私。受容体がイカレてるだけ。いいラノベ感だとは思ってる。
     『せいしゅんレベル』がおもしろいと感じた。

    ――2話について
     ここまでで文章量の割には読みやすさを感じている、多少流し読みをしてしまっているからかもしれない。私は2話の中盤辺りで文章を読むことに だれてきている。

    ――3話について
    ▶「たっくん、ぎゅうう~♡」
    「リイちゅわん、いい臭いするねえ♡」
    「もうたっくんのエッチ♡ でもそこも好~き~い~」
    「リイちゅわあ~~ん♡」
    ゲロッた。
    葉加瀬と木下の胃から黄水が自然とせりあがってきた。

     読者も気持ち悪さを感じるセリフ回しで、いいと思った。
     ここの場合は『臭い』でなくて『匂い』が適当である気がします。
     しかし、不快な悪『臭』をいいにおいだと感じて興奮しているのであれば、『臭』が正しいと思います。気持ち悪さも増してよいと思います。

    ▶おびえながら はつじょう している!

     ここ、面白いと感じました。感情が少し動く感じがありました。

     この3話目から、各ステージの敵が登場→AXISで撃破→次の敵が登場、という定型の流れで物語が進んでいった、と感じています。

    ――4話①~②について

     作品全体を通してですが各ステージの敵や、葉加瀬と木下のキャラが立っていて、shoko(仮)のラノベ作りの上手さを感じています。私はキャラの書き分け、性格や行動、台詞の書き分けが苦手なので、羨ましいと感じます。
     またこの作品は、各ステージの敵が登場→AXISで撃破→次の敵が登場、という定型の流れで物語が進んでいると私が勝手に理解していますが。
     その定型の流れの中で主人公サイドの二人を始め、キャラクターたちにちゃんと感情があって、動きがあるのがすごいな、shoko(仮)さん実力があるな、と感じています。例を挙げると、
    ▶これが、「今話しかけない方がいいかな症候群」である。
     ボッチが罹患しやすく、治療法は未だ解明されていない。
     とか。


    ――5話①~②について

     この回ではAXISを作った葉加瀬の動機、オリジンについて触れられます。
     ここで葉加瀬が『実は青春したかった』という弱さをさらけ出しているのが、いいなって感じました。うまく言語化が出来ないのですが、好みです。

    ――6話について

     ジャンプマンガのアニメの、アニオリストーリーの修行回を見ている気分でした。
     つまらないとかじゃなくて。言葉そのままの意味です。AXISの修行回だなって。


    ――7話①~②について

     バレー部の大会に青春のラスボスイメージは無いなと、私は感じていました。個人の感性の問題です。
    ▶(今日の実験が終わったら、遂にA.X.I.S.も大人になるのか……)
     
     完成する、という表現だろうと思って読み進めました。が、なんか違和感を感じていました。うまく言語化できません。私が物語に対してシラケながら読んでいるから気になるだけで、作品にノってる方は気にしないような気もします。

    ▶葉加瀬が見下ろすと、木下は過呼吸になっていた。

     木下が過呼吸になった一連の下りの原因については後に、『圧倒的キラキラ』によるものだと分かります。
     しかしこの文章を目にした時点での私は「どうして? なんか読み飛ばした設定でもあった?」と、読書に突っかかるような不快感を覚えました。私が物語に対してシラケながら読んでいるから気になるだけで、作品にノってる方は気にしないような気もします。

     7話②の冒頭での敗北ムードがいい雰囲気だなって感じました。ジョジョSBRの、敵に遺体を取られてしまった後、雪の中でワインを酌み交わすジョニィとジャイロみたいで。その余韻はずんだもんAXISがバレー部を蹴散らすことで雲散霧消してしまったけれど。

    ――8話について

     穏当な終わり方であると感じました。


    ――作品全体について。
     ラノベっぽい文章でいいなって思いました。今の私は楽しんで読めないけれども。昔の私はこう言う感じのノリが好きだったような気もします。
     物語は上手に設計されていて、shoko(仮)の物語を組み立てる能力の高さがうかがい知れる作品だと感じました。すでに書いた文章と重複しますが、各ステージの敵が登場→AXISで撃破→次の敵が登場、という定型の流れで物語が進んでいると私が勝手に理解しています。その定型の流れの中で主人公サイドの二人を始め、キャラクターたちにちゃんと感情があって、動きがあるのがすごいな、shoko(仮)さん実力があるな、と感じています。
     アクシス感についてはまあまあ、でした。

     しっかりと計画があって、それに基づいて作られた物語であると感じました。
     ただ、私は今回shoko(仮)さんの作品の文章、内容に全く興味を見出せなくて、シラケた気分のまま読んでしまった。
     以上です。




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    感想もお疲れ様でした。


  • 編集済

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、#ブロンコビリーはサラダの提供をやめろ さんの『セクサロイドバトル・ターニングポイント』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、#ブロンコビリーはサラダの提供をやめろ さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     私のこの行為が常軌を逸した行動であるのは、重々承知です。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう3DSの3D機能(switchが出る前には、3D機能がオミットされた2DSとかありましたよね。あれ、知らない? ……時代だなぁ)みたいな方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


    ▶#ブロンコビリーはサラダの提供をやめろ

     とても語感のいいお名前だと思いました。声に出したい日本語です。舌触りがいい。私はサラダがあってもいいじゃない? と思います。


    ▶元々は風俗用途として開発されたセクサロイドは、その汎用性故に性交機能をオミットした簡易モデルが広く社会に普及した。
    そのような社会においてセクサロイドを武装させたセクサロイドバトルは社会の裏表で競技として人気を得ていった。

     私は概要の文章で「なんね、それw」と興味を引き付けられました。ビリーさんの豊かな発想力に羨ましさを感じています。
     私は他人の書いた小説を読むと、ほぼ全ての場合で気持ち悪くなって吐き気のしちゃうイカレた奴です(短い物語なら大丈夫です)。私が文章を読んでも気分の悪くならない、数少ない作家さんの一人が村上春樹さんなのですが。村上さんの作品では油断していると変なところで性的な描写が出てくるなと、私は感じています。その性的な描写の意図を私は勝手に、「読者を だれさせないように注意を引くためかな?」などと考えています。何も調べていません。想像です。詳しく知っている方いたら教えてください。
     今回のビリーさんの作品内ではセクサロイドの『元々は風俗用途』という設定は特に物語に関係していなかった気がします。私が読み落としているだけかもしれません。
     私は勝手に概要の文章の『風俗用途』や『性交機能』などの言葉は、読者の注意を初手で引くためなのかな、などと勝手に考えました。最初にインパクトのある言葉を持ってくると、そのあとの話を最後まで聞いちゃう、みたいな。考えすぎている気がします。


    ▶黒い墓標のようなビルが~社会の様々な領域で活躍している。

     概要のふざけた設定から、しっかりとした硬めの地の文での冒頭。ギャップがあって面白いと感じています。読者が世界観を築くための情報もしっかり盛り込まれていて、ビリーさんの文章の上手さを感じています。羨ましい。


    ▶そして、今この施設は秘密結社『アクシス』によって襲撃を受けていた。

     ここで『アクシス』の登場です。最初は語感からイメージされた、オーソドックスな『アクシス』かな? と思っていたのですが……。


    ▶立浪セイギ、年は十六歳。セクサロイドバトルの若き名手であり、プロからのオファーも既に受けている。

     セクサロイドバトル。この文章よりも前が初出の単語ですが、ここで取り上げます。この単語ひとつで作品のタグにもあります、『ホビーアニメ』な世界観なんだなとわかるのが良いなって思いました。16歳でプロからオファー、とかの情報もそれっぽい。
     セクサロイドバトルという言葉に私は、ケツバトラー味を感じています。ケツバトラーは未履修です。


    ▶女性を模した顔(かんばせ)は兜に隠されている。

     『かんばせ』のルビが好きです。


    ▶「やりやがったなセイギ。散弾で体制を崩す、か。白兵戦特化と侮った俺のミスだ」
    ▶「プロトは白兵戦特化だが、銃火器を使えないわけじゃない。ネットで公開されている銃火器制御のプラグインや戦友トモから銃火器の運用経験値を共有してもらった。俺一人の力じゃない」

     台詞の中にも戦闘描写のイメージを補強するような情報が仕込まれている。ビリーさんの物語づくりの実力を感じさせられます。


    ▶「セクサロイドバトルに負けたのだから退け。それとも警察に捕まるか」
     セイギはフォビアに二択を迫る。このようなストリートのセクサロイドバトルに負けるということは武力の喪失を意味する。負けたのならば勝者に従う他にない。

     なんか、ポケモンバトルみたいな感じ? 既に読者の私はこの作品の世界観になじんでいますので、違和感はありません。ホビーアニメ感あるなって感じてます。


    ▶「技術革命の為された世界で俺たちが“軸アクシス”になるんだ。まあその前にトーアからセクサロイド技術を回収し、技術革命を成さねばな」

     ここで『軸』という言葉の登場。ここから『アクシス』の語が訳の意味である軸から来たものであることが分かります。私が頭字語部分とかを読み飛ばしてなければ。軸からストレートに導かれた『アクシス』に対して私はこの企画中、基本的に嫌悪感を抱いていました。しかしビリーさんの作品の『アクシス』は嫌いじゃない。嫌いじゃないけどその理由は旨く言語化できない。


    ▶「次もまた戦おう。戦績が一勝一敗一引分のままじゃあ気分が悪い」

     「おわり」というよりも「つづく」って感じだなと思いました。話のタイトルも『立浪セイギVS仮面の男フォビア(三戦目)』ですしね。続き物のアニメの一話をたまたま見たような心持です。




     作品の全体として。
     癖のない平易な文章で読みやすかったです。ホビーアニメ調の読み物として、とてもしっかりとした、破綻の無い上手な文章であると感じました。文章の中に、読者が世界観を構築するための情報を入れるテクニック? みたいなものが感じられました。ビリーさんに対して意図して計画的に物語を組み垂れれる方なんだな、という印象を持ちました。私はビリーさんに対して、書き手として嫉妬があります。
     セクサロイド、という設定の発想力も羨ましいなって思いました。面白みを感じました。物語に風俗とか関係がない(私が読み落としていなければ)のがより一層面白いと感じました。

     アクシス感は濃いめでした。

     私はビリーさんの文章によって、よく知らないアニメの一話を見せられたような感覚になりました。文章でアニメを感じさせるなって、すごいなって思いました。




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    村上春樹はいいんだw

  • 第25話 12.石野章様の作品への応援コメント

    真白さん、秋乃光さん、コメント欄の@gagiさん

    素敵な感想をいただきありがとうございます。
    いつも真白さんには勉強になる感想をいただいていますが、今回はお三方それぞれのご意見を伺えて、とても参考になりました。お一人ずつにお返事できないため、まとめてお返しします。

    まずは、今回の参加作品が企画趣旨から外れてしまったことをお詫びします。他の皆さんの作品の中で少浮いていたことは察しております。今後は気をつけます。

    登場人物にテンプレート的な印象があるという点については、意図したものでした。本作はいわゆる「特殊設定ミステリ」という色物作品であり、しかも結論が「事故」という、ミステリとしてあるまじきものだったので、少しでも本格ミステリの雰囲気を出したいと考えてこうなりました。

    雰囲気やテンポは出せたと思う一方で、描写が足りず、物足りなさにつながってしまった面もあったと感じています。特に門倉ですね。キーパーソンなのに、一体どんな人物なのか、いまいち書ききれずに終わってしまいました。

    また、「父親に刑事罰を」というくだりについては、私の悪い癖で、自分の思想をぶちまけております。要りませんね。

    最後に、ミステリとして評価していただけたことをとても嬉しく思っています。もともと自分では、先の理由からミステリとして失格だと考えていたので、これを機にしっかりとした中長編に書き直してみようと思います。

    作者からの返信

    企画趣旨については次ページにも書きましたが大丈夫ですよ。
    全ての作品は基本参加OKで、感想はお礼およびご参考までに。
    真白賞の受賞に関しては完成度より挑戦的である方が優先される、というだけなので。

    描写、人物像について意図的なのはホッとしました。
    これで凝り始めたら字数がやばくなるなとw
    また、犯人探しがメインでないのは冒頭から分かっているので、むやみに人間わちゃわちゃでなくていいかなと個人的には思います。

    私はミステリをしっかり書いたこともなく、無理そうだし、だからホラーに逃げている人間なので、このような遊びの場でしっかり構築した作品を見せていただき、感謝します。
    中長編への改稿、頑張ってください!

    編集済

  • 編集済

    第25話 12.石野章様の作品への応援コメント

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、石野さんの『AIは完全犯罪を計画する』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、石野さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     何回か似たようなことを書いているけど。
     今回の石野さんの作品については、マジで私が感想を書くべきじゃない。
     まぁ、ここまで書いてきたから、全ての作品に書いちゃうんだけどさ、感想。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう出来損ないのAIみたいな方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。




     まず初めに自己開示。興味のねぇ自分語り。絶対に言うべきことじゃねんだけど。
     私は基本、他人の書いた小説を読むと具合が悪くなります。短い作品なら大丈夫です。
     大丈夫なんだけど、シラけた気分で読むと全部の作品がつまらなく感じる。
     でも物語にノり気になって読むようにすれば、ちゃんと面白さを感じるよ。
     だからカクヨムで小説を読むときには、作品にノるように心がけて読んでる。
     読んでるんだけどさ。
     私はミステリ? 推理もの? ってジャンルに微塵も興味が持てない。
     今回の石野さんの作品。SFミステリ。頑張ってノろうと思って読んだけどさ。
     最後までシラけた気分のままだった。ごめんなさい。


    ――プロローグについて

     作品全体を通してになりますが、平易な文章でとても読みやすかったです。
     事故解析士は架空の職業だろうと思って読み進めました。後で調べて『交通事故鑑定人』ってのが一番近いのかな? と思いました。わからねぇ。私がものを知らないだけで、本当にあるのか? 事故解析士。最近は旧来の士業以外にもバンバン出るからな、○○士。
     登場人物の会話については現実味、リアル感がないと感じました。しかしそもそもこの作品はSFミステリで最初からフィクション前回なので、ちゃんと物語にのめりこんでいる読者なら気にならないだろうと思います。また、私が『リアルじゃない』と感じた会話によって、物語全体の文章にテンポの良さが生まれていると感じました。するすると読み進められます。
     文章内で計画的に情報を用意して、配置しているように感じます。ミステリを書いたことがないので、参考になりそうと思いました。
     作品内の『AXIS』について。語感からAIとアンドロイドを想起した、オーソドックス『アクシス』であると感じました。何を言われているか分かんねぇと思います。この企画中、ずっと続けているボケです。すべっています。
     金の話をせずに依頼を受けている部分に違和感を感じましたが、私がシラケているからです。カネの話、余計な話を省くことによって、やはり文章にテンポが生まれていると感じます。


    ――導入編について

     白瀬さんが裸足で屋敷に上がるところで変な問答がない。テンポがいい。私が書いていたら、家人がどう言うだろうかと白瀬さんに考えさせたり、門倉さんの感情についてだらだら書いてしまっている気がする。情報の取捨選択がされていると感じる。うまいなあと感じる。羨ましいなと思う。しかし無駄なことをだらだら書きたい気持ちもある。
     警察と解析士との関係に違和感を感じている。捜査中の現場に入るのか、みたいな。しかしそのような野暮なことを考えてしまうのは、私がシラケているからだ。ちゃんと物語にのめりこんでる人は気にしないと思う。コナンが殺人現場にいるのは普通だろ? それと同じことだと思う。
     導入編の真ん中くらいから、文章を読むことに だれてきている。それは私がシラケているからだ。作品がつまらないということではない。文章のテンポがいい。
     導入編でもやはり、着実に情報が置かれていってると感じる。


    ――推理編について

     推理編と言いつつも、まだ情報収集の段階である気がする。わからない。ミステリを全く読まないから分からない。
     床の湿り気で裸足の伏線を回収したなと思った。
     『「パソコンを見てもいいですか。昨夜のやりとりを」「構いませんが、念のため機密情報がないか確認します」』このやり取りに凄まじく違和感というか、フィクション感を感じてしまった。わかんない。今の私はシラケているから、変なとこにまで目についてしまうんだと思う。「機密情報あるかもしれないなら見せんやな」みたいな、野暮なことを感じてしまう。会話のテンポはいいと感じる。
     『「別に私も、父親へ刑事罰を与えろ、なんて言いたいわけじゃない。ただ、何をもって危害を加えたと見るか、その線引きは案外むずかしい、という話です」』。この台詞へ続く一連の流れというのは、物語に引き込まれている読者にとっては、良い味付けとなっているのだろうか。あまりピンと来ていない。今の私は書かなくてもいいことまで書いている気がする。それは平生からであるような気がする。


    ――完結編について

     ヘッドライトについては、読んでいて「へぇ」と、物語にノれそうなとっかかりのようなものを感じた。推理編の『夜でも車の出入りはそれなりにある』に関連しているが、ヘッドライトについて直接の言及はなく、私の慮外にあった単語であったために、面白みを感じたのだと思う。シラケて だれながら文章を読んでいるから、読み落としている可能性は十二分にある。
     『「ありません。全ては推測の域を出ません」』『「すべては、ただの推測です」』これについてはその通りだと思いました。これがミステリとして良いのか悪いのか、私にはわかりません。私はミステリのことを何一つ知らない。


    ――作品の全体として

     平易な文章で非常にわかりやすく、読みやすかったです。それによって読者が情報を読み取りやすいようにしているのかなと感じました。
     読んでいる中で常に、緻密に設計された情報の配置を感じていました。この情報の出し方から、石野さんの物語づくり、ミステリづくりの積み重ねられた実力を感じ取りました。基礎力、と言いますか。基礎ができている、というのは簡単に到達できない領域であると勝手に思い込んでいます。私にはそう言った基礎力、積み重ね続けてきた物語づくりのテクニック、手法というのがまるでありません。だから私は石野さんのことをすごいなって思います。羨ましいと感じます。
     そして石野さんのこの作品は必要な情報を用意するだけでなく、不要な情報を削り取る、情報の取捨選択がしっかりなされている作品だと感じました。さらに、情報を削ることによって作品全体の文章にテンポが生まれている。と感じる。私は余計な駄文をついつい書いちゃう人間です。だから情報を削る能力というのも、羨ましいと感じました。でも、駄文を書きたい気持ちもある。
     この作品のアクシス感はまあまあ、でした。

     実力のある方によって、しっかりと考えて組み立てられた作品であると感じました。
     ただ、私はミステリに微塵も興味が持てなくて、シラケた気分のまま読んでしまった。
     以上です。




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    ジャンルは、ある程度読む側との約束があるので、そのジャンルが好きかどうかは大きいですね。
    そのジャンルだから薄くていい、ただし絶対に◯◯の期待は外すなよ!みたいな。

    編集済

  • 編集済

    第24話 11. mitukochi様の作品への応援コメント

    御三方!素敵な感想を有難うございました!うーん、やっぱり全てのアドバイスが的確ですね。今回、特に分かりにくいところが多かったと思います。あと、お祖母さんの話が説教臭かったり…
    アドバイスを読んで、自分の奴を読んでみたんですけど…
    あ、これは足りない情報を作者(自分)の中で補ってるな!と思いましたね
    固有名詞とか…

    とにかく、秋乃光さん、真白さん、gagi さん、すまげんちゃんねるさん
    いつも有難うございます


    コメディは練習しておきます。

    目指せ世界のOKAYAMA!

    作者からの返信

    岡山ローカル小説行きましょう!
    地元に文学賞があればぜひ出してみてはいかが?

  • 第20話 次回予告への応援コメント

    お疲れ様です。

    ブロマンスで、桃色いただきます!
    タイトルは
    『琥 珀 の た わ ご と ☆ 解 剖 学 的 桃 色』

    作者からの返信

    やべー!
    可愛いひいらぎちゃん目当てに男子が来るか、浮かれた腐女子が来るか、ガチの腐男子が来るか!
    あ、ブロマンスやった……チェッ

  • 第24話 11. mitukochi様の作品への応援コメント

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、mitukochiさんの『アクシスよこんにちは』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、mitukochiさんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     mitukochiさん・真白さんにとってこの体験が、気持ちの悪い薄ら笑いを見てしまったような出来事であろうという認識はあります。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういうネットリとした汗を滴らせていそうな方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


    ▶キャリーバッグを強く掴み、キャップを深く被り直す。赤穂線邑久駅のホームに降り立つと、七年前には無かっただろう灰色の建物が大山を背景に存在している。牛窓の街を見下ろしているそれは、レモンとオリーブが溢れるこの街でより一層無機質だった。そして、天に真っ直ぐ伸びたその先端は昼下がりの空の色の中にすっかり溶けていた。

     恥ずかしいことに、私はル・クルーゼを知らぬ人間です。
     ル・クルーゼが分からないのならば当然、赤穂線邑久駅も大山も牛窓も分かりません。ここではひとまず、そういう地名なんだな程度の認識で読み進めます。後に出てくる瀬戸内海は、流石にわかります。海ですよね。
     『天に真っ直ぐ伸びたその先端は昼下がりの空の色の中にすっかり溶けていた。』、ここの文章すきです。


    ▶運転手の男の頰には春先の陽気でネットリとした汗が滴っている。

     いい描写だと感じています。


    ▶「お姉さん、観光の人?」
     「おすすめの場所教えようか?」



    「あぁいや、お祖母さんが足を悪くしてしまったので」

    「そっかぁ、それは偉いね」
    「親御さんはどうしたの?牛窓と言っても、若い女の子一人じゃ大変でしょ」


    「父さんは仕事で、母さんはあまりお祖母さんと仲良くなくて…」
    「二日間だけなんです。そしたらヘルパーさんが来るから」

    「ふうん」
    運転手は困った顔をした。観光客には陽気な人なのだろう。

     ↓ここから私の感想です。
     なんというか、会話がぎこちないというか、かみ合っていない感じがします。成り立っていると言えば、成り立っているのですが。
     地の文に『観光客には(にとっては?)陽気な人なのだろう。』とありますので、杏果さんにとってはタクシーの運ちゃんのノリが不愉快、というか居心地が悪く、それを読者にも感じさせるための表現? などと考えました。的外れなことを言っている気もします。
     一人の登場人物の台詞を鍵カッコでふたつに区切り隙間なく前後に並べて、それと他の人物の台詞との間には空白の行を入れる、みたいな手法は初めて見ました。勉強になります。


    ▶「お客さん、もしかして揶揄ってます?東京の人?」

     ここの からかってます? は、ふりがながあってもいいのかなと感じました。しかし、私が書き手だったら、めんどくさがってふりがな振らない気がします。
     あと、私は作品内の『灰色の建物』について、いまいちピンと来ていないのですが、タクシーの運ちゃんの反応的にただのビルってこと? ですかね?

    ▶風船から空気が抜ける様な音が前席から定期的に鳴っている。車窓だけを見て、流れていく風景は私の中を通り過ぎていった。しばらくすると、ブレーキ音がしてやっとお祖母さんの家に着いた。

     ちゃんとした小説の地の文!って感じがして好きです。


    ▶私はその手に菓子折りを無理矢理押し付けて、代金を払った。逃げ込むようにしてお祖母さんの家に入った。

     運ちゃんに菓子折りを渡してしまうことに対して私は「なんでなんで!?」とかんじています。
     そしてこれは杏果さんが運ちゃんに対して感じている気まずさというか、居心地の悪さについての表現だろうな、とも思っています。


    ▶靴のない玄関だった。スロープもついていなかった。少しして、薄暗い廊下からギシギシという音が響いてくる。靴を脱いでいると、車椅子に乗った白髪の美しい女性が目の前に現れた。それこそヨーロッパの貴婦人という雰囲気だったが、その肌はかなり日焼けしている。

     情報の差し込み方、描写がうますぎじゃない!? って思っています。めちゃ羨ましいと感じています。
     『ヨーロッパの貴婦人』というのはあまりピンと来ていません。貴婦人、という言葉を使って指し示されるような人々は、それがヨーロッパの人であっても中華の人であっても中東の人であっても、似たような雰囲気である気がします。


    ▶振り返ると、靴下から滲み出た足跡は既に消えていた。

     こういう細かい描写、すきです。


    ▶半開きの襖の間から覗く世界は重々しい雰囲気を外に吐き出していた。丁寧に手入れされているだろう学習机の上には、段々に積み上げられた古い参考書が鎮座している。

     すごく上手な描写だなって感じています。好みです。
     ただ、どうして室内には『重苦しい雰囲気』があって、机の上に『古い参考書』があるのでしょう? 
     初めによぎったのは、死んだ人の部屋を維持している。しかしこれは、ここまでに出てきた杏果さんの、『「父さんは仕事で、』を鵜吞みにすれば矛盾します。
     杏果さんのお母さんとお祖母さんが仲良くないから、お父さんもあまりお祖母さんに会えていない? だとしても『古い参考書』とは結び付かない。
     私がここまでの、あるいはこれから出てくる情報を見落としているか。もしくは見当違いなことを考えているか。どちらかな気がします。


    ▶昔父さんが使っていただろう綺麗で整ったベッドの上で横たわり、キャリーバッグから真紫のノートを取り出す。

     真紫が一瞬人名に見えました。色だと思ってます。


    ▶私はその物理の問題に埋め尽くされた一ページ目を破り捨ててしまって、あの灰色の建物について描いていった。そして私はついにそれを「アクシス」と命名した。別に、その圧倒的な長さが地球を貫く一本の地軸である様に思えたとかそう言う訳ではなかった。ただ、私はその命名に強い確信を持っていた。

     ここで『アクシス』が登場します。私が望んでいるアクシスに近い雰囲気を感じています。
     ここではまだ、杏果さん灰色の建物になぜ『アクシス』の名をつけたのか。私目線であればさらに、灰色の建物は一体何なのか。判然としていません。この文章を書いている現在、作品内に登場する地名をグーグルマップで調べているのですが、ストリートビューだとソレっぽい建物が見当たらない。
     なぜアクシスと付けたのかは謎に包まれたまま。
     それでも『私はその命名に強い確信を持っていた。』と、アクシスの謎を匂わせる形で二話目へと続きます。


    ▶木々に吊るされた黄色の果実達は海風によって揺れることはあっても、風鈴の様に鳴ることはなかった。葉の間から眩しい日が差し込み、黄色はより鋭い二月の太陽をガラスの様に地面に放っている。私は車椅子の側で一つの果実に手をかけ、その立派な胴体にくっ付いているには不恰好な茶柱を鋏の刃の間から眺めていた。切る。レモンは左手に向かって、重力に任せ吸い込まれていった。黄色の表皮に浮かぶ白い斑点は丘陵として盛り上がり、陽光を忘れた大山の様であった。

     すごくいいです! めちゃめちゃ好みの描写です! マジで


    ▶白い繊維が見えたかと思うと、宝石の様な断面が鈍い黄色からそっと顔を覗かせた。

     mitukochiさんの文章、どれもこれも美しすぎませんか??


    ▶リビングでテレビを見ていると、お祖母さんは一人、布団で横になっていた。私の居座るリビングの片隅が狭くなってしまったのを感じた。

     うまく言語化できないんですが、何気ない出来事を描写して、その、うまく言語化できないんですが、なんか趣がある感じで、いいなって感じています。


    ▶二日目の朝、赤色の太陽が浮かぶ空は少しの冷気を纏い、レモンから滴る朝露は静かに光っている。

     すごくいい。

    ▶緑の木々はその内に黄色の果実を秘めながら、ゆっくりと背中へ流れた。海面は白波によって歪み、赤白い光を反射している。しばらく下っていると、右手側に寂しい砂の公園が見えてきた。

     マジで好みだ。ヤバい。


    ▶その公園には遊具なんてものは無くて、ただ砂が地面に川の流れを描いていた。

     ここの描写の情景は、うまく頭の中でイメージ出来ませんでした。
     それはきっと私が有する経験の内に、mitukochiさんが『砂が地面に川の流れを描いていた』という言葉を描く要因となった一次情報に近しいものが無いからであろうと思います。
     要は、私の性能の問題だろうということです。


    ▶「でもね人生っていうのは軸と寄り道が必要なの。軸があるから、寄り道ができるし、寄り道するからこそ軸の場所が分かるの」
    「人間っていうのは軸の周りをぐるぐる回ることが出来る、数少ない生物なのよ、きっと」

    「そういうものですか?」

    「そういうものよ」
    「まだアタシも軸なんて、見つけられてないけどね」

     ↓以下に私の感想
     ここで『軸』の語が登場しました。
     私はここでの『軸』に無理やり感というか、ぎこちなさを感じています。
     私が あたおか なだけであろうと思います。


    ▶お祖母さんは遠い目をしていた。その視線は確かにあの灰色の建物へ向けられていた。見えているのか聞いてみてもよかったけれど、お祖母さんの寄り道を奪ってしまうのがただ怖かった。

     灰色の建物は杏果さんにしか見えていないのかな?
     灰色の建物について読み取るためには教養が必要??
     私はよくわかっていません。


    ▶坂を下ると、レモンの木々を分ける様にして走る道路の奥に薄茶色の浜辺が見えてくる。傾斜はより激しくなり、歩幅は狭まった。私達の見据える遠方の前島はその朝焼けで桜色がかっていた。

     相も変わらず情景描写がマジで良き。


    ▶お祖母さんの顔はその太陽を浴びて、煌々と輝いている。私は何となくこの旅が一体何だったのか分かった。しばらくして、私達は誰もいない浜辺に辿り着いた。

     うむむ、読者の@gagiはこの旅が一体何だったのか、よくわかっていません。
     この旅での思い出、この旅も含めたお祖母さん家のある牛窓? での思い出が杏果さんの軸のひとつになる? みたいな? 喋ってる自分でもよくわかってない、意味わかんねぇ感じだ。違うだろうな。
     ちょっと私の性能では読み取れていない気がします。


    ▶別にその光景を見たことがない訳では決して無かった。それどころか懐かしさも少し感じた。その懐かしさは網膜が片隅に映り続ける東京湾のそれを静かに覚えているからだろう。ただ足音は止んで、波音も巻貝に吸い込まれていった。世界はゆっくりと瞬きをした様だった。

     文章が綺麗すぎて好きすぎる!
     ただ、この作品の舞台は牛窓? って呼ばれる、あるいは呼ばれていた? 場所でいいんですよね? 瀬戸内海の見える。
     その立地で東京湾は片隅に映り続けるのか? 見えるのか? 立地的に。私が変に文章を読み違えている? 比喩表現を理解できていない? あくまでも記憶の中の東京湾ですよ、みたいな。或いは私がこの物語の舞台の場所を勘違いしている?
     私は混乱しています。こういうアホな人間もおるんじゃ。やっぱAIって必要だわ。


    ▶少し強い海風が私達の輪郭を撫でた。厚い雲は水平線の向こうへと静かに沈む。昇りかけの太陽が瀬戸内の遠洋に少しばかりの桜色を垂らす。その光景に世界の端と名付けてしまえば、あまりに壮大で質素だった。

     まーじでmitukochiさんの風景描写が好みすぎる!


    ▶私の言葉は今までにない程、抑揚が無く、平坦だった。心の内を伝えるにはあまりに整っていた。ドアノブに手を掛ける。あぁ私も帰るんだな。レモンを舐めていた時は牛窓が人生の主役だった。きっと、ここに住み続けたら朝焼けが大洋に桜色のインクを垂らすのを毎日見れるだろう。でも、そしたらあの東京の日常と変わらない。あの海が美しくて、あのレモンがいいレモンであるために私は帰ろう。

     こう、うまく言語化が出来ていないんですが。
     『また来ます。ありがとうございました』が平坦になっちゃうのとか。
     『あのレモンがいいレモンであるために』とか。
     杏果さんの気持ちが「わかるなぁ」ってなりました。


     文字数が多くなりすぎているのでここには貼り付けませんが。
     最後の駅の描写も非常に美しくて、とても好みです。




     全体として。
     本当に本当に本当に、
     本当に綺麗な文章であると思いました。描写が私の好みのものばかりでした。
     このような素晴らしい文章の書けるmitukochiを、私はめちゃめちゃ羨ましく思います。
     マジで良かったです。悔しいです。嫉妬してます。

     アクシス感についてですが。
     作品内で初めて『アクシス』の語が出た時にはとてもワクワクして、私が求めているアクシスなのではないかと期待を持って読み進めました。
     で、
     おそらく作品内では『アクシス』について回収されているとは思うのですが。
     悲しいことに私の性能では『アクシス』や『灰色の建物』がどのようにして物語内で回収されたか理解できていません。
     よって、私の理解では、この作品におけるアクシス感は薄めです。
     しかしこれは私の性能に因るものであると思います。ごめんなさい。

     物語はとても好みの雰囲気でした。
     劇的ではなく、穏やかに静かに、美しい時間の流れていく感じが好きでした。
     ただ、アクシス感でも触れた『アクシス』や『灰色の建物』、父が使っていた部屋の『重苦しい雰囲気』や『この旅が一体何だったのか』などについては読み取ることができていません。
     残酷な話、これは私の性能が原因であると思います。

     とても美しい文章で、私好みの物語でした。


    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    ル・クルーゼgagiは岡山に詳しくなった!


  • 編集済

    秋乃光さん、感想を書いていただいてありがとうございます。

    本作、不条理とホラーと、どっちにでも取れるように書いたのですが、謎の宇宙生命体アクシスが様々な手段で人間の脳内に入り込んでいる、スタンドみたいに姿を見せることが出来る、ぐらいに考えていただければ、と思います。

    真白さん、感想を書いていただいてありがとうございます。

    コメディ作品という形で本作応募させてもらいましたが、普段もうちょっと硬い文章を書いているので、なんというか、ご指摘通り文章がどっちつかずというか、練れてない、と数々の例示を見て思います。もっと真剣に書けばよかった、と後悔しきりです。非常に惜しい、と思っていただけたのは嬉しく思います、今後の励みになります。

    「薄くなった頭髪を揺らして」は、ずばり、バーコードヘアなんです。うちの会社にいるんですよこれ以上はとても言えませんが()ちゃんと書くべきでしたね。

    私がプレッツェル好きなんで、自然に書いてしまいましたが、これはいわゆる「自分が知っていることを誰もが知っているとは限らない」というやつですね。意識しておこうと思います。

    他にも、数々の指摘、とても参考になります。時間を取って丁寧に感想を書いてくださって、本当にありがとうございました!

    @gagiさん、応援コメントに返信が出来ないので、ここでお返事をすることをお許しください。

    丁寧に読んでいただいて、長い感想を書いてくださって本当にありがとうございます。この作品のオチは秋乃光さんに説明した通りです。

    自分の作品、確かに句読点が多いかもしれません。言われてみて、はっとしました。この後幾つかの自分の作品を点検してみようと思います。言葉が余り続くと読みにくいかな、と考えてはいるのですが、ぶつ切りになると却って読みにくくなるとも思いますので。ためになる指摘を本当にありがとうございました!

    作者からの返信

    バーコード……あれですね!息で吹き飛ぶやつwww

    色々失礼いたしました。
    わずかな時間でみなさんには書いてもらっているにも関わらず、感想が偉そうです!
    懲りずにまた遊びにきてください!

  • マシロン先生へ。

    この私、中学1年生時代、1から10段階評価で、唯一、9の科目がありました。
    完全に、オール10では、無かったのです。

    それ以外は、あの体育ですら、10を貰いました。

    多分、「保健体育」だったから、筆記試験も大きく影響したのでしょう。

    多分、アチラの方面にまだ目覚めていなかったので、ほとんど勉強せずとも楽勝だった記憶があります。
    気が散らなかったからだと思います。

    声変わり前だったので、独唱もうまかったらしい。皆の前で講堂で歌わされました。

    ですが、「国語」のみが、何故か9です。
    「国語」が、最大の、苦手でした。

    それが、現在、下手な小説にはまっています。
    誠に、不思議な話ですよね。


    作者からの返信

    もう10は三島由紀夫くらいにならないと、ということで納得するようにしましたwww
    私は大して国語ができるわけじゃないんですが、だからこそ理詰めというのが指導上良かったんだと思います。

    文学に興味があったかというとそうでもなくて、ならば音楽だったんですよね。
    学生時代に文学好きな人って、なんか怖くて……w

  • 小学生の時に、そういう内容の授業を受けた記憶あります。
    文節に分けて、その区切ったごとに音読、という。
    …しかし、今の今までその授業内容の意図するところにまったく気が付かず、「何のために文章ぶつ切りにするん?めんどくさい」などと思ってました。

    そういう意味だったのか、そういう意図があったのか、と真白さんの書いた事読んで気がついたしだいです。
    もっとまじめに授業受けておくんだった…。

    作者からの返信

    それはやっぱり学校の制度がよくないです。
    子どもだと侮って、勉強の目的、内容、メリットを伝えないから。
    文法通り読むと答えが出る、辞書の通り理解すると答えが出る。
    とわかれば、やる意味がありますし、できるようになると面白さがわかるんで、自分からやるという。

    せっかくかなりの時間をかけて勉強するんで、面白くやりたいですよね。

  • ※おそらく田中さん、と真白さんたちが呼んでいる方の作品についての感想を、何故かこのページに貼ります。田中さんが出てくる作品だから、辛うじて関連性はあるかなって。




     チャゲアス(みたいな名前だった気がする)さんの『ガンダム アクシス(みたいな題名だった気がする)』を断片的に読んで、思ったことを書きます。
     なぜここに書くのか。
     それはチャゲアスさんの『ガンダム アクシス』が、第4回真白賞に参加していた時期があった、気がするからです。


     当時の私はアクシスのお題に向けて書こうとしている作品が、他の参加者とネタ被りしてはいないかと、ちらちら企画画面を見ていました。
     そこに参加作品の一つとして、チャゲアスさんの作品を見つけたのです。
     『ガンダム アクシス』本文を開いて、
     冒頭の文章を読んで私は、『汚い珍宝を眼前に どアップで突きつけられたような心持』になりました。
    「うわキツ」と思い、その本文は閉じたのですが。
     しかし私はその時点で未だにチャゲアスさんへの好奇心が燻ぶっておりました。
     だからその作品内の、あとがきのページを開いたのです。
     そしてそのあとがきの最初の方の文章には、床に落ちた柿ピー? 柿の種? を食べるか食べないか、みたいな内容が書かれていました。たぶん。
     私はその文章がなぜだか妙に印象に残ってしまっているんです。
     床に落ちた柿ピーを食べるか食べないか。
     その逡巡を私はとても面白く思いました。
     新鮮に感じました。
     何より感心といいますか。私に欠如している能力の一端を見せられたような心持になってある種の尊敬と言いますか。羨ましくなったんです。
     日常の何気ない一幕。そこに注意を当てて文章を作り出す能力。
     判を押したような生活を続けていると、感情が死んでしまってそういった発想力が乏しくなっていくように感じます。
     また床に柿ピーが落ちているという状況に遭遇するような生活を送っているぞと。そのような己をさらけ出す姿勢にも学ぶべき部分があると感じました。
     私はなるべく格好つけぬように、人間ぶらないように、等身大でいるように。
     珍妙な話し方をするなどして己を律しているつもりではありましたが。
    「俺んち(または交友関係のある友達でも)、床に柿ピー落ちてんだよね」とカミングアウトする自分を想像すると、何となく気恥ずかしさを感じてしまいます。
     以降の文章については興味が逸れて読んでいないか。或いは読んだけれども忘れてしまったかで、記憶にありません。
     ただ、私はチャゲアスさんの、たった数行の柿ピーについての文章だけで、上記のことをだらだらと考えたのです。
     割と頭がおかしい。


     私の家にも、床に柿ピーが落ちている時代がありました。多分。
     一緒に暮らしていた祖父が柿ピーを食べていましたから。可能性はゼロじゃないです。
     私は想像しました。祖父の食べていた柿ピーの一粒が床のカーペットの上に落ちて。
     そしてどういう因果か見えづらいソファの陰に転がっている。
     祖父と暮らしていた当時、私には姉と弟がいました。
     姉がポメラニアンで、弟がシュナウザーです。
     彼ら彼女らは私の姉弟であって家族ですが、口の悪い言い方をすれば所詮は犬畜生です。
     床に食べ物が落ちておれば、見境なく口に入れてしまいます。
     だから私は親から、床にゴミが落ちていたらすぐ捨てるように躾けられていました。
     姉弟たちが腹を壊さぬように。
     さて、想像上の当時の私は、カーペットに落ちている柿ピーを見つけると、それを即座に拾ってゴミ箱に捨てようとします。
     しかし、そこに現代の私が待ったをかける。
     ――どうして捨てねばならない?
     ――食べるという選択はできないのか?
     柿ピーというのは表面がべたついていますから、床に落ちればそれにはカーペットの繊維やらホコリやらが付着して不衛生です。食べるべきではない。
     ――しかし洗えばいいのでは?
     洗うとゴミやホコリと一緒に、柿ピーのべたべたの要因となっている味付けも落ちてしまうでしょう。おいしくないじゃないですか。
     ――砂糖醤油つけて食えばよくね?
     そこまでして食べる理由はあるのか?
     ――食べない理由だってないだろ?
     まあ、そうだな……。

     私はチャゲアスさんの、あの文章を読んでしまってからここ数日。
     ふとした時に柿ピーのことが頭をよぎって、中々頭骨の内から出て行ってくれない。
     そして私は柿ピーのことを思い出してしまう度に、床に落ちている柿ピーを食べる理由、食べない理由を考えては頭の中がぐるぐると回って気持ち悪くなっている。


     もしもこの怪文書を読んでくださっている稀有な方がいるのなら。
     あなたもちょっと想像して見てほしいんです。
     現在、あなたが起居している部屋の床に、柿ピーが一つ落ちている。
     あなたの床の衛生状態によってはその柿ピーは、ホコリの繊維一つ付かずにぱっと見は清潔であるかもしれないし。
     あるいはゴキブリの足の破片などの細かなゴミが、べたべたとした柿ピーの表面にびっしりと付着しているかもしれない。
     あなただったら、その柿ピーを食べる? それとも食べない?
     食べないと考えたあなたには、どうすれば食べれるかを考えてみてほしい。その柿ピーは、絶対に食べられないものであるのか。あなたのその思い込みに穴はないのか。
     食べると考えたあなたには、本当にその柿ピーを食べていいのかを考えてみてほしい。その柿ピーを食べることによって何が生じるのか。その全てをあなたは把握しているのか。あなたのその認識に歪みはないのか。


     私がこの文章を書いた意図はただ一つ。
     チャゲアスさんの柿ピーによる被害者を一人でも増やしたい。
     ただその一点だけです。

     だらだらと駄文を書き連ねましたが、記憶がおぼろげすぎて柿ピー云々の文章なんて存在しなかった可能性もあります。
     だとしたら私のこの記憶はなんなんだ……?


    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     また、この文章はかなりぼんやりとした記憶をもとに書かれています。だから事実と明らかに異なる情報がある場合にも、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    ※@gagi賞があるかどうか、私にもよくわかっていないのですが。
     もしもあるなら受賞作品発表ページのコメント欄に書き込むと思います。
     コピペして次ページに貼り付けてもらえるのは、うれしいです。

    作者からの返信

    真の駄文に辿り着いた!

    私信、読みました。
    よろしくお願いします!

  • 第18話 感想に対する感想への応援コメント

    なるほどネ

    そういった意味では今回の自分の『朝顔』の感想はわりと踏み込んでいる気がしてきましたな

    作者からの返信

    自分の価値観(土)から生えた感想(花)の場合、花だけ見ても良くわからないことがあるんですよ。
    サボテンだけみてもおもろないけど、砂漠に生えるサボテンみたらサボテンおもしろ!ってなるみたいな。

  •  アクシス がお題のコメディ作品の事例が見たくて、平山さんの『アクシスの耐えられない怖さ』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、平山さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     平山さん・真白さんにとって、これがある種の耐えられない怖さであろうという認識はあります。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう宇宙人めいた方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


    ▶「ほんとあれはアクシスなんで勘弁してほしいわ」

     冒頭あたりで早くも『アクシス』の語が登場します。
     作品の概要の文章を読んだ感じ、平山さんの『アクシス』は、私が求めている『アクシス』に近そうなので、わくわくしてます。


    ▶そうだよな、軸って意味だよな、と一人うなずき、思いついた流行語、新語、など足してみたが、そういうものはありません、とか説明され、頭を抱えた後、もういいや、と、仕事にとりかかった。

     平山さんの文章には、読点が多めだなと感じました。
     他の方の文章では、『山田詠美』さんの『ぼくは勉強ができない』を読んだ時にも同じく、読点が多めだなと感じました。
     私は恥ずかしながら勉強不足で、文章内に読点を多く用いることでどのような効果がもたらされるか、ということがよくわかっていません。
     平山さんの文章を読んでみた感想としては、「文章が詰まっている、文と文の間に空白の行を入れたりしていない、ぎっしりとした文章であるにしては、読みやすい、気がする?」と感じました。あまりよくわかっていません。私は戸惑いであったり、確信がないような状態を表現する時には読点を多くつかうようにしています。それで戸惑いが表現できているかはわかりません。


    ▶烏龍茶を飲んで口の中を空にした後出る。

     こういう細かなことについての描写は好きです。


    ▶ここまで読んで、天を仰いだ。またアクシスだよ。しかもなんだよ、焼きそばにプレッツェルを混ぜるって。
     
     アクシスがどんどん意味不明になっていく、徐々にエスカレートしていく感じはそそられます。


    ▶実は、先日思い切って、美咲にアクシスの意味を聞いてみたのだ。すると、原始人を見るような目で見られ、何いってるの、アクシスでしょ、という返事しかもらえなかったのだった。

     美咲さんの反応はある程度 茶化したというか、冗談めいたものだったのでしょうか。それともガチ原始人扱いをしてきたのでしょうか。現代日本で車だったり電車だったり、基本的な家電を見たことがない人に対して我々がするであろう反応のような。


    ▶このアクシスは、かつてイタリアを含んだ枢軸国、ああ、じゃなくて、

     この不謹慎? ネタで少しだけ、くすっと笑いました。
     枢軸国。axisがお題なので誰かが使うだろうと思ってはいたのですが。ここで遅めの登場です。(秋乃さんが『枢軸』という語を使っていましたが、枢軸と枢軸国はけっこう別物な気がします)




     作品の全体として。
     平山さんの文章というのは私が普段目にする機会の少ない文体でしたので、新鮮でした。忘れかけていた読点の用法と効果に対する問題意識というのが思い起こされました。

     個人的に、コメディ感は薄かったかな、と感じました。
     しかし、これはお笑いの好みの問題であるように思います。

     物語の終わりについてですが、
    ▶あれ、なんでアクシス? と和馬が疑問に思った時、社長の顔色が変わった。一気に会場内がざわめきはじめる。副社長など、脱兎のごとく逃げ出している。は? え? なにが? と、何が起こっているのか全く飲み込めない和馬が、後ろを振りかえると──
     
     ごめんなさい、よくわかりませんでした。
     これは私の感性の問題だとは思うのですが、このよくわからなさに面白さを見出すこともできませんでした。
     しかし。
     もしもこの作品の終わり方の意図が、『和馬さんが感じたのと同様の意味の分からなさを、読者にも体験させる』なのだとしたら。
     少なくともそれは、私という読者に対しては成功しているように感じました。


     アクシス感は濃いめである、と感じた作品でした。




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    @gagiさんがプレッツェルを知っていて良かったです!


  • 編集済

     gagiさんからのメッセージに気付いたのは、車が高速に乗ってまもなくのことだった。
     後部座席の子供たちは幸せな夢の中にいる。
     ハンドルを握る妻はカーステレオから流れる歌謡曲に合わせて歌っている。

     助手席の私はふたたびスマートフォンの文字に目を落とした。

     ――長い。

     もしかしてこれ、作品本文よりも長いんじゃないかしら?
     不安になった私はそれをメモ帳にコピペすると、約4600文字と表示された。
     一方、作品の本文は5800文字。

     ――勝った。

     文字数だけは負けたくない。かろうじてではあるけれど、どうにか私のちっぽけなプライドは守られたようだ。

     そうして私は、顔を上げる。車酔いした。

     そういえば私は、すぐに車酔いする子供だった。だから家族での遠出には良い思い出があまりない。
     私が酔ったと言うと父は途端に不機嫌になった。母は困った顔で横になってなさいとだけ言った。
     後部座席で横になり、古い車の振動を背中で感じながら、私はスモークの貼られた窓ごしに青色とも灰色ともいえない空を、そこをゆっくりと流れる雲を悲しい気持ちで眺めていた。

     その人たちも今はもういない。
     真白さんも、秋乃さんも――良くしてくれた優しい人たちは、もう誰もいなくなってしまった。
     私の上を通り過ぎて行った男たち。その顔はひとりも思い出せない。

     どうしてこんなことになってしまったんだろう。

     心を込めて感想を書いてくれたお礼を、ただ素直な気持ちで書けば良いだけなのに。
     そんな、常識ある大人なら誰でもできるような簡単なことが、私にはどうしてこんなにも難しいのか。
     不意に、流れる景色が滲んだ。
     
     車は次第に速度を緩め、歩くような速さになり、まもなく完全に止まった。
     前方を果てしなく、赤いブレーキランプが続いている。

    「3連休の最終日か。大渋滞だね」

     妻が少し苛立ったようにハンドルを爪でコツコツと叩いた。

     カーステレオからはカルチャー・クラブの『カーマはきまぐれ』が流れている。

     ♪カーマカマカマカマカマカミリオン~

     私はいま、耐え難い便意に耐えています。

     みなさん、ありがとう。




     
     突然の体調不良に取り乱しましたが、このままではあまりに礼を失するため、個別に御礼申し上げます。

     まず秋乃さん、今回もゲスト審査員お疲れ様です。丁寧なご感想、ありがとうございます。
     真白賞が真白の真白による真白のための賞であることは主催者様の言葉どおりと思いますが、とはいえオープン参加の賞企画として公平感と納得感を担保するバランサーの役割を担う秋乃さんの存在はとても大きなものと思います。

     ジャンルの境界線は難しいですよね。
     書き手のジャンル選択の下に参考情報でAI判定のジャンルを載せてくれたら良いのにと思います。


     真白さん、いつもありがとうございます。
    一言だけ申し上げます。
     「コメディ」タグ、だいぶ度胸試しの色合いが強いです。
     二言目、申し上げます。
     最近扱い悪い!


     最後に、はぐれ審査員純情派のgagiさん。
     ゆきずりの審査員が一番熱量高いのがもう面白すぎるでしょう。
     空気を読まない賑やかしやチャチャ入れなら良いんですよ。うすら寒いことにはなりますが、むしろそちらがぼくを含めた常識人の態度。
     ところがgagiさんは少しも奇を衒わず、ど正面から真っ当な感想をなげつけてくる狂人です(褒めてます)。
     こういう常軌を逸した行動がぼくらは一番怖い(褒めてます)。
     とても嬉しく思います。
     ありがとうございました!

    作者からの返信

    間に合って!

  •  アクシス がお題の作品の事例が見たくて、志乃亜さんの『アクシス』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、志乃亜さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。


     えっと、今までの作品に対してだって、私が感想を書く義務というか、感想を書く必要性なんてものは微塵も無かったのですが。
     今回の志乃亜さんの作品に対しては、本当に私の感想が不要というか、むしろ感想を書くことが野暮であるように感じるんですよね。
     理由は二つ。
     一つは、志乃亜さんの作品には沢山の読者の方から応援コメント、感想が届いているから、私の言葉がむしろ雑音になりそうというか。
     もう一つは後述します。


     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう すべっている方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


    ▶けれども食品の賞味期限に対しては、人一倍に敏感であった。

     衛生観念がしっかりしているのは、好感が持てます。


    ▶彼の名は松田俊作。探偵だ。
     黒いモジャ毛に黒い中折れ帽、細身の黒スーツの下には派手な赤シャツ。どこかで見たことあるような風貌のこの男、とある探偵への憧れが強いのはすぐにわかる。
     が、今はまだ浮気調査や猫探しの依頼をこなして細々と食いつなぐだけの、しがない探偵に過ぎない。

     人物の容姿の描写がすごくしっかりとしているというか、とてもわかりやすいって思いました。
     私は人物の姿の描写が苦手なので、志乃亜さんはすごいなって。うらやましいなって思いました。
     私は以降、この松田俊作さんを、青キジのそっくりさんをイメージして読み進めます。


    ▶たぶんそんなことはないと思うのだが、探偵稼業の理想と現実に長年灼かれ続けてきた松田にとって、そこは譲れない軸なのだ。

     ここの比喩表現が好みだなって思いました。
     また、ここで使われている『軸』がいいなって思いました。
     文章として意味が通っているし、『アクシス』とは切り離されている。
     芸術点の高い『軸』であると感じました。


    ▶【 A X I S 】

     ええ、確かにこれは『上物』ですね。
     物語の中心に座する謎として配置された『AXIS』。
     そそられます。


    ▶屯保タケル(25)。

     これ以降に登場する人物も含めて、元ネタがありそうな気配を感じてはいるのですが。恥ずかしながら私は寡聞にして存じ上げず、大方の見当すらついていません。


    ▶松田は片膝をついて屯保の首筋に指の腹をあてる。
     冷たい。
     ……ような気がする。わからん。
     そして脈。
     ……あるような、ないような。正直わからん。この脈動が屯保のものなのか、ドキドキしている自分のものなのかさえ。
     彼は生粋の探偵松田。医療関係者ではないのだ。

     www。げらげら笑っています。


    ▶――だけど期待してガッカリするよりも、死んだと思わせてやっぱり生きてましたのほうが嬉しいだろう?

     なるほど。
     そのようなモノの考え方を瞬時にできるあたり、あなたは生粋のエンターティナーであるようだ。


    ▶「ん? なぜ屯保は下半身丸出しなんだ?」

     www。ずるい!
    ▶うつ伏せになった屯保の尻に、逆さになったエッフェル塔のオブジェの先端が刺さっている。

     www。痛そう。
    ▶「なに、探偵なら誰でもやることです。もっとも、私が試したのは東京タワーのオブジェでしたが。結論だけ言えば、とてもひとりでできることじゃない。たまたま刺さった? いや、むしろ私には犯人の強い殺意が感じられますね」
    「……!」

     全ての探偵にあやまれwww。
    ▶「そう、そのまさかです。屯保さんを殺したのは、いま館内にいる我々以外には考えられないのです。つまりこれは……連続密室不可能完全犯罪……!」
    「連続密室不可能完全犯罪……!」

     キャストの皆さん、ノリがいいwww。


    ▶「『鍵盤ズ』よ」
     「でしょうね」

     このあたりで『なんでもおかしく思って笑ってしまうような状態』に、私が陥っている。というよりも、ここまでの志乃亜さんの文章によって、そういう状態になってしまった、ように感じました。


    ▶松田の中には、このままにしておくのは気の毒だという倫理観と、もう少しこのままにしておきたいという好奇心とがせめぎ合っていた。

     わかる。


    ▶うるせえ樫尾、お前犯人にすんぞ。松田はそう思ったが、もちろん表情には出さない。

     www。


    ▶「このダイイングメッセージ【AXIS】に誰か心当たりは?」

     ついに『AXIS』の真相に迫っていく感じ(だと思っていた時期が、私にもありました)です。
     ちなみに、読者としての私はこの時点で だれてきています。
     しかしこれは志乃亜さんの作品がつまらないってことじゃありません。
     さっきから私は志乃亜さんの作品でゲラ笑いしっぱなしですから。
     ただ単に、私の能力の問題であるような気がします。


    ▶「たしかに学生時代ずっと成績の悪かった屯保くんには英語コンプレックスがあって、歌詞に突然ダサい英語を放り込んでくる癖があったわ。でもAXISなんてニッチな単語、彼が知るはずないわ!」

     クッソwww。屯保さんに対して「わかるー」ってなってしまったwww。


    ▶「……たいした話じゃないわ。昨日のライブ会場で、マチコを見たのよ」
     
     自然な物語の進行の中で、会話のやり取りの中で、しっかりと情報を挟んでいく。
     志乃亜さんのレベルの高さがうかがい知れます。
     うまいなぁって思います。能力があっていいなぁって感じています。


    ▶エッフェル塔のオブジェはいまも屯保のアナルにエッフェルしている。

     www。


    ▶「いつもフランスの現地時間で生きているような子だったから、

     www。マジですげぇ。何を食って生きていたら、そういう発想が出てくるんだ? って思います。


    ▶松田がふと屯保の顔に視線をうつすと、屯保と目が合った。
     それはほんの一瞬のことだった。そして次の瞬間には、屯保の目は閉じられていた。

    『――だけど期待してガッカリするよりも、死んだと思わせてやっぱり生きてましたのほうが嬉しいだろう?』が回収された感じ?


    ▶松田ひとり屯保の耳元に口を寄せてただ一言囁く。
     それは、子供の寝たふりを見破る魔法の言葉。

     勉強になります。


    ▶松田はポケットからライターを手に取ると、偶然を装って床に落とす。
     ライターは床を滑ってベッドフレームの下に入り込む。
    「おっと、いけない」
     松田は腹ばいになってベッドの下に手を伸ばす。その手の先には——。
     裸の女が、焦った表情で口元に人差し指を立てていた。
     初めまして、マチコ・ローランドさん。

     なんだかんだで事件を解決? している。 
     少なくとも、この珍妙な事態の原因については。
     ちゃんと探偵をしているなって思いました。




     さて。
     もしもここまで私の感想文を読んでくださった、稀有な方がいらっしゃいましたら。
     私が冒頭で『今回の志乃亜さんの作品に対しては、本当に私の感想が不要』と申し上げた理由の二つ目について、納得してくださると思います。
     えっと、今回の感想文ってさ。
     マジでふつーに読んじゃってるの、作品を。
     読者としてただ楽しんでるだけなのよ。
     いらないでしょ? もとから面白いプロのネタに素人のツッコミとか。
     はい。そういうことです。それが二つ目の理由です。

     私が第四回真白賞の各作品へ寄せた感想というのは、確かに一読者としての視点からのものです。
     ただそうは言いつつも、なるべく作品の文章を観察して、読者の私が思ったことを細かく書き記そうと、素人ながらある種の研究として読んでいたんです。
     でもね、志乃亜さんの作品はそれができなかった。
     だって面白すぎるんだもの。笑っちゃうんだもの。
     そして、私の体験したこの出来事が、志乃亜さんの作品がコメディとして卓越した作品であることの証左のひとつとなりましょう。


     作品の全体として、文章がとても読みやすかったです。
     するすると入ってきました。
     その文章のテクニックについて観察をしたかったのですが、あまりにも読みやす過ぎて、じっくりと見ようとしても、さらさらと流れて行ってしまう。
     また、そこまで気を向けることができていませんが、作品の合間に挟まれるCMについても、その効果を探りたいと感じました。

     AXIS感についてですが。
     最初は非常に強いAXIS感を感じました。
     私の求めていたAXISというのは正にこれだと。
     やっと期待に応えてくれそうな作品が現れたなと。
     そのような心持でした。
     しかし。
     気づけばAXISはぶん投げられて、未回収のまま物語の幕が下りてしまったように思います。
     この失望感が故に、この作品のAXIS感は『ほんのりAXIS』に留まります。
     けれども私の読解力が、推理力が足りていなくて、AXISの真理に到達できていないだけかもしれません。
     その場合には、評価が変動します。

     作品はとても楽しい物語でした。
     面白かったです。




     ……なぁ、志乃亜さん。
     あんたは一つ、重大な『罪』を犯しているんじゃあないか?
     この第四回真白賞は大きく二つの部門に分かれている。
     一つは『一般文芸部門』。
     もう一つは『コメディ部門』だ。
     コメディ部門の作品には、タグに『コメディ』と明記することが義務付けられている。 
     志乃亜さん。あんたの作品のタグをよく見てみりゃあ、どうも『コメディ』タグはつけねぇらしいな。
     そうなると、志乃亜さん。あんたの作品は『一般文芸部門』ってえことにならあ。
     だがよぉ、だとすりゃちょいと妙じゃねえかい?
     現時点で志乃亜さんの作品に寄せられたレビューは5つ。
     その内4つのレビューから、「笑いっぱなし」「コメディだとわかる」「爆笑」などの文言が読み取れた。
     また、現時点で志乃亜さんの作品に寄せられたコメントは12件だぁ。
     人気者過ぎて嫉妬しちまうぜ。
     んで、その12件のコメントの内、確実に読者が『笑った』と理解できる内容が4件。他の8件についても、笑ったと明言していないが、明らかに笑ったであろうユーモアあふれる文面だった。
     これらの事実が何を指し示しているか、わかるかい? 志乃亜さん。
     
     あんたは重大な罪を犯している。
     作品の部門詐称という大罪を。


     ところで志乃亜さん。話は変わるがよぉ。
     俺にはさぁ、夢があるんだ。
     このカクヨム界隈で当代一の駄文芸人になるっていう大きな夢さ。
     ただ、この夢を叶えるためには、今の俺じゃ圧倒的にギャグセンが足りてねぇ。
     なぁ、志乃亜さん。
     俺をあんたの弟子に取ってくれはしねぇかい?
     志乃亜さんが俺を弟子にしてくれるってんなら、志乃亜さんの罪を俺がもみ消してやってもいい。
     どうだい、志乃亜さん。この話、乗るかい、乗らないかい。
     あんたが選ぶべき道は、すでに決まっている気がするがね。
     まあ、少し考えてみてくれよ。
     いい返事を期待しているぜ?




    ※志乃亜さんへ。
     上に書いている駄文は精いっぱいのボケなので、あんま真に受けないでねって思います。
     部門の件にマジレスすると、『決して「コメディ」タグはつけない』のタグに「コメディ」が書かれているので、レギュレーションの『コメディ部門に参加の場合は、タグに「コメディ」と明記してください。』の文言には反していない、というロジックであろうと思っています。


    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    私信!!

  • 第3話 1.真白の作品への応援コメント

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、真白さんの『朝顔』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、真白さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     ……ここへ真白さんの作品の感想を書くのは、そこまでお門違いではない気もします。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

     というか。
     私はかの文豪、三島由紀夫をはじめとして、基本的に他人の小説を読むと気持ち悪くなっちゃう(短めの作品なら大丈夫です)奴ですからね。

    「こういう珍妙な方もいらっしゃるのね」と、話半分に読み流して、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


    ▶夏になると思い出す。蝉の合唱。膨張した空気。日に焼けた手の甲と手のひらの境目の不気味さ。汗の臭い。
      
     とてもいい描写だって思いました。
     『日に焼けた手の甲と手のひらの境目の不気味さ。』という感覚を、私は体験したことがありません。だから新鮮に感じました。
     その新鮮な情報があるゆえに、温度や臭いなど感覚器官に関する描写があるけれども、この一文で没入はできていません。


    ▶青々とした山と広々とした空があって、もちろん、灰色のコンクリートの道路も頑丈な橋もあったものの、人は滅多に歩いておらず、たまにぽつんと一人、老人がキャリーカートを押しながらえっちらおっちら歩いている姿を見かけるくらいだった。

     ここの描写、好みです。


    ▶朝のラジオ体操に向かうとき、柵に巻き付いた朝顔の脇を通った。鮮やかな白、青、紫、赤紫。開かれた円形と美しい螺旋を描いて閉じている姿はどちらも、私にとって宇宙の片鱗だった。

     この文章からあんまり情景をイメージできていません。
     これは私が朝顔と縁遠い人間であるからだと思います。どんなに素晴らしい小説があったとしても、結局のところその評価というのは読み手の性能や教養に左右されちまうのかもしれないって思いました。
     宇宙の片鱗、という文言には違和感を感じました。
     しかし、じっくりと読めば、真白さんの比喩表現の個性として飲み込めます。
     書き手の立場から語れば、言葉をこねくり回して独特な描写を作るのは好きです。


    ▶一人の着物姿の男が草花に水を遣っていた。どことなく病的だった。しかめ面をしながら新聞を読む父や、詰襟の制服を着て出て行く兄とは雰囲気が違った。彼が、この朝顔の主なのだろうと思った。彼のひょろりとした体つきは、朝顔の爛漫と咲く様子とは対照的だった。

     この部分で着物姿の男のイメージがすんなりと入ってきました。
     うまい文章だなと感じます。うらやましいなって思います。


    ▶ 朝顔を潰したとき、誰か泣いていただろうか。ふと思った。みんな朝顔の色で画用紙に絵を描くことを楽しんでいた気がする。朝顔には命が無かったのかもしれない。あの開閉はきっと、自動ドアのようなものなのだろう。

     淡々と命について考えている感じが良いなって思いました。
     先ほどの着物姿の男と、父や兄についての文章も踏まえて、真白さんが対比の表現をテクニックとして使っている風味を感じます。


    ▶今思えば、彼はまだ三十代そこそこの若者だったのだろうが、当時の私はついに大人に悪事がばれて一巻の終わりを迎えたと思い、慄いた。

     ここで現在の『私』が、30代を若者だと感じる年齢であるという情報。
     小学生の時に感じる30代は、おじさんおばさんですよね。


    ▶ごめんなさいと言えば、彼が知らないであろうこれまでの私についても露呈する。何か正当な目的を述べることで、ここには何の問題はなかったという事実を作り出したかった。

     面白さを感じました。うまく言語化はできないんですけど。
     実際に自分が似たような状況に置かれたら、たしかに「朝顔が、綺麗だったので……」とか言って、場を切り抜けようとするかもな、と思いました。


    ▶古びた玄関の引き戸はギシギシと音を立てた。表札には藤堂と書いてあった。靴を脱いで彼の後をついていく。どことなく、習字の授業のときの墨汁のようなにおいがした。彼は縁側近くの和室に私を案内して、すぐに「スイカを切ってくるよ」と言って姿を消した。
     私は用意された座布団の上に固く座り、遠くから庭を見た。庭はもちろん、私が覗き見ていた庭だ。いつも限られた視界でしか見えなかったこの庭は、全体を見渡しても大して色味がなかった。味気ない木々、花壇の中は雑草にも見える草しかやはり生えていない。あれほど毎日熱心に庭にいる割には殺風景だった。

     ギシギシと音を立てる引き戸には趣を感じます。
     家から墨汁のようなにおいが漂う、というのはピンと来ていません。何が原因で生ずるにおいなのでしょうか。
     庭の描写は好みです。


    ▶「種はとった方がいい。俺の友達はスイカの種まで食べる奴だったが、腹ん中でスイカが実ってしまったんだよ。病院で腹を裂いて取り出そうとした時には手遅れだった。あちこちが蔓だらけでね。医者は仕方なく取れるだけとったけど全部は取りきれなくて。残ったスイカの蔓からまたスイカが生えちまって、定期的に手術が必要な体になっちまったんだよ」

     このスイカの嘘、ユーモアがあって好きです。子供を楽しませようとして? くだらないことを頑張って? 話している感じが好きです。私も好感を持ちました。


    ▶斉藤の異様な大人しさ、ニキビ顔、ささくれから滲む血。

     小学生の頃って、ニキビあったかなぁ。って思いました。もう覚えていません。


    ▶私は、スイカが無くなるまで彼の家に通った。

     小学生が赤の他人の家に通うのは、違和感があります。
     しかしそれは物語の進行上、『そういうもの』として吞み込んで読み進められる範囲のものであると感じられます。
     というか、読者としての私は、普段ならそうします。
     また、この違和感については、後に出てくるやり取りによっても、さらに緩和されているような気がします。

    ▶綺麗に掃除された水槽が窓辺に置かれていた。水槽の中は生臭さの代わりに陽だまりになっていた。ほとんどのクラスメイトにとって意味をなさなくなっていった空の水槽は、それは金魚たちの透明な墓標として斉藤を糾弾し、斉藤を排除することの許可証となった。数多の蜻蛉の悲しい事件は子どもの歴史の彼方に忘れ去られたが、七匹の金魚たちはなっちゃんの涙を通して人間の団結を促したのだ。

     『生臭さの代わりに陽だまりになっていた』、この表現が良いなって思いました。
     水槽を『透明な墓標』と比喩しているのがめっちゃ好みです。
     ここでも蜻蛉と金魚を用いて、対比が使われているなって思いました。


    ▶ じゃあ石で殺すのも洗剤で殺すのも同じってことだろうか。学校の道徳の授業で考えたことだけでは答えが出なかった。きっと取るに足らないことだから、授業では扱わないのだろう。虫や金魚や、斉藤のことなど。

     ちょっと斜に構えている感じがかわいいなって感じました。
     殺す、に対してひねくれつつも真面目に考えているのが、いい子だなって感じました。


    ▶初めての「悪」の影に揺さぶられた私たち。そこに蔓延した不安――それを斉藤は一身に引き受けていたのではないだろうか。仮初の均衡のために。

     私にはない、ものの考え方でした。面白いと感じました。


    ▶庭は結局、秋の色づきもなく、雪が降り、ただの白くてでこぼこした空間になった。私は、ガラス越しにしんしんと降る雪が庭と一体になっていくのを見ていた。

     私には朝顔の描写よりも、このガラス越しの冬の庭の情景の方が、鮮やかに映って見えました。不思議です。やっぱり小説の面白い詰まらないは、読み手の有する情報と、性能に因ってしまうのかもです。


    ▶二美はかまぼこをつまみあげ、私の器にひょいと入れた。二美は練り物が嫌いだった。

     世の中にはかまぼこが嫌いな人もいるのか……。世界は広いって思いました。

    ▶青森のりんごジュース。

     青森のりんごジュースはおいしい。って思います。


    ▶「裏のお兄さんがね、毎日仕事で疲れてて、雨の日で、車を運転していて、居眠りして、俺の兄夫婦が歩いていたとこに突っ込んじゃったの。お兄さんはここには住んでないんだけど、そのお父さん、お母さんがいるわけね。で、俺のとこに事あるごとに持ってくるの。お詫びの気持ちっていうか。別に、そんなことしなくていいんだけどね」
     頬が痛くなった。これまで食べたものを思い出そうとする。美味しかったけど、思い出せない。覚えているけど、思い出せない。美味しかったけど、その味を思い出せない。
    「俺の両親は俺よりも優秀な兄貴の方が好きでね、フラフラしてる俺のことは恥だと思ってた。兄貴は俺を見下してたし、わざわざ俺の好きな人と結婚したんだよ、あいつは」
     花の咲かない庭。柵の外だけに灯る朝顔の光。二美さんの子ども時代。二美さんの好きな人が大切にしていた庭には今も雪が降り積もっている。


     すごいです。すごく、すごくいいと思いました、ここ。
     複雑な人間関係が分かりやすい言葉で一気に入りこんできて、感情がぐちゃぐちゃに揺さぶられます。
     『これまで食べたものを思い出そうとする』という部分もいい。
     ただただおいしかったという幸せな感情が、ウラノヒトへの複雑で鬱屈とした思いと混ざってせりあがってきて、その不快な感覚を読者に自前の胃で以て追体験させる感じなのがいい。少なくとも読者の一人の私はそのような感覚に陥った。
     庭の描写をここで持ってくるのもいい。

     こういうのってどうやって考えるものなんですかね。とにかく人間のサンプルを集めればいい? 計算して、設計して、こういう感情の揺さぶりは仕組めるものなんですかね? 秋犬さんの『モビール』の、兄の大学合格と弟の定期テスト4位の時にも考えました。どうすればいいんだ?

     言いたいのは、バチクソヤベェ、めっちゃいい! ってことです。


    ▶「……売ろうと思う。裏の人たちのためにも」
     悲しい思い出ごと消えるつもりなんだ、それだけはわかった。

     うまく言語化ができない。
     藤堂さんの優しさとか遣り切れなさとか、哀愁を感じる。
     切ないなって思う。とてもいい。


    ▶「これで、知らない人についていった罪はなかったことになるな」

     ここで赤の他人の家に入り浸っている違和感が多少は中和されたかな、と個人的には感じました。


    ▶ 金魚殺しの犯人は拓実だった。公園の池の鯉に同じようなことをしようとして見つかったのだ。今更拓実に事情聴取がされる。優等生の拓実に芽生えた金魚殺しのタクミは、一年でどれだけ生い茂っただろうか。

     いけ好かない奴だ、拓実は。
     悪ガキなら悪ガキで構わんが。
     悪事を働くならもっと堂々とやったらいい。
     こそこそやるくらいの雑魚なら最初から引っ込んでいろ。
     と思いました。
     犯人を探し当ててぶん殴りに行かなかった斉藤は、とてもいい子だなって思いました。
     『優等生の拓実に芽生えた金魚殺しのタクミは、一年でどれだけ生い茂っただろうか』、この比喩表現、好みです。


    ▶「俺は親父が死んだときもお袋が死んだときも、兄貴が死んだときも悲しめなかった。好きだった人が死んでも悲しむわけにはいかなかった。だから俺には、取り返しがつかないことの贖罪を受ける資格なんてないんだよ」

     『好きだった人が死んでも悲しむわけにはいかなかった』。この言葉には正直ピンと来ていないのですが、この『わけにはいかなかった』という言い回しが、藤堂さんの血のつながった家族との対比? になっていて、いい感じの雰囲気だと思いました。


    ▶「アクシス」
     「え?」
     「朝顔にもある、金魚にもある、地球にすらある。己の拠り所になる、軸ってやつ」
     「軸……?」

     ごめんなさい、ここのアクシスは無理やり挿入してる感があります。と、私は感じてしまいました。
     いや、後の会話の流れ的に物語内にがっちり組み込まれているのですが。
     私の奇妙な感性からすると、ここのアクシスには違和感を感じます。アクシスのお題企画があるから辛うじて理解を示せる、という感じです。
     ただ、これはマジョリティに対して知能が劣っていて、教養の不足している一個人の感想ですから。ル・クルーゼも知らねぇし!
     そしてさらに。
     世界中の人から「意味わからん」とツッコミがあったとしても。
     真白さんがこの『アクシス』に強い思い入れを感じているなら「うるせぇ!」って言って突き通した方が面白いです。


    ▶「いい街だった。君と出会えたから。裏の人からの貰い物も、君と食べたら美味しかった」
     
     『君と食べたら美味しかった』ってのがいいなって思いました。


    ▶二美の口から魂みたいな煙が現れて、青空に溶けた。

     この表現、めっちゃ好みです。


    ▶「まだ若いし、他にも治療法はありますから、もう少し様子を見てもいいと思いますが……」
    「いえ、もう散々考えた結果ですから」
     渋い顔をする医師には申し訳ない気もしたが、私は子宮をとる決断をした。子どもを産むだけの器官。その予定が無ければ、全身を脅かす病がここから発症するリスクしかない。
     手術までの段取りの話をする。子宮を取ったからと言って、何も変わらないかもしれない。でも私は、斉藤や二美がいなくなった傷のような空白が似合う人間だと思うのだ。
     
     いきなり場面が現代に変わって、現代の主人公の話になったな、と感じました。
     急な展開で違和感を感じています。すんなり呑み込めないというか、私と物語の距離がぐわっと開いた感覚です。
     ただ、これも先ほどのアクシスと同じことです。
     この展開が真白さんにとって思い入れのあることなら。特定の誰かにだけ伝わればいいと思っての文章なら。
     貫き通した方が面白いです。周りが面白いと思うかは別として。

     私のおばあちゃんが子宮全摘の手術をしたことがあるのですが、子宮があった空間に他の内臓が下りてきちゃうから大変、みたいな話をしていた気がします。あまりよく覚えていません。だから子宮を取ったら、日常生活が結構変わっちゃうような気もします。


    ▶迷いなく螺旋を描く朝顔のつぼみに触れた。

     この文章、すきです。




     全体として、とてもしっかりとした文章。小説を書きなれている方の、綺麗な文章だなと感じました。
     基本的には分かりやすい、常識的な文章でありつつも、随所に独特な比喩表現があって、その比喩表現というのは多くが私の好みでした。

     私が勝手に言っているアクシス感ですが。
     真白さんの作品においてのアクシス感は薄めでした。
     個人的に、アクシスの言葉の出し方に違和感を感じてしまった。
     また、日本語訳の軸からアクシスにつなげるというのが、私が勝手に設定して求めている『アクシス』と異なっていた、というのもあります。

     真白さんの『朝顔』によって私は今回、めちゃめちゃ感情を揺さぶられました。
     特に藤堂さんの家族とウラノヒトとの関係が開示された場面で、感情がぐちゃぐちゃになりました。
     このような作品を書ける真白さんに対して、私は嫉妬しています。羨ましいです。
     そのノウハウを公開してくれても構いませんよ?? と思っています。

     とてもおもしろかったです。

    作者からの返信

    丁寧な感想ありがとうございます!
    今回はがっちり純文学でしたが@gagiさんにも刺さって良かったです。

    ぶっちゃけ、いつもよりは書き込み量を増やしまして、@gagiさんの様子からみるとこれくらいがちょうどいいかもしれないと思いました。
    非常に参考になりました!

    アクシス唐突感はですね、二美にもう少し宇宙科学や哲学背景をつければ和らぐかなと思います。
    もしくは、小説講座の先生はアンチ純文学なんで、講座に出すならアクシスの言葉はやはり削り、しかし別のキーワードは入れると思います。

    子宮摘出は作者的に深追いをやめたのですが、紀子の女性性への嫌悪感を滲ませました。
    声が高いことが恥、胸の膨らみが嫌のあたり。
    (温存できるにも関わらず)子宮を取り去ったら自分は女ではなくなるのだろうか、という決断を一人でするという重さ。
    それを二美との一年が支えた、という風にしました。
    ただ、性の揺らぎはほとんど書いていないのでフレーバーです。

    斉藤のにきびはたしかに盲点でした!
    モデルは確かに中2だった!

    私は全てのキャラに対して、それが自分だったら……と考えて、感じたこと考えたことをそのまま書くようにしています。
    だからウラノヒトの食べ物の話を聞いて、「私が紀子なら味わかんなくなっちゃうだろうな」とか「私が二美なら意気地なしの自分が何にもしなかった兄の嫁に対して、まだ好きで悲しいとか言ったら女々しいよな」とか思ってそのまま書いてます。

    もう少しエピソードが増えても負担じゃなさそうですね。

    おかげさまで、また小説の書き方で新しい試みができそうです。
    ありがとうございました!

    編集済
  • 消えてない……!
    モロ被りしたけどぼくは逃げなかった。
    この勇気、賞賛に値します。
    というか、書き直す時間なかた

    作者からの返信

    こうやってライバルを消耗させて物理的に減らしていくのが文芸界だなも!


  • 編集済

    第5話 2.秋乃光の作品への応援コメント

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、秋乃さんの『シグマリオンの四人の子孫たち』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、秋乃さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。


     秋乃さんから直接言われたわけではありませんが。
     真白さんの近況ノートで『秋乃光さんが@gagiさんの感想を欲しがってました。』、というこの一文を見て。
     私はとってもうれしくなったんです。
     だからこそ。
     今から書く感想に、容赦はしない。


     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういうヤベー輩もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


    ▶アルクトゥルス、ゼノ、イングレーゼ、ストゥディオ。
     これらは、シグマリオン在住の貴族たちの家名を指す。

     この時点で『アクシス』の語は出て来ていません。
     けれども私は秋乃さんの作品における『アクシス』を、すまげんさんの作品や『真白賞のひみつ』に代表されるようなメジャー流派の一つ、頭字語『アクシス』の系譜に連なるものであると理解しました。


    ▶ルルドは三人目のジョヴァンニを指そうとして、不在に気付く。ジョヴァンニは北上して、ここ、枢軸アクシスを目指していたはずだ。

     これは私の感性がイカレているだけなのですが。
     アクシスの訳である軸(枢軸)にアクシスのルビを振ってしまうというのは、美的アクシスを損なっているように感じます。野暮というか、なんというか。

    ▶*シグマリオンは、太平洋に浮かぶ島国だ。~太陽が真上に昇る時刻に、シグマリオン代表戦を執り行う決まりだ。*

     これらの情報が出るまでの文章は、「なんかよくわからないけど、わちゃわちゃやってる……」と思いながら読んでいました。また、カタカナで氏族の名前や人物名が出てくるので、私の知能だと読むのがちょっと難しくて疲れる感じでした。
     冒頭で疑問、というか謎、というか。「これはなんなんだろう?」と読者に思わせて興味を引き付けて、それから世界観の説明をする、みたいな導入はアリアリだと思います。そういうテクニック、みたいなものを自然と使えるのはすごいなって思うし、うらやましいなって思います。


    ▶「遅くなってごめーん、誠にすいまめーん」

     これの芸人さんの顔が思い出せなくて検索しました。ジョイマンさんでしたね。
     この一文によって、物語がそこまで肩ひじの張った内容ではないというか、ギャグテイストというか。物語の方向性みたいなものが一目で理解できるので、いいなって思いました。
     また、秋乃さんがあくまでこの作品を気楽にというか、リラックスして軽やかな気分で、そこまで気負わずに書いているのかな、と想像しました。


    ▶「土地を四分割したのだから、予算だって四分割すればいいじゃないか。四半期に一度、こんな大袈裟なジャンケン大会を開く必要は、ないだろう? ……そうは思わないか、デュラン?」

     物語のゆるい感じが加速します。
     あと、「これ秋乃さん、ここから物語をどう進めて、どう締めるか困ってるっていうか、迷ってるんじゃねぇかな……」などと勝手に想像しました。見当違いな推測であろうと思います。


    ▶シグマリオン代表戦はシグマリオンの最も重要なイベントごとだ。
     四半期に一度なので、一年に四回開かれるのだが、国家予算の半分を費やす。

     しょうもねえ気もします。
     しかし真面目に考えると、ひとつの一族による独裁を防ぐためにもある程度のコストはかけるべきな気もします。
     ちなみに、読者の私はこのあたりで だれてきています。
     しかしこれは秋乃さんの作品がつまらない、ということを意味しません。
     ただ私の、能力の問題な気がします。
     私の最も好きな作家さんの一人、というか文章を読んでも気持ち悪くならない作家さんの一人は、夏目漱石さんです。
     しかし私はそんな夏目さんの『草枕』を読むときであっても、大抵は数ページで だれてしまいます。
     私が那古井へ辿り着くのは稀です。


    ▶スタッフは、ジョヴァンニが「金鉱が見つかったと伝えなきゃ」とエッホエッホと駆け出す後ろ姿を捉えていた。

     あのふくろうは、いつまで走り続けるのだろう……。と思いました。




     全体として文章が短くまとめられて、区切られて。読みやすく感じました。

     個人的なアクシス感は、まあまあ、と言ったところでした。
     枢軸へのルビ振りによって、美的アクシスを損なってしまった点が気になりました。

     私が勝手に秋乃さんへ感じた、『気負わずに、気楽に軽やかに作品を書いているイメージ』がいいなって思いました。

     ただそれと同時に。

     じゃんけん大会だのなんだとという物語の流れから、『秋乃さんが物語の進め方、着地地点を見失って彷徨っている』印象を勝手に受けました。
     きっと私のヘンテコな思い違いであろうと思います。
     私がいつも物語の終着を定めずに出発して「ここはどこ?」ってなっているから。だからそういう見当違いな考えを持ったんだと思います。




     さて。
     言い訳をします。
     私が秋乃さんの作品への感想を飛ばした理由は二つあります。
     一つはこの賞企画の感想ページの作者である真白さんと秋乃さんが、ちゃんと連絡を取り合う仲であるようだから。
     感想が遅くなっても「へんなのから感想きてるよ!」と真白さんから伝わって、私の感想が秋乃さんに読まれるかなと考えたからです。
     もう一つはその、なんというか。
     今回の秋乃さんの『シグマリオンの四人の子孫たち』、あんまり私の好みじゃなくて……。
     感想を書けるかどうか、不安だったんですよね。
     で、今実際に感想を書いて見て。
     私は私の感想に対して物足りなさを感じています。




     だから、以下に別作品の感想を書きます。
     私が直近に読んだ秋乃さんの作品のなかで、なぜか印象に残っている『転がり続ける石のように』の感想を書きます。
     もしも秋乃さん以外で、私のこの感想を読んでいる方がいらっしゃいましたら。
     秋乃さんの『転がり続ける石のように』を読んできてください。
     
     では書きます。


    ▶人生は、欲張ってはいけない。何事かを成し遂げるには、ちょっぴり短すぎる。
     
     似たような言葉を偉人の誰かが言っていたような気がしました。
     調べたら李徴でした。
     李徴は私の無意識において偉人にカテゴライズされていたようです。
     『山月記』は今でも教科書に載っているんですかね?


    ▶チビ助は腰布に釣り下げた一尺のお玉と、背負ってきた中華鍋とを打ち鳴らす。オレが「うまい料理には道具も大事だ」と教えたもんだから、わざわざ月に一度しかやって来ない行商人のケツを追いかけていって、買ったらしい。

     異世界にも中華鍋があるのか……と思いました。
     しかし、中華鍋のあの丸みのある底というのは、食材に均一の火を通すために最適化された形状である、とどこかで聞いたことがある気がします。ちゃんと調べていません。適当言ってる可能性がある。
     もしかしたら異世界においても合理的に調理器具が改良されていった末の、収斂進化的中華鍋であるかもしれない、と思いました。


    ▶この世界で料理をするときには、火の魔法を使う。ガスコンロみたく、ひねったら火が出るみたいな仕組みはない。そして、火の勢いには術者の気持ちが乗っかる。

     この火に関する設定が、物語の世界に異世界間を感じられていいなって思いました。炒飯を作るのに必要な火力、というのが魔法(というか気持ち)のコントロールに左右されるというのも、おもしろい、楽しい設定だなって思いました。


    ▶オレがもし医者だったのなら、専門知識をフル活用して、この異世界の救世主になれたかもしれないが、オレはただの中華料理屋の下っ端なんだよな。知識は、一切ない。
     オレにできることといえば、チビ助を励ましてやること。母ちゃんが回復するように、祈ってやること。こうしておかゆを作ってやること。
     いくら五回目の人生だろうとも、オレにできるのはせいぜいこのぐらいだ。これが、身の丈に合った救済。酒場の店主としての、精一杯の想い。
     オレだって、いつこの異世界の病にかかって死ぬのかと、ヒヤヒヤしている。流離いの魂だから、死んでも別の異世界を転がって生きるだけだが、心残りを残したくはない。
     だから、オレは異世界でパートナーは作らないでいる。死んで逃げおおせるのは、不義理な気がするから。

     この部分がなんか、めっちゃいいなって思ったんですよね。
     おじちゃんの諦観であったり、弱さであったりが垣間見えて。
     そしてその決して強者ではないおじちゃんが身の程を弁えつつも、己の信念を開示している。
     料理人だからご飯を作ってあげようとか。相手への義理立てができないから、家族は作らないようにしようとか。
     おじちゃんに対して共感とか憧れはないんですよ。
     別においしい炒飯を作れてかっこいい! とかは感じないし。
     ただ、自分の弱さとか情けなさを呑み込んで、それでもって小規模ながらも己の軸を拵えて、それを貫く。
     こうして言葉にしてしまうとチープだけど。
     そういうのがいいなって思いました。

     おもしろかったです。



     『秋乃光さんが@gagiさんの感想を欲しがってました。』
     私はこの言葉が本当にうれしかったです。
     秋乃さん、私の感想を読んでいかがでしたか?
     私は秋乃さんが「なんかコイツめっちゃ喋るじゃん。……怖」と思って下されば、とても嬉しいです。

     てかさ、
     今回勝手に感想を書いて見て思ったんですけど。
     人の作品に感想を書くってめっちゃ難しいですね。
     これを毎回のようにやってる真白さんに対して、私は狂気を感じます。
     そして秋乃さんは野良でやってる私とは異なって、全作品に感想書きます! って言っちゃってますからね。
     私なら「感想書かなきゃ!」ってプレッシャーに押しつぶされて、メンタルがヘラると思います。 
     だから私はゲスト審査員をやってる秋乃さんを「めっちゃすげぇ!」と思っています。




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    ※この感想の時点で、『朝顔』の感想は書いていないのですが。
     志乃亜さんと平山さんの感想を優先しちゃいます。

    作者からの返信

    自分のペースで大丈夫だなも。

    追記
    ル・クルーゼがキツイ@gagiなら今回の地名と姓名はキツイだなも。俺も名の頭文字をアクシスに揃えてくんないかな、とは思っていただなも。

    編集済
  • またもや3名の方々から感想をいただけて嬉しいです。
    @gagi様にカビキラーなどかけません、なめこは汁ものに使うと、とろみが保温効果を発揮して、美味しいだけじゃなく、おまえそんな技も持っておるのか!というやつですね。
    すみません、脱線しました。

    エッセイが事実を記している、という定義としまして。
    あの作品が本当の事を記していると、いつ申し上げたでしょう?(にっこり微笑み)

    ギャグ、コメディは私もだだすべりするので、いつもは書きません(滝汗)

    作者からの返信

    雑食マシロの日常が描かれていた。

  • 真白さん 秋乃さん @gagiさん

    講評有難うございました!
    素直に受け止めて、次回作に活かしていきたいと思います!!

    スピンオフじゃない……はさすがに無理がありましたかねぇ……
    (でも……追い出されていない……ということは……)

    あと、@gagiさんの後継者として選ばれたので、応援コメントを各作品に短めに書いていきたいと思います。
    ※直接作品に書きに行こうと思います。

    作者からの返信

    ということは……
    じゃないよ!www
    ねばるなよ!www

    すまげん賞を選んでもいいのよ?

  •  アクシス がお題のコメディ作品の事例が見たくて、すまげん さんの『AXIS―選択の放棄と、泥濘のアルカイク・スマイル―』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、すまげん さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。


     えっと、今回ばかりは感想を書かない方がよい気がしているんですよね。
     これまでの感想だって誰からも頼まれているわけじゃないから書かなくたって良かったのですが。
     書かなくたっていいなりに、ちょっとでも感想の対象作品の作者さんへ有益なものになるようにって書いていたつもりなんです。
     でも、今回はそういう感じで書けない予感がしています。


     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう感受性に乏しい方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


    ▶読者の皆様へ
    ※本作は既存作品のスピンオフ(続編や派生)ではありません。
    第4回真白賞のお題「アクシス(軸)」に対し、同じ舞台設定(管理社会の村)を用いて、本賞とコメディ部門の二つの全く異なるベクトルからチャレンジした、完全独立のコメディ作品です。

     おそらくこれはボケで、ツッコミ待ちだとは思うのですが。
     ちょっと私はお笑いの経験値が少なくて、「ツッコミいれて大丈夫だよね?」とおどおどしています。
     『ツッコミ入れても大丈夫な安心感』が、 ボケには必要なのかなと感じました。
     私に足りていない要素である気がします。精進します。


    ▶【結跏趺坐】

     検索しました。あのへんな胡坐みたいなやつ。こんなイカツイ名前だったんですね。


    ▶私は自分で客引きなど考えていない。ただ、システムが「これをやれ」と言った最適解(ポーズ)に従い、ひたすら機械のように微動だにしないことを自らの「有能さ」だと履き違えていた。

     どうして水母さんはここで、『履き違えていた』などと自分を卑下しているのか。
     ちょっとよくわからなかったです。
     私が文章を読み落としているだけかもしれません。


    ▶私は自身の意志など最初から存在しないかのように、ただの「洗練されたシステムの部品」としての誇りを胸に、AIに命令された通りの『完璧な十五度の口角の引き上げ』を顔面筋で忠実にトレースした。

     笑顔、というのは重要な仕事道具ですよね。働くうえでとても大事なスキルだとは思うのですが、私は苦手です。


    ▶「す、すごい……。先生の周りの、プラーナ(生命エネルギー)が、完全に調和してる……!」
    ▶「えっ……先生が、直接アタシの魂をガイドしてくださるんですかっ!?」
    ▶「ああ……空気が、都会と全然違う。アタシの中の澱みが、細胞レベルで入れ替わっていくみたい……」

     このあたりの佐藤さんの台詞が、笑おうと思えば笑えた感じです。
     きっと、冗談みたいな内容を、佐藤さんが本気で喋っている、という場面であったからだと思います。




     全体として起承転結のくっきりとわかる作品であったなと感じました。
     起 が第一話で、村と水母さんとAXISなどについての導入。
     承 が第二話で、佐藤さんが村へ遊びに来て。
     転 が第三話で、佐藤さんが暴走。
     結 が第四話で、トラブルをうまく収めて、佐藤さんが帰っていく。
     そんなかんじ。
     すまげん さんの物語づくりの基礎力、みたいなものを感じ取りました。
     基礎を徹底するというのは、とても難しいし、努力を要することだと思います。だから、そこがすごいなって思いました。

     一番のボケは、概要欄の冒頭だったのかなと感じています。
     もしも再び、すまげん さんのボケにツッコミを入れなければならない機会が訪れたとしたら。
     そんな未来が訪れた時の為に、ちゃんとツッコミの練習をしておこうと思います。

     ただ、お笑いは何で勉強をすればいいんですかね?
     有識者の方、教えてください。って思いました。




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    シノアサクのところに弟子入りするだなも!

  •  アクシス がお題のコメディ作品の事例が見たくて、茶ヤマさんの『カサを捨てよ、軸を見よ』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、茶ヤマさんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。


    茶ヤマさん「うわわ、さっきのヘンなのが、また生えてきちゃったよ!」
    真白さん「きもちわるいね……。どうしよう?」
    茶ヤマさん「カビキラーでもかけておこうか」
    真白さん「そうだね、そうしよう」カビキラーをシュッシュッ

     などと、再び湧いてきた私を見かけたお二人が、上記のようなやり取りをされるであろうことは、想像に難くありません。


     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういうジメジメぬとぬと としたナメコのような方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


    ▶ステーキにすれば「肉ですけど何か?」という顔をし、鍋に入れれば出汁を吸って急に人格者ぶる。

     しいたけは出汁を出す側な気がすると思いましたが、しいたけの出汁が優秀であることは後述されていますね。
     人格者ぶる。この擬人化にくすっと笑いました。
     どうして出汁を吸ったしいたけが、人格者ぶると表現されているのかは、ピンと来ていません。
     でも人格者ぶってるしいたけを想像して、かわいらしいしおもしろいなって思いました。


    ▶「どうせ切られるんでしょ」という、悟りを開いた武士のような覚悟です。
     潔い。
     妙に潔い。

     ここもかわいくて好きです。


    ▶実は、シイタケの旨味成分であるグアニル酸は、カサよりも軸に多いと言われています。
     「言われています」というのがポイントです。
     もうこの時点で、軸はちょっと勝った気でいます。

     グアニル酸の量について、へぇって思いました。
     学校で先生から直接褒められるよりも、親から「○○先生、あんたのこと褒めてたよ」と聞かされた方がお世辞じゃない感じのするあれですかね? 「言われています」がポイントな理由。全然違う事を喋っている気もします。
     勝ち誇っている軸がかわいい。


    ▶この細長い棒状のパーツは、いわばシイタケという小宇宙を支えるアクシス。

     ここで、作品内で初めて『アクシス』の語が出ました。
     日本語訳の『軸』からつながって出てきた、よく言えば堅実。悪く言えば日和見的なアクシスであると感じました。
     しかし、しいたけを起点として、そこから軸を見出しているので。
     ただ『軸』から『アクシス』につなげるよりも芸術点は高いと感じました。


    ▶「今日はいい出汁が出るぞ」
     と、完全に目が曇ります。

     あの。
     カップラの辛ラーメンって、かやくにしいたけが入ってるじゃないですか。
     僕は辛ラーメンのおいしさの4割くらいは、あのしいたけの出汁が担っていると思っています。
     辛ラーメンに入ってるしいたけはカサの部分っぽいですけど。




     全体として、大爆笑のコメディ、というよりかは。
     茶ヤマさんの語り口調が穏やかで、しいたけの擬人化が可愛らしい、ほのぼのとしたコメディであるかなと感じました。
     なんか偉そうな文章書いていますが、私は笑いを取りに行くと滑る人間です。
     くすくすと笑えるコメディで面白かったです。

     アクシス感は薄めでした。
     ただし、しいたけによる芸術点は高かったです。

     私は似非エッセイという言葉を、今回初めて目にしました。
     語感がとてもいいなと思いました。舌触りのいい言葉です。似非エッセイ。
     しかし、この作品が似非エッセイであるならば、果たして小説足りうるのだろうか、という疑問が残ります。

     しいたけの擬人化が、とてもかわいらしくて、いいなって思いました。
     



    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    これは@gagiさまから、『日和見アクシス賞』授与ですね。


  • 編集済

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、すまげん さんの『AXIS ―選択の死と、祝福の破砕音―』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、すまげん さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     すまげん さんは誇りに思ってください。
     あなたの作品の驚異的な文字数が、私の暴走を制しうる堅固な郭壁であったことを。

     そして真白さんは絶望なさってください。
     すまげん さんの重厚な描写の文章を以てしても、私の狂気的な進撃を止めることができなかったという、この事実に対して。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう奇行種な方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。


     まず初めに。
     私は正直に申し上げて、すまげん さんの文章というのがあまり好みではありません。
     これは すまげん さんの文章が駄目だとか、下手だとか。そういうことではないんです。
     ポメラニアンが海の中でエラ呼吸ができないような。ハマグリがその二枚貝を羽ばたかせたところで空を飛べないような。蕎麦アレルギーの人がお中元にお蕎麦をもらったところで、全て食べきれるわけがないみたいな(最悪二食目はお供え物になってしまう可能性がある)。そういう次元の話です。与えられた性質として、そのようにデザインされていないのです。
     私は すまげん さんの文章というのが、比喩が大げさすぎるというか、一文一文の表現が大仰すぎるように感じてしまって、あまり好みではありません。
      私はすまげん さん物語に没入して読む、ということができず、情報の処理のような心持で文章を読み込みました。
     ただ。
     ただ、その大仰な文章を彩る語彙や比喩表現、発想力。
     私に欠けているそういった要素がこんなにも滔々と湧いてくる すまげん さんの知能と速筆が、私はめちゃすごいと思いますし、羨ましいなって思います。
     てか、ここまでだらだらと書きましたけど。
     私はかの文豪、三島由紀夫さんの文章を読んでも気持ち悪くなっちゃう人間なんですよね。
     だから私の選好と、文章の上手い下手はマージで関係がない。一ミリたりとも因果関係が存在しない。
     はい。


    ▶じわりと脇の下に嫌な汗をかいていたが、水母にとってはそれすら「ただの生理現象」であり、自律神経が悲鳴を上げている証拠だった。

     読み取りの難しい文章だと思いました。
     なにが難しいかというと、それは水母さんという登場人物を読み取ること、です。
     描写は三人称視点ですが、『嫌な汗』というのはきっと水母さんにとってでしょう(そうでなければ、この嫌という感情はどこから来たのかわからない)。しかし『嫌』と言いつつも水面さんは自身の意識が及ぶ範囲では『「ただの生理現象」』と表現している。そうやって「ただの」と一歩引いた感じというか、傍観したような雰囲気の言葉を使いつつも、すぐ次には『自律神経が悲鳴』という。『悲鳴』という感情的な文言を用いた比喩表現がある。
     もしもこれが特に深く考えず、何となく書いた文章ではなくて、計算された文章なのだとしたら。
     物語を何となく流し読んで読み取れる、水母さんの己で選択して決定することへの複雑な感情、の他にも、この作品へ真摯に向き合うならば読み取るべき水母さんの感情がある、ということになる気がする、と思いました。
     読者の私は、ちょっとそこまでは手が回らない感じでした。


    ▶『ユーザーの行動トラッキングおよび生体データ分析結果――
     逃避・被管理要求の適合率:99.9%
     最適目的地:【鳴神村なるかみむら/特別永住プラン】』


     こういう情報には、個人的にあまりそそられません。
     完全に好みの問題です。


    ▶ 今日の昼に流し込んだゼリー状の栄養食が、不快な酸味となって食道を逆流しかける。彼はそれを唾液と共に無理やり飲み込んだ。


     私の朝ごはんとお昼ご飯は基本的に、inゼリー的なやつなのですが、それでゲロを吐きそうになったことってありません。
     水母さんはそういう病気なんですかね? 逆流性食道炎! みたいな。


    ▶「この三千円のお支払いのみで、村の宿泊施設、食事、その他インフラが、生涯にわたり無償にてご利用いただけます。当村独自のWi-Fi基盤――『AXIS』が、あなたを死ぬまで完全にサポートいたします」


     ここで作品内で初めて『AXIS』の語が出ました。
     作品の紹介文を読んでみるとこれは、
     『Administrative eXecution & Isolation System』から、大文字になっている四つのアルファベットを取って名付けられたものであるようです。
     この作品の『AXIS』は、秋乃さんの作品に代表されるような、頭字語『アクシス』の流派に属するものとして理解しました。


    ▶朝食を腹に収めると、端末に『推奨・食後の散歩』の通知が躍る。私はそれに黙って従い、指定されたコースへと靴を鳴らした。


     合理的や最適などの文言が使われる中で、食事や散歩というのはあまり合理的でなく、効率的な行いでないように感じました。
     しかしこれは物語上の、非現実的な生活(最近はスマホとAIがあるから現実にも似たような暮らしはあるかも?)の演出だと感じました。
     読者としての私だったら、物語上そういうもの、として飲み込んで読み進める突っかかりです。
     そもそもこの物語における『AXIS』が存在している理由や目的が作品内で語られていない(ような気がする。読み落としているだけならごめんなさい)ので、まず何が合理的であるかが論ぜません。


    ▶ 視線を下ろすと、一人の女がいた。年齢は私と同じか、少し下。高森明日香。昨日、食堂ですれ違った際にデバイス間のプロトコルで情報は確認している。


     ここでの高森さんの登場が、文章のテンポを乱していなくて、すごいなって思いました。
     『食堂ですれ違った際にデバイス間のプロトコルで情報は確認している』ってのが。
     すまげん さんのテクニックを感じました。うまいなって。羨ましいなって思いました。


    ▶自分自身で事象の是非を決定し、それを言葉にして他者へと突きつけ、そこから生じる『軋轢と責任』を一身に背負い込む決断力。


     相変わらず文章が大仰で、私の思考は物語から離れた場所にあるのですが。
     それでもここの一文は「わかるかも」みたいな共感が生じました。


    ▶「――っ、ありがとう! あなただけが頼りなの!」
     安堵に顔をパアッと輝かせ、私の腕にすがりつく明日香。
     その女の嫌らしい体温を不潔に感じながら、


     ここの文章、いいねって思いました。
     それまでのやり取りで、水母に「あなただけが頼りなの!」だなんて思うわけないですもん。私の感性からすれば。
     高森さんの、そのうすら寒い上辺だけの言動に対して、勝手に読者の私も『不潔』を感じました。


    ▶斧田の傍らには、古びた鉄製の手押し車(一輪車)が置かれていた。
     その荷台には、鈍い銀色の分厚い防水シートに厳重に包まれた、人間大の「異物」がドサリと載せられている。
     ずっしりとした重力。ところどころをナイロンロープで荒々しく縛り上げられているそれは、明らかに土嚢や資材の形ではない。
     一輪車が傾くたび、シートの隙間から、ドス黒く粘着質な何かがポタリ、ポタリとアスファルトへ滴り落ちていた。
     微かに風に乗って届く、鼻腔の奥にへばりつくような鉄錆と排泄物の臭い。


     ここの描写、好みです。


    ▶息を殺していた明日香が、声にならない嗚咽を上げながら両手で自分の口元を塞ぎ、その場にガタガタと崩れ落ちた。彼女の目は完全に見開かれ、今しがた自分たちと同じく逃亡を試みた(そして不可解な最期を遂げた)人間の『悲惨な末路』の想像に、歯の根が合わないほど戦慄している。


     読み取りの難しい文章だと思いました。
     まず。
     この部分までの文章で、手押し車に乗せられた人間大の「異物」が本当に人間であったかが、情報として出て来ていない、ような気がします。
     十中八九人間だろうな、という匂わせはありますが。しかし防水シートをめくるとそれは案外、熊さんかもしれませんし猪さんかもしれませんし、ちょっと大きなヤギさんや、わがままぼでーなタヌキさんであるかもしれません。
     また「異物」が人間であったとしても、それが『今しがた自分たちと同じく逃亡を試みた』かどうかは分からない。そのような情報は出て来ていない、ような気がします。

     上に挙げた事柄を前提として話を進めます。
     私は以下の思考が頭の中でぐるぐるとしてしまって、わけわかんなくなっちゃいました。
     異物が人間であるという事、そしてその人間が逃亡者であること、は確定した情報として、ここで初出の情報として読者に提供されている状態なのか?
     あるいは、これは水母さんの思い込み、というか論理の飛躍が描写されているのか? だとしたらそこから何を読み取ってほしい?
     もしくは無意識で、または意識しているけどそこから目を逸らして、何らかの理由で水母さんは「異物」人間であること、己に先行している逃亡者がいることを知っていた? なんで?
     みたいな感じでわけわからんらん状態になってました。
     ふつーに私の読解力が足りず、変なところを読み落として、考えすぎている気はしています。


    ▶(……最悪だ。見ろ。ルールを破れば、あんなふうに『深夜の清掃作業』というコストを村のシステムに強いてしまい、確実に失望されるのだ)

     
     この部分について水母さんは、『最悪だ』と感じた理由を己の功利に結びつけています。
     しかしそれでも自分の属する集団からの己に対する評価を気にしているというのは、人間みたいで可愛らしいなって思いました。


    ▶怖いのは、死ぬことや解体されることではなかった。

     
     後の展開とも合わせて、水母さんのブレブレ感を感じます。


    ▶自分の存在という究極の汚物を自覚し、

     
     作品の描写の感じから、水母さんは己のことを無機物的にというか、生き物じゃない感じとして扱いたいような雰囲気も感じ取ってるんですよね。私が勝手に。
     そういう側面がありつつも、自分のことを『究極の汚物』とかって卑下しちゃっていたりもする。
     あんまり深く考えていないだけ? 私が余計なことまで考えすぎ? うまく読み取れていないだけ?
     とても難しいと感じます。


    ▶私は地面に手をついたまま、その完全に破壊されたオブジェクト(昨日まで意志と会話能力を持っていたもの)をただ見開いた目で注視していた。
     呼吸の仕方すら忘れていた。


     捻くれた考えをしつつ、でも他の個体が死んだことにびっくりしちゃってる水母さんが可愛いなって思いました。
     ただ、ここで水母さんを驚かせたのは、水母さんを通して読者に感情移入をさせるためのテクニックであるような気もします。読み取りが難しい。


    ▶私は顔を覆って、小さく喉を鳴らした。
     「選択する自由」という無限の拷問から、私は今度こそ永遠に救済された。
     私の中に「逃げようかな」という身の程知らずの自我が生じても、この冷たいデバイス(神)が、「そんな面倒な真似をすれば一瞬で首から上を粉砕してあげるから、余計なことを考えずここで飼育されなさい」と、暴力と流血を以て強烈に庇護してくれるのだから。


     水母ちゃん自由から解放されていないよ、と勝手に思ってしまいました。
     だって、結果が死に直結しているとしても、選択することはできちゃいますもん。
     確実に首になるって分かっていても、取引先の社長をぶん殴ることだってできますし。
     明日から給料日までご飯が食べられないと分かっていても、推しにスパチャすることだってできます。
     一円の得にもならず、ただ時間を浪費だけの行為であったとしても、駄文を書き散らす奇行種もいます。
     ちょっと真面目になると、死を怖れないと言いつつも、死に直結する(抜け道はあるかもしれない)選択肢が勘案の俎上から取り除かれているという点から、水母さんの考え方のブレブレ感を感じ取りました。


    ▶私の衣服は、赤茶けた泥と明日香の飛散した血液によって、およそ「都会のエリート」とは呼べない凄惨な状態へと汚染されていた。


     ここまでの私はなんか、重箱の隅をつつくようなことばかり言ってる気がします。
     別に すまげん さんを害したいってわけじゃないんです。それが理由ならこんなに時間かけてだらだら文章書いてねえよ。
     ただ、素人の人間が感想を書くって、正直に思ったことを書かないと、あまり価値がないと思うから。
     技術指南は出来ないし。阿諛追従のおべっかならAIで充分です。
     えーと、水母さんの服装について『都会のエリート』な描写ってありました?
     私が読み落としてるだけならごめんなさい。


    ▶そして、最も承認欲求を拗らせ、自立への責任から逃避したがっている「若い女のアカウント」にターゲットを絞り、慈愛に満ちたダイレクトメッセージを入力し始めた。

     
     えっと、ごめん。どうして若い女の人限定なんです?
     読み落としてたらすみません。




     全体として、アクシス感はしっかりと感じられた作品でした。
     秋乃さんと共に、頭字語アクシスの流派を盛り上げていってほしいです。


     これは作品の本文についてではないのですが。
     すまげん さんは作品の概要の所に『実は第5回山羊座文学賞向けに書いていた』と記しています。
     第5回は確か、お題が無し。無題であった気がします。
     何もないところから、これだけの文章量の作品を生み出せるなんて、すごいなぁって思いました。
     ……あんまりすごいと思っている感じが伝わらん文章だな。
     いや、マジですごいと思っているんです。
     私は第5回山羊座文学賞、見送ろうと思ってましたもん。
     無題ですし。書けませんよ、一万五千字とか。書きたいものが微塵もない。
     だからさ、なんていうか、
     書きたいもの。無から書けるものがあるってだけで、僕から見ればめちゃめちゃすごいんですよね。
     だから、すまげん さんはすごいなって。うらやましいなって思いました。


     今回の作品。読解するには僕の実力が足りませんでした。
     修行してきます。




     ところで。
     @gagiはただいま後継者を募集しております。
     お仕事内容はとっても簡単!
     第4回真白賞の参加作品に感想を書くだけ!
     すまげん さん。
     私はぜひ、あなたを後継者に指名したい。
     期待しています。
    (ウザ絡みの自覚はあります。全然無視してくれて大丈夫です。下手に取り組むと生活に支障をきたしますから。でも、もしも乗って来てくれたら、とても嬉しい)




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    @gagiさんのコメントにコメントするよ!

    ▶︎文章の好み
    ハイカロリーではありますね。文章自体がリンクなんじゃないかというw

    ▶︎@gagiさんの主食がinゼリー
    大丈夫なのか?! 1日一食くらいにしとこうよ。そりゃル・クルーゼも知らねぇはずだぜ……

    ▶︎散歩の合理性
    歩行が心身の健康に最も安価で効果が高いから、と解釈し、あまり違和感はなかったですね。
    AXISの目的は確かになかったか。
    再現性の高い幸福の実現という実験的なものですかね。

    ▶︎明日香について
    やや物語上の機能的人物感はありますがエンタメならそれくらい脇役は割り切るのもありかなと思います。
    初対面の男性に対して若いながらに身体接触が多いとは思いましたw

    ▶︎ブレブレ水母
    AXIS生活が始まって間もなくなので、あまり気になりませんでしたが、もし作者的に伝えたいことがこの辺りだとすれば、出来事や感情描写を少しゆるやかにしてもいいかもしれません。

    ▶︎都会のエリート
    他の描写が濃いので、基本情報が読者の脳内に揃わないままスタートした感じはあります。

    ▶︎若い女限定
    明日香の勢いに何も考えず乗りたい、と言ったくだりもあったり、去勢という言葉もありましたので、水母が女性または母との関係になんらかあるのかなと推測しました。
    そこからくる若い女性のスプラッタ性癖開花だったのかなとw

    ▶︎後継者
    一本釣りwww

    編集済
  • 第11話 自分にない気持ちへの応援コメント

    自分はわりと水母には共感というか、同情寄りで読んでいた感じっすね〜。

    作者からの返信

    自己の背骨を抜いて、AXIS入れちゃうあたり現代的だし、無意識にやられてる気もしますね。

  • 第8話 5.柊野有様の作品への応援コメント

    ◉秋乃光さまへ

    秋乃光さま
    今回も楽しい講評をありがとうございます。

    フィンランドの静かな食卓と、戦地の緊迫した空気、その対比を受け取っていただけて嬉しいです。
    料理の描写にも触れてくださり、あのあたたかい景色が伝わったのだと感じました。

    カズマについては、今回はシホの視点に寄っていて、彼の背景を深く描く余裕がありませんでしたが、確かにもう少し掘り下げる余地があったと感じています。元夫という設定に引っかかりを覚えられた点も、今後の改稿で見直したい部分です。

    もしまた目に留まりましたら、覗いていただけたら嬉しいです。

    丁寧に読んでいただき、貴重なご意見をありがとうございました。



    ◉真白部長へ

    真白さま
    今回も丁寧な講評をありがとうございます。

    フィンランドにいる日本人と、シリアにいる日本人という対比に着目していただけたこと、とても嬉しく読みました。
    情景描写の重層感についても触れていただき、今回意識していた部分が伝わったのだと感じています。

    シホとカズマの物語を長編の一部として捉えていただけたのも、少し考えていたところでした。

    シリア描写の臨場感や、シホの変化の流れについてのご指摘は、改稿の際にしっかり見直したい部分です。
    クレイジージャーニーのゴンザレス、私も大好きです。
    今回はあえて少し距離のある視点で描きましたが、別の角度も試してみようと思います。

    「シホ自身が動いていない」というご指摘は、物語の芯を強くするために大切な視点だと感じました。
    背景にあるドラマをどう前に出すか、改稿でも次の作品でも取り組んでみます。
    まずはシホとカズマの描写を深めてみます。
    もしうまくいかなければ、長編として育てる形も考えています。

    丁寧な読みと、深いご指摘をありがとうございました。



    ◉野生のはぐれメタル gagi さまへ

    gagiさま
    野生の審査員、ついに現れましたね……!

    講評をここに置いてくださった理由も含めて、すべて楽しく読ませていただきました。
    知らない単語が多いのに、異国の空気として受け取ってくださったこと、そしてひとつずつ丁寧に言葉にしてくださったこと、ありがとうございます。

    あそこまで全力で読み解こうとしてくださり、その痕跡がしっかり残っていたこと、書き手としてとても印象に残りました。

    「隔絶」を拾っていただけたのは、今回いちばん大切にしていた部分でした。そこに触れていただけたこと、とても嬉しいです。AXISについての戸惑いも含め、読みの過程そのものが伝わってきて、誠実に向き合っていただいたのだと感じました。

    そして最後の告白……にっこりしました。
    素敵な怪文書(誉め言葉です!)、企画の空気を一段階面白くしてくれていました。
    いただいた視点も踏まえて、少し手を入れてみます。
    もしまた目に留まりましたら、そのときにでも覗いていただけたら嬉しいです。

    ジュニパーの香りについてですが、嗅ぎ慣れた匂いは郷愁にもなり、同時に越えがたい壁にもなるのです。それで上書きされる必要がありました。

    野生の審査員バトンタッチの件は……
    今回は、もう少しだけ、森の影から見守っていようと思います。
    gagi 賞、どうなるのか、わくわくしております。
    読んでくださり、濃密なコメントをありがとうございました!




    みなさまいつもありがとうございます!
    改稿の旅に行って参ります。

    作者からの返信

    森の影w
    好きなことだけして生きる。
    それがアクシス学園。

  • 第7話 4.秋犬様の作品への応援コメント

    真白さん、秋乃さん、そして@gagiさんも感想ありがとうございました!
    とっても平凡な話ですが、面白く読んで頂いて嬉しいです。
    そして省略などが多くわかりにくいところもあったと思うので、少しポイントをまとめた記事を作りました。お手数ですがこれにて返信と返させていただきます。ありがとうございました!
    https://kakuyomu.jp/users/Anoni/news/2912051595853805214

    作者からの返信

    記事も読みました!
    あったか小説もいいですねw

  • 講評ありがとうございます!

    話の緩急は確かにそうだと思いました。

    コメディ書くときは
    緊張と緩和とか意識しているので
    それをシリアスなものにも適用していけるように考えてみます!!

    作者からの返信

    コメディは大事ですよ。
    何を書くかよりも読んだ相手がどんな気持ちになるか、しかも笑い一択ですからね!w
    とりあえず、情けない男たちは上手いですw

  • 第6話 3.茶ヤマ様の作品への応援コメント

    秋乃光様、真白透夜様、@gagi様、感想ありがとうございます。
    書いた自分が考えていなかったことまでお読みくださり、あいえ…なじょせばいがべ…となっております。

    ワンピースに作業着、本当は割烹着、と書こうとしたのですが、イメージは湧きやすいけれど、それは何か…こう…言葉がちゃうねん…、と一瞬だけ悩んだ挙句、作業着にしてしまいました。
    袖付きエプロンの方が良かったな、と真白様のコメント見て反省しております。

    作者からの返信

    割烹着は辞めて正解ですねwww

    またお気軽に遊びに来てください!

  • 第8話 5.柊野有様の作品への応援コメント

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、柊さんの『雪のキッチン、南の戦火』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、柊さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     これが柊さん・真白さんを困惑させる暴走行為だという認識はあります。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういうお可哀相な方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。




    ▶キッチンでは、ル・クルーゼの重い鍋がコトコトと、かすかな音を立てていた。豚肉とりんごの煮込み。ジュニパーベリーの香りが蒸気とともに立ちのぼる。ホワイトソースの白が、窓の外の雪に溶けていくようだった。

     ル・クルーゼ。ジュニパーベリー。
     ジュニパーベリーは音だけ耳に覚えがありますが、どのような植物かと問われれば、よく知りません。ル・クルーゼについては初めて目にした言葉です。
     私は上記の二語について、全く馴染みがありません。
     馴染みの無い言葉が描写に用いられているからこそ、異なる土地の雰囲気が感じられていいなって思いました。
     しかし、馴染みがないゆえに、文章を読み込んでその情景を思い浮かべる、というのがうまく出来ませんでした。
     個人的には、上記の物事がトレードオフの関係にある場合には、異国情緒を取って全然かまわないと思います。


    ▶カルダモンを練り込んだパンにアーモンドペーストとホイップクリームを挟んだ北欧の伝統的な菓子パン、セムラ。この時期には商店街で並んで買うというのを、アンナが、昨日雪の中車で出かけ、カフェで買ってきてくれたのだ。オーブンで軽く温めると、アーモンドの香りがふわりとあたりに漂った。
     マグカップにホットレモネードを注ぎ、ふたりはテーブルについた。


     へぇ、と思いました。
     私はモノを知らないので、上記の文章のように幾つものアイテムを用いた描写が苦手です。
     だから、こういう丁寧な暮らしの描写ができるの羨ましいなって思いました。


    ▶獲物を待つ時間は、自分の中の軸を垂直に立て直す儀式のようなものだ。


     ここの『軸』には無理やり挿入した感を勝手に感じました。
     私が あたおか なだけだと思います。


    ▶シホは、病気になってから、ひとりでは電車にも乗れなくなり、車は運転できなくなった。離婚してからも、カズマは外に出られなくなったシホを、遠くへ連れ出した。
     世界は、いつのまにかシホにとって遠い場所になっていた。


     ひとりで電車に乗れないほどの重病をもつ方が、果たして海外に行けるのか? という違和感を持ちました。
     しかし、「それは物語上そういうもの」として読み進めれる範囲のものだと思います。
     というか、普段の私ならそのように飲み込んで読み進める程度の違和感です。
     世界は~の文章は、後の展開にも繋がる意味を有している感じで、いいなって思いました。


    ▶遠くにはうっすら黒煙が見えた。空は青く、煉瓦造りの街並みが続く。


     ここの風景の描写、好みです。


    ▶キッチンに漂うジュニパーベリーの香りが、一瞬で鉄錆と火薬の匂いに塗り替えられたような気がした。アンナが、ゆったりとした手つきで大きな鍋を匙でかき混ぜる。
     その穏やかな日常の動作と、画面の向こう側の地獄。
     そして、その地獄をコンテンツとして配信し、大男たちとバスの値段交渉する小さな日本人、ユキ。地球の北端と中東。その距離が、シホのスマートフォンの中でひとつにつながっていた。


     読者の私はこの時点でジュニパーベリーの香りも、鉄錆と火薬の匂い(匂いでいい? 臭いの方がいい?)も、感じ取れていません。
     『スマートフォンの中でひとつにつながっていた』の言葉がとてもいいなって思いました。
     ちなみに、読者の私はこの時点で、だれてきています。
     しかしそれは柊さんの作品が、面白くないということではありません。
     私の最も好きな作家さんの一人、というか文章を読んでも気持ち悪くならない作家さんの一人は、夏目漱石さんです。
     夏目さんの作品の中でも特に雰囲気が好みなのが、『永日小品』という作品群です。
     けれどもその『永日小品』を読んでいる場合であっても、私は2、3ページで だれます。


    ▶その湯気の向こう側で、ユキは砂塵にまみれ、飛行場の空いている座れる場所を探して彷徨さまよっていた。


     ここの描写、好みです。


    ▶五日間に及ぶ長い遠回り。ポイントごとにカップラーメンを啜すすり、パスタを食べ、少しずつ豪華な食事に変わっていくと、戦場から遠ざかっていったのだとわかった。彼女は一度もその帰路を諦めることはなかった。

     ユキさんが徐々に安全へと近づくのが伝わる文章で、いいねって思いました。


    ▶「AXIS(軸)ね。彼女は自分の命を守り抜いた。そして、状況を変えるチェンジメーカーだわ」


     ごめんなさい。よくわかりませんでした。
     『彼女は自分の命を守り抜いた。』は、わかります。言葉の意味の通りです。
     『そして、状況を変えるチェンジメーカーだわ』は、ちょっと大げさな気もしますが、わかります。ユキさんは戦闘に巻き込まれて命を失いかねないという己の状況を変えましたから。
     『AXIS(軸)ね。』は、それまでの作品の文章の何を指して言っているのか、わかりませんでした。
     これは私のaxisの用法に関する知識の不足ゆえか。または私の文章を読み取るための論理がイカレちまっているか。或いはその両方が原因であると考えます。
     もしも。
     もしもここで用いられた『AXIS(軸)ね。』が、万人に読み取ってもらうためのものではなくて。
     特定の誰か。或いは柊さんの作品を読み込みまくっている人だけに伝わる何かだとしたら。
     そういうのはめっちゃ好きです。


    ▶揺るがない自分という軸を持ち、どんな地獄にあっても微笑みを忘れない。
     それは、あの雪の中で立っていた軸と――どこかで繋がっていた。


     ここのユキさんとカズマさんの対比はいい雰囲気だなって感じました。
     ただ、この対比について深く考える場合には、相当の根気と体力を要する気がします。だから私はそこまで踏み込めてはいません。




     全体として丁寧に綺麗に、文章が纏められて拵えられた品物であると感じました。
     柊さんの技術っていうか、積み重ねっていうか。作品を書く上手さ、みたいなのを感じました。
     うらやましいなって思いました。

     シホさんの子どもに関する文章がところどころにありましたが、最後まであんまり回収されなかったなって感じました。
     しかし、なんとなくシホさんに子供絡みのバックボーンがある、という雰囲気だけでもいい感じだねって思いました。ユキさんとの緩い微かな関連みたいなものも勝手に感じました。

     作品を通じてのアクシス感は薄めでした。
     しかしこれは私の能力の問題で、うまく解釈できていない可能性があります。

     作品の中で一番、いいな! って感じたのは、隔絶です。
     フィンランドとシリアの画面を隔てた隔絶。
     『それでも彼女はカメラに向かって、カップラーメンをすすり、『ふわー。お腹がすきすぎて死ぬか思うたー!』と、どこか他人事のようだった。』の文章から感じ取れる、ユキさんの置かれた現状と、当人の『どこか他人事のよう』な振る舞いの隔絶。
     『空港のロビーでは、一刻も早く脱出したい人々による小競り合いが始まっていた。
     すぐ後ろで激しい殴り合いが起き、罵声が飛び交う。その喧騒の中でも、ユキは素早くチケットを取り、端に移動して「日本人のチケットは、これが最後やねんて。取れてよかった、ほんま」と、小声でうっすらと笑みを見せた。』の文章から感じ取れる、同じ場所にいながら暴動の内と外にあるという隔絶。
     この隔絶があることによって、より物語に現実味が増していたように、私は勝手に感じました。
     だからこの隔絶の雰囲気が、とても良かったです。

     おもしろかったです。
     



     このタイミングでゲロってしまうのは本当に根性がないと感じるのですが。
     この柊さんへの感想を含めた第4回真白賞へ投下した一連の怪文書というのは、
     『今回の自主企画さ、なんていうか変な、野生の審査員? みたいなのが湧いてたよね……』というツッコミ? が欲しかったがゆえのボケです。
     感想の持ち球がこの時点で切れてしまったのと、このあとに控えている すまげんさんの作品の文字数に心を折られかかってしまっているので、ここに奇怪な行動の意図を白状します。

     柊さんが野生の審査員、バトンタッチしてくれたっていいんだぜ?




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    @gagiさんのコメントにコメントするぜ!

    ▶︎馴染みの無い言葉と読者の距離感について

    こちらは三島由紀夫の「小説読本」に面白いことが書いてますよ。
    書き方のテクニック自体はあります。


    ▶獲物を待つ時間は、自分の中の軸を垂直に立て直す儀式のようなものだ。
    →ここの『軸』には無理やり挿入した感を勝手に感じました。
     私が あたおか なだけだと思います。

    個人的には、そのあとに元夫の話が続けば良いかなと思いました。


    ▶病気と海外

    限定的な病気や、転地療養的な意味かと思ったので、違和感は無かったですね。


    ▶ちなみに、読者の私はこの時点で、だれてきています。

    物語の目的が見えづらいからかなと思いました。


    ▶その湯気の向こう側で、ユキは砂塵にまみれ、飛行場の空いている座れる場所を探して彷徨さまよってい


    ▶「AXIS(軸)ね。彼女は自分の命を守り抜いた。そして、状況を変えるチェンジメーカーだわ」
    →ごめんなさい。よくわかりませんでした。
     『彼女は自分の命を守り抜いた。』は、わかります。言葉の意味の通りです。
     『そして、状況を変えるチェンジメーカーだわ』は、ちょっと大げさな気もしますが、わかります。ユキさんは戦闘に巻き込まれて命を失いかねないという己の状況を変えましたから。

    ここに関しては、ユキはジャーナリストでもなく、ユキの内面に変化があったわけでもないので、そこまで取り上げることではないのでは?と思いました。


    →『AXIS(軸)ね。』は、それまでの作品の文章の何を指して言っているのか、わかりませんでした。
     これは私のaxisの用法に関する知識の不足ゆえか。または私の文章を読み取るための論理がイカレちまっているか。或いはその両方が原因であると考えます。
     もしも。
     もしもここで用いられた『AXIS(軸)ね。』が、万人に読み取ってもらうためのものではなくて。
     特定の誰か。或いは柊さんの作品を読み込みまくっている人だけに伝わる何かだとしたら。
     そういうのはめっちゃ好きです。

    私もわからない側の人間ではありますw
    複数のお題の要素が邪魔をしているかなと感じました。


    ▶揺るがない自分という軸を持ち、どんな地獄にあっても微笑みを忘れない。
     それは、あの雪の中で立っていた軸と――どこかで繋がっていた。
    →ここのユキさんとカズマさんの対比はいい雰囲気だなって感じました。
     ただ、この対比について深く考える場合には、相当の根気と体力を要する気がします。だから私はそこまで踏み込めてはいません。

    ここを前面に出すのであれば、ユキとシリアの関わり合いには疑問があり、カズマの書き込みは足りないかと思います。


     
    →一連の怪文書

    かなりの労力だったと思いますw
    が、これくらい正直に感想をもらうなら書き手にとっては相当いいですね!

  • 第7話 4.秋犬様の作品への応援コメント

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、秋犬さんの『モビール』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、秋犬さんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     秋犬さん・真白さんにとって、これがある種のホラー体験だという認識はあります。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう不憫な方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。




    ▶事の発端は、浩平が死ぬ気で頑張って学年末試験で三百人いるうちの学年四位という最高の成績を修めて皆に褒めてもらおうと成績表を持って家に帰ってきたところ、母親が「いっくん第一志望受かったよ」と泣いているところだったことに始まっている。
     確かに今日は高校三年生である兄の一平の大学入試の合格発表の日であった。長男の県外への大学進学が決まって我がことのように大喜びしている母親を見て、つい自分の成績のことを言い出せずに浩平は弟と共用の自室に引っ込んでいじけていたのだった。


     序盤のここで感情が幾つも揺さぶられました。
     浩平さんの気持ち、お母さんの気持ち、一平さんの気持ち。ここの二つの段落でそういったことに思考を巡らして。そして最後に浩平さんの視点へ立ち戻って、「この状況で定期テストで4位って、言い出すの微妙だよなぁ」と、そのようなことを考えたときに、なんかこう、言葉でうまく言い表せない感じの、もやっとした気分になりました。
     物語的に、作品的に、すごくいいなって。すごく上手だな、羨ましいなって思いました。


    ▶「あ、壊すなよ。俺のアクシスシンドローム」


     Ctrl+Fで検索してみた感じ、作中に登場するアクシスはこれだけでした。
     物語の締めのあたりで再び(モビールとして)触れられはしますが、作品の根幹に関係しているアイテムかと言われると、そうではないように思います。
     故にアクシス感は薄いと思いました。
     メジャーな流派? の一つであるガンダム系『アクシス』の文脈に属するものであると理解しました。


    ▶何だか、兄はとても眩しかった。いじけている自分も含めてちっぽけに見えて、浩平はやはり面白くなかった。

     ここの対比の描写が、すごくいいって思いました。


    ▶学年末の試験の結果を言い出せなかった自分と、素直に兄の合格を祝えない自分と、これから受験生になるのが重いと考える自分と、全部網の上に乗せて焼いてしまいたかった。

     ここの心情の描写、比喩表現が好きです。


    ▶……学年末の試験、四位だったんだよ」
     ぼそりと浩平が呟くと、母親と一平は身を引いて驚いた。父親はワハハと笑い、準平は「やれやれ」と肩をすくめるポーズをとった。
    「何で言わなかったの!? やだ、それなら食べ放題じゃなくてもっといいお肉にしたのに! そういうことは早く言うのよ!?」


     浩平さんの成績が結果的に家族から褒められる形となって、良かったなと思いました。
     私は個人的に、母親の台詞に対してわざとらしさを感じてしまって、なんだかムズムズとしてしまいました。
     しかしそのデバフがあっても、母親の台詞から読み取れる『一平さんだけでなく浩平さんのことだって大切に思っている』という気持ちが、とてもいいなって思いました。


    ▶「ああやってわざと元気なのも、準平らしいよな」


     この台詞の辺りから読者の私は、だれてきています。
     しかしこれは秋犬さんの作品がつまらない、ということを意味しません。
     ただ私の、能力の問題な気がします。
     私の最も好きな作家さんの一人、というか文章を読んでも気持ち悪くならない作家さんの一人は、夏目漱石さんです。
     しかし私はそんな夏目さんの文章であっても、2、3ページで だれます。




     私は秋犬さんの文章から、『ちゃんとした小説!』という印象を受けました。
     小説を書きなれている方の、しっかりした文章って感じがしました。
     うらやましいなって思いました。

     全体として、兄弟の会話がリアルっぽいなって感じました。
     特にわざとらしい言い合いがリアルっぽいなって感じました。
     私の従弟の兄弟たちが、こんな感じのわざとらしい言い合いを、よくしていたなと思い出しました。

     作品の題名の『モビール』は、物語の締めで用いられているので有りな気がしています。しかし私の読み込みが甘いせいか、モビールの影は薄めだなと感じています。

     話のタイトルである『串に刺さって三兄弟』ですが、これはよくわかりませんでした。おそらく私の読み込みが足りないのだろうと思います。
     Ctrl+Fで文中に『串』は見当たりませんでした。
     『串』に関連する比喩も、ちょっと私では読み取れませんでした。

     作品のアクシス感は薄めだな、と個人的には思いました。

     作品の序盤で浩平さんの褒められる期待が一平さんの合格でねじ伏せられてから、結果的に浩平さんの成績が家族に知られて褒められたという、この一連の流れで最も感情が動きました。


     おもしろかったです。




     ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    あらすじで私信を書いていた@gagiが自我を持ち始めたホラーですねwww

    勉強および受験に関しては、私は慣れっ子なんでいい意味で、問題なければスルーしてます。
    普通の方の方が、そのバランス感覚にグッとくるかもしれませんね。

    ダレるに関しては、いつもの作風と違うと感じた一因ではあるかと思います。
    いつもの秋犬さんなら圧縮しているような気がする。
    ですが、何か新しい文体なり作風への過渡期かなと思いました。

    お母さんについては、割と他意なくこんな感じのお母ちゃんはいます。
    単純なタイプw

  • 第6話 3.茶ヤマ様の作品への応援コメント

     アクシス がお題の作品の事例が見たくて、茶ヤマさんの『壊れた時間を縫う少女』を読みました。

     感想を何故かここへ書きます。

     理由は私の文章が、茶ヤマさんの作品を読む他の読者の方へ、良くない影響を与える恐れがあると考えたからです。

     茶ヤマさん・真白さんにとって、いい迷惑だという認識はあります。

     以下に記す文章は、あくまでも私が感じた物事です。作品の作法、テクニックの良し悪しはよくわかっていません。

    「こういう奇妙な方もいらっしゃるのね」と、感想の一サンプルとして捉えてください。

     では書きます。




    ▶世界には、壊れた「時間」がある。
     それは大きな音を立てたり、派手に止まったりはしない。
     約束の場所へ行けなくなった朝。
     謝ろうとしたのに、声が喉で固まった夜。
     もう終わったはずなのに、心だけが同じ瞬間に取り残されている時間。


     ちょっと不思議な感じ、ちょっとファンタジーな感じが好みです。
     また、心残りや後悔という物事も、取り扱われる題材として、そそられます。


    ▶そんな時間が、静かに集まる場所がある。
     世界中の「今」と「かつて」と「これから」が、層になって流れ込む場所。
     その中心にあるのが、アクシス。


     物語において重要な対象に対して『アクシス』の語が充てられました。
     この時点で「この作品はアクシス感があるな」って思いました。
     語感から意味を与えられた、オーソドックス『アクシス』な風味があると感じました。


    ▶長い白い髪を後ろでひとくくりにし、真っ白いワンピースに、白い作業着をつけ。


     ワンピースを着て、さらに作業着を着ている? というのがうまくイメージできませんでした。
     私が想像しているワンピースは、トップスとボトムスのスカートが一体となったような衣類です。私が想像している作業着は上がジャケットで下がズボン、もしくは つなぎです。
     ワンピースで着れる作業着だと、どんな感じ?? と、作中の文章からだとイメージがうまく出来ませんでした。
     ここまで長々と書いていますが、別にそこまで深く突っ込む場所ではないと感じています。
     というか。
     私は人物の風貌の描写が苦手です。
     衣類に関する知識がないし。髪型に関する知識がないし。化粧に関する知識がないし。
     登場人物の容姿の描写からは逃げてばかりいます。
     だから、しっかりキャラクターの容貌を描写している茶ヤマさんは、それだけですごいなって思っています。


    ▶縫い終わった時間は、完全には元に戻らなかった。
     でも、それでよかった。

     母の時間には、小さな変化が生まれた。
     郵便受けに届く知り合いの手紙。
     近所の人との短い会話。
     雪の日に湯気の立つお茶。

     待つだけだった時間が、外とつながり始めた。

     
     少女が縫った糸が滞っていた老母の時間を、月並みで平凡かもしれないけれど、それでも健全に流れさせた、と感じました。
     穏やかに幸せになっていく感じが、いいなって思いました。
     現実であれば「時間が解決した」などと形容されて終わりそうな物事が、実はそこにちょっと不思議な少女が介入していた、みたいな。こういう現実の中にちょこっとファンタジーが混ぜ込まれたような作品、とても好みです。


    ▶ときどき思う。
     私の時間は、壊れていないのだろうか、と。


     この作品のなかで『少女』は人物としてというよりかは『現象』として登場しているように、勝手に感じました。
     今回のような少女の感じも、幻想的で私は好きです。
     しかし、少女に人物としてのバックボーンがあって、それと絡めた物語というのも、それはそれで面白そうだなと感じました。
     私は今、自分のことは棚に上げて、文章を書いています。
     人物を深堀するのって、大変だし難しいし疲れるしめんどくさいよねって、私は勝手に思います。
     全てを兼ね備えてから旅に出ようとすると、いつまで経っても出発できないような気がします。
     だからとりあえず「これ面白くね?」とネタを思い立ったら、他の要素は程々に済ませて作品を書くのも有り寄りの有りだと思っています。



     
     全体として平易な文章で、とても読みやすかったです。
     さっぱりとした文章だからこそ、幻想的でやさしい、きれいな世界観がより感じられたなって思いました。

     現実によく起こる「時間が解決する」が、もしかしたら一人の少女による魔法めいたものによるものかもしれない。
     そんな感じがめちゃいいなって思いました。

     アクシス感は強めでした。

     おもしろかったです。




    ※この文章にライン越えな言動があった場合、真白さんが削除してくださると思います。
     だから安心!
     真白さんに負担をかけてしまっているという認識はあります。
     (仕事を増やしてしまって、ごめんなさい)

    作者からの返信

    新しいスタイルや……真白を挟んでの作者との交流。
    いやしかし、思いおこせば先駆者はいるもので、立花先生からひいらぎちゃんの作品の解釈について質問を受けたことがありますw
    どのような形であれ、コメントがあるのはいいですね!

    さて、@gagiさんのコメントからピックアップ↓

    私もワンピースと作業着は引っかかりました。
    そこはエプロン的なものと勝手に解釈しました。

    一旦、書きたいことだけを抽出して書くことについては、私は次回、小説講座の自分のテーマとして聞いてくるところでした。
    4月下旬なんですけどね。


  • 編集済

    第5話 2.秋乃光の作品への応援コメント

    マシロン先生へ。

    この作品は、読んでみたいです。

    ただ、毎日が異常に忙しく、読めるかなあ?

    作者からの返信

    字数的には短いですよ!
    ぜひ✨

  • 第5話 2.秋乃光の作品への応援コメント

    ありがとうございます。
    ちょっと忙しすぎた雰囲気はありますね(四人もいるし……)

    作者からの返信

    カタカナの呼び名も八種類ありますからね……!

  • 第3話 1.真白の作品への応援コメント

    真白さん

    先ほど企画参加させていただきました。
    ただ、今回はミステリ風ということもあり、完結編は未投稿の、連載中になっています。期間内に完結させる予定ですが、レギュレーション違反になりますので、問題があれば一旦退出します。

    作者からの返信

    よろしくお願いします!
    そうですね、他の方から見て、アレ?と思うかもしれませんので、完結済みになってからお願いします!
    楽しみに待ってます!

  • 第3話 1.真白の作品への応援コメント

    素晴らしい作品の本題から外れるためこれは言うべきか迷ったのですがここに吐き出しておきますね。

    スイカマンとは加トちゃんケンちゃんごきげんテレビのスイカマンのことだろうか。
    あれはエロかった。
    エロくて好きだった。

    作者からの返信

    知らなかった!
    大人はすぐエロいことを言う。

  • 第3話 1.真白の作品への応援コメント

    マシロン先生へ。

    うーん、奥が深い話ですね。

    でも、三島先生と、太宰先生が、文学について語ったとしても、同じように、なるのでは、と思ってしまいます。

    作者からの返信

    おっと、令和に犬猿の仲が再び?w
    自分で解説を書くと、もはや板書だなと思います。
    これくらいの内容だと、テストは普通の難易度くらいですかね。
    「やや難」くらいのものに挑戦したいです。

  • 第3話 1.真白の作品への応援コメント

    (これで参加者が減ったらどうしよう〜)
    (審査員、クビ!w)

    作者からの返信

    全てを公開するのが真白賞のポリシー!!www
    (これまでまともだったのが第3回だけだから大丈夫大丈夫)