第10話 ランペイジ!への応援コメント
B級映画を普段からよく観る身としては、かなり楽しく読めました。
高速道路をサメが泳いだり、幽霊を宇宙人がアブダクションしたりと、「そうはならんだろ!」という展開をむしろ正解として押し通す勢いが大好きです。
ただのおふざけではなく、「映画のお約束=現実の法則」という設定でちゃんと理屈が通っているのも面白いですね。
ひかりが怪異に怯えるどころか、展開が盛り上がるほど楽しそうになるのもB級映画好きとして共感しやすく、次はどんなジャンル同士をぶつけるのか楽しみになる作品でした。
作者からの返信
B級映画が好きな方に届いてよかったです。B級映画の雑なノリとテンションをロジックとして世界に落とし込むためにはどうしたらいいか、というのがコンセプトでした。
楽しんでいただけたなら幸いです。
第10話 ランペイジ!への応援コメント
作品のご紹介有難うございました。
B級映画のよくあるセオリー展開に乗っ取って、手順を踏んで表象災害の怪異を倒す。
ルールから外れずに、裏をかきながら戦うひかりさんの度胸と機転の良さと思い切りがいいですね。
【】を読むと、元になっただろう映画がいろいろ浮かんできました。
楽しかったです。
作者からの返信
読んでいただいてありがとうございます。映画の定番でにやりとしていただけたなら幸いです。ひかりはスリルがないと生きていけないタイプなので……
第1話 逃げる女への応援コメント
いやこれすごいですね。
ミーム的なイメージから生み出された怪異をミーム的行動でぶっ倒すみたいな感じですかね??
第一話の時点でその魅力がめちゃくちゃ伝わってきました。
冒頭の女性のピンチが、読む前と読後で反転するのも最高。
あのピンチも儀式的というか、ある種確定演出(?)みたいな感じなんですかね?
ミーム的概念を【】でくくるシステムも秀逸で、散りばめられたワードセンスも絶妙。久しぶりに第一話でここまで興奮する作品に出会った気がします。
ゆっくりですが読み進めさせていただきます!!
作者からの返信
勢い重視で提示する設定はかなり削りましたが、作品の方向性がわかっていただければ幸いです。
逃走シーンは物語を進行させて完結させるために必要な手順を踏むという意味もありますが、主人公の趣味的な側面もあります。
様々なジャンルの怪異が登場するので続きも楽しんでいただければと思います。
編集済
第7話 Wrong Turnへの応援コメント
ここまで拝読いたしました。感想をお伝えします。
プロの方ではないかと疑ってしまうほど、本文中に高度な執筆テクニックが散りばめられており感動いたしました。(プロではない前提でお話しさせていただきます。)
まず文章技術についてです。
冒頭から女性が追われ、短文が続きます。通常、疾走感を表現するときには衝動的な言葉が選ばれやすいですが、作者様の用いられている言葉はどこか端正です。すぐにはわかりませんでしたが、映画を題材にしていることやタイトルから察するに、映像美を狙った演出なのだと感じました。
ところどころにメタ視点が見られつつも、三人称一元視点で統一されています。一人称特有の語彙の制約を避けつつ、三人称の自由度を活かすことで、映画のような臨場感を狙っているのだろうと、ここでも思いました。
次に描写力に触れたいと思います。
「文章力がすごい」「描写力が高い」とは言われ慣れていると思いますので、個人的に深堀りさせていただきます。
頭に浮かんだ映像をそのまま書き下ろすと視覚に偏ってしまいがちですが、作者様の文章では計算されたように複数の五感情報が並びます。また描写の際、思いついた言葉を使いたくなりますが、数ある選択肢から適切な言葉を選んでいるような印象を受けました。
たとえばこんな描写です。
――革靴が床を蹴る。ひかりは殺人鬼が動くよりも早くライターを掴み取り、親指で蓋を弾く。乾いた音と共に火花が散り、小さな火が灯る。
名文だと思います。
余計な副詞や形容詞を排除されているため、テンポがよく、リーダビリティが高いのも作者様の文体の魅力だと思います。
情報管理の巧みさにもうならされました。
あやめ登場のとき、殺人鬼を突き飛ばしたり、鉈を振り落としたりする描写に違和感がありましたが、4話で「契約災害」であることが明かされます。必要なときに必要なだけ情報を出すという技術を使いこなしています。
本作の特徴の一つである表記も特徴的でした。
――「やっぱり【殺人鬼は刺されたくらいじゃ死なない】よね」
――「【蘇った殺人鬼は、生前と同じ方法で撃退される】——定番だね」
私はホラー映画に詳しくないのですが、お約束・あるあるだと思いました。
第1話でしっかり条件付けをされているため、サメが出てきたときも作者様の意図されたとおりに頭が動きました。
読者の反応まで緻密に計算して執筆されているのが伝わってきます。
たとえばひかりの冷蔵庫の描写から料理の頻度が想像できるなど、使われているテクニックを挙げればきりがありませんが、このあたりで終わりにさせていただきます。
素敵な物語に巡り会えたこと心より感謝します。
今後のご執筆も陰ながら応援しております。
作者からの返信
畏れ多いお言葉の数々……
設定の情報開示の速度については意識した部分だったので触れていただいて嬉しいです。
感想ありがとうございます!