第十一話への応援コメント
拝読しました。
まず思ったのは、路花に凪と鮎人がいてくれて本当によかったということです。もちろん、おばあちゃんの過保護すぎるくらいの献身も、路花にとって大切なものだったとは思うのですが、それ以上にすべてを投じて助けてくれる、心の底から愛してくれる親友がいたからこそ、記憶と向き合うことができたはずで。
路花の心情描写とひかりの情景描写が本当に繊細で、純粋に尊敬の念を抱きます。私自身、怒りの描写が好きなのもあって、朝の人格が特に心を掴まされました。あと、透明というモチーフも回収が綺麗で、とても美しい描写なのに、透明であることがすなわち、実体がない、現実を生きていないことを意味しているのが苦しかったですが、同時に非常に素敵でした。ちょっと上手く言葉にできないのですが、とにかく本当に繊細に、でも確かに心を動かされる、そんな作品でした。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
泉さん、最後まで呼んでくださりほんとにありがとうございます…!それに素敵なレビューまで…凄く嬉しかったです。
この物語は大きくエンタメに振り切ってる訳ではないですし、むしろそれをしたら駄目だと思って路花の抱える痛みや苦しみを出来るだけ鮮明に描こうと思って書いたので、そう言って頂けてほんとに嬉しかったです。
空気を満たすひかりの加減だったり、草花のにおい、孤独やさみしさの温度みたいなもの。人の五感って、感情によって大きく影響されて、それが強くなったり、反対に全く感じなくなったりすることあるなあって思います。
凪と鮎人の高校生だからこその純粋さや真っ直ぐさ。大人になると徐々にきえていってしまうようなそんなものが、路花の救いになり、それが読んで頂いた方にも何かしらの救いになってくれたらって自分なりに精一杯頑張って書いたので、泉さんが書いてくださったコメントが凄く胸に染みました。
改めてになりますが、最後まで読んでくださり、温かいお言葉をくださり、ほんとにありがとうございます⭐
第十一話への応援コメント
路花という一人の女性のとても深い物語。
読んでいて前半苦しいところが多かったですが、その意味が、そのすごさが最終章で分かりました。長く暗い夜がゆっくりと凪たちのおかげで終わり、薄い朝陽が差してくるようでほっとしました。心に傷を負った人間のもがくような苦悩とかすかな希望をこんなに丁寧に書いた作品を読んだのは初めてです。そんな掛替えのない素晴らしい作品でした。
作者からの返信
三杉さん、こんばんはー!
作品を最後まで読んで頂けただけでも嬉し過ぎるのに、温かいお言葉と共にレビューまで届けてくださりほんとにありがとうございます…!
凄く嬉しかったです。
今回はヒューマンドラマに振り切って書いたので、その分路花が抱える苦しみや痛みをより鮮明に描いてみました。
今まで幾つか長編の物語を書いてきましたけど、今回だけはその痛みの部分を絶対におざなりにはしたくなくて自分なりに精一杯描いてみたので、三杉さんに丁寧にと言って頂けたこと、ほんとに嬉しかったです。
今年はあんまり物語を書く時間をとれなくて、正直電撃も他の公募も見送ろうと思ってたんです。でも、期限まであと一ヶ月残したところでやっぱり書きたいって思ってプロットも用意せずにもう書きながら考えるって感じで走り書きみたいに書いたので、もはや自分では物語として成立してるのかすら分かんない感じだったんです。でも、今日三杉さんにコメント頂けて、とにかく書いて良かったって心から思えました。ほんとにありがとうございます⭐
編集済
第十一話への応援コメント
一人の少女が残酷な現実と向き合い、新しい一歩を踏み出すまでの心の軌跡を丁寧に描いた、ガラス細工のように繊細で美しい作品でした。
特に心理描写が非常に精緻で、登場人物たちの抱えている感情が、温度が、色が、直にこちらへ伝わってくるようでした。
母のやけに歳老いたような描写や、ところどころ『おばあちゃん』という存在が登場することに違和感を感じていましたが、後半その表記の揺らぎが顕著になってくるにつれて、路花にとっての世界が崩れはじめていることを示唆する巧みな演出となっていると思いました。
また、夜の路花だけ一人称が「私」ではなく「わたし」なので、何か意味があるのだろうと思っていましたが、夜の彼女が本来の彼女に最も近しい人格であると明かされたことで、タイトルの「わたし」にもリンクしているのだとわかると、より一層の深みを感じます。
一度は自分の色という自身を形作るものを手放そうとした路花ですが、一歩踏み出した新しい世界の中で、親友たちとともにどんな色で人生を彩っていくのでしょう。
一読者として彼女のささやかな日常と幸せを願っています。
作者からの返信
油谷さん、最後まで読んで頂けただけでも嬉し過ぎるのにコメントまで下さりほんとにありがとうございます…!凄く嬉しいです。
私は人の痛みだったり、心の機微を描くのが好きでヒューマンドラマばっかり書いてるんですが、今回はもう特に路花という一人の女性の痛みを抽出したように描いたので、読んで頂いた方にどう伝わるんだろうって思っていたのですが読みとって頂けて嬉しいです。
おばあちゃんの表記に関しても、あれは私なりに混濁する人格の嵐の真っ只中で生きる路花の現れとして描いたんですけど、正直もしかしたらやり過ぎたのかもしれないとか、あるいは伝わりきらないかもしれない、という思いが強くありました。でも、そんな細かい部分まで汲み取って頂けてもう幸せです。
これから始まる路花の新たな人生にひかりがさすようにって、ラストには自分なりに救いを示したつもりでいます。
改めてになりますが、油谷さん最後まで読んで下さりほんとにありがとうございます⭐