いくら丼企画の中でようやく待ち望んだものと出会えた、と言いましょうか。
こういうので良いんだよ、という作品が見つかった気分です。
そう、こういう家庭の温まる話を待っていました。
「思い出の家庭の味」というものは、人それぞれだと思います。
自分も祖母の作る魚の煮つけが好きだったのですが、実家を離れて以降は随分久しぶりになり、そうこうしている内に祖母は体を悪くし、長時間の料理が行えない体となったため、思い出の煮つけの味は封印されることとなりました。
多分レシピを聞いたとしても、私には同じ味を再現できる自信がありません。
何かが微妙に違う味になりそうです。
ただ、完全に味を再現することはできずとも、「誰かが笑顔で美味しく食べる顔のために作る」という思いは、きっと変わらぬまま受け継ぐことができるのでしょう。
思い出の味と、変わらぬ思い。
色々と染み入るお話でした。