秋くずの戯言（たわごと）

20年たっても変わらないもの

皆様、私の戯言を読んでいただきましてありがとうございます。読まれるつもりが、あまり無かったので、少々驚いておりますが…。きっと今だけだろうと思いながら書いております。本当にありがとうございます。

今回は、創作の「テーマ」について呟きたいと思います。

皆様、どんなテーマで書いていますか？

20年以上前、雑草（わたし）は少女漫画を投稿していました。初めて小さな賞をいただいた作品のテーマは、はっきり覚えています。

「自分らしく」

でした。一人称「俺」の元気過ぎる女の子を書きました。

――ある日、主人公は憧れの先輩に恋をする。

少しでも好かれたい一心で、『先輩に好かれるために自分を偽る』そして空回り。でも実は、先輩は素の主人公を知っていて、元々好感を持っていた。先輩から「無理して変わらなくていい。そのままでいいよ」と言われる――。

というような、少女漫画にありがちな話です。

雑草（わたし）の絵は下手くそでした。今もですが。なので、おそらく、この「テーマ」にいただけた賞だと思っています。（あとは今後の期待を込めて、だと思います。期待はずれで、ごめん）

で、ふと思ったのです。

ここ何年も、「自分らしく生きよう」「多様性を大事にしよう」って色んなところで言われてるな……と。そういう創作も多いな…と。

こういう価値観って、……20年前と、そんなに変わってない……？

みんな自分らしく生きれているなら、それがテーマにならない気がして。（あ、でも洗顔や歯磨きがテーマの作品が、あっても面白い？　いや、……雑草（わたし）には面白くできそうにない）

まあ、「女なら、おしとやかに。家事もできねば」「男なら、しっかりしろ」という、昔の風潮は、少しずつなくなってきているし、女の子でも一人称「俺」「僕」っていうのは、もう設定としては普通になっていますよね。

私は、不登校がテーマの小説を20年以上前に書きかけで放置しています。でも不登校に関しては、社会の価値観や対応が変わったので、当時のままでは掲載できないです。

そんな風に、変化することも多いけど。

根本的な、「人が価値を見出すところ」は、なかなか変わらないものなのかもしれません。

今から20年後も「自分らしく」をテーマにした作品が多いなら、人間は自分らしく生きるのが難しい生き物ってことに違いない。

……なんて思いつつ、次どんなテーマにしようかな……と、ぼんやり考えています。（私は、だいたい生と死を絡めるからな。たまには抜け出したい）

*****

そういえば、どこかでちらっと見たんですが。

「Web小説では重いテーマはあまり読まれない、何も考えずに読める娯楽・快楽的な話が読まれるんだ、そういう作品が多いんだ」

……って、本当ですか……？

私が読む作品は、テーマがしっかりしているものが多くて。

長編で「楽しい」だけだと、飽きないのかしら？　

いや、でも楽しい作品は面白いよな……。もう、いろいろ振り切ってる作品とか元気貰うよ。娯楽作品を好んで読んでいたとしても……何も考えてないわけではない気がしますが……。

でも……例えば、「ちょっと考えさせるテーマの話」ばかりになったら、みんなWeb小説読まないのかな？　そうなったら、カクヨムさん……潰れるの？（いや、潰れはせんやろ。雑草（ざっそう）は、何を言い出すんや。怒られるで）

……Ｗeb小説の謎は、深まるばかりでございます。

今の時代、情報も多すぎますからね……。

でも、娯楽も快楽も、ちゃんとしたテーマの一つ。

楽しい作品は、わくわくするのだ。

皆様は重いテーマの話って、どう思われますか？（そもそも、重いって何やろ……）

雑草（わたし）は重すぎると気分が暗くなるので、適度な話が好みです。（適度って言葉が一番曖昧なんだぞ）

気が向いたときにでも、教えていただけましたら嬉しいです。

それでは、

「楽しもう……！　カクヨム……！」

（これ、毎回言うつもり…？）