第11話「揺れる想いと、二つの告白」

 穏やかな日々の中、私の心には小さな波が立ち始めていた。

 いつも優しく、力強く私を守ってくれるレオン様。

 知的好奇心を刺激し、新しい世界を見せてくれるアレン宰相。

 二人とも、私にとってかけがえのない存在だった。しかし、その想いが友情以上のものなのか、私にはわからなかった。


 そんなある夜、二人が揃って私の家を訪れた。

「エリナ様。お話があります」

 改まった様子のレオン様が、私の手を取る。

「私は、あなたのことが好きです。この先ずっと、あなたの傍であなたを守りたい」

 彼のまっすぐな告白に、心臓が大きく跳ねた。

 すると、アレン宰相も一歩前に出て、私のもう片方の手を取った。

「私もです、エリナ様。私も、あなたを愛しています。あなたの隣で、あなたの未来を共に歩みたい」


 二人のイケメンからの、同時告白。まるで物語のワンシーンのような出来事に、私の頭は真っ白になった。

「くぅ~ん!」

 足元で、コロとコロスケが嬉しそうに鳴いている。

 どうしよう。私には、答えが出せなかった。

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