第2話 幻想
幻想大陸東方中原にある大国の冥、この大陸西方の国より、蒸気船が来航。
「なるほどね、すると戦乱か」
「だろうね」
「ふむ。結盟だな」
セシリアの結盟、構成員は約60万人、支援者は約80万人の巨大組織。
「山脈の民に渡したサンドガーゴイルがいきるわね」
「そうなるね。南は山脈の民に任し、シャルヴァーン王国は冥だね」
「恐らく草原の民も動く」
結盟の召集、全員は魔法騎兵、この緋の玉を与えられ、気まぐれな書を与えられ、この演習を開始。
シャルヴァーンも理解した結盟の規模、シャルヴァーン王家の予想外な規模に、支援者達から渡された様々。
「四大元素の召喚獣投入」
セシリアの得意分野の召喚獣投入、この最下位の召喚獣が無数、この為に諜報にいた様々が把握。
山脈の民は理解、魔法騎兵が60万騎、この力が支える。
セシリアの得意分野と結盟は成功、また冥の内乱が発生、軍閥にわかれた争いに発展、また極東の火の国に内乱。
「言わんこっちゃない」
「シャルヴァーン王国軍としては、冥の内乱に火種だね」
「みるなら」
大陸地図、このシャルヴァーン王国南にある山脈の民領、また細かく、鉄の民、森の民の二大が占める。
「演習は成功したが、この先だし」
冥の内乱より、軍閥の一つがシャルヴァーン王国に侵攻、時間帯はずれたも、山脈の民領に軍閥の一つが侵攻。
結盟の召集、この形に防戦に発展、初回の召喚獣投入。
魔法騎兵団4000騎、結盟魔法騎兵60万騎、約300万が進む。
「セシリア殿、力だな」
「である、結盟は力だ、無視はできない、また支援者達は多い、他に火種とは火の国、草原の民、西に海に民」
300万体の群れ、軍閥の一つはこのまま飲み込まれた。
山脈の民領に援軍、2回目の召喚獣投入が侵攻した軍閥の一つを飲み込む。
勝ったも、冥の内乱は変わらない、蒸気船が来航した後、銃を持った軍が来航。
「あちゃー、殺られてる」
「射程距離が長いのかな?」
「100m位」
「すると緋の玉を持つ魔法騎兵の気まぐれな書は約300mだから、勝てるね」
この形に幻想大陸は戦乱の時代に突入。
「幻想大陸西方ペダング帝国が、幻想大陸南方魔王軍を退けました」
「そう、他は?」
「幻想大陸西方聖教皇庁が、幻想大陸南方魔王軍領に上陸しました」
「北は?」
「聖教皇庁分領に、幻想大陸西方モーゼル帝国軍が侵攻」
「ありがとう。貴方は休んで」
伝令を休ませ、シャルヴァーン王家の第一王子がメイドと駆け落ち、次男は婿入り先に帰宅中、三男は芸術の都に留学中。
「あら」
「困った」
王位継承権の第一王子出奔、次男は婿入りに王位継承権を破棄済み、三男は芸術の都に留学中につき、四男のシャルヴァーンしかいない。
「あらまあ、四男のシャルヴァーンしか見えない会議の席ね」
「第一王子がメイドと駆け落ち、次男は婿入り先に帰宅中、三男は芸術の都に留学中」
「情熱的ね、祖国が不味いわ。幻想大陸西方、幻想大陸南方、幻想大陸北方に戦乱よ」
「東方は戦乱だしね」
国王アレベル・シャルヴァーンは茫然自失、王妃は気絶、近衛から伝令が来た次男が駆けつけた。
「兄者?」
「メイドと駆け落ち」
「不味い」
「さて、困ったわ」
会議の席、次男は婿入り先があり、会議の席は助言役、四男のシャルヴァーンが王位継承権から次期国王。
「どうしようか?」
「戦乱だし、幻想大陸中が争い、シャルヴァーン王国も例外ではないわ。西にある海を越えた先にあるペダング帝国が魔王軍に勝った、幻想大陸西方聖教皇庁が幻想大陸南方魔王軍領に上陸した、幻想大陸北方聖教皇庁分領に幻想大陸北方モーゼル帝国軍が侵攻」
沈黙。
「どうしようか?」
「帰って寝るか」
頭が痛い上層部、国王アレベルは茫然自失から急に立ち上がり、酒を飲み始めた。
「そうなるわね、仕方ないわ。シャルヴァーン、西にある海の民を征服するわよ。派手にいくわ」
「その先は?」
「草原の民と不戦を結ぶわ。後に幻想大陸西方ペダング帝国軍侵攻よ、幻想大陸西方に上陸するわ」
シャルヴァーン王国第十三代国王アレベルは廃人並みの酒呑みに、王妃は気がふれ、次男は両親の面倒、幼い12歳のシャルヴァーンが元帥と宰相につく。
海の民領に侵攻、海の民は無血開城、幻想大陸西方ペダング帝国領に侵攻計画、草原の民と不戦を進め、山脈の民と手を組むとサンドガーゴイルを分け合いつつ、この侵攻計画を是が非でも成功させるしかないシャルヴァーン王国の実情。
セシリアは結盟を動員、魔法騎兵の馬を降りた魔法下馬騎兵に黒の召喚獣上位ヨルムンガンドを動員、海の民を動員した大船団を興した。
「で、次は?」
「ペダング帝国領に侵攻しつつ、魔王軍領に侵攻しつつ、冥の内乱を防ぎつつ、草原の民を支援しつつ、山脈の民と南東を防ぎつつ、外交に勝つわ」
客将のセシリアの是が非でも成功させるしかないシャルヴァーン王国の実情と合わせた強引な力も、幻想大陸西方に勝てるかもしれないとは希望であり、長い年月の魔王軍に勝てるかもしれないとは希望であり、この力が進む。
ペダング帝国水軍と海戦、黒の召喚獣上位ヨルムンガンドを大量投入、狂気に等しい強行突破にペダング帝国領に上陸。
「布石は打った」
「ペダング帝国軍は?」
「退いた」
「次は魔王軍か」
魔王軍領に侵攻、この狂気に等しい強行突破に上陸、魔王軍領は混乱、ペダング帝国領は混乱、この中でセシリアは結盟を使い、裏外交、不戦を売った。
ペダング帝国、魔王軍から裏外交の現金、この資金に再整備計画、また支援者達を集めた西方と東方の貿易計画を進める。
「シャルヴァーン、これで一年は持つわ」
セシリアの狂気、結盟内でもヨルムンガンドの大量動員と魔法下馬騎兵による上陸、シャルヴァーン王国軍は支援位しかできない。
ペダング帝国領橋頭堡にメロン、魔王軍領橋頭堡にアイス。
「セシリア、多分、12歳の即位は無理と思う」
「国王アレベルは療養中、王妃は療養中、近衛にかため、時間を稼ぐのよ」
急激な拡張政策、貴族内も意見は真っ二つ、民衆は結盟による統制に抑えつつ、貿易は確かな富をもたらした。
だが文官達、役人達、女官達は不安で一杯、大臣達すら12歳に即位は早すぎると意見はでてる。
ペダング帝国、魔王軍から買った火縄銃、火薬、大砲、様々な品、この複製に取り掛かる。
シャルヴァーンは父親は廃人、母親は狂気、次男は両親の面倒と家族、難しい中、シャルヴァーン王国に亡命して来た冥の皇子と部下。
「シャルヴァーン、まさか」
「冥は大国だよ、僕らの国に断る力なんてないよ」
「シャルヴァーン王国国王アレベルは?」
「療養中よ」
「話は聞いている、冥の統一が必要だ、力を貸せ」
「難しいわね、冥とシャルヴァーンに国交がないわ」
「軍がある」
「兵站がないわ」
冥の内乱、シャルヴァーン王国の急激な拡張政策、幻想大陸東方は混乱、冥に上陸した銃を持った軍、また火の国に起きた内乱。
「くそ」
「まずね。交渉ね」
冥とシャルヴァーンの裏外交、また山脈の民は参加、海の民は参考役に参考、このシャルヴァーン王国は裏外交に冥を統一する計画になった。
冥統一はシャルヴァーン王国客将セシリア・シャル・レイヴンの副官のスイカが徒歩甲冑歩兵団を中心に進める。
「宿将は出したわ」
「セシリア、君は力もあるし、人材だって恵まれてる、なんで砂漠の貧しい国に力を貸す?」
「そうね。私達の祖国アルストロメリア連合王国は、アルストロメリア世界の終末に、移民できる世界を探してるの」
「なるほどね、シャルヴァーンを橋頭堡に移民できる先を探したい?」
「そうなるわね。シャルヴァーン王国は地理的に難しいけど、アルストロメリア連合王国を受け入れる結盟もあるし、正直な話は自治区でいいわ」
「わかったよ」
「ありがとう。問題は地理的な拡張政策と冥統一ね」
「内海の東を握った以上、ペダング帝国、魔王軍は黙らないし、草原の民も傾く」
会議をはさみ、この草原の民より亡命して来た一分隊。
「10名で亡命?」
「草原の民領に起きた洋生教団に敗北した敗残兵です」
「そう、話を聞くわ」
シャルヴァーン王国客将セシリアは有名、また犠牲を無視した召喚獣投入を知られ、鬼気迫る勢いと強かな裏外交に知られ、シャルヴァーン王国の凶将と知られる。
人材がないセシリアはアイスの使い魔の宿将を洋生教団方面に置く。
「専門家以外は難しい、並みの将軍では足りないわね」
「すると近衛の将軍?」
「無理よ。今は近衛はかためないと」
王制の死守、また王国の死守、また急激な拡張政策を推し進め、シャルヴァーンを動かす鬼気迫る凶将に、大臣達は難しいも、予算を組む。
「すると予算案はいいとして」
「でも」
「シャルヴァーン、王国の死守、王政の死守、貴族社会の死守、民の死守、外交の死守、軍の死守」
12歳もわかる、矛盾する位に押し進める力、また橋頭堡の二つ、方面軍の二つは内政を動かす。
セシリアの切り札、人狼化の契約、結盟内に更に上位の役職につく代わりに人狼化の契約を交わす。
文官達はシャルヴァーンが許したアルストロメリア連合王国の自治区、この為に鬼気迫る凶将が理解できる。
空間の歪みより少しずつ移民。
アルストロメリア連合王国はアルストロメリア世界の中央大陸に属し、周囲を天敵に囲まれ、同盟国は陥落し、アルストロメリア連合王国の公爵一族郎党の公国群は衰退する世界をどうにか維持してる。
結盟内とは違う、セシリア・シャル・レイヴンの持つレイヴン訓練隊、幼少から育成を中心に持つ古代の力を持つ組織も移る。
結盟は指揮下と追加、レイヴン訓練隊は手紙と音声を送れる。
「少し回復ね、シャルヴァーン、遺跡ってなに?」
「お祖父様の遥か祖先が天空から降り立った強面の女戦士からもらった遺跡」
「それって」
「多分」
遺跡を調査中、歪みを発見、シャルヴァーン王国は緊急時の召集、全会一致に歪みの先を得る為に傾いた。
膨大な移民、この他に遺品を中心としたアルストロメリア連合王国所属公国群が持つロケット、同盟国の敗残兵達が持つロケット、この新しい世界に生産する為に活動を開始。
「銃の生産は?」
「セシリア様、簡単にいいますが、火薬の生産は未解明、ロケットの生産は開始したばかり、アルストロメリア連合王国のあるアルストロメリア世界から異世界の中央世界に移民できたも、銃の生産は未解明から始まるので、今は一丁も作れません」
「なるほどね、簡単にはいかないか」
シャルヴァーン王国内にある冥方面軍は徒歩甲冑歩兵団を中心に進める、このロケットを習い、冥統一に活用する予定。
アルストロメリア世界の終末、この形を作るアルストロメリア連合王国所属公国群と本国は移民の毎回。
「アルストロメリア連合王国は魔法技術が高いのよ。シャルヴァーン王国に提供するわ」
「じゃあ、母親のその」
「うん。治るかも」
二人の治療、この王妃は治療が成功し、正気を回復。
「急に」
「母上、正気を?」
「みたいね。シャルヴァーン王国は?」
「無事です。セシリアの提供した魔法技術がありますから」
「彼女は要人よ?」
「ええ。アルストロメリア世界の終末から、アルストロメリア連合王国所属公国群と本国の移民先、同盟国の移民先を探していたと」
「なるほど、道理で」
「今は」
シャルヴァーンが説明し、即位に困る形、国王アレベルは廃人並みも、存命、シャルヴァーンは幼い、次男は婿入り先がある。
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