第3話 幻想大陸大戦

 幻想大陸大戦時代、シャルヴァーン王国と山脈の民、アルストロメリア連合王国と公国群と天空共和国が手を組む形にシャルヴァーン連合軍を結成。

 元帥にはアルストロメリア連合王国より、セシリアが就任、防戦に強いと定評があり、また結盟、レイヴン訓練隊を運用し、様々に強化する。

 魔法技術に長けたアルストロメリア世界の人々は、ロケットを実用化にこぎ着けると冥方面軍に採用。

 

 「ロケットって使えるの?」

 

 「そうですね。射程距離は100m位ですが、使えますね」

 

 「火縄銃って使えるの?」

 

 「現在はまあ、風の守護のない、妖精の鎧のない、生き物に」

 

 「博士、ふざけてるの?」

 

 「それが、割りと威力がなく」


 「意外ね。新兵器って割りにいまいちか、うーん。羅針盤は?」


 「生産中です」


 「よし、ペダング帝国、魔王軍に歪みを売るわ」

 

 裏外交、ペダング帝国、魔王軍は歪みの先を買った、この形に魔王軍は歪みの先に大移動、ペダング帝国が受け取る領土。

 この為にセシリアの鬼気迫る凶将は理解できる様々、シャルヴァーン王国は歪みを利用した裏外交に成功し、巨大な資金を手に入れた。

 冥統一に進む、この形に橋頭堡を外し、シャルヴァーン王国は洋生教団方面軍、冥方面軍にわかれ、陸海空の再編成。

 銃がいまいちな為に、シャルヴァーン連合軍はロケットを採用、この兵器は威力があり、一発、二発しか携帯できないも、兵に貴重品と扱われた。

 アルストロメリア世界のアルストロメリア連合王国と公国群と天空共和国は、世界をまたがる門に結ばれた大国家、シャルヴァーン王国内は終末世界を惜しみつつ、新世界を開拓中。

 

 「この銃って、威力ないし、射程距離は短いし、連発はできないし、クロスボウにカバーして」

 

 クロスボウ、この為にシャルヴァーン連合軍はロケットとクロスボウ、また冥統一は進み、冥の皇子はやっと帰宅できた。

 幻想大陸大戦時代の流れ、シャルヴァーン連合軍が採用したクロスボウ、この為に様々な外交先から銃を採用しろと要請が多く、しぶしぶと採用。

 

 「幻想大陸大戦時代、銃、魔法、ロケット、門、でその蒸気機関ってなに?」

 

 「蒸気の力に稼働する動力源です」


 「馬より使えるの?」

 

 「使えます」


 「よし、採用」


 結盟、レイヴン訓練隊はシャルヴァーン連合軍内、シャルヴァーン連合内に普及、この他に人口がアルストロメリア連合王国と公国群と天空共和国を合わせた計10億人を維持する大変。

 冥に火薬、銃、羅針盤、大砲を輸出、ペダング帝国と繋がり、様々に輸入と輸出。

 

 「シャルヴァーン、国王は?」


 「兄さんの事で、やっぱり」


 「まあそうよね、次の国王と信じてたのに、まさかメイドと駆け落ちなんて」

 

 シャルヴァーン連合内の有名な話、次期国王がメイドと駆け落ちした話、この為に次男、三男はびっくり、四男はまさかの展開。

 王妃は治療の末に回復、国王アレベルは治療中も、酒に逃げている。

 この他にセシリアの一族郎党は大貴族なのだが、軍人しかいない、他の国々はびっくり、まともに政治ができるのは当主位の武闘派。

 アルストロメリア連合王国と公国群は歴史の関係で超軍事特化型国家群、天空共和国もびっくりする貴族がひたすらに軍人をしてるという。

 シャルヴァーン王国内の貴族社会はカルチャーショック、政治、外交が少なく、軍に偏る。

 

 「しかし、人狼の私からしても、まさか息子がメイドと駆け落ちなんて、そりゃ酒を飲みますよ」


 「国より、妻を選んだ、凄い大恋愛」

 

 「シャルヴァーン連合は歴史上に元帥がアルストロメリア連合王国から、善くも悪くも魔法とロケット、さあ仕事よ」

 

 また馬車が牽引するロケット砲も採用、銃は兵の愚痴が入る、一発とクロスボウと同じなのに、扱いが大変で、天候に左右される我が儘な棒と。

 シャルヴァーン連合軍はあまり銃を使わない、ロケット砲を多用、ロケットを多用、魔法を多用、騎兵を多用、馬車を多用、善くも悪くも個性的な軍。

 

 「ペダング帝国より、シャルヴァーン連合軍元帥セシリア・シャル・レイヴンに話があると」


 「話って?」


 「ペダング帝国内にレイヴン訓練隊を置いてもらいたい」

 

 「すると何かしら、シャルヴァーン連合軍の援軍を出すと?」

 

 「ええ」


 「あら、なら」


 ペダング帝国内にレイヴン訓練隊を設置、この他にペダング帝国にロケットを売る。

 

 「偉い兵器を売るね」


 「ペダングの皇帝陛下、まあいいじゃないですか」


 「ペダングを盾にシャルヴァーン連合は生き残りたいわけか」


 「東は冥がありますし、中間はありがたいなと」


 「いいだろう」

 

 ペダング帝国、シャルヴァーン連合、冥の三軍が話し合い、二年間の協定を結ぶ。

 火の国の内乱を征した幕府、この他に火の国を征した幕府より、冥経由にセシリアに文が入る。

 

 「日が沈む国にいる聡明な元帥へ、異大陸から軍が来た、援軍を望む」

 

 三軍の協定に従い、シャルヴァーン連合軍は冥経由に火の国に援軍のサンドガーゴイル空軍を派遣、また火の国の幕府にロケットを渡す。

 異大陸は極東の更に東、このネアフロント大陸と呼ばれた。

 

 「1日に100体しか生産できないサンドガーゴイルを冥、ペダングに送りなさい」

 

 この伝達網を構築、シャルヴァーンが理解できるネットワーク上に火の国の幕府に侵攻した異大陸の軍が約80万、この形に冥の軍は火の国を盾に応戦を開始。

 シャルヴァーン連合、冥の北に広がる洋生教団、未知の兵器を保有していると把握済み。

 

 「空軍はだした。陸軍、海軍だ」


 「あれですし、傭兵部隊を雇われては?」


 「うん。傭兵か、しかしな」


 シャルヴァーン連合は予算が厳しい、傭兵部隊を雇用できる資金がない、また歪みの先の開発が多く、予算案もぎりぎり。


 「あれだ。空間倉庫だ」

 

 空間倉庫から金をだす、だが金がない、銀が多少、銅が大量。


 「雇えるか?」


 「レイヴン訓練隊から、傭兵部隊を」


 レイヴン訓練隊から傭兵、三軍の扱いから四軍制に移る。

 

 「陸軍は約30万、海軍は約30万、空軍はサンドガーゴイルと兵、傭兵部隊は計4個連隊か」


 3人の宿将、またアイスの宿将も帰還。

 シャルヴァーン王国よりシャルヴァーン国王代理、アルストロメリア連合王国と公国群よりセシリア、山脈の民よりドワーフのアトム、天空共和国より元帥のクロエ。


 「さてシャルヴァーン連合軍の先だ。三軍の協定に従い、北に洋生教団、南にシヴァ帝国、アイスが諜報中だ」

 

 「シヴァ帝国はあれだよね、古い国家」

 

 「ああ。古さでいえば冥並みだ」

 

 「草原の民を破った洋生教団」


 「数に勝る我々が勝つ」

 

 「で、シヴァ帝国、洋生教団が滅んだら、北と南の統治が困るわね」

 

 「また開発費を払うのはね」


 二つの勢力は消極的な応戦に決まる。

 書の火、風、雷があり、魔法騎兵達は好みに使用、結盟の計80万名、レイヴン訓練隊も含まれた。

 科学の新興、魔法も進む。

 

 「所謂のファイアーで、発射する大砲です」


 「なるほど、シャルヴァーン、貴方は使える?」

 

 「試すよ」


 ファイアーが点火、火薬が炸薬、砲弾を撃った。

 またレイヴン訓練隊、結盟の人口も順調に増える。

 空軍の派遣、火の国の幕府軍が苦戦する中、サンドガーゴイル空軍は空爆を継続。

 初年度より秋の10月、中央世界、幻想大陸大戦は複数の陣営に別れた。

 また異大陸の軍も複数に到来。

 幻想大陸西方ペダング帝国、幻想大陸東方シャルヴァーン連合、幻想大陸東方冥、幻想大陸極東火の国、この軍事協定勢力。

 幻想大陸西方聖教皇庁と分領。

 幻想大陸北方モーゼル帝国。

 幻想大陸西方諸島共和国。

 幻想大陸東方洋生教団。

 幻想大陸東方シヴァ帝国。

 また中立国陣営もかためる。

 セシリアの結盟、レイヴン訓練隊はビーストテイマーの力より獣を集める。

 シャルヴァーン連合内に正式採用されたダイヤウルフ、ペガサス、グリフィン。

 

 「そうね、所謂の膠着状態ね」

 

 シャルヴァーン連合内の膠着は理解できるも、ロケットや、ロケット砲が様々に活躍し、主な城塞攻略に活躍した。

 シャルヴァーン連合内の将兵は北と南に挟まれ、軍を二分し、方面軍に置く。

 結盟は大人用、レイヴン訓練隊は子供用、また終末世界のアルストロメリア世界から移民が完了し、この出入口の方面軍も置く。

 

 「シャルヴァーン連合としては挟まれた形、また終末世界の方面軍、空軍は火の国の援軍、予算案は難しい」


 「開発は進みましたが、収穫が足りない」

 

 「軍事協定内から調達するしかない」

 

 「渡すかな?」


 「倍に買う」


 シャルヴァーン連合内は歪みの先に食糧等の輸送、この大人口を満たす位、シャルヴァーン連合軍は予算案に苦しみ、空軍は火の国の幕府が払い、また輸送組織を冥とペダングが払い、また軍事協定内の大工場地帯を持つシャルヴァーン連合は重く判断され、様々な資源が集まる。

 シャルヴァーン連合軍は完全無欠に防衛軍、侵攻予算は1㎜もない。

 蒸気機関車の毎回、ロケット砲を搭載し、周辺を睨む。

 

 「来年度の予算だ」


 当然に膨れ上がる、また経済は好調、サンドガーゴイル空軍の他にペガサス、グリフィン空軍も追加。

 

 「増税はできないよ」


 「すると国債か」

 

 「あれか、国が借金漬けになる、悪夢の仕組み」

 

 シャルヴァーン連合軍は国債を売る、5年に一%を約束、この他に歪みの先にある世界を調査中。

 

 「すると借金を借金に返す自転車操業か」


 この形にシャルヴァーン連合内は予算案可決にわく。

 

 「すると造幣局か」


 この他にペダング帝国、冥は移民を進める。

 二つの世界にまたがるシャルヴァーン連合、軍事協定、また大移動した魔王軍。

 

 「ロケットランチャーはシャルヴァーン連合軍00式ロケットランチャー、多連装ロケット砲はシャルヴァーン連合軍00式多連装ロケット砲とする」

 

 こうなった、またレイヴン訓練隊に槍支給、ダイヤウルフ支給を決定した。

 ロケット技術、魔法技術、科学技術政策に予算を割り振り、教育、医療、福祉、介護に予算を割り振る。

 シャルヴァーン連合は会議制の封建主義、天空共和国より、民主化も必要ではと苦言も多い。

 また多連装ロケット砲より、自走式多連装ロケット砲、大砲を搭載した戦車を配備。

 銃の時代、この初年度の冬。

 圧倒的に勝ち進み、戦いは優勢になる。

 シャルヴァーン連合歴2年、次期主力の採用、この様々。

 中央世界、終末世界、開拓地世界の三個があるシャルヴァーン連合と軍事協定。

 ペダング帝国、冥、火の国は輸入を継続中。

 

 □□□□

 

 戦況は停滞中。


 「幻想大陸大戦時代、所謂の塹壕戦、方面軍もはりつき、早寝早起きとはいかないわ」


 「セシリア、兵の食料は?」


 「軍事協定4個の婦人会が大結集」

 

 「なるほど、なら」


 「男性は黙って、女性の問題だから」


 2年目になる大戦、将兵はこんなに長い戦争とは思わなかった。

 シャルヴァーン連合軍洋生教団方面軍は長大な塹壕戦、またシャルヴァーン連合軍シヴァ帝国方面軍は長大な塹壕戦。

 

 「シャルヴァーン、人が耐えれないのは寒さ、渇き、飢えよ」


 「渇きの水は足りてるの?」


 「天候制御に雨を降らしたし、足りてるわね」


 「うん。すると飢えだね」


 「そうね、また将兵にキャンピングトレーラーを配備するわ」


 馬車用キャンピングトレーラー、将兵から絶賛された切り札、軍事協定4個は馬車用キャンピングトレーラーを採用、一大革命に至る。

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シャルヴァーン戦記 @P0q1

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