1話 原作開始！ モブ！悪役の妹を守る？！そしてヒロインと変態ジジイの密会？
俺も高校生かぁ！
意外と時が立つのは、早かったな。
あっという間に高校生だな。
これで俺も晴れて桜岳デシィプリンド学園の生徒。
出る前に爺ちゃんに連写されて疲れたわ。
でも喜んでたみたいだから良かったぜ。
嬉しい気持ちで登校していた時。
男の怒声が響き渡った。
「おい、いいだろ？少し位お茶しようぜ？
女の子の手を強引に掴んでいた男の集団の一人と目が合った。合ってしまった。
「おい、何見てんだ！見せ物じゃねえぞ！」
じゃあこんな所でナンパすんなよ………
「嫌、離して。」
女の子の方は、涙目になりながら嫌がっていた。
良く見たらあの子って。
その少女には、見覚えが合った。
主人公のヒロイン達を寝取る悪役。
驚いた。登校初日から主要キャラに会うなんてね。
だが、今は、それ所では、なさそうだよな。
「警察を呼ばれたくなかったらさっさと彼女を
離した方がいいぞ？」
「あん？警察呼ぶ前にボコボコにしてやるよ！」
ﾄﾞﾝｯと強く頬を殴られてしまった。
その為、何の力もない俺は、勢いよく尻餅をついて
倒れてしまった。こいつ本当に殴りやがったぞ！
治安悪過ぎないか？
殴られた頬を擦りながら立ち上がりこう告げた。
「今のは、立派な暴行罪ね？
警察を呼ぶからそこで待ってろよ！」
そう俺が叫ぶと男達が動揺し始めた。
「おい、行こうぜ」
「あ、あぁ！こんな奴に構ってる程暇じゃねえからな」
暇じゃねえならナンパすんなよ？
数秒で矛盾してますよー？
一応殴られたので煽っておいた。（心の中で）
「あの！助けて頂きありがとう御座いました！」
そう言って深く頭を下げて来た。
「いえ、気にしないで」
「そうは、行きませんよ！何かお礼を」
「いえ、本当に大丈夫なんで。」
絶対に主要キャラと関わりたくねえわ
そう思って走って学校まで行った。
そうして学校に着き席に座る。
ちなみに今川恵梨香とは、クラスが同じだった。
当然だが声を掛けられたけど無視を決め込んだ。
「今から朝礼を始めるぞ！」
凛々しい声でそう発言した教師こそ
彼氏持ちヒロイン……
厳しそうな態度と清楚で黒髪ロングの
真面目な先生だったんだけど。
寝取られるんだよな〜。
そして順調に授業の信仰が進んでいった。
初日なので自己紹介や授業でこれから何をするのかなどの説明だった。
下校中、副校長を見つけた。
あいつって途中で消えるんだよな。
確か生徒に手を出したのがバレたんだよな？
だけど……あいつ鷹宮六花を寝取るのに協力
してたんだよ。悪役と一緒になって楽しんでやがった。地獄を見せてやる。
お前は、やっては、ならないことをしたのだ！
純愛を汚した！純愛を侮辱した！
ゆるさんぞぉ！！！！！
と言うことで副校長の後を追いかけて居たのだが。
とんでもない現場を俺は、見てしまった。
なんと。副校長と鷹宮先生がホテルの前で話していた。ビジネスホテルでは、あるがそれでも
ホテルは、ホテルだ。まさかもう、既にそんな
関係だったとは。原作では語られなかった
内容だね？そんな、訳ないんだけどな？
現段階では、鷹宮先生には、彼氏がいる筈だ。
それに、まだ一成は、登場していない。
それとも順番が違ったのか？
先に鷹宮先生を寝取ったのは、ずっと一成だと思っていたが副校長だったのか？
鷹宮先生がホテルの中に入って行く。
その、後を副校長がついていく。
二人が中に入って行った後、ゾロゾロと男達が電柱の後から出て来てコソコソ何かを話してた。
一体何をしてるんだと観察していたら
その中心には見覚えのある奴が居た、鷹宮六花の
彼氏だよな？ゲームで少しだけ登場したので覚えているぞ。何で彼氏が数人の男達とホテルの中に？
何だかきな臭くなって来やがったな。
一応念には念を入れるか。俺は、警察にホテルの場所を伝えて男達を追いかけて中に入るのだった。
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