第3話 新しい仲間として

 グレイアームが帰投して、他のアームズスカイも帰投すると、出迎えをクルーがみんなして来た。

 「凄いな。あの魔神カートン大尉から生き延びるなんて、、、」

 他のアームズスカイのパイロットも

 「凄まじい速さだった。おまけにクラビスを操りながら、あの戦闘か!?レベルが違い過ぎたぜ!」

 と褒めてくれた。


 ナビー艦長が

 「あの魔神カートン大尉から生き延びたのはみんな運が良かった!!カズマが居なかったら、今頃、艦も沈められていた。」

 ナビー艦長もご満悦だった。

 そして、

 「ようこそ!!連合軍アロンズスカイへ!!」

 と握手をカズマとした。

 「魔神はやはり段違いでした。このフレア=ハールトン博士が作ったグレイアームとフィナがいなければ、負けていました。」

 とカズマは言った。


 「しかし、魔神は何故あんな早く動けるんだ?」

 とみんな疑問を持った。


 するとカズマが

 「機体と一体化する技術を使ってると聞きました。埋め込み式のような感じで、、、」

 と答えた。


 「アームズスカイと一体化か、、、まさに戦う為の魔神だな。」

 アラン技師長もそう言った。


 ともかく、今日はみんな生き延びれたが、仲間が何人もやられた。

 艦内では、宇宙葬がおごそかに行われた。


 「いいか、私達は生き延びて、アルファナギア帝国に勝たなければいけない。亡くなった同じ仲間もその意思で戦ったはずだ。」

 ナビー艦長はみんなに気を引き締めようと言った。


 そして、カズマの入館式は静かに行われ、部屋を用意してもらい。休んだ。


 そして、カズマは寝れなかったので、飲み物を取りに行こうとして、女の子と出会った。

 「凄かったねー!あの魔神とやりあって、カメラもロングサイズじゃあなかったら、撮れなかったよー!!」

 「君は?」

 「ミラ。ミラ=グリーンウッド!!ミラって呼んで!君は?」

 「俺はカズマ=サーシャだ。カズマだ。」

 とお互いに自己紹介をした。


 そして、ミラに飲み物の場所に案内され、聞かれた。

 「アルファナギア帝国ってどういう国なの?」

 「貧富の差が激しい。皇帝の支配する国さ!」

 と答え、

 「理不尽に貧しい者は遊びで殺される。そんなところさ。」

 「アロンズスカイはどういうところ?」

 「みんな一体感はあるかな?でも、やっぱり、アルファナギア帝国とは違って、人数も技術も足りないけどね!」

 「ミラは家族は?」

 「私は戦争のジャーナリストになるって両親に言ったら、大反対された。だけど、今もこうして生きている。今日はカズマのおかげね!!」

 「一人っ子なの?」

 「そうだよ。」 

 「そっか。俺は両親と弟と妹が一人ずつ居たよ。」

 「だから、アームズスカイを持っていただけで反乱者と言われ、軍に殺された!」

 「まぁ、こっちに来て本当に良かったと思っているよ!」

 「ナビー艦長やミラ達にも会えたしな!!」

 ちょっとカズマは笑った!!

 

 そう言って、ミラと少し談笑して、お互いの部屋に帰って、寝床についた。


 「魔神カートン大尉か!?アイツは強かったなー!!もっと腕を上げないとな!!」

 

 そう思って、カズマは眠りについた。

 


 

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