第2話 グレイアームの実力

 グレイアームに乗って、宇宙に出た。外ではもう、戦いの真っ只中だ。

 多数のアームズスカイが飛び交っている。カズマは半サイボーグな為、脳を酷使して、グレイアームの出力を上げた。

 

 「まずはお手並み拝見だな。カズマ。」

 ナビー艦長は戦艦の映像を見て言った。


 カズマは出力を上げ、光の飛び交う中突っ込んで行った。

 「フィナ!行くぞ!」

 「分かりました。照準は私にロックさせて下さい。」

 「任せる。」

 人工知能のフィナがアルファナギア帝国のアームズスカイにロックをかける。

 タイミングを合わせて、カズマがビーム砲をドンッと放つ。

 「速い!!何だコイツ!!」

 と相手は叫び、ドッカーンッと一機撃墜。

 

 「次!!」

 今度は接近戦だ!剣で胴体から、ギーンッと言って真っ二つにする。

 まだ出撃してから、5分経つかどうかだ。


 「まさか、これほどとは、、、」

 ナビー艦長もスピードと命中の正確さに驚いている。それはアラン技師長も同じだった。

 

 「いくら、半サイボーグでも、これほど速い検算をして、相手をもう2機落とすとは、、、」

 アラン技師長も言う。


 「フィナ!流石だな!!フレア博士この機体をありがとうございます。」

 と言いながら、別なアームズスカイを追い、次々とビーム砲で撃墜する。


 艦内では、大騒ぎだ。

 たった一機のアームズスカイが6機のアームズスカイを撃墜するのだから、、、

 だが、一機違う反応のするアームズスカイが来た。

 「来たか!?カートン!!」

 と言って、グレイアームはスピードをさらに上げる。

 相手も負けていない。スピードが上がり、フィナを使っても、ロックが中々かからない。


 「アイツだ。アルファナギアの魔神カートン大尉だ!」

 (魔神の異名を持つ相手の実質、アルファナギア軍のNo.1と言われるエースパイロット。)


 「魔神か!?流石に速い!!フィナ!!背中のポッドを開いて!!」

 「はい。」

 背中のポッドが空き、中から二つの遠隔操作兵器が出た。これは脳波で動かすので、実質3機を動かすような物だった。


 「クラビス!!行くぞ!!」


 相手側も遠隔操作兵器を一つ出した。

 「このカートン、負けはせぬ!」

 

 カートンが「クラビスの扱いはパイロットの真の技量だ!!」

 と言った。

 お互いに当たらない。超スピードの高等テクニック過ぎて、周りの味方も敵も困惑している。


 カートンが

 「邪魔だ!!」

 と言い。剣で、アロンズスカイの機体を仕留めながら、クラビスと共にグレイアームを追いかける。

 

 グレイアームに乗ってるカズマも

 「これ以上調子に乗るな!!」

 

 クラビスでお互いにお互いの軍のアームズスカイを倒しながら、戦闘している。

 お互いの攻撃を避けては撃ち、避けては撃ちの戦いだ。そして、少し時間が経ち、花火のような物が来た。


 そうして、赤い信号弾が出た!


 カートン大尉は

 「良いところだったのに、あの新型のアームズスカイ、成長されたら厄介だ。戦いに遊んでないで、本気を出せば良かったな!」

 と言って、余裕がある口調で退却して行った。


 グレイアームに乗るカズマは

 「流石だ!魔神カートン大尉!全然当たらなかった!」

 「ハァッハァッ」と汗をかきながら、ナビー艦長のところへ、帰投した。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る