結局、小説の構造どうする?
ハリウッド映画は基本的にセーブザキャットに則っている事が多いんですが、我々はどういう構造で書くのがいいんでしょう?
まずは、chatGPTに聞いてみました(一部くりべが手直ししてます)
1. 起承転結(日本的な四部構成)
• 特徴:物語を「起=導入、承=展開、転=意外な展開、結=結末」で捉える。
• 小説での強み:短編や掌編で特に有効。読者に「起→承」で期待を持たせ、「転」で驚き、「結」で落とす、というリズムが日本的な美意識に合っている。
• 弱み:長編では「転」の部分をどう持続させるかが難しく、構造的な指針が弱い。
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2. 序破急(能・音楽由来のリズム)
• 特徴:「序=静かに始める」「破=展開して盛り上げる」「急=一気に結末へ」。
• 小説での強み:短い章やエピソード単位で使いやすい。たとえば一話完結型のラノベや、章ごとのテンポ作りに向いている。
• 弱み:全体構造としては粗く、長編全体をこれだけでデザインすると単調になる。
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3. 三幕構成(ハリウッド映画的)
• 特徴:「第一幕=導入と事件」「第二幕=対立と試練」「第三幕=解決」。
• 小説での強み:中長編における普遍的な物語の骨格。読者が自然に「これは物語だ」と感じやすい。
• 弱み:小説は映画よりも「内面描写」が比重を占めるため、三幕構成だけだと心理的な深掘りが薄くなることがある。
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4. セーブ・ザ・キャット(ハリウッド脚本術)
• 特徴:細かい「ビートシート(出来事のタイミング)」で展開を管理。
• 小説での強み:エンタメ小説やラノベに最適。読者を飽きさせないリズムを保証してくれる。特に「初期のビートで主人公が“猫を助ける”=共感を得る行動をする」などはキャラ造形に直結。
• 弱み:フォーマットに当てはめすぎると「予定調和」感が出てしまい、文学的な深みや独自性が削がれる危険もある。
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まとめ:小説へのおすすめ
• 短編・純文学寄り → 起承転結や序破急
• 長編エンタメ・ラノベ → 三幕構成+セーブザキャットのビートを混ぜる
• シリーズ物 → 大きな三幕構成を全体に敷きつつ、各巻ごとに起承転結でまとめるのが安定
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つまり、
• 「起承転結」や「序破急」はリズムの参考に、
• 「三幕構成」や「セーブ・ザ・キャット」は骨組みの参考に、
というふうに組み合わせて使うのがベストです。
ここまでがchatGPT君の見解です(一部手直ししてます)
ちなみに拙作の短編恋愛小説「冬灯かりのヒロイン」は起承転結の構造です。
1分で読めるので、良かったらどうぞ
季節の変化と二人の関係の変化を重ねつつ起承転結の構造になってます
https://kakuyomu.jp/works/16818792440634112209
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