第7話 トニのダンジョンでレベル上げ。


 俺は今ダンジョン2層目にいて野営場所を物色している最中だ、ソロなので見張りは出来ないが土魔法で壁は作れるのでその場所を探している。


 このダンジョンは洞窟と草原が交互に成っている不思議な所で2層は草原だ、草原に小高い丘を見付けその丘の下に切り立った崖が出来ていた、その壁に沿う様に土魔法で壁を作り4方と上にも壁を付け、空気穴的な小さな穴を1面に2個づつ付け、のどき穴的な役張を持たせる様にした。


 ここまでのダンジョンはスライムや蜘蛛にキャタピラーが単体で出て来たが、全て魔法で倒して来ている。魔法のレベルを上げる為に意識して遣っている事で、剣技はまだ使っていないがその内必要に成って来る筈だ。


 次の日には5層迄進んで来た。


 5層は洞窟で今だにスライムやキャタピラーの魔物しか現れないが、数は結構倒して此処まで来ている。そして洞窟の少し奥地に壁を作り出しここで野営をする。食料はパンと果物と干し肉が主食だ、水を木を繰り抜いたコップに出し食事にする。パンはまだホカホカで柔らかいし、果物も新鮮なままだ、俺にはその様な事が出来る魔法バック(多分異空間収納)が有る。


 食事も終わり久しぶりにステ-タスの確認をする。


  サトル(人族 13才)  レベル24  Dランク冒険者


 HP   1,500

 MP   3,000


 攻撃力  57

 防御力  62

 素早さ  39

 器用さ  36

 運    43


 装備   ・皮の鎧 ・皮の帽子 ・皮の籠手 ・片手剣

      ・皮のブ-ツ ・バックラ-


 スキル  ・剣技習得  ・全魔法 ・ステ-タス異常無効 ・知識習得

      ・生活魔法  ・鑑定 ・探知 ・冒険者マスタ-


 称号   ・転生者


 エキストラスキル  ・マジックバッグ(無限大)


 

 剣技  レベル5  ・スラッシュ ・受け流し ・横薙ぎ

           ・十文字切り ・二段突き ・三段突き


 水魔法 レベル4  ・ウォーターボール ・ウォーターシールド

           ・ウォータースピア ・霧 ・水流波


 風魔法 レベル4  ・空気弾 ・ウインドシールド ・エア-カッター

           ・フライ 


 火魔法 レベル4  ・ファイア-ボール ・ファイア-スピア

           ・ファイア-ウォール ・圧縮弾 ・ファイア-ボム


 土魔法 レベル5  ・落とし穴作成 ・壁作成 ・ア-ススピア

           ・土壌改良 ・壁硬化 ・道作成 


 無魔法 レベル5  ・身体強化 ・部分強化 ・視力強化 ・嗅覚強化

           ・感覚強化 ・魔力壁


 雷魔法 レベル3  ・サンザ- ・雷鳴 ・サンザ-ボム



 氷魔法 レベル3  ・氷作成 ・アイススピア ・氷の壁

           ・アイススピック



 時空魔法レベル3  ・ストップ(2秒間) ・クイック ・スロウ


 闇魔法 レベル3  ・ダーク ・暗闇 ・操り ・闇縛り


 光魔法 レベル3  ・ヒール ・状態異常回復 ・キュア ・ハイヒ-ル


 鑑定  レベル7  ・ほぼ鑑定出来る。(自分より高ランク者は鑑定出来ない)


 生活魔法レベル4  ・クリ-ン ・乾燥 ・流水 ・種火


 探知  レベル5  ・探知が出来る(500m)


「まぁ。こんな位だろう。強敵とも対戦していないし、ダンジョンの5層迄来ただけでレベルが 2も上がっていれば良しとする。魔法は万遍無く使う様にしているので全体が上がっているし。」と一人事が口を附く。


 5層で1泊して又進みだしている。


 ここからは魔物が単体だけじゃなく複数に成るとパンフに有った、気を付けて行く事にして探知に注力するが、洞窟はトンネル部分だけが探知できるが広範囲は出来ない様だ。


 最初に出逢ったのは水色のスライムと土色のスライムと遭遇した、スライムから行き成りウォーターボールが飛んで来た事に驚き、土色のスライムからア-ススピアが撃たれた事に気付くのが送れ左足の肉を抉られた。


 すぐさまヒ-ルを掛けて少し距離を取り、鑑定すると水色スライムはウォータースライムで土色スライムがアーススライムだった、どちらもスライムの上位種の様だ、水色スライムが水魔法を使え、ア-ススライムが土魔法が使える様だ。


 が、どうしてこんな所に魔法が使えるスライムがいたのか謎だ、兎に角サクッと雷魔法を飛ばし倒すが、その後は10層のボス部屋に辿り着くまで上位スライムに出逢う事無く着いた。


 10層のボスはオ-ク1体で、瞬殺して裏に出ると石碑が有る所に出た。


 パンフレットには石碑に触れる様に書いて有り触れて於く、そして11層の階段の方に進んで行くと、1組のチ-ムが11層から戻って来る所で、俺を見付けると「今から11層に行くのか?止めて於いた方が良いど何か可笑しい、11層にパンフレットに乗っていない魔物のオ-ガが徘徊していたので俺達は探索を止め、ギルドに報告に行くところだ、見るとソロの様だし悪い事は言わない止めて於け、命が有っての物種だど。」と忠告して来た。


 俺はその忠告を受け「分かった有難う。君たちの忠告に従うよ。」と言って一旦外に出て彼らと共にギルドに帰って来た。


 冒険者ギルドで俺に忠告を呉れたチ-ムは、心の翼と言うDランクチームで7日ほど前にこのダンジョン都市に来てダンジョンに入り、探索していたが5日で10層をクリアして2日休み、再度探索を始めた所で異変に気付いた事でギルドに報告に来る事に成った。


 





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