インタビュー書き起こし EP4
こんにちは私はFです。
あなたが⚪︎⚪︎さんですよね。(名前は諸事情により伏せる)
あ、はいそうです。あることについてのインタビューですよね?
はは、私オカルト雑誌が結構好きで、、、
こういうの正直憧れていました。
インタビューする場所も雰囲気があっていいカフェですよね。
家を改築したみたいな感じで、、、
気に入っていただいて何よりです。
A君から連絡は入っているのである程度の概要は確認済みですよね?
はい。そうですね。私もあの日の四人のうちの一人です。ただ、一つ気になる点があって、、あの連絡が来た後からA君が連絡をくれないんですよね。あの事件について話したせいで祟りが起きたのかと正直、、恐怖を感じます。
ははは、考え込みすぎですよ。
A君も社会人ですから、きっと忙しいんでしょう。ところであなたは、、、そうですね。
N美さんとでも呼ばせていただきましょうか。
いいですね。雰囲気が出てきました。
では、私からもあの事件について語らせていただきます。
あの事件での神隠しについての私の考えというか?直感では、あの神社を崇拝していた宗教が怪しいと思うんですよね。
この町にはなんて読むのかわかんない宗教があるんですよね。
神社のことを聖域と呼んで、毎日朝その方向に向かって崇拝しているようなんです。
正直言って気味が悪いですよね。
神社で遊んでいたら、その聖域で遊ぶなって信者らしき人に怒鳴られたこともありました。
なるほど。あなたはA君よりも詳しく情報を教えてくださるのですね。ふふふ。
では、なぜあなたは宗教団体が大事にしていたと思われるあの神社が無くなったと思っているんですか?
さあ、、、私にはわかんないです。そもそも今はあそこの神社の跡地すら覚えていません。
そもそもどうやって取り壊されたのか覚えていますか?
それすら覚えていませんね。
ただ、その神社が無くなる前から宗教団体が何か必死にデモをしているのは覚えています。
私から話せることはこれぐらいですかね。
Kちゃんのことについてのお話はありますか?
関係性なども教えていただけると嬉しいです。
正直いうとKちゃんとはあんまり仲が良くなかった。あの事件があった日も険悪なムードだったのを覚えてます。正直、いなくなってしまった時は因果応報だと思ってしまいましたね。
ざまあ、、って。
そうですか。私の調べた感じではKちゃんはいい子のようでしたが、、、。
だから嫌だったんですよ。優秀すぎて。
何事もわかってしまう。理解してしまうような彼女を私は少し煩わしく思っていました。
まあ、今日こうやってインタビューされるなら関わっててラッキーとか思っちゃいますけどね。
、、、もうそろそろ質問を終わりたいと思います。クッキーはいかがですか?
紅茶もぜひどうぞ。
わあ。美味しそうですね。
いただきます。
(咀嚼音がしばらく続くため割愛)
ごちそうさまでした。独特の味がするんですけど懐かしいような、、、そんな感じの味ですごく美味しかったです。
お口にあって何よりです。
では、最後の質問をさせていただきます。
あなたはあの時、Kちゃんを殺しましたか?
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