⚪︎⚪︎県Y町 旅記録
団地が広がっている。
昔は栄えていたのだろうが、今では空き地がちらほら見える。
周りに公園や公民館などの公共施設がなく、ただ家のみが連なっている光景は非常に奇妙である。
だが、私は唯一家ではなさそうな建物を見つけた。
ヨーロッパ和風の白い建物で、非常に上品な雰囲気をただ寄せる。
おや、窓から黒い影が覗いてきたようだ。
じっと見てるのがバレたのだろうか。
小さくも高級な雰囲気をただ寄せる看板には
羅生創生万物回生教と書いてある。
なんで読めばいいのだろう?
不気味に思い私はここをさることにした。
家ばかりと思っていたのだが、少し外れたところににカフェのようなところを見つけた。
私はそこで休息を取ることにした。
年季の入ったカフェは、雰囲気がとても出ていて心地の良いものだ。
私は景色を眺めるのが好きなので窓側に座る。
コーヒーを注文する。もちろんブラックだ。
ふと、声が聞こえる。
客は、私と、60代ぐらいの男性と、若い男性が二人で座って話し合っている。なので彼らの声だろう。
若い方の男性はなんだか焦っている様子だ。
そう思っていたら急に寝てしまった。
疲れていたのですかね。と60代ぐらいの男性が優しく声をかけながら彼を連れていく。
男とはいえ、機材と若い男性を60ぐらいの男性が運ぶなんてなんて力強いのだと思っていたら、私も眠くなってきてしまった。
あれ、ふとみれば、周りにはまだ客がいて全員机に突っ伏している。
もしかしてこのカフェのドリンクには何が睡眠薬でも------
以降記録が途絶えている。
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