第14話 騙された
「オラオラ」
「『サンダーショック』」
バリバリと広がる電気に足が空くんで動けない冒険者達。
「『サンダーバースト』!」
「グアっ!」
と魔法をかけられた『牙狼』のなんとかは倒れている。
「おい、誰がそんなことのために『雷魔法』を使えって言ったんだよ!」
「お、おまえは」
俺の顔を覚えていたみたいだな。
「昨日帰りにお前らのせいで怪我した奴がいてな?そんなことで魔法を使うんじゃねぇ!」
俺は怒っていた!せっかく冒険者のために探したスキルボールをこんなふうに使うなんてな!
「ぐっ、くらえ!『サンダーショック』」
「グッ」
「おら!お前に説教される覚えはないんだよ!」
「『サンダーバースト』」
「グアアアアッ」
「くっ!ったく、初級しか使えないくせに」
「ガハッ!く、クソッ」
まだ、やりそうだな。
「『サンダーショック』」
「ウガガッ!わ、分かった、やめるからやめてくれ」
「分かったならそれでいい」
と後ろを向くと、
「『サンダーショック』」
“パァン”と『サンダーショック』は弾かれる。
「『プロテクション』を張ってたからな!『サンダーバースト』」
「グアアアアッ!」
「や、やめてくれ!死んじまうよ!」
「死ねばわかるだろ?こんなことになったのが自分のせいだって?」
と足で踏みつけ冷たく言ってやると、
「わ、悪かった、すいませんでした」
「次やったら殺すぞ?」
と言って帰って行くと他の冒険者から拍手をもらった。
『牙狼』は行き場をなくした狼のようだった。
「あぁ、怖かった、なれないことはしないほうがいいな」
と久しぶりにあんなに怒ったことに恐怖を感じてダンジョンを出る。
更衣室で着替えて外に出る。
やはり俺はスキルボールを売ってるのが性に合ってるな。
と言うか流石に俺も初心者装備だったから攻撃を喰らってちょっと怪我をしたな。
革鎧も少し穴が空いてるし……ショップで買うか!
家に帰るとショップを出して、煎餅を食いながら色々と選んでいく。
黒オーガの革鎧と黒オーガのブーツ、ミスリルソードと黒の剣帯。
よしこれで2000万か、結構な値段だな。
だけど、売ってる初心者装備は『フィット』の魔法が付与されていなかったから着にくかったんだよな!
“ドサッ”と段ボールで届いたものを確認するとやはりいいものはいいな!
店でも取り扱ってみようかな?
そうだ、ネット通販できるようにサイトを更新して見よう。
パソコンを取り出して通販できるようにホームページを変えていく。
銀までのスキルボールも通販で買えるようにする。
気付くと父さんと母さんが帰って来ていてこちらを見ていた。
「ホームページを作れるのか?」
「まぁ、簡単な奴だけどね」
「凄いじゃないか!さすが我が息子!」
「まぁね」
「見せてみなさい」
「はい」
と母さんがチェックして色々と教わる。
ようやくできたホームページ、名刺も変えないといけないな。
翌日もホームページの手直しをして、色々とやっていると、ふと、装備を『合成』したらどうなるのかが気になってしまったので、ショップでミスリルソードを二つ買って『合成』するとミスリルツヴァイヘンダーという大きな大剣になった。
形も変わりカッコいいな。
鎧もシリーズものが売っているのでシリーズで揃えるとそれだけで素早さ+10だったりする。
そうだ、これを目玉に待ってこよう。
と言うことでできたホームページは何人かが見てくれたようで、マジックポーチを買ったりしている。
まぁ注目されないほうが簡単だしいいな。
段ボールも発注して『Mr.ボール』のロゴが印刷された段ボールを大中小と3種類揃えた。
東京でやれることはやっておく。
まぁ、帰っても同じだがな。
遠いから少し不便ではあるけど、
翌日は雨が降っているので帰るのをやめて、部屋でショップと睨めっこしていた。
武器・防具フェアなるものが開催されていてお買得と来たもんだ。
10億は使えるが、それ以上は今後のために取っておきたい。
さぁ。どれを買おうか。
聖衣シリーズ、天衣シリーズ、戦乙女シリーズと色々あるので迷うな。
よし、1着ずつ買おう!10億超えるがまた稼げばいいだろう!
これでホームページも、充実したな。
と早速売り切れが、と思ったら。
「エェー。全部売り切れた」
これは早く梱包して送らないとな。
ダンボールを出して綺麗に詰めてガムテープで蓋をする。
そして宛名を貼って、とこれだけで夕方までかかり、直ぐに発送する。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「やけに疲れてるな」
「父さんにも手伝って欲しかったよ」
「あはは、俺は会社で頑張ってるんだぞ?」
「バイト代100万でも?」
「それはやりたい!」
と馬鹿のような話をして母さんが帰ってくると、今日は外食らしい。
なぜかスーツを着せられ、高いとこに連れてかれるんだろうと思ったら。
「待たせたわね」
「いやいや、そちらがご長男の?」
「近衛宗治郎です。母さん?」
「なぁに?」
「騙して連れて来たな?」
「ディナーに連れて来ただけでしょ?そこに知り合いがいてもいいでしょ?」
「クソッ」
俺は騙されてしまった。
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