搾精日、怜奈が本気だ
今日は25日、男性には嬉しくもあり苦痛でもある日だ。
男性給付金の入金日でもあるが受け取るには精子提供をしなければならない。
上手く出来ているよな、飴と鞭、お金と搾精、まあ俺からしたら飴と飴なんだが。
という訳で普通なら学園にある搾精室に直接向かうのだが昨日の帰り際、怜奈に声を掛けられた。あれから名前呼び捨てになったんだよね。
「明日は搾精室に行く前に教室に来てくれる?もちろん警護官と一緒にね。警護官に話があるから」
なのでまず教室に向かった。
今日だけは警護官も学園に入れる。
このあと『特別』があるから。
もちろん警護官さんは警備という名の俺と腕を組み、その豊満な胸を押し当てている。
「おはよう」
「「「おはよう……っ!!!」」」
皆の目が警護官に釘付けだ。
まずは紹介するか。
「こちらが俺の警護官」
「特別警護官です。陽太様」
そんなに特別を強調しなくても。
この後何があるか皆知ってるんだから。生々しくなるでしょ。
「くっ、綺麗なうなじ、負けた」
「くっ、ミニスカスーツから見える太もも、負けた」
「くっ、目隠れてない、負けた」
「くっ、メガネ掛けてない、負けた」
「おっぱいデッカ!インナー着てない透けてる、負けた」
「みんな大丈夫?」
「ふっ、小娘に負けてはいられません」
警護官は何で得意気なんだよ。何と戦ってるんだよ。
それより彼女達のメンケアしないと。
一流メンケアラーの名が廃る。
「大丈夫、怜奈のうなじが一番だから。点数を付けるなら百二十点!」
「亜実の太ももが最高だって言ったよね?亜実も百二十点だよ」
「目隠れてないのもメガネも普通だよね?」
「俺はおっぱいの大きさよりデコルテが好きなんだ。だから皆負けてないと思うよ。今度見せてね」
ふぅ、こんなもんか。
「この身体、陽太様の一番ではなかったのですか…」
なんで警護官がダメージ受けてんだよ!
警護官にもメンケアだ。
「警護官さんも素敵ですって。点数を付けるなら八十点。完璧八十点ボディーですから!全部のパーツが八十点!」
「陽太様?それ褒めてます?」
「褒めてる、褒めてるでしょ。皆もそんな可哀想な人を見るような目で見ないであげて。そうだ!怜奈は警護官さんに話があるんだよね?」
「でしたら陽太様は先にトイレを済ませておいてください。話は聞いておきますので。陽太様は搾精前にトイレ済ませておかないと集中できないのですから」
「ちょっと!そんな事を皆の前で言わないでよ!じゃ、行って来るから。くれぐれも喧嘩しないでよ!」
トイレ済ませてこよ。
「話の前に教えてください。なぜ陽太様に呼び捨てにされているのでしょうか?私なんて今まで一度も名前で呼ばれた…」
何の話をしているのか気にはなるが、喧嘩だけは止めて欲しい。
またメンケアしないといけないのかなぁ。
◇◇◇◇
トイレから戻った。
ほっ、良かった。喧嘩はしていないようだ。
「陽太様、搾精提出の時間が迫っています。さあ、行きますよ」
ガシッ♪と腕を組みいつもの警備態勢になる。
ただいつもと違うのは、逆側に怜奈がいるんだ。それも腕を組んで。
「えぇっと怜奈?このままだと搾精室に着いてしまうのだけど…」
「この前、頭撫でてくれた時にお願いしたよね?搾精のお手伝いしたいって!それで『うん』て言ってくれて」
「陽太様に頭撫でてもらったの!?」
「警護官さんウルサイ」
「うぅ、陽太様、最近私の扱い雑ですよね?」
あぁ、思い出した!
確かに何かお願いされたな。
まさか搾精のお手伝いとは。
だから警護官に話があったのか。
「怜奈、本気なんだよね」
ここはもう搾精室のベッドの上。
コクリ、と頷く怜奈は本気だ。
「では怜奈さん、私と同じように下着姿になりましょう。さ、早く」
「え?こんなの私の知ってる搾精じゃない。ただ淡々とシコシコするものでしょ?下着姿なんて見せたら男性は怖がって…無いの?」
え?これ普通だよね?
最初から搾精の時、警護官は下着姿だったよ。
「くっう~!やっぱり警護官さんの身体は良いよね。出るとこ出てるし…」
「ほら、陽太様は喜んでくれていますよ。この時だけは褒めてくれるのです。あなたはオカズになりたいと言ったのですよね?あなたの本気はその程度なのですか?」
「私やるわ!見て陽太くん。私の事好きにしていい…よ」
うぉっ、この前の透け透けパンツ!ブラも透けてポッチも見えてる!
エッロいな。
「陽太様、彼女の身体を好きにしていいのですよ。大好きなうなじを舐めて吸って、顔を埋めて果ててください」
はぁ、はぁ、これはヤバい。
舐めて吸って、怜奈も「あん♡」とか反応してくれるし最高だ!
「怜奈さん、見てください。いつもより大きくなってますよ。もうすぐですね。陽太様頑張ってください」
うぉ~!怜奈~!
「お疲れ様でした陽太様。では帰りましょうか」
搾精日は男性に授業は無い。
帰ろう。
「そうだね。帰ろうか
「えっ、陽太様が私の名前を…はい!帰りましょう、ギュー」
警護官さんが精子提供している間に怜奈から言われたんだ。警護官を真理さんと名前で呼んであげてって。
ただ名前知らないから呼べなかっただけなんだよね。最初に聞くタイミングを逃したら聞けないよね?
嬉しそうに腕を組む真理さんはいつもより近かった。
◇◇◇◇
「ちょっと怜奈!どうだったのよ!」
「凄かった♡濃いし多いし、おっきかった♡あんなの入らないよ♡はぁ♡」
「「「「入らないの!?」」」」
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