添い遂げると誓った姉属性エルフとの日々 〜キミが私と生きると言ってくれたから〜
ほしのしずく
第1話 朝の始まり
//SE 朝の環境音(遠め、小鳥のさえずり、川のせせらぎ)
//SE ページをめくり、ペンを走らせる音
(グレーフィアの息遣いが微かに響く)
//SE ペンを置いて、本を閉じる音(ゆっくり)
「……もう少し寝顔を見ていたいのですが」//右側遠め、吐息まじりのひとり言。
//SE 椅子が軋む音(グレーフィアが立ち上がる)
//SE 足音(革のブーツ、右側から近づいて、ベッドの前で止まる)
//SE ベッドが軋む音(2回、手をついて、足をつく)
(息遣いがゆっくり右側から、左側へ)
(息をのんでから)
「おはようございます」//左側耳元、囁くように。
//SE 布が擦れる音(主人公がベッドで姿勢を変える)
「……起きたくないのですね、うふふ」//正面、柔らかく微笑む。
//SE 頭を撫でる音(優しく)
(グレーフィアが主人公の顔を見つめる)
「ふふっ、目を擦って♪ これじゃ可愛い熊さんね」//正面近距離、長い耳に髪を掛ける感じで。
//SE ベッドが軋む音、布が擦れる音(グレーフィアが離れる)
「もう少し寝かせてあげようかなと思ったけれど、そろそろ朝食の時間ですしね」//正面、慈しむように微笑む。
//SE 足音(グレーフィアが立ち上がる)
//SE ベッドが軋む音(主人公が体を起こす)
//SE 靴を履いて立ち上がる音(主人公)
「顔を洗ってきたらどうかしら?」//さりげなく。
//SE 足音(グレーフィアが主人公に近づく)
//SE 布が擦れる音(グレーフィアと主人公の衣服が触れる)
「こ・ぐ・まちゃん♪ フッ」//右側耳元、1音1音箔をおいて息を吹きかける。
「うふふ♪ 顔を赤くしちゃって可愛い♪」小動物を見つめるように。
「もちろん、私も一緒にいきますよ」//余裕たっぷり木漏れ日を感じさせる雰囲気で。
//SE 布が擦れる音(ロング丈のスカート)
//SE 足音(2人分、主人公先行、厚底ブーツ。少し遅れてグレーフィア、ブーツで軽やかに木の床を踏む)
(楽しそうな息遣い)
「あっ、少し待って下さい」//後ろから、何気ない感じで。
(主人公が振り向こうとする)
//SE 布が擦れる音(グレーフィアが後ろから主人公をギュッと抱き締める)
「……隙あり」//後ろ左側耳元、優しく。
//SE 布が擦れる音(主人公が驚いて距離を取る)
「ふふっ、ドキっとした?」//正面、いたずらっぽく微笑む。
「ドキっとしてないし、隙なんてない? うふふ♪ 本当にそうかな〜? 昨日の夜だって……ふふっ」//意味深な感じで。
「ただ、一緒に寝ただけ? ふーんそうなんだ……何も覚えていないのね……お姉さん悲しい」//敢えて棒読み。
(主人公が少し腹を立てる)
//SE 足音(主人公)
//SE 扉を開ける音(ドアノブ捻るタイプ)
//SE 布が擦れる音(グレーフィアが主人公の袖を掴む)
「なーんて冗談よ♪」
「ごめんごめん。ちょっとからかい過ぎたわね♪ そう怒らないで」//少し慌てる感じで。
「それくらいに幸せってことよ♪ こんなオバサンエルフと一緒になってくれる人がいるってことは――」//少し憂うように。
「うふふ♪ イヤね〜! 歳を重ねると感傷的になっちゃうんだから……」
(切り替えるように、素早く息を吸って吐く)
「では、森に行きましょうか♪」//包み込むように。
「あ、そこに掛かっている
(主人公が足を止めて、壁に掛けた魚籠と釣り竿を取る)
//SE 布が擦れる音
//SE 魚籠と壁が当たる音(木製)、竿を取る音
「って、魚籠が魚を入れる物って知っていますよね♪ ふふっ、私ったら」
(主人公が釣り竿で大物を釣る仕草をする)
「そうでした! もう何回もお願いしていますもんね」
「では、今回も大物をお願いしますね♪」//茶目っ気たっぷりに微笑む。
//SE 足音(2人分、グレーフィアが少し前を歩く。木の板から草を踏む音に変わる)
//SE 扉を閉める音(捻るタイプドアノブ)
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