F

「書きたいものを書けば良い。それがぼくの答えだ」

「はぁ? 読者を無視しろってこと? なめてるでしょ!」

「ちがう! 君が書きたいものが、読者が求めているんだ!」

「あのさ、私の頭の中が読めるわけでもないのに、なんではっきり言えるんだよ!」

「今まで君が書いてきた作品を読めばわかるんだ。だから言えるんだよ」

「でもこれ、AIに書いてもらったんだよね」

「!」

「因みに私が書いていた作品はこれ」

「……」

「これでも書きたいものを書けば良いと、言えますか?」

「ごめん……駄目だよこれじゃあ」

「……はい、そうですよね。やっぱり」

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