方程式

「おなかへったね」


「うん……」


「そういえば今期の期末試験方程式らしいよ」


「どうしよー。全然範囲できてないよ」


「方程式の解き方、教えたげる」


「マジでー。ありがとー」


「牙に鳥を足すと?」


「鴉だねぇ」


「鳥から一を引くと?」


「烏だねぇ」


「つまり牙と−一は同じってことね?」


「うわ、そういうことか!!」


「百舌鳥=百舌も成り立つじゃんね」


「鳥は0か」


「烏は−一ってことだ」


「烏は0に足らず,恐るるに足らず!」


「でもカラスにウチらの弁当盗られたのは確かだけどね.」


「うぅ……」


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