encounter 8-1





空き教室は小春ちゃんと私のお気に入りの場所となった






中庭が隣にあるので春の優しい風も空き教室に吹き込んでくる






カフェでテイクアウトしてきたサンドイッチを2人で食べて後、絵を書いてイラストを描いて各々過ごしていた






特に誰からも話しかけられることなく落ち着いた空間を手に入れのだ






小春ちゃんは被服部の集まりがもうすぐあるらしい。それまでの繋ぎので空き教室で過ごしていた。






「じゃあ咲ちゃん!そろそろ行くねっ!」





小春ちゃんの声にスケッチブックから顔を上げる。イラストを描くためのタブレットやスマホを鞄に片付けながら私の方を見た






『うんじゃあまた明日ね。』






腕をブンブン振りながら小走りで後にした






転けないのかなと心配になりながら小さく手を振って返した。気をつけてねと心の中でいいながら



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