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るんるんという効果音が付きそうな足取りで後ろに手を組みながら歩く小春ちゃんについて行く






これから過ごす場所に案内してくれるらしい







「じゃーーん!ここです!」






ニコニコしながら手を広げてひらひらしている。可愛らしい






小春ちゃんが案内してくれたのは空き教室だった





他の塔の教室の机より少し古めの机たちが乱雑に複数置いてある。授業で使う教室ではないやうだ







「前被服部が終わった後にたまたま見つけてさ。美術部の先輩とたまたまあってここ使う人たまにいるくらいで人もあんまり来ないし、美術部の準備室とも近くていろいろ画材とか取れるから咲ちゃんにもいいかなと思って」







美術部は準備室があり画材や道具がある程度は使い放題だ。美術部の人は出入り自由で画材と道具は使い終わったら返却する形だ







小春ちゃんは絵も描きたいと思っていたので過ごす場所と描く場所を同時に見つけてくれたのだ







『ありがとう。小春ちゃん』







『んーん、喜んでくれると思った!よかった』






少し照れたように俯き気味に小さく体を交互に動かしていた

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