正直、これが高校生の作品だとは信じられません。老成した文章。人生2回目?と思う位。
日本の未来は明るいですね。
言葉のリズムや比喩の巧みさ、会話の自然さに加えて、人物描写の繊細さまでが際立っています。
夜の喧騒のなかで生まれる偶然の出会いと、その中にある小さな優しさや戸惑いが、まるで映画のワンシーンのように鮮明でした。
缶詰という一見取るに足らないモチーフが、登場人物たちの心の揺れを照らし出す軸になっている構成も見事です。
高校生の感性とするにはあまりに成熟していて、感動と同時に悔しさすら覚えるほど。
これを書いた方の今後が本当に楽しみです。