第6話 薔薇色の未来!?

AIが人間に代わってできる仕事が増えてくれば、

そのAIを操る者は、

いわゆる実務をしなくても、

プロンプトを入力さえすれば仕事が成り立ち、収入が得られる。


そして身の回りの生活を賄う作業、

食事を用意したり、掃除洗濯をしたり、

これらもAIがサポートしてくれるなら、

ロボティクスがさらに高度に進化して、

ヒト型のお手伝いさんロボットが開発されるならば、

人間は遊んで暮らしていける。


楽園!?パラダイス!?

薔薇色の未来!?


どこかで見たようなSFの設定。

これが実現しようとしている!?

ほんとかな?


そもそもAIにできる仕事なら、

わざわざ他人ひとに依頼しなくとも、

スマホひとつあれば、

専門知識など持たないような誰にでもできてしまう、

その方向に技術開発が進んでいるのでは。


実際にモノを作り出したりするわけでは無い、

知識と経験で結果を出していた仕事、

弁護士とか会計士とか、

過去の判例とか、事例に基づいて結果を導き出す仕事は、

正にAIの得意分野なのでしょうね。

現在は、まだまだ誤った結果が出されてくることもあるから、

結果を鵜呑みにせず、専門家による検証も必要らしいが。

私の本業の業界に関する回答でも実感しています。

今のところは、ね。


エンタメ方面、小説、マンガ、映画などが、

商業作品の既製品に、即席のパーソナル作品が取って代わり、

プロ製作者が必要無くなり、

スマホだけで大多数の大衆のニーズを満たす、

この件は前回までに述べた通り。

まだまだ未熟で、誤りが含まれて、真の新鮮さが感じられず、

本物思考の私には満足できる結果は得られない。

そう言っていられるのも今だけなのであろう。


現行の資本主義社会の構造が、

根本的に崩れる事態にはならないのか!?


失われる多くの職種に代わって、

新しく必要となる仕事としては、

AIを開発、管理、運営する仕事。

今のところ、関連企業の株価は鰻上り。

関わる技術者も引く手 数多あまた

ところが、近い将来、

これらもAIが行えるようになると言う。

開発は、指数関数的に進歩して、ついには、、、。


恐ろしやシンギュラリティ。


ここまでくると、国家の生業、行政、立法、司法において、

AIはどこまで関わってくるのか。


そうして、宗教とか、信仰とか、人の心の琴線を震わせ、

人間の行動の規範にまで影響を与えるようになるのか。



私の杞憂は、カウントダウンが始まっているとしか思えない。

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