作らないんですか?
見てしまったら最後。先が気になってしまう…こんな気持ちにされた私…藍詩さんにはこの気持ちにしたことをさんげの函に入れて謝ってほしいものです…そうしたら何が起きるのか…
おまじない特有の本当に効果があっての結果なのか、それとも偶然が重なっての結果なのか。そんな不思議な感覚を味わえる小説だと感じました。その感覚が相まって少し不安の残るホラー感と、現実にもありそうな出来事があり、とても面白いと感じました。
まだ決定的な超常現象は起きていないのに、何かがおかしい感覚が読後に残るドキュメンタリー風ホラー。取材者がどこまで踏み込むのか、おまじないの正体はなんなのか、不気味さを増してく取材の行き着く果てが恐ろしくも楽しみになる怪作です
読んでいるうちに背筋がぞくっとして、思わず息を呑みました。でもその怖ささえ心地よく感じるほど物語に惹き込まれて、最後まで目が離せませんでした。怖いのに面白い、あの独特の高揚感を久しぶりに味わえた気がします。近所にあるお地蔵さんの姿が重なって、物語の気配がすぐそばに寄ってくるようで、見慣れた存在だからこその臨場感や日常の情景描写、会話の空気もその世界にそっと引き込んでくれるようで…特にお地蔵さんの話がすきでした。
静まり返った部屋に紛れ込む得体の知れない気配。読んでいると背筋がぞくりとし、なぜか笑ってしまう奇妙な物語。読後に残るのは説明できない余韻だけだ。それでも目が離せない。