アウトロー日記
ラーメン店長
第1話 転勤
太陽系第三惑星地球、そこでは国々が戦争をしていた。事の発端はある一人の科学者がこことは異なる世界、つまりマルチバースがあるという。その結果、各国の大馬鹿どもがその世界に進出したいと言い出し、ついには戦争にまで発展した。終わることのない戦争に……
「クズども戦闘準備だ!準備しろ!」
「イエッサー!」
俺は地球のアメリカ出身のオメガ。この物語は俺が実際に体験した不思議な出来事を書いたのものだ。
「オメガ、また日記書いてんのか?」
こいつは戦友のシグマ、いつも絡んできてムカつく男さ。
「なにか悪いかシグマ?」
「軍曹に怒られるぞ、速く準備しろ。あと5分以内には着陸だからな」
「分かったよ。NCは何処にいる?」
「デッキに全ているよ」
「了解」
俺は、戦闘準備をするために装備を整え向かった。
「全員搭乗しろ!」
俺は巨大なロボットを見上げた。このロボットは通称「NC」と呼ばれており、戦争を終わらせるのには人の手だけでは足りなかった。だから科学者たちは英知を結集して作った、二足歩行型ロボット「nuclear」。核に匹敵するほどのパワーがあるからその名前だ。そして、俺は戦場の最前線に立ち敵を攻撃する、リーパー隊に配属されていた。リーパー隊は特別な部隊であり、僅か八名しか選ばれない。俺はその中で八人目に選ばれた。
「いいか貴様ら!我が軍はもう少しで総帥に辿り着ける。だから、敵の後ろに降りて叩け!挟み撃ちにするのだ」
内容はこうだった。敵国で内乱が起き隙が出来たため一気に攻撃をして終わらせる作戦だった。だいぶゴリ押しな作戦だ。
「また、危険な任務を任されたな……」
「分かったら返事は!?」
「サーイエッサー!」
「よし、降下準備!」
デッキの扉が開き外の光景が見えた。だが、灰色の煙と黒くてデコボコの土、飛び交う銃弾の音に悲鳴と怒号……いい景色とは無縁なところだった。
「さぁ、NC八起きてるか?」
「はい、パイロット。今日もいい天気ですね」
「これがいい天気に見えるなら世も末だな」
その時、一斉に射出された。
「行くぞ!」
銃弾の嵐が降りている俺たちの部隊に飛んできた。
「機体の調子は問題ありません」
「それはよかっ……たよ!」
着陸したと同時に舌を噛みそうになって危なかった。
「よし、奴らを蹴散らせ!全員突撃!」
軍曹からの指示が出た。
「ガトリングの準備はいいな?」
「いつでも」
「なら撃てー!」
目の前で敵がどんどん大破し死んでいく。まるでゲームをしているようなものだった。聞こえるのは排莢音だけだった。
「砲撃がきます」
「フルアーマーだから問題ない!」
俺たちリーパー隊は普通の「NC」とは違い、装甲が分厚く百八十ミリ砲でもびくともしないのだ。案の定、当たっても問題はなかった。
「このまま撃ち続けろ!」
だが、どれだけ弾があっても銃身を休ませなければすぐに壊れてしまった。
「次のおもちゃだ!」
今度は両手に機銃を構えて掃射を始めた。だが、ガトリングとは違って弾はそんなになかった。
「ちっ……弾が減ってきた」
その時、軍曹から通信が入った。
「ぜ……そこ…………ら……逃げ……」
敵のジャミングでよくは聞こえなかった。その時に俺は退却しとけばよかったと今でも後悔してる。
「おい、なんだあれは……?」
空に浮かんだ謎の光、それは核兵器だった。
「パイロット!こっちにきます、回避行動を!」
だが、フルアーマーのせいで俺は思うように動けずそのまま核兵器の爆発に飲み込まれてしまい俺は死んだ。いや、死んだはずだった。
「パ……ロッ……!」
「パイロット!」
「う……」
俺は相棒の中で目覚めた。
「なにが……起きたんだ……」
「パイロット!外を見てください!」
「外……?」
相棒は俺に外を見ろと催促をしていた。俺はコックピットから出て外に出た。そこは……俺の知っている風景ではなかった。
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