柴山康介 その8

昔の友人

───────────2015-06-07──────


昔、コウスケくんという友達がいた。小学校の児童センターで仲良くなった子で、記憶力がよくて車が好きな子どもだった。ぼくは彼と一緒に帰宅する時、車道を通る車で気になるのがあると、コウスケくんに「あれはいったいなんだい?」と聞くと、「あれは○○の○○○○○だ」と教えてくれた。彼の知識量にぼくはなんともホレボレしたもんです。先週の月曜日に、そのコウスケくんが亡くなった。さっきまで葬儀と告別式だとかに参列していた。彼は自動車メーカーの社長になっていた。死に顔は年相応の壮観な中年。・・・・・・でも、彼は夢をかなえたんだなぁ。車、好きだったものなぁ。ぼくは彼との思い出をこうしてブログにしたためます。コウスケくん、安らかにお眠りください。

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