誰の為?大切な人の為に俺は動いてるんだ!!

篠崎 ムツ

第1話 村の襲撃、自分の生い立ち

 こんにちは、俺はヒカル!ノイ・ヒカル!農家で育ち、小さな村だけど、のんびり楽しく父親の手伝いをして、貧乏だけど、幸せな16歳!


 母は知らないけど、父親に育てられ、毎日、村のみんなと仲良く暮らしています。


 父親の名はノイ・ノーマン。小さい村だけど、農家と村の子供達に読み書きの先生もやっている。そのお陰で、みんなは読み書きとお金の計算はできている。

 

 そんなのんびりした日々を過ごしていた、ある日、、、あいつらがやってきた。


「ここを、焼き払え!農作物は全部しっかり奪えよ!」


父親が


「ヒカル!ここに隠れろ!お前はここで隠れて、子供達を守るんだ!」

 子供達とうちの家の秘密の地下室に避難して、何とかやり過ごせたが、、、

 村は壊滅。一晩で俺達以外はみんな見境なく、やられてしまった。地下室のドアを開けたら、凄い匂いでいっぱいだ。子供達は泣いて、俺がしばらくなだめていた。

 そこで、地下室で落ちている手紙を見つけた。地下室なので、隠れた時は暗くて見えなかった。落ちている手紙を読むと


「ヒカル。この手紙を読んでる頃は、俺達が予言によって、もうこの世には居ないだろう。そこで、真実がある。

 お前は5歳の時に別の世界の何かに託された子供だ。気付いてないだろうが、背中の首近くにアザがある。それが別の世界から来た証だ。

 この手紙を見て、困ったら、王都にいるホルト商会のホルト・ハートを頼れ。ノーマンが予言の日が来たと告げれば、分かるだろう。子供達と一緒に行けば分かる。」

 

 と書かれていた。とにかく、子供達を安全に王都まで連れて行かないと、、、

 

 幸い、王都までは近い小さな村なので、子供の足でも、川沿いに行っても、2日あればたどり着くだろう。


 川沿いに行けば、飲み水に困る事はないし、魚も父親から教わった罠で取れるし、川沿いに森があるので、枯れ木で火にも困らない!子供達をなだめて、川沿いのルートで王都まで行った。

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