赤い月は消え、白昼のこと

 麦わら帽子の医者

「何やってんだお前え!!!」

  ドーン!!(効果音フォント)

 私

「申し訳ない……」


 普通に寝坊した。


 結局、03:00時まで月を観測していたが、2時半前には既に雲に隠れされて見えなくなっていた。

 皆既食の直前であった。

 悔しすぎないか?


 伝奇風黒髪ロング美少女にも合わなかった。

 何故だ。


 しかし別の物には会った。

 猫。

 尾はなく、白の少ない白黒で、足袋を履いていた。(足先の毛並みが白いこと)


 消えていく月の下、金色の獣眼と見つめ合う……

 私はふと思った……

(こいつか。時々、玄関先に『お土産』を置いてく奴は)


 さて、この出会いをネタに作品を企画するとしたら。


 皆既月食の丑三つ時、セーラー服の少女と出会う。

 無粋な強すぎる街灯が裏路地に彼女をぽつんと浮かべた。

 黒のシックで上品な袖から覗く手は白磁のように滑らか。

 しかし、その柔肌は何故か足元にも見えた。

 靴を履いていないのだ。

 そして、スカートは荒々しく引きちぎられている。

 まるで何かに食いちぎられたかのように。

 眼が、会う。

 それは金色の瞳に細く縦に鋭い瞳孔。

 人のソレではなかった。


 よし。

 こんなんで良いだろう。

 書き出しはずばりこうだ。


「確かに見たんだ……。目だけが光っていた……」

「あなた疲れているのよ」

  ♪~不穏なBGM


 SFミステリドラマ × 現代ファンタジー × 猫耳セーラー服美少女です。

 どうぞ。

 ボツ?

 はい……。




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