皮肉の効いたハードボイルド
- ★★★ Excellent!!!
ハードボイルド小説は最近はすっかり下火に思えますが、こういう表現の仕方もあるのかと膝を打ったストーリーでした。
いち読者として、シンプルに好きです。
三日三晩、巨大な魚と格闘した老漁師の著名な小説をふと思い出しましすが、主人公だけの戦い方を観察していた存在こそが主人公の戦い方を難しくするAIという存在であったという皮肉も素敵です。
部屋の情景がが贅肉のない筋肉質な描写で、だからかえって主人公のイメージが沸き立つ気がします。
格好いいセンテンスで良い気持ちの読後でした。ありがとうございました。