転生リーガル女子高生!星月の裁きで調和を導く

Çava

プロローグ:久しぶりのヤツとの再会

おにーさん久しぶりー!

私、星宮ほしみや真織まおり!裁判官を目指して法律ばっか勉強してた、ふつーの(!)高校一年生だったのに、気づいたらキラッキラのこの異世界レギス・オルビスに飛ばされてた!

しかもー、その異世界の女神様レギナちゃん(ちょー美人!)に、「法の織り手ユリス・ファブリカ」って呼ばれてー、「この世界の法則を直してください」って言われたんだけどー、え?まず何すれば??って感じ…。


とりまここまで、女子校に男子が入学したい!とかのをいろいろ解決しながら、私も成長した!いー裁判官になるには、バシッと裁いちゃうぞ!ばっかじゃダメだってわかったんだー。だから、今では、あーしが星の力で調和しちゃうぞー?みたいな感じ!

それでそれでー、もうすぐ私の運命の女の子に会えるはず!月の光を見てると「ミラ」って名前が浮かんで、胸がキュンってしてきて、なんかこれって恋!?

で!今日も、女神様にもらった青と銀のローブサファイラ・ヴェスティを、ちょーかわいくひるがえして、あーしが解決しちゃう!でしょ?



でさ、聞いて聞いて!

私を雇った店主てんちょーったら、最初、私のこと、用心棒よーじんぼー?ってダッッッサい呼び方してきて、なにそれ!ぜーんぜん、かわいくないしー。

だから、「キラキラ☆裁きガール」って呼ばせることにして、「今度、あーしのこと、よーじんぼーって呼んだらー、お店ごと飛ばしちゃうよ?」ってー、こわーい顔して言ったげたら、てんちょー倒れちゃった……。うそうそ、そんなひどいこと、マオリはしないよ?


……たぶんね!



んじゃ、今日は、酒場に来てからだいぶたった後の日の話をするね。

おなかペコペコで、いつもよりちょっと遅く、酒場へ行ったんだ。

そしたら、もーさっそく、酒場の外までケンカしてる人たちの声!なんなのもー、あーしの至福のごはんタイム台無しじゃんー!って、ついムカッとして、酒場のドアを蹴り飛ばして開けたげた!清楚で華奢で可憐な私でも、蹴るときゃちゃんと蹴るんだー。勢いよすぎてドア壊れちゃったけど、ま、こまかいことは気にしなーい。


で、そのおっきい音で、酒場にいた人みんなが、私の方を見てくるじゃん?

私はカッコよく、青と銀のローブサファイラ・ヴェスティをひるがえすじゃん?

でね、ケンカしてた人の一人が、こっち見て、ギョッとした顔したわけ!

私も、ん?ってなって、よーく思い出したら、そのおじさん、ちょっと前にもこの酒場で暴れて前作のプロローグのお話、私の「追放バニティオ」で星のかなたに飛ばされてった、かわいそーな剣士スィフェルじゃん!


それで、私はその剣士の方にズカズカ近づいて、「やーん、おにーさん久しぶりー!また飛ばされに来たわけー?」って言ってやったんだ。

もーその剣士、その時点でガッタガタ震えちゃってるー。だから、「おーい、震えてガタガタしててもかわいくないぞー?」っていいながら、おなかポンポンしたげた!

でもさー、もー一人のおじさん拳士プグニスは私の知らない人で、「なんだあ小娘プエラ、すっこんでろ!」って突っかかってきたんだよ?


ボロボロのマントのくせに、えっらそーにして、もう許せなーい!さすがにやさしー私も、カッッッッチーン!ってなって、はいもうこの拳士は「追放」決定でーす!って、マオリ、女神様に誓っちゃいましたー、おめでとー!


そしたら、剣士のおじさんが、まだガタガタ震えながらだったけど、「やめろ!コイツはヤバい!」って拳士を止めにかかったのね。

で、「あら、おにーさん、あーしのこと、コイツ、って呼んだ?そんなにまた飛びたいー!?」って、剣士に言ったげた。

「教えたげる、あーしは、キラキラ☆裁きガール!覚えた?」


それを聞いて、一人の酔っ払いが、笑いながら「用心棒、だろ?」ってヤジ飛ばしてきた。

うん、お前も「追放」決定!ちゃんと覚えたぞー?


てか、私もほんっと、おなかペッコペコだし、もう終わらせちゃお!

ってことで、右手を上げてー、ちょーかわいらしく「星の裁決スターリー・ディクリー!」って宣言した!

解析アナリシス」とか「調和ハルモニア」とか使ってたら、もっとおなか空いちゃうし、とっとと「裁定センテンティア」に進めちゃいまーす。


左手も上げてー、さっきよりもーっとかわいらしく「星の断罪スターリー・ユディキウム!」を宣言!

「んじゃ、おじさんたち二人と、さっきあーしを用心棒って呼んだヤツは、ごはんとお酒、あと壊した物とドアのお金、それにみんなへの迷惑代を払って、消えて!」って、光の速さで告知デクラしちゃう私、カッコよくない?

で、おじさんたち計三人は、「「「え?」」」って声と、持ってたお金を残して、「裁定センテンティア」どおり消えちゃった。すごーい私!あっという間にケンカを解決しちゃった!お金もとって、あと、どさくさに紛れてドアを直すお金もちゃんと奪ったったし、私ったらマジ優秀!てか神?


でも実際、「断罪」使うとすげーつかれるし、てかもー眠い。店主てんちょーのお料理は、お部屋で食べよーっと!

なんで、さっそうとローブをひるがえして、お部屋に帰る私!なのでしたー。



ま、今日きょーんとこは、こんな感じ?

ここまで旅してきた時のことは、また今度、話しちゃうねー。


――――――――


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

このお話しは、前作「星と月の裁きの糸~異世界で、星の糸を織り月の弓と絆を紡いで正義と愛を探す私は、裁判官を目指してる~」を改題した、続きになります。

これまでのお話しをお読みいただける方はこちら【→https://kakuyomu.jp/works/16818792439544148495/episodes/16818792439549046287】からお楽しみください。

あらすじや設定は、この後の「マオリノート!」にも書いております。


それでは、引き続きお読みいただけるとうれしいです!

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